翻訳の年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

翻訳の年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

翻訳家(翻訳者)とは、テキストや映像の音声などを異なる言語に訳す専門家を指します。
高い専門スキルが求められる翻訳家としてたくさん稼ぐためには、いくつかのコツを押さえておくことが重要です。

この記事では、翻訳家の平均年収を年齢別、男女別、地域別で解説し、年収アップを目指すうえで取り組むべき方法を紹介します。

  • 翻訳家を目指す方、翻訳家として今よりも収入を増やしたい方にとって役立つ情報が満載です!

翻訳家の平均年収は571万円

翻訳家の平均年収は、約571万円です。
※「令和5年賃金構造基本統計調査」に記載されている月給40.2万円、年間賞与88.8万円をもとに算出

55~59歳で年収のピークを迎え、この年齢層の平均年収は806.27万円に達します。
大学卒業後の22歳から定年の60歳まで同一の企業で38年間勤務した場合の生涯年収は、約2億1,698万円です。

なお、他業種を含めた日本全体の平均年収は458万円となっており、厚生労働省のデータだけで見ると、翻訳家の平均年収は非常に高いと言えます。
しかし、一部の優秀な人が平均値を引き上げているだけで、実際のところ翻訳の仕事1本では食えない人もたくさんいます。

そのため、他の仕事をしながら副業として翻訳の仕事をする人が多いです。

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「翻訳者」(参照 2024-6-2)

翻訳家の収入内訳

翻訳家の収入内訳についてご紹介します。
なお、翻訳家として活躍する人の約8割はフリーランスであると言われるほど、正社員の求人は少ないです。

ここでは、正社員が翻訳業を行う場合の収入内訳を解説していきますが、必ずしも同様の内訳になるとはかぎらない点に注意してください。

正社員の翻訳家は、基本的に「基本給+年間賞与+諸手当」で構成されています。
翻訳の仕事で支給されやすい手当は以下の通りです。

  • 通勤手当
  • 住宅手当
  • 家族手当
  • 在宅手当(リモートワーク手当)

翻訳の仕事は、クライアントから渡されたテキストデータをもとに一人で黙々と翻訳していく業務がほとんどなので、パソコンとWi-Fi環境が整った場所さえあれば、どこでも働けるのが特徴です。
在宅ワークの求人も豊富で、在宅手当(リモートワーク手当)を支給する企業も珍しくありません。

さらに、管理職に昇進すれば、役職手当も支給する企業も多いです。
翻訳業の管理職の仕事内容は、主にクライアントと案件に関する打合せ、案件の進捗管理、翻訳者の人材育成など多岐にわたります。

翻訳の品質管理を任されるため大きな責任を伴いますが、その分が給料として還元されるメリットがあります。

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「翻訳者」(参照 2024-6-2)

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【年齢別】翻訳家の平均年収

翻訳家の平均年収を年齢別でまとめた表が以下の通りです。

年齢

平均年収

20~24歳

395.49万円

25~29歳

412.85万円

30~34歳

467.65万円

35~39歳

625.7万円

40~44歳

597.3万円

45~49歳

667.36万円

50~54歳

713.98万円

55~59歳

806.27万円

 

参照元:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「翻訳者」(参照 2024-5-31)

翻訳家の年収のピークに達する年代は55~59歳であることから、多少収入額の変動はあるものの、勤続年数が長ければ長いほど収入も増えていく傾向にあります。
年収の上がり方を踏まえると、翻訳家はスキル向上と経験の積み重ねが収入アップのポイントと言えます。

後ほど詳しく解説しますが、翻訳スキルを上げるためには専門分野を絞って知識を深めていくことが重要です。
「ただ言語を訳す」のではなく、分野に関する高度な専門知識を習得したうえで正確に表現できれば、稼げる翻訳家になれる可能性が高まります。

【性別】翻訳家の平均年収

翻訳家の男女別の平均年収は以下の通りです。
なお、平均年収は「(きまって支給する現金給与額×12カ月)+年間賞与その他特別給与額」で算出しています。

性別

平均年収(千円)

きまって支給する現金給与額(千円)

年間賞与その他特別給与額(千円)

男女計

5,717.0

402.4

888.2

6,630.4

456.6

1,151.2

4,702.2

342.2

595.8

 

参照元:e-State政府統計の総合窓口「職種(小分類)性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2024-5-31)

翻訳家の平均年収を性別で比較すると、男性と女性で200万円近くの収入差が発生しています。
ここまで収入差が開いている理由として、女性は子育てや家族の都合などで、男性と比べて翻訳業に割ける時間が少ない傾向にある点が挙げられます。

しかし、翻訳家の女性の平均年収は約470万円であり、日本全体の平均年収458万円と比較すると高いです。
翻訳家は、高い翻訳スキルを持ち、クライアントにハイクオリティの納品物を提供し続けられる人材が評価されるため、実力次第で性別を問わず高収入を目指せる職業と言えます。

【地域別】翻訳家の平均年収

翻訳家の平均年収を東京都と政令指定都市のある道府県で比べてみると、以下の通りです。

都道府県

平均年収

北海道

652.3万円

宮城県

705.6万円

東京都

528.6万円

埼玉県

795.6万円

千葉県

228.1万円

神奈川県

527.2万円

新潟県

768.4万円

静岡県

833.2万円

愛知県

769.9万円

京都府

572.1万円

大阪府

780.3万円

兵庫県

635.1万円

岡山県

509.8万円

広島県

1245.2万円

福岡県

702万円

熊本県

554.7万円

参照元:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「翻訳者」(参照 2024-5-31)

翻訳家の平均年収を地域別で比較してみると、地域によってかなりの収入差があることがわかります。
先述した通り、翻訳家はパソコンとWi-Fi環境さえあればどこでも働ける職業なので、高収入の翻訳家が住む都道府県はおのずと平均年収が高いです。

また、翻訳家の平均年収が最も高い広島県は、東京都および政令指定都市のある道府県のなかで唯一1,000万円を超えています。
これは、広島県は「国際文化都市」と呼ばれるほど国際交流に積極的で、なおかつ県内に世界遺産が2箇所あることから、外国人も多く訪れるため、翻訳家の需要が高くなりやすい点が理由として考えられます。

翻訳家の平均年収が低いと言われる理由

翻訳家の平均年収は約571万円で、決して低い数字ではありません。
それでも翻訳の平均年収が低いと言われる理由として、いくつかの要因が挙げられます。

  • AI(人工知能)の翻訳のレベルが上昇しているため
  • 一部の優秀な翻訳家に依頼が集中するあまり、他の翻訳家に仕事が来ないため
  • 業務時間と報酬が見合っていないため

近年は、AI(人工知能)の翻訳技術が急速に進化しています。
多数のAI翻訳ツールが登場しており、Google翻訳やDeepL翻訳といった日常生活に使いやすいものから、ビジネスでも活用できる高精度のものまでさまざまです。
AI翻訳の利用が当たり前になると同時に、翻訳家の需要が低くなりつつあるため、分野によっては低単価に見積もられる傾向にあります。

また、一部の優秀な翻訳家に仕事が集中している点も平均年収が低い理由の一つです。
いくらAI技術が進化したからといっても、特定の分野に関する専門知識を正しく反映している文章やオリジナリティあふれる文章など、まだまだAIでは正確な翻訳が難しい文章も多く、翻訳家の力が必要です。

しかし、これらのスキルを習得できている翻訳家はごく一部と言われています。
AIでは対応できない仕事は、高単価案件として優秀な翻訳家に流れていき、低単価案件を他の翻訳家同士で奪い合っている状況が起きています。
そのため、一部の優秀な人以外の翻訳家は、決して稼げているとは言い難いのが実情です。

さらに、翻訳家は言語を訳す業務以外にも、正確に翻訳するために時間をかけて調査したり、文章が整っているかどうか校正校閲を行ったりする業務も発生します。
どの業務もかなりの時間を費やすため、「時給で換算すると最低賃金以下だった……」というパターンも珍しくありません。

翻訳の分野別単価ランキング

翻訳家は、単価の高い分野の翻訳を積極的に行うことで、年収アップを目指せます。
ここでは、日本翻訳連盟が公開している英日・日英翻訳の翻訳料金の目安をもとに、単価が高い分野をランキング形式でご紹介していきます。

翻訳料金について
英日は原文の英単語1ワードあたり、日英は和文原稿の1文字あたりの価格

英語を和訳した時の分野別単価ランキング

英語から日本語に訳す際に、高単価になりやすい分野をランキング形式でご紹介します。

順位

文書の分野 単価
1位 医学・医療・薬学 35円
2位 金融 30円
2位 経営管理・財務・契約書 30円
4位 コンピューターマニュアル 28円
4位 一般科学・工業技術 28円
6位 特許明細書 26円
参照元:翻訳料金(クライアント企業の翻訳発注価格)の目安(参照 2024-5-31)

「医学・医療・薬学」が最も単価が高く、次に「金融」「経営管理・財務・契約書」と続きます。どの分野も、分野に関する高度な専門知識が求められるため、必然的に単価が高くなっていることが考えられます。
 

日本語を英訳した時の分野別単価ランキング

日本語から英語に訳す時に、高単価になりやすい分野をランキング別でまとめてみました。

順位 文書の分野 単価
1位 医学・医療・薬学 30円
1位 特許明細書 30円
3位 金融 25円
3位 経営管理・財務・契約書 25円
5位 一般科学・工業技術 21円
6位 コンピューターマニュアル 20円
参照元:翻訳料金(クライアント企業の翻訳発注価格)の目安(参照 2024-5-31)

1番単価が高い分野は「医学・医療・薬学」「特許明細書」の2つです。
特許明細書の場合、英日翻訳の単価は分野のなかで6位だったのにもかかわらず、日英翻訳では最も高単価となっています。

英日より日英のほうが翻訳の単価が高い理由として、海外で特許権を取得する時に出願書類を対象国の言語に翻訳して提出する必要があることから、英日翻訳より需要が高い傾向にある点が考えられます。
 

翻訳家で稼げる人・稼げない人

翻訳の仕事で求められるスキルは以下の通りです。

  • 語学力
  • 文章力
  • リサーチ能力
  • タイムマネジメント力
  • コミュニケーション能力

上記のスキルをもとに、翻訳家として稼げる人・稼げない人の特徴をご紹介します。

翻訳で稼げる人

翻訳で稼げない人

文章を書くのが好きな人

時間にルーズな人

調べ物が好きな人

やり取りをマメに行えない人

勉強熱心な人

レギュレーションを守れない人

翻訳の仕事は、ただ言語を訳せばいいわけではなく、原文の意図を読者に伝わるように文章を整えなければいけません。

小説やエッセイなどの出版翻訳を行う場合、読者を惹きつけるワードセンスも必要なので、文章を書くのが好きな人は翻訳家として活躍できます。
また、翻訳家は、原文の内容を理解したうえで、そのテキストが作成された経緯や国の文化などを汲み取ることも求められます。

さらに、稼げる翻訳家になるためには、あらかじめ専門分野を決めて、その分野に関する知識をアップデートし続けていくのも重要です。
時間をかけて調べ物をしたり、専門分野について学び続けたりすることに対して苦痛に感じない人も、高収入を得られる翻訳家の特徴と言えます。

そして、翻訳家は、クライアントから指定された期日までに必ず納品物を提出しなければいけません。
万が一納期に遅れてしまうと、契約を切られてしまったり、報酬が支払われなくなったりするケースもあるので、時間にルーズな人にとって翻訳家は難しい職業です。

くわえて、翻訳家はハイクオリティな納品物を作成できるように、クライアントから提示されたレギュレーション(ルールや規則)をもとに、こまめに連絡を取りながら翻訳業務を行います。
早く仕事を終わらせたいがために、クライアントとのコミュニケーションをおろそかにしたり、レギュレーションを守らなかったりすると、良い評価を得られず次第に依頼が来なくなってしまいます。

 

翻訳家で年収・給与を上げるポイント

ここからは、翻訳家として年収・給与を上げるためのポイントを具体的に解説していきます。
翻訳家として収入をアップさせるためには、下記の3点を押さえることが大切です。

  • 単価が高い分野の翻訳スキルを身につける
  • 翻訳スピードを上げる
  • フリーランスに転身して高単価案件を獲得する

基本的に、「文字単価を上げる」「一つの案件にかける時間を減らす」の2点を重視して取り組むのが翻訳の仕事で高収入を得るポイントです。
 

単価が高い分野の翻訳スキルを身につける

翻訳で高収入を得るためには、単価が高い分野の専門スキルを身につけることが重要です。
文字単価の平均値が高い英日翻訳を参考にすると、高単価の分野は「医学・医療・薬学」「金融」「経営管理・財務・契約書」になります。

それぞれの分野で求められる専門スキルや知識は以下の通りです。

単価の高い分野

求められる専門スキル・知識

医学・医療・薬学

  • 医学用語、解剖学、治療法、疾患、薬品名に関する知識
  • 学術論文を読み解くスキル

金融

  • 金融業界独自のルールや表現方法の知識
  • 金融に関する法律や規制の知識
  • 金融市場や投資、経済動向のリサーチ力

経営管理・財務・契約書

  • 企業の経営戦略、契約書、法律文書などを扱うための専門知識
  • 法令文書やその他法律関連の情報に基づいて作成する正確性
  • ビジネス背景のリサーチ力

携わる分野によって、必須スキル・知識はさらに細分化されます。
どの分野も難易度が高い専門知識の習得が求められるため、すべての分野を網羅するのはほぼ不可能です。自分が継続できそうな分野に絞って、必要な翻訳スキルを高めていきましょう。

とは言え、自分に向いている翻訳分野がわからない人もいます。
そんな時は、翻訳のオンラインスクールを受講して、さまざまな分野を同時に学んでみるのがおすすめです。

翻訳の専門分野が決まった後は、関連資格を取得したり、専門分野に特化した研修やセミナーに参加したりして、翻訳業と並行して常に学び続ける姿勢を保ち続けることを意識してください。
 

翻訳スピードを上げる

翻訳スピードを上げるのも、翻訳家の収入を増やすうえで非常に効果的です。

高いクオリティを保ちながら翻訳のスピードを上げられれば、より多くの案件を受注できるので、結果として収入も増えます。高品質かつハイスピードで翻訳業務を行うためには、翻訳家としてたくさん経験を積むことが重要です。

いくら翻訳分野の専門知識が身についていたとしても、その知識をパフォーマンスに活かす術を知らなければ、業務効率は上がりません。
せっかく苦労して得た専門知識を最大限に活かす意味でも、実務経験を積んで自分に合った業務スタイルを見つけましょう

また、タイムマネジメントを意識して業務にあたるのも、翻訳スピードを上げるコツです。
タイムマネジメントを意識すれば、業務の優先順位付けや1日の目標設定などをより明確に決められるので、限られた時間を上手に使えるようになるメリットがあります。

さらに、デスク周りを整理して集中して取り組める環境を整えたり、効率よく作業を進められる翻訳支援ツールを活用したりして、時間をコントロールする工夫を行うことも大切です。
 

フリーランスに転身して高単価案件を獲得する

翻訳家として年収を上げるためには、フリーランスに転身し、高単価案件を獲得する方法も選択肢の一つです。

フリーランスになると、今まで培ってきた経験と翻訳スキルを活かした働き方ができるので、実力次第で会社員時代より高い収入を得られるメリットがあります。
また、フリーランスの翻訳家は、パソコンとWi-Fi環境が整った場所さえあれば、独立開業の資金をほとんどかけずに始められる点も魅力です。

フリーランスで翻訳の仕事を探す方法は、主に以下の2つです。

  • 翻訳会社に登録する
  • 第三者から仕事を紹介してもらう

求人サイトから翻訳会社に応募して採用されれば、案件が発生次第、仕事を振ってもらえます。
翻訳会社によっては、翻訳家の実力を知るためにトライアル(翻訳テスト)を受ける必要があります。

早く翻訳会社に登録したい方は、求人に「急募」「至急」と記載されている会社を選ぶと、応募から書類選考・トライアル・採用までスムーズに進むのでおすすめです。

第三者から仕事を紹介してもらう手段は、「SNSや掲示板サイトの活用」「コミュニティへの参加」が挙げられます。翻訳家同士の交流の場に参加することで、知り合いが増えて人脈が築きやすくなるので、仕事を獲得しやすくなるのはもちろん、業界の最新情報を入手できるメリットもあります。

ちなみに、最近はクラウドソーシングサイトに登録して、翻訳の案件に応募して仕事を取る方法も主流です。

クラウドソーシングとは
企業や個人がインターネット上で不特定多数に仕事を発注・受注を行うプラットフォームのこと。

フリーランスの翻訳家が高単価案件を獲得するためには、自分の実績をアピールする営業力とマーケティング力が必要です。
これまでの翻訳実績や主に承っている翻訳分野などをまとめたポートフォリオ(作品集)を作成したうえで、クライアントに売り込み、価格交渉も自分で行います。

豊富な実績を持つ翻訳家であれば、単価交渉をしやすくなり、希望の収入額を得られる可能性が高まります。

 

年収の高い翻訳の求人を探すなら?

ここからは年収アップが狙える翻訳の求人を探すのにおすすめのサイトを紹介します。

アメリア

翻訳家であれば初心者からプロフェッショナルまでが登録できる会員サイトです。翻訳にまつわる情報が幅広く載っているほか、年間1,500件以上の求人も紹介しています。


OCiETe

通訳・翻訳に特化したクラウドソーシングサイトです。800社以上の企業が登録しており、コーディネーターと面談後、自分に合った仕事を紹介してもらえます。


日本翻訳連盟

日本翻訳連盟には、加入中の翻訳会社の求人を多数掲載しています。雇用形態、職種、専門言語など条件を絞って探せる点が魅力です。

翻訳に特化した求人サイトは、言語や分野といった検索条件を設けている場合が多いので、自分の実績やスキルを活かせる求人を探しやすいのが特徴です。

また、業界に精通したコーディネーターが在籍するサイトであれば、良い求人とマッチングできるようにサポートしてもらえるメリットもあります。
翻訳家として高収入を目指したい方は、ぜひ翻訳の求人サイトも活用してみてください。

 

翻訳家以外だと未経験でも年収1,000万円を目指せるナイト系もおすすめ!

翻訳家の年収は約571万円で、厚生労働省のデータ上のみで見ると高収入と言える数字です。
しかし、実際は一部の優秀な人が平均年収を吊り上げているだけで、翻訳業1本では食えない人もたくさんいます。

安定して高収入を得たいのであれば、ナイト系にチャレンジしてみるのもおすすめです。
ナイト系の仕事は、高校生を除く18歳以上であれば応募可能で、経験を問わず初任給を高めに設定している求人が豊富なのが魅力です。

また、過去の実績より入社後の成果をもとに評価する傾向にあるので、頑張り次第でスピード昇給・昇進が目指せます。
店長・幹部まで昇進できれば、年収1,000万円も夢ではありません。

安定した高収入を目指すなら、ナイト系の仕事も選択肢の一つとして検討してみてください。

 

翻訳家で稼ぐにはスキルアップや高単価案件の獲得などが重要!

翻訳業は、実績やスキルなどによって収入が大きく左右されやすく、努力する方向性を間違えてしまうとなかなか年収が上がらない事態も起こりかねません。
翻訳家として高収入を目指すためには、以下の行動を意識することが大切です。

  • 単価が高い分野の翻訳スキルを身につける
  • 翻訳スピードを上げる
  • フリーランスに転身して高単価案件を獲得する

最初に高単価の専門分野に絞って翻訳スキルや専門知識を習得した後、多くの案件をこなせるように業務スピードを上げることを意識しましょう。

十分なスキルと知識を身につけたうえでフリーランスに転身して、高単価案件の獲得に向けた営業活動を行えば、年収アップできる可能性が高まります。

  • この記事を参考にしながら、稼げる翻訳家を目指しましょう!

著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。