仕事の理不尽なもやもやエピソード12選!ストレス解消法や気持ちの切り替え方も紹介

仕事の理不尽なもやもやエピソード12選!ストレス解消法や気持ちの切り替え方も紹介
  • 仕事で理不尽なことがあってずっともやもやしている

  • 仕事でイライラする出来事があると、つい態度に出てしまう

仕事で理不尽なことがあり、もやもやしてしまった経験は誰もがあるのではないでしょうか。

「残業が増える一方で評価されない」「自分の手柄が奪われてしまった」など、理由は人によってさまざまですが、多くの人が悩む問題です。

本記事では、仕事上で多くの人が感じる理不尽なエピソードを紹介しながら、理不尽に負けない思考法やもやもやを解消する対処法などを解説していきます。

このまま耐えるべきか、それとも転職をするべきかと悩んでいる方は、ぜひ悩みの解決策を見つける参考としてご覧ください。

仕事における理不尽なもやもやエピソード12選

仕事において理不尽な出来事は多くの人が経験するものです。

本記事では、よくある理不尽なエピソードを12選にまとめ、考えられる原因と対処法について解説します。

  • 自分だけ仕事量が多く残業時間が長い
  • 上司から雑用ばかり押し付けられる
  • 同僚や後輩のほうが上司から気に入られている
  • 給料が仕事量や貢献度に見合わない
  • 上司の指示が曖昧で、何度もやり直しさせられる
  • 上司にミスを押し付けられる・手柄を横取りされる
  • 同僚に手柄を横取りされる
  • 上司からセクハラ・パワハラを受けている
  • 同僚からのいじめや嫌がらせを受けている
  • 会社に理解できない暗黙のルールがある
  • 業務の改善提案が拒否される
  • 顧客から無理な要求やクレームを入れられる

ぞんざいな扱いを受けたり、正当に評価されなかったり…作者もそういったもやもやする理不尽な仕打ちを受けた経験があります。

今回はそういった仕事における理不尽エピソードをご紹介するとともに、理不尽に負けない思考法やもやもやの解消法をご紹介します。

記事を通して少しでももやもやが解消されたり、状況の解決に繋がれば幸いです。

自分だけ仕事量が多く残業時間が長い

  • 上司が自分にばかり仕事を押し付けてくる…そのせいで残業も増えていてしんどい…

  • 気づいたら部署内で残ってるのはだいたい自分だけ…

上司にマネジメント力がない場合、部下はおろか自分の仕事量もコントロールできていないことが多いです。

そのため、定時内に片付かない業務量を振りつつも残業を許さなかったり、業務効率化を「個人の努力問題」として丸投げするなど、自分の力不足を部下に負担させて、回す傾向にあります。

そのため責任感が強く、人からの頼みを断りにくい性格の人ほど、こういった理不尽な目に遭いやすい傾向にあります。

こういった理不尽が続くと、疲労により仕事のパフォーマンスが落ちたり、最悪の場合、健康面に影響が出てしまいます。

  • 上司のマネジメント力の問題で部下がたくさんの仕事を抱え、残業せざるを得ないのは理不尽極まりありません

上司から雑用ばかり押し付けられる

  • 上司から業務に直接関係のない雑務ばかり押し付けられる…

上司が部下のことを自分の小間使いと勘違いしている場合、雑用も仕事との一環と思い込んで、押し付けてきます。

例えば会議の資料準備やコピー取り、お茶汲み、上司個人の問題の対応など、本来の業務とは関係のない雑務は、スキルアップや評価につながらないない上、業務の妨げにもなります。

特に年功序列が重視される古い組織文化が根強く残る職場では、若手や女性、新人などの特定の人に雑務が集中しやすい傾向が強いです。なかでも頼まれたら断れない性格の人は、体よく利用されて雑用を押し付けられてしまいがちな理不尽さがあります。

雑務が定期的に発生したり、押し付けられる量が増えていくほど、仕事にやりがいが見いだせなくなったりモチベーションが下がってしまう悪循環にもなります。

  • その人自身は何も悪くないのに、やりがいやモチベーションまで削がれてしまうのは本当に理不尽です…。

 

同僚や後輩のほうが上司から気に入られている

  • 実力差はないのに大事な業務が同僚ばかりに振られる

  • 上司が後輩を優遇しすぎて仕事にならない

このように上司が特定の同僚や後輩を優遇していると、気持ちがもやもやするだけでは済まない場合が多いのが理不尽な点です。

例えば仕事の分配や評価、トラブル時など上司の公平を期した対応が求められる場面で、一方が優遇され一方が泥をかぶるなど、実害が生じることも少なくありません。

どんなに実力を持っていても、心証ひとつで大きな仕事を任せてもらえなかったり、適切に評価されないといった理不尽も生じるので看過できない問題だといえます。

  • 上司も人間なので多少差を感じることはあっても許容範囲というものがありますよね。

給料が仕事量や貢献度に見合わない

  • 頑張って成果を出したのに給料に反映されない

  • 給料に対して求められる仕事量がおかしい

このように仕事量や貢献度に対して給与が見合っていないと思ったことが一度はあるのではないでしょうか。

会社を退職する原因として上位に給与が挙がるように、多くの人が直面している問題です。

こういった問題は管理職が機能していないブラック企業や社風が古く年功序列が絶対的に重視される企業、性別による昇給や昇進の差別が存在する職場を中心に起こりやすい傾向にあります。

頑張っても給与に反映されなかったり、正当な評価が得られない状態が続くと、自分の貢献が見過ごされていたり認めてもらえていない虚しさから、モチベーション低下にもつながります。

  • 頑張っても給与に反映されなかったり、給与に見合わない労力をかけたくないということから、本業に期待せず副業を始めたり静かな退職をする人も少なくありません。

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上司の意見が二転三転する

  • 不明点があったら都度聞くよう言われたから質問したら自分で考えろと怒られた

このように言っていることがコロコロ変わる上司は、過去の指示を覚えていなかったり、二転三転している自覚がありません。

意見や指示に一貫性がない上、曖昧(あいまい)なケースも多いため、業務フローが定まっていなかったり、上司への報連相の際に方向性がガラッと変わり何度もやり直しになります。

こうした理不尽なやり直しが繰り返されると、仕事の達成感を得にくくなり、モチベーションの低下にもつながります。

  • ひどい場合、上司が怒り出すことから顔色を窺うようになったり、精神的に参ってしまうなんてこともあるようです。

上司にミスを押し付けられる・手柄を横取りされる

  • 上司の共有漏れなのに、僕が予定を忘れていたことにされた…

  • 上司に依頼されて企画書を作ったら、上司が作ったことになってた…

承認欲求が強い上司だったり、社員のミスを一切認めない社風の場合、上司が保身のために自身のミスを部下に押し付けたり、成功したプロジェクトを自分の手柄にしようとします。

たとえば、チームで進めた企画が成功した際、上司が「自分の指導が良かったから」「すべて自分が主導して動いたから」などと上層部に報告し、部下の努力を認めようとしないケースがあります。逆に計画が上手くいかなかったときは、「部下が指示を無視したから」「自分に確認をとらず独断で動いたから」などと報告し、責任を取ろうとしないケースもあるでしょう。

また、ミスを指摘すると、上司が開き直ったり高圧的な態度をとったりして、さらにストレスを感じる事態になる場合もあります。

  • 信用できない上司の下だと、自分を守るために何かと証拠を残したり根回ししないといけなくなり、安心して仕事ができないので理不尽ですよね

同僚に手柄を横取りされる

  • 同僚と共同で作った企画書が同僚だけの手柄になってた…

  • クライアントの関係性を築いてきたのは自分なのに、同僚に契約を取られた

このように努力の成果を横取りされると、自分の成果にならなかったことは勿論、裏切られたことに、大きなショックを受けるものです。

手柄を横取りする人の心理は、自分のことしか考えていなかったり、思い込みが激しく都合の良いように解釈する傾向にあります。

こういった理不尽な裏切りに遭うと、疑心暗鬼に陥って安心して仕事ができなくなったり、手柄を横取りされたショックで仕事へのモチベーションが下がったり、手につかなくなってしまうこともあります。

  • 自分の成果を奪われること自体も理不尽ですが、自分を守るため警戒しながら仕事をしなくてはいけなくなり迷惑ですよね。

上司からセクハラ・パワハラを受けている

  • 上司に恋人のことやプライベートについてしつこく聞かれる…

  • 他の人はみんなやってるのにお前は文句を言うのか、と無理な量の仕事を強要された

セクハラ・パワハラ上司は部下の私生活に踏み込んで答えたくないことを引き出そうとしたり、上司という立場を使ってできないことを強制してきます。

こういった上司にはコンプライアンス意識がなく、自分は許される存在だと勘違いしていたり、人との距離感がわからない人が多いです。

そのため部下が嫌がっても気づかなかったり、「大げさだ」「被害妄想だ」「指導の一環だ」とあくまで自分には非がない考え方です。

ハラスメントが横行している職場では、もやもややイライラが常態化するだけでなく、仕事に集中できなくなったり、心身を病んでしまったりするケースも少なくありません。

  • 何故こんな人が上司になれたのか、なんでハラスメントがまかり通るのか…と考えていくと、会社自体が問題を抱えていることが大半なので本当に厄介ですよね…。

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同僚からのいじめや嫌がらせを受けている

  • 上司に媚びてると根も葉もない噂を流された…

  • あいさつをしても無視されたり、ランチで仲間外れにされる…

いじめは、同僚の妬みやいらだちにより「鼻につく」と思った人が標的となり、理不尽な理由で発展します。

いじめに遭うと職場で孤立感を感じるだけでなく、仕事を進める上での協力が得られないなどの実害も伴うため、仕事のやりがいや自信を失う原因にもなり、精神的なダメージも計り知れません。

いじめや嫌がらせを行う人は、自分の行動がどういった結果や影響を生み出すかまで考えず行動しているケースが多いです。

本人の中では個人に対する嫌がらせのつもりでも、いじめを受けた人の業務に支障が出たり、さらに退職することになれば本来かからなかったリソースやコストを要すること、またいじめにかけている時間を考えると、大小はおいておいても会社にとってマイナスになっていることは明確です。

稼ぐために会社で働いていて、会社の利益が上がらなければ社員に還元されないことを踏まえると、いじめがいかに不毛な行為であるかは分かるはずなのです。

  • いじめによってうつ病になった…なんて理不尽なケースもあります。相談先は社内だけでなく社外にもあるので、頼れるものは頼りつつ、無理しないのが一番です。

会社に理解できない暗黙のルールがある

  • 上司が帰るまで帰れない雰囲気があり、いつも残業になる…

  • 飲み会を断ろうとしたら、かまわないけど人事評価の印象が悪くなると脅された…

このほかにも「就業時間の一時間前には出社」「上司に申請理由を認められない限り有給取得ができない」「女性がお茶出しをさせられる」など暗黙のルールは多数存在し、どれも理不尽な内容が多く、仕事を進める上で大きなストレスの原因となります。

そもそも会社のルールは、様々な価値観を持った人が一堂に会するため、組織をまとめるために設けられているものですが、「暗黙のルール」はまた別です。

書面にはできないような内容だからこそ、上司の圧力や組織的な同調圧力により、「暗黙のルール」が生まれるのです。

このような暗黙のルールは、各々が察して守ることを暗に強制されるので、直接的に言われるのとは異なり、洗脳のような気持ち悪さがありもやもやが募ります。

  • 我慢していると、プライベートの時間が確保しづらくなったり、自分の意思が尊重されない理不尽さから仕事のモチベーションも失いかねないので理不尽ですよね

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業務の改善提案が拒否される

  • 効率の悪い業務に関して、改善策を提案しようとしたけど、聞き入れてもらえなかった…

入念に準備した業務改善提案を聞き入れてもらえなかったり、正当な理由もなく拒否されると、提案までにかかった準備期間や努力が踏みにじられたような理不尽さもあり、もやもやしてしまうものです。

こういった問題は、上司のタイムマネジメント意識が低かったり、組織自体の価値観が古く、新しいものを取り入れることに消極的な場合に起こります。

特にDX化などの業務改善においては、ある程度リテラシーがないと内容を理解できなかったり、導入に要するコストにとらわれ、導入することで削減できるコストに目がいかず、聞き入れてもらえません。

そのため「これまでのやり方で問題ない」と検討もせず感情的に反発されたり、「上手くいかなかったらすべての責任をとれるのか」と責任を丸投げされてしまったりして、諦めざるを得なくなるのです。

  • こういった上司や組織にいると、かけなくていい時間をかけなくてはならなかったり、価値観のアップデートやスキルアップのチャンスも奪われるので、理不尽ですよね…

顧客から無理な要求やクレームを入れられる

  • 取引先からいつも無理難題を要求される…

  • 〇〇店ではもっと安かったから値引きしろと言って引き下がらない

こういったクレーマーは自分が顧客である優位性を盾に、その会社の規定や条件、システム上どうしようもないことを無視し、感情的に無理な要求を通そうとします。

また、会社側がこういったクレーマーへの対策を立てず、黙認しているような理不尽なケースも少なくありません。

クレーマーへの対応が長引いたり、過剰な補償や謝罪要求に応えていると、本来割くべき業務への時間が奪われ回らなくなったり、理不尽なストレスで心身ともに疲弊してしまいます。

  • クレーマーに耐えて、心身をすり減らし続けるのはあまりに理不尽です。まずは上司や専門部署に相談し、ダメなら異動や転職を検討するなど自分を守ることを優先しましょう

仕事の理不尽でもやもやしたときの解消方法

働いている以上、どうしても理不尽やもやもやを避けられないのも事実です。

とはいえ、もやもやした気持ちを抱えたままだと、精神衛生上も良くありません。

ここでは理不尽な目に遭った時、もやもやした気持ちを解消する方法5つをご紹介していきます。

  • 深呼吸し一息つく
  • リラックスして気持ちを切り替える
  • プライベートを充実させる
  • 家族や友人に相談する
  • 状況を客観的に分析して対処法を模索する

深呼吸し一息つく

理不尽な目に遭った後は、怒りや悲しみ、無力感など様々な気持ちが押し寄せ、頭がそのことでいっぱいになってしまいやすいです。

こういった不安定な状態の時は、判断力が鈍ったり、いつもはしないミスをしてしまったり、次の仕事に影響が出てしまうなど、悪循環に陥ってしまいやすいものです。

そういう時は、無理をせず、いったん持ち場から離れて一息つく時間を作るのも重要です。

外の空気を吸いに行ったり、コーヒーを入れたり、トイレ休憩に行くなど少しでも良いので、一時的に仕事と距離を置いて一息ついてみましょう。

時間を置くことで、もやもやも少し和らぎ、気持ちを整理することができます。

鼻から吸って口から吐くように深呼吸をすると、リラックス効果もありおすすめですよ。

リラックスして気持ちを切り替える

理不尽な目に遭いもやもやした時は、自分の好きなことをして気持ちをリフレッシュする

深呼吸やストレッチ、散歩、信頼できる相手との会話といったリラックス法は、感情をコントロールするのに役立ちます。他にも、好きな音楽を聴いたり、アロマの香りをかいだり、睡眠をしっかりとったりするのも効果的です。

怒りや不満といったネガティブな感情に振り回されると、冷静な判断ができなくなります。

自分に合ったリラックス法を見つけて実践することで、一旦仕事に対するネガティブな気持ちを切り替え、前向きな行動をとれるように心がけましょう。

仕事中の場合は、一度席を外して一人になれる場所でリフレッシュしてから職場に戻るのが手です。

プライベートを充実させる

仕事のストレスは、プライベートを充実させることでも軽減できます。

頭の中が仕事の悩みでいっぱいになって精神的に逃げ道がない状況が続くと、どんどん心が追い詰められてしまう可能性が高くなります。

仕事以外の時間にも目を向けて、仕事に対するネガティブな気持ちを定期的にリセットすることが大事です。

プライベートで趣味やリラクゼーションを満喫したり、家族・友人との時間に没頭したりして、自分が楽しめる時間を積極的につくって気分転換を図ってみましょう。

また、プライベートで交友関係が広がると、新たな気づきを得られる場合もあります。

仕事に対する考え方が変わるきっかけになる場合もあるので、仕事に悩んでいるときほど、プライベートの時間を大切にしていきましょう。

家族や友人に相談する

家族や友人に相談することで、仕事の理不尽さによるイライラ・もやもやを軽減できる場合もあります。

信頼できる人に話を聞いてもらうと、自分だけで抱え込んでいたストレスが和らぎます。また、異なる視点からアドバイスをもらえれば、新たな解決策が見つかるかもしれません。

誰にも相談せずに悩みを抱え続けると、心身に悪影響を及ぼす可能性があります。積極的に周囲に助けを求め、前向きに問題に向き合えるようにしましょう。

専門家に相談する

身近な人に仕事の悩みを相談できない際は、医療機関や相談所などの専門家に相談することも選択肢に入れてみてください。

自力での対処が難しいストレスを一人で抱え続けてしまうと、最終的に仕事ができなくなってしまったり、心身に深刻な影響が出てしまったりするリスクがあります。

相談先に心当たりがない場合、まずは職場の産業医に相談してみるのがおすすめです。

仕事の悩みに対してアドバイスをもらえるだけでなく、状況によっては業務調整の意見書を作成したり、医療機関への紹介をしてくれたりすることもあります。

また、基本的にどの自治体も相談窓口を設けているので、自治体ホームページを確認して「労働に関する相談窓口」を頼ってみるのも手です。

「特に心身に異変が出ている場合は、一人で悩まずに迷わず専門家に相談しましょう。」

会社内の状況を客観的に分析する

仕事でのもやもやを解消するためには、「自分が何に対してもやもやしているのか」を客観的に分析することも大切です。

自分だけでなく関係者の立場にも立ちながら、もやもやを感じた当時の状況を客観的に振り返ってみると、当時は見えなかった問題点や改善点が明確になりやすいです。

状況を整理しながら、もやもやした際の状況や原因を紙に具体的に書き出してみましょう。

さらに、家族や友人といった第三者に状況を説明して意見を聞いてみることも、問題点を客観視する上では重要です。

また、相手に改善してもらいたい点がある場合は、問題点がわかりやすくなるようにデータや証拠などを集めておくと、相手を説得しやすくなります。

仕事でもやもやしても理不尽に負けない思考法

前項では仕事で理不尽な目に遭い、もやもやした時の「解消法」をご紹介しましたが、そもそももやもやしなくなる状況が理想的だと思います。

ここからはもやもやや理不尽に負けない「思考法」を3つご紹介していきたいと思います。

  • 毅然とした態度が一番の特効薬である
  • 時には受け流すことも重要と割り切る
  • 発想の転換でポジティブに捉える

 

毅然とした態度が一番の特効薬である

理不尽な出来事に直面すると、ショックのあまり怒りや悲しみ、もやもやした感情がこみ上げてしまいます。

しかし、理不尽がまかり通る職場では、揺らいでいる感情につけ込まれたり、状況が悪化する恐れがあるため、自分を守るうえでも相手と対峙するうえでも「毅然とした態度を取ること」が重要です。

例えば、上司から不当な叱責を受けた場合には、事実ベースで冷静に返答する、同僚から理不尽な仕事を押し付けられそうになった場合は、自分の業務量を明確にし対応できる範囲を伝えるなど、不当に対して論理的に対応すると相手をコントロールしやすくなります。

また、理不尽な目に遭いやすい人は心優しい人が多いように思います。そのため、自分が悪くなくても謝ったり、低姿勢になり丸く収めようするのですが、かえって「この人には何をしても大丈夫だ」とエスカレートする恐れがあります。「自分に非がない場合は謝らない」「相手の意見に迎合しすぎず必要な反論は行う」といった譲れない一線を作ることも重要です。

  • 毅然とした態度を取ることで、 相手に振り回されることなく、結果的に自分の心を守ることにも繋がります。

時には受け流すことも重要と割り切る

ただし全ての「理不尽」に真剣に向き合う必要はありません。時には受け流すことが最善の対応になる場合もあります。

例えば上司の八つ当たりであれば淡々と対応し話半分で受け流す、理不尽なクレームであれば、必要最低限の対応に留めて深入りしない、同僚の陰口であれば、相手にせず距離を取るといった具合です。

このようにさほど重要でない問題であれば相手にしないのも手です。

とは言え、もちろんどんな場合でも言い返さずに問題を放置すれば良いというわけではありません。

何も反応を示さないと相手がエスカレートすることもあるので、自分にとって本当に不利益が生じるケースでは、冷静に問題点を述べて反論したり、改善案を提案したりしましょう。

「感情的にならずに一度受け流してから対処法を考える」といった柔軟な思考法を持つと、理不尽な状況でも冷静に行動し、的確な対処法をとることもできます。

  • 他人を変えるのは容易ではないので、ひとつひとつの理不尽と向き合うとしんどくなるばかりです。取るに足らないことであれば「相手にしない」と割り切り方ができると、気持ちもだいぶ軽くなりますよ

成長の機会だとポジティブに考える

理不尽な出来事が起こった時、 「この状況から何を学べるだろうか?」 と見方を変えてみるのも手です。

理不尽な経験から得られるのは、忍耐力やロジカル力、問題解決能力など、どのような環境に置かれても生き抜くうえで役立つ、長く仕事を続ける上で欠かせないものばかりです。

仕事は様々な価値観を持つ人が集まり進めていくことが大半のため、どの職業どの職場においても少なからず納得いかないことや理不尽なことは存在します。

そのため、理不尽はないに越したことはありませんが、成長の糧という視点が持てると、前向きに乗り越えやすくなるとともに自己成長にも繋がります。

  • さらに「こうならないようにしよう」と反面教師にすることで、あなた自身は理不尽な相手とは違った良い選択ができるようになります。

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仕事で理不尽な扱いをされやすい人の特徴も知っておこう

「頼み事を断れない人」や「優しくて怒らなそうな人」は、理不尽な目に遭いやすい傾向があります。「この人には無理を言っても大丈夫」だとつけこむためです。

そのまま我慢し続けると理不尽な目に遭いやすくなるので、角が立たない断り方やかわし方を持っておくと、当たり障りなく自分を守ることができます。

また、

また、それでも理不尽が続く場合は、ログとして残したり、周りに認知させることも重要です。

上司をはじめ周りの目に届くところやメールやチャットなどのログが残るところでやり取りをするようにしたり、周囲に相談をしたり根回しをしておくことで、客観的なアドバイスをもらえるとともにいざという時に証拠や証言にもなります。

仕事上の理不尽なことでもやもやした時は気持ちを切り替えて状況整理から始めよう!

仕事上で理不尽なもやもやを感じたときは、まずは一旦気持ちを切り替えてから何が原因なのかを理解するために状況を整理することが大切です。

問題点を特定できれば、適切な改善策も見つけやすくなります。

また、日ごろから仕事だけに気持ちが依存しないように、こまめにストレスを解消したり、プライベートを充実させたりすることも重要です。

さらに、仕事への考え方をより柔軟にして、必要であれば転職を検討するのも一つの選択肢と言えます。

こうした行動を通じて、もやもやの解消だけでなく、より良い職場環境や働き方を見つけることができるでしょう。

著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。