泣きながら帰るほどつらい仕事…限界を感じた時の原因と対処法を解説

泣きながら帰るほどつらい仕事…限界を感じた時の原因と対処法を解説
  • 仕事終わりに涙が止まらなくなり、泣きながら帰っている

  • 泣きたくなるほど仕事がつらいけど、どうすれば良いかわからない

このように仕事後に泣いてしまう経験がある方は意外と多いものです。

特に新入社員や転職して間もない20〜30代の中には、「自分が弱いからだ」と思い込み、さらに苦しい状況に悩んでいる方もいます。

この記事は、仕事で泣いてしまう原因や対処法、仕事を辞めるべきか迷ったときの判断基準などを解説します。

  • 今すぐできることから始めてみて、仕事から泣きながら帰る日々に終止符を打ちましょう!

目次 open

仕事のあと泣きながら帰る状態は「心のSOSサイン」

実は、仕事帰りに涙するのは、多くの社会人が経験するものです。
「泣きながら帰った経験はない」という人の中にも、泣きたいぐらいつらい思いを抱えながら帰ったり、帰宅後に我慢できずに涙が止まらなくなった、なんてこともあります。

また、泣くほどつらいと感じるのはあなたが弱いからではなく、むしろ涙が出るほど真摯に仕事に向き合っている証拠とも言えるでしょう。

ただし、泣きながら帰るほど仕事がつらい状況は、「すでにメンタルが限界を迎えている」という深刻な心のSOSサインである可能性が高いです。

この状況をそのまま放置すると、心身に悪影響を及ぼす恐れもあるため、つらい気持ちを無視して無理を続けるのは危険です。

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仕事のあと、仕事で泣きながら帰ってしまう5つの原因

仕事のあと泣きながら帰ってしまう背景には、いくつかの原因が考えられます。

ここでは代表的な5つの原因を解説するので、自分に当てはまる原因がないか確認してみてください。

  • 職場の人間関係によるストレス
  • 過剰な仕事量と長時間労働
  • 大きなプレッシャーや責任感
  • 理不尽な叱責や仕事でのミス
  • 将来への漠然とした不安

原因を知ることで、自分に合った対処法を見つけやすくなります。

職場の人間関係によるストレス

職場の人間関係によるストレスで泣きながら帰るといったケースは珍しくありません。

人間なので「合う・合わない」があるのは当然です。
しかし、合わないと感じる相手が上司、同僚、部下などの身近な人の場合は、日常的にストレスと緊張感にさらされる状態になります。
これが長期間続くと、心に大きな負担がかかります。

また、近い距離の人と険悪な関係になると、相手から日常的に嫌味や高圧的な態度を繰り返されることもあるでしょう。
特にパワハラやセクハラといったハラスメントが起きている場合は、心が疲弊して緊張の糸が緩み、社外で涙が出てしまう原因になります。

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過剰な仕事量と長時間労働

業務が積み重なり仕事量が増えすぎると、長時間労働が常態化してしまい、ストレスが溜まりやすくなります。

残業や休日出勤が当たり前になると、十分な休息が取れず、プライベートもおろそかになり、心身ともに疲弊していく可能性が高まります。

特に連日残業が続いていたり終電帰りが多い人は、睡眠時間が十分に確保できず、慢性的な睡眠不足になりがちです。
睡眠が足りないと脳と体の疲れをリセットできず、疲労が蓄積していきます。

さらに、慢性的な睡眠不足が続くと、自律神経が乱れやすくなり、ちょっとしたきっかけで涙が止まらなくなるケースも珍しくはありません。

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大きなプレッシャーや責任感

周囲から期待されるとプレッシャーとなり、それが大きなプレッシャーや重い責任となり、心が押しつぶされそうになることもあります。

たとえば、下記のようなプレッシャーがかかる状況に直面すると、自分の限界を超えて無理を重ねてしまい、心身に大きな負担がかかります。

  • 初めて後輩の指導役を任される
  • 中途入社でいきなり部下を指導する立場になる
  • 大型プロジェクトや責任ある業務を任される
  • サポートしてくれる人がいない状況でリーダーを任される

特に頑張っているのに成果がなかなか出ない状況では、自分を責めたり無力感を覚えたりして、涙が出てしまうケースはよくあります。

理不尽な叱責や仕事でのミス

上司から頭ごなしに怒鳴られたり、チームで進めている仕事なのに失敗の責任を押し付けられたり、理不尽な目に遭うと、悲しさや悔しさから泣きたくなるのは当然です。

理不尽な言動をされたことで相手への信頼も揺らぎ、一気に気持ちが不安定になることもあります。

また、仕事でのミスが原因で、帰り道に涙がこぼれるケースもあります。
特に自分のミスで上司や同僚、クライアントに迷惑をかけてしまった場合は、ミスをした悔しさだけでなく、周りへの申し訳なさも相まって自己嫌悪に陥りやすいものです。

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将来への漠然とした不安

入社して数年が経つと、会社の内情や自分の実力が見え始め、「このままでいいのかな」と入社直後よりも不安を抱いてしまうこともあります。

社内に目標にしたい人がいなかったり、思い描いていたキャリアや収入を得ることが難しそうだったりする場合、「このままこの仕事を続けても大丈夫なのかな」と将来への不安が募りやすいです。

先輩や上司の働き方を見て、自分の将来を重ね合わせて不安に駆られ、気持ちが乱れてしまうこともあります。

  • 仕事中は忙しくて考える暇がなくても、仕事が終わった帰り道に不安や焦りがどっと押し寄せてきて、涙が出てくるケースもあります。

泣きながら仕事から帰る日が増えたと思ったらすぐに試したい対処法5選

仕事の帰り道で思わず泣いてしまう、そんなつらい日が続くと気力もどんどん削られますよね。

ここではそんなつらい状況から抜け出すための、具体的な対処法を5つ解説します。

  • 思い切って有給休暇を取得する
  • 信頼できる友人や家族に話を聞いてもらう
  • どうしても辛い日は「早退」する勇気を持つ
  • 涙の理由を紙に書き出して気持ちを整理する
  • 会社の相談窓口や外部のカウンセリングを利用する

すぐ実践できるものばかりのため、「仕事は辞めたくないけど、このままじゃしんどい…」というときに、気楽な気持ちで試してみてください。

思い切って有給休暇を取得する

仕事から泣きながら帰る状態は、心も体も限界に近づいているサインといえます。
無理をせず、早めに有休を取ってしっかり休むことが大切です。

つらい状態のままでは、仕事に集中しにくく作業効率が落ちてミスが増えることもあります。
そうなると余計に落ち込み、悪循環にハマってしまう可能性があります。

涙が止まらない日や「今日は本当に無理」という日は、思い切って会社に連絡し、休むほうが長い目で見てもプラスになります。

  • 丸一日休むのが難しい場合は、午前中や午後だけ休んで様子を見るという選択肢もあります。

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信頼できる友人や家族に話を聞いてもらう

信頼できる友人や家族に悩みを聞いてもらうだけでも、心の負担はグッと軽くなります。

悩みを言葉にしようとすると、それだけで自分の現在の状況や気持ちが整理できます。
また、自分の話を聞いてくれる人がいるというだけで、「自分は一人じゃない」と思えて安心できますよ。

感情を吐き出すことで、溜まっていたモヤモヤした気持ちをデトックスできます。
定期的に話を聞いてもらえば、その都度ストレスを発散でき、限界までストレスを抱え込んでしまうリスクを減らせるでしょう。

さらに、客観的視点での意見が聞けるので、自分一人では気づかなかった悩みを解決する糸口が見つかる場合もあります。

どうしても辛い日は「早退」する勇気を持つ

勤務時間中にどうしても感情がおさまらない日は、休憩室で休んだり、思い切って早退したりしたほうが良いでしょう。

静かな環境や自分が心地良く感じる空間に移動することで、高まった感情が落ち着きやすくなります。

つらい状態で仕事を続けると、ストレスが積み重なってミスにつながったり、思わず周りにキツく当たってしまったりすることもあります。

そのため、「つらいときは仕事から離れる」という選択肢を持つことが大切です。

  • ただし、誰にも言わずに休憩や早退をするとトラブルの元になるので、席を外すときは必ず上司に報告してからにしましょう。

涙の理由を紙に書き出して気持ちを整理する

「泣いた理由が自分でもよくわからない…」という場合は、今感じていることを紙やスマホのメモに書き出してみてください。

これは「筆記開示法」と呼ばれる心理学的手法で、ストレス発散効果があると言われています。

書き出すことで、自分の気持ちや物事の捉え方の癖、置かれている状況などを客観的に見られるようになり、ストレスの原因を特定できる可能性が高くなります。

誰かに見せるものではないため、文字の読みやすさや内容のわかりやすさを気にする必要はありません。
紙でもスマホでも書き方は自由なので、気楽に、思ったまま書き出してみてください。

会社の相談窓口や外部のカウンセリングを利用する

会社で用意している相談窓口や医療機関のカウンセリング、外部の相談サービスなどを利用してみるという方法もあります。

相談相手は資格や専門知識を有しているので、丁寧にヒアリングをしたうえで問題解決に向けたサポートをしてくれます。

また、職場に産業医がいる場合は、産業医に相談してみるのもおすすめです。

従業員の健康管理を専門とする産業医は、仕事に関する心身の不調について医学的な観点からアドバイスしてくれます。必要に応じて会社に労働環境の改善を提言してくれる場合もあります。

その他、心身の不調が深刻な場合は、心療内科や精神科で専門医の診断を受けて適切な治療を開始するという選択肢もあります。

  • 専門家に悩みを聞いてもらうことで心が軽くなるだけでなく、自分に合った具体的な対処法が見つかりやすいです。

仕事で泣きながら帰る日を断ち切る3つの解決策

ここからは、転職や部署異動など「環境を変える」中長期的な解決策を3つ紹介します。

まずは短期的な対処でしのぎつつ、根本的な改善を目指しましょう。

  • 上司に相談して部署異動や業務量の調整を願い出る
  • 思い切って休職し心身の回復に専念する
  • 環境を変えるために転職活動を始める

先ほどご紹介した、すぐに試せる対処法でつらい状況をしのぎつつ、中長期的な対処法で問題の根本的解決を目指しましょう。

上司に相談して部署異動や業務量の調整を願い出る

他部署なら事態が改善しそうな場合は、直属の上司に自分が置かれている状況を相談し、部署異動を希望しましょう。

部署が変われば労働環境も大きく変わるため、精神的負荷が軽減される可能性があります。
仕事内容に原因があるケースや、部署内での人間関係のストレスを抱えている人には特におすすめです。

また、部署異動が難しい場合や、今の部署を離れたくない際は、業務量を調整してもらうのも有効です。

仕事量が自分のキャパシティを超えている状態が続くと、心身ともに疲弊してしまうため、適切な業務量の調整や優先順位の見直しが重要と言えます。

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思い切って休職し心身の回復に専念する

連休や有給休暇だけでは心身の疲労がとれない場合は、休職するという選択肢があります。

休職とは、会社との雇用関係を維持したまま、一定期間、労働義務を免除される制度です。

休職期間は企業の就業規則によって異なりますが、一般的に最短3か月から最長3年の範囲内で設定されています。通常の休暇よりも長期間休めるため、心身の回復に専念しやすいでしょう。

ただし、休職には医師の診断書が必要となるケースが多いため、心療内科を受診して、診断書を発行してもらう必要があります。

  • 休職手続きは基本的に会社がサポートしてくれるため、連絡方法や引き継ぎも担当者と相談しながら進められますよ。

環境を変えるために転職活動を始める

現在の会社で働き続けることが精神的に困難な場合は、転職を選ぶのも有効な解決策です。

泣きながら帰るような状況は、精神的にかなり追い詰められている可能性が高く、他に対処法がないのであれば、一刻も早く退職したほうが良いでしょう。

退職・転職は逃げではなく、自分に合わない環境から離れ、働きやすい環境を目指すための適切な対処方法です。

ただし、すぐに現状を変えたい一心で、よく吟味せずに転職先を決めてしまうと、再び自分に合わない環境を選ぶリスクがあります。

現状の原因を把握し、自己分析や情報収集を丁寧に行って転職先を選ぶことが転職成功のカギになります。

「仕事から泣きながら帰る」を放置した場合のリスクとは?

仕事から泣きながら帰る状況を放置してしまう人もいます。

しかし心身からのSOSを無視してつらい状況を放置すると、心身の健康や仕事のパフォーマンスに悪影響を及ぼしてしまうリスクが高いです。

どのようなリスクがあるのか、詳しく解説します。

うつ病など精神的な不調につながる

理由がはっきりしないのに涙が出るのは、無意識に慢性的なストレスを抱えており、身も心も限界に近づいている危険な兆候である可能性が高いです。

また、泣いてしまう以外にも、気分が落ち込んで何事にも興味や喜びを感じられない状態が続く場合は、うつ病や適応障害、不安障害につながる恐れもあります。

このような状態を放置すると、精神的な不調が進行するだけでなく、ストレスによる身体的な不調まで引き起こしかねません。

「これくらいなら大丈夫」と楽観視せず、医療機関の受診や業務調整、休職などの早急な対処が必要です。

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仕事のパフォーマンスが低下しさらに自信を失う

ストレスを放置すると、どんどん疲労が蓄積し、集中力も低下していきます。

ストレス状態では判断力も鈍るため、仕事のパフォーマンスが落ち、これまでありえなかったようなミスをする場合もあるでしょう。

また、判断力が落ちた状態でミスをすると「全て自分のせいだ」と必要以上に自分を責めてしまいがちです。

その結果、自分の能力や価値を低く見積もってしまったり、失敗や批判を恐れて本来の力を発揮できず、自信を失うという悪循環に陥るケースも少なくありません。

  • 仕事のパフォーマンスが低下すると、仕事そのものに恐怖心を抱いてしまう恐れもあります。

回復までに長い時間が必要になる

強いストレスを放置して心の病になると、回復までに長い時間がかかります。

心の病は回復までの期間が人によって異なりますが、たとえば重度のうつ病は、回復に年単位の時間がかかることも珍しくはないようです。
また、心の病は、完治したと思っても再発しやすく、うつ病の回復後の再発率は6割以上にのぼるというデータもあります。

そのため、初期症状や兆候が見られる段階で、早急かつ適切な対処が重要です。

  • 一度限界を超えると、今後の人生まで大きく変わる可能性があるので、仕事帰りに涙してしまう状況を放置してはいけません。

参考:ひだまりこころクリニック「「うつ病って、いつ治るの?」と聞かれたときに伝えたいこと」(参照 2025-11-26)

てすらクリニックひきふね「【医師監修】うつ病は再発しやすいって本当?再発のきっかけや仕事との向き合い方を解説」(参照 2025-11-26)

泣きながら帰るほどつらい仕事は辞めるべき? 後悔しない判断基準

泣きながら帰るほど仕事がつらいと、転職や退職が頭をよぎることもあるでしょう。

ここでは、今の仕事を辞めるべきか迷ったときの判断基準をまとめました。
今の状態が自分にどれくらい当てはまるのかを確認し、検討の材料にしてみてください。

体調に明らかな異変が出ていないか

体や心に不調が出ているのに「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、回復まで長い時間がかかる恐れがあります。

特に、下記のような症状は、心の病の初期症状としてもよく挙げられています。

【体の不調】
・不眠、過眠などの睡眠トラブル
・過食や食欲不振などの食生活の乱れ
・頭痛
・動悸・めまい
・胃腸の不快感
・下痢・便秘
・倦怠感や疲労がとれない
・急激な体重の増減

【心の不調】
・イライラしやすい
・自分はダメだと思ってしまう
・何をしても楽しめない
・仕事が頭に入ってこない
・人と会いたくない
・自暴自棄な気持ちになる

このような心身の異変が見られる場合は、症状が重症化する前に今の仕事を辞める選択も検討しましょう。

参考:ひだまりこころクリニック「メンタル不調のサイン|見過ごしがちな初期症状とは?」(参照 2025-11-26)

うつ病ナビ「【仕事のストレスが限界】休職すべき心身のSOSサインは?辞める判断基準と対処法を詳しく紹介」(参照 2025-11-26)

会社の状況が改善する見込みはあるか

職場のストレスが「組織的な問題」から来ている場合、個人の努力だけで改善するのは正直かなり難しく、時間もかかります。

原因が自分ではどうにもできない部分にあり、無理に踏ん張るほど心身の負担が大きくなってしまいます。

会社に本気で環境を良くしていく姿勢が見えるなら希望はありますが、改善を求めても動いてくれない、話をしても何も変わらない…という状態が続く場合、状況が良くなる可能性はかなり低いと言えます。

改善の見込みがない会社に留まり続けると、精神的苦痛の増加や体調の悪化、今後のキャリアへの悪影響など、多くのリスクを抱えてしまう恐れがあります。

会社が変わる気配がないなら、自分がつぶれてしまう前に離れる判断も立派な選択肢です。

職場に相談しても「気のせい」「甘え」と一蹴されないか

涙が出てしまうほどつらい状況を上司・人事に相談しても理解を得られない場合は、退職や転職を視野に入れましょう。

仕事のストレスで涙が出るのは、メンタルの強弱とは関係なく、ストレスによって感情のコントロールが困難になっているからです。

そのような状態を理解してもらえず、「つらいと思うのは気のせい」「休職や部署異動は甘え」と一蹴される職場は、辞めるべき基準を満たしていると言えます。

「つらい」「これ以上は無理かも」という自分の気持ちを最優先にし、周りからのサポートを見込めないのであれば、思い切って退職や転職を選びましょう。

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仕事帰りの涙にさよなら!環境を変える転職の進め方のポイント3選

転職は今のつらい環境を変える有効な手段です。
しかし、正しい方法で進めないと、活動が難航したり、キャリアに空白期間ができてしまったりする場合もあります。

ここでは、転職の具体的な進め方のポイントを解説するので、ご自身の転職活動に活かしてみましょう。

まずは転職エージェントに無料相談する

転職エージェントは、求人の紹介、応募書類の添削、面接対策、企業への面接日程・条件の交渉などの転職活動全般を無料でサポートしてくれるサービスです。

現在の仕事を続けながら転職活動を行う場合、今以上にやるべきタスクが増えるため、無理のないスケジュールを組み、自分のペースで活動を進めることが大切です。

こちらの状況を理解したうえでスケジュールを提案してくれる転職エージェントを利用すれば、心身の負担を抑えて転職活動ができます。

さらに、企業とのやりとりや面接の日程調整なども代行してもらえるので、作業負担も軽減できるでしょう。

自分の強みと希望条件を整理する

転職する際はいきなり職場探しをするのではなく、まずは「どんな仕事なら心身ともに健康で働けるか」といった観点で自己分析し、進むべき道をはっきりさせることが重要です。

今までの職務経歴、スキル、実績の棚卸しをして、自分の強みや価値観、興味関心の高い分野、能力を発揮できる環境などを整理しましょう。

さらに、「つらいと感じる職場の特徴」を具体的にしておけば、転職先に求める条件も明確に定まり、自分に合う職場が見つかりやすくなります。

  • また、自己分析で整理した条件をもとに、入社前に転職先の雰囲気、労働環境、業務内容を確認し、転職前と同じような状況に陥らないようにすることも重要です。

今の会社を辞めずに転職活動を行う

仕事から泣きながら帰っている状態をなんとかするために「今すぐにでも会社を辞めたい」と思っているかもしれません。

しかし、次の転職先を決めずに会社を辞めると、職歴に空白期間ができる、収入が途絶える、焦りから転職活動で判断を誤りやすいなどのリスクがあります。

もちろん、心身の状態によってはやむを得ない場合もありますが、可能であれば転職先を決めてから今の会社を退職するのがおすすめです。

今の会社に在籍したまま転職活動を行う場合は、心身への負担を考慮して、無理のないスケジュールで進める必要があります。

転職エージェントを活用してサポートを受けながら進めていきましょう。

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自分を一番大切に!仕事帰りに涙する毎日から抜け出そう

仕事帰りの涙は、心が限界を迎えているという「SOSサイン」である可能性が高いです。
放置せず、涙の原因を明らかにして、それに応じた対処法や解決策を試していきましょう。

また、他人と比較したり自分を責めたりする必要は全くありません。まずは「自分ファースト」で考えることが大切です。

上司に相談する、休職するなどの手立てがとれない場合や、試しても改善が見られないときは、退職や転職で職場環境を変えるという選択肢も有効です。

転職エージェントを活用すれば少ない負担で転職活動が進めやすくなります。

勇気を出して、現状から抜け出すための一歩を踏み出してみてください。

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著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。