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ESFPの仕事での強みってなんだろう?
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ESFPに向いてる仕事が知りたい
16Personalities testでESFP(エンターテイナー)と診断されて、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、性格診断テスト「16Personalities test」の特性論に基づいて、ESFPの基本的な性格や向いてる仕事、マッチする職場環境などを解説します。
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どのような仕事がESFPの適職なのかを知り、キャリア形成に役立てていきましょう!
\他のタイプもまとめてチェック!/
ESFP(エンターテイナー)の基本的な性格と特徴

ESFP(エンターテイナー)は、好奇心旺盛で他者との交流や気持ちのつながりを大切にするリーダー的な存在が向いています。
ESFPは「外向型(E)」「感覚型(S)」「感情型(F)」「知覚型(P)」の4つの特徴を持つ性格タイプです。
特性論ベースの性格診断テスト「16Personalities test」の診断結果の一つです。基本的な性格と特徴をチェックしていきましょう。
ESFPは行動力があるポジティブ思考なムードメーカー
ESFPは好奇心旺盛で、人を楽しませるのが大好きな根っからの「パフォーマー気質」を持っているタイプです。
一人でいるより誰かと共に過ごす時間を好み、いるだけで場の雰囲気をパッと明るくするESFPは、職場のムードメーカーになるケースが多いです。
他人とのコミュニケーションを楽しみながら、チームを盛り上げる能力に長けているので、チームワークが活かせる仕事で活躍し、リーダー的なポジションにも向いています。
また、目立ちたがり屋で普段は人からの注目を浴びたいと考えますが、状況によっては自分が目立つよりも周囲のサポートを優先する柔軟性がある点も、ESFPの特徴です。
しかし、新しい刺激や興味がある物事に惹かれやすく、考えるよりもすぐに動く行動力がある一方で、計画を立てたりコツコツと仕事を進めたりするのは苦手な傾向にあります。
なお、ESFPの日本人は全人口の約6.02%で、16タイプのうち8番目に多いです。
ESFP-A(自己主張型)とESFP-T(慎重型)の違い
「16Personalities test」の診断結果にはそれぞれにAタイプとTタイプがあり、ESFPもESFP-A(自己主張型)とESFP-T(慎重型)に分類されます。
ESFP-A(自己主張型)は、ポジティブで自ら積極的に行動を起こせる点が強みです。周囲を巻き込んで動くリーダーとしての素質があるため、仕事・プライベートを問わず、チーム内で重要なポジションを担う場合が多いでしょう。
とは言え、自分に自信があるがゆえに自己主張が激しくなりやすく、独りよがりになってしまう可能性もあります。
対してESFP-T(慎重型)は、他人の感情に寄り添う能力に長けているのが長所です。注意深く思いやりがある性格で、周囲によく気配りするので、多くの人から信頼を集めます。
ただし、真面目だからこそ人の目を気にしすぎてしまい、ネガティブ思考に陥ってしまう場合も少なくありません。
適職を探すなら、自分がどちらのタイプなのかも把握して、より特性を活かせる仕事を選ぶようにしましょう。
仕事におけるESFPの強み

仕事におけるESFPの強みは以下の4つです。
- 社交性があり人間関係を構築するのが得意
- 常に前向きに業務に取り組める
- 高い洞察力や柔軟性がある
- 創造力がありアイデアが豊富
自分の強みがわかると適職が見つかりやすくなるだけでなく、自分に合う仕事の進め方もわかってくるので、仕事の成果も上げやすくなります。
ここでは、ESFPの強みを一つずつ解説していくので、ぜひ自己分析の参考にしてください。
ESFPの強み1:社交性があり人間関係を構築するのが得意
ESFPは社交的で人懐っこい性格をしています。他人とのコミュニケーションが好きで、人との交流を通して新たな刺激を求めるため、初対面の人や初めての場所にも物怖じしません。
ビジネスでは、新規の顧客との関係を構築したり、出張や取引先訪問で初めての場所に行ったりする場面が多々あります。どんなときも気後れせずに誰とでもすぐに仲良くなれるESFPの社交性は、役に立つシーンが多いです。
また、コミュニケーション力が高く、相手に合わせた接し方でどんどん交友関係を広げていけるのもESFPの強みです。
他者の感情の変化にいち早く気づき、困っている人がいれば励ますなど、思いやりにもあふれています。さらに、持ち前のユーモアを活かして場を盛り上げることも得意です。
ESFPは人との交流を通じてさまざまな知識・情報が得られるので、人より早く成長できる可能性も高いと言えるでしょう。
人と関わる機会が多い仕事やチームワークが求められる仕事に就くと、ESFPが持つこの強みを発揮しやすいです。
ESFPの強み2:常に前向きに業務に取り組める
変化を好み、ポジティブな性格をしているESFPは、常に前向きで何事にも肯定的に向き合います。
難しい状況に直面しても、ESFPは困難も自分の成長につながると前向きにとらえるタイプなので「どうすれば現状を乗り越えられるか」を考え、自ら状況改善に向けた行動を起こせるタイプです。
また、トラブルが起きたり上手くいかないことが続いたりした際でも、ESFPは自分に自信があるがゆえに落ち込みにくいという強みがあります。
ネガティブな雰囲気は他人に伝染しやすいものですが、職場がピリピリしているときでも自分らしく振る舞い周りのメンバーを盛り立てようとするので、その場の空気も明るくすることができます。
ESFPの強み3:高い洞察力や柔軟性がある
ESFPは感性が鋭く、観察力や洞察力に優れています。情報が少なくても物事の本質を見極められるタイプで、周囲の人の気持ちやモチベーションの変化にも敏感です。
さらに、高いコミュニケーション力があり、相手が全て話し終わる前に内容の趣旨を理解したり、相手が本音で話しているかどうかを見抜いたりもできます。
観察力を活かして誰よりも早く空気を読み、仕事においても「自分が今やるべき業務」をしっかりとこなせる柔軟性は大きな強みと言えるでしょう。
また、他人の意見を受け入れて自分の考えや行動を調整できるため、新しいアイデアや取り組みに対しても柔軟に対応します。
物事の奥底まで見通せる力は、トラブル発生時や大きな決断をしなければいけないタイミングで特に重宝されます。
突発的な出来事が多い仕事や決定権の大きいポジションに就くと、この強みを最大限に活かして活躍できる可能性が高いです。
ESFPの強み4:創造力がありアイデアが豊富
ESFPは、独創的なアイデアを考える能力にも長けています。自分が「良い」「楽しい」と思う感覚を優先するだけで、次から次へとクリエイティブな発想が生まれてくるでしょう。
さらに、刺激を好むという特徴から、既存の物事に満足せず「さらに良くなるのでは」と改良していけるのも、ESFPが仕事に活かせる強みです。
この創造力を発揮すれば、画期的なアイテムやサービスを生み出す職業はもちろん、既存の製品や仕事のやり方をブラッシュアップするような職業でも活躍できます。
また、ESFPは柔軟でユニークな発想を持ちながらも現実的なところがあるため、細かい部分にまで配慮したアイデアを提案できる点も魅力です。
仕事におけるESFPの弱点

仕事におけるESFPの主な弱点は以下の4つです。
- 計画的に動くのが苦手
- 集中力が長くもたない
- 批判されると落ち込みやすい
- 数字に弱い
それぞれ解説していくので、自分の特性についてより理解を深めていきましょう。
弱みが把握できれば、前もって苦手分野を避ける、弱点をカバーする方法を考えるなどの対策が立てられます。
ESFPの弱点1:計画的に動くのが苦手
ESFPは「感情型(F)」という特性を持ち、自分の直感を信じて動くタイプです。
決まった通りに行動するよりも、その時の状況に合わせた柔軟な対応を重視しており、計画的に行動するのが苦手です。さらに、ESFPは何が起こるかわからない状況を好む傾向もあります。
長期的な視点で物事を考えるのが苦手なため、長い目で見たリスクの対策をとらないことが多いです。
また、立てられた計画を軽視してしまいがちなので、計画を無視して突発的に動いてしまうので、しばしば周囲から反感を持たれる場合もあります。
行動をしようと思ったときに一度立ち止まって「今からやろうとしていることは本当に周りのためになるのか」と考えたり、行動の優先順位をつけるように習慣づけたりして、計画性を養っていきましょう。
ESFPの弱点2:集中力が長くもたない
好奇心旺盛で刺激を好む傾向があるESFPは、気が散りやすいタイプでもあります。
さまざまな物事に興味があるからこそ、集中力が長続きしにくく、新しい出来事にすぐ気を取られてしまいます。特に興味が薄れてしまった物事に関しては、集中できず長続きしません。
面白そうなものを見つけると、目の前の作業を放ってそちらに飛びついてしまうので、仕事では後になってタスクの消化に追われたり、周囲にフォローをお願いすることになったりするリスクが考えられます。
また、飽き性とも言えるこの特性により、ESFPは同じ作業を繰り返し行うルーチン作業にも向きません。
集中力はメリハリをつけると維持しやすくなるので、「この時間はこの作業を行う」「ここまで終わったら次の仕事に取りかかる」といったようにしっかりと時間を決めて対策していきましょう。
ESFPの弱点3:批判されると落ち込みやすい
ESFPは他人の目を気にしやすく、少し批判されただけで深く落ち込んでしまう批判に弱い一面があります。
自己肯定感が高く自分のセンスや判断に自信があるだけに、それを批判されると一気に自信を喪失して、全てのモチベーションが下がってしまうのです。
また、人の感情に敏感なため、自分に向けられる感情がネガティブなものだと、その雰囲気をすぐに感じとって落ち込んでしまう傾向が強いです。
他人から指摘されないように気をつけることは重要ですが、気を張りすぎて精神的に疲弊してしまうケースも少なくありません。
ESFPが持つこのような特徴に対して「メンタルが弱い」とマイナスな印象を持つ人もいます。
批判に対して落ち込みにくい人になるには、批判を全て受け止めるのではなく、内容を精査することが大切です。自分の成長につながる話だけを耳に入れ、過剰に人からの評価を気にしないようにしましょう。
ESFPの弱点4:数字に弱い
ESFPは、感性や感覚に優れている一方で、数字を扱うことは得意ではありません。
数値管理や計算、データ分析といった仕事とは相性が悪く、このような作業を任されるとストレスを感じやすくなり、集中力も落ちてしまうでしょう。
また、理論立てて考えるのも苦手なので、プロジェクトの進捗や経費の予算管理といった業務も難しいと感じやすいです。
行動力があり人と交流するのが得意なESFPは、黙々と頭を働かせるよりも、実際に現地まで行ったり、人とコミュニケーションをとったりする仕事が性に合っています。
数字を扱う仕事であっても、取引先と価格交渉をしたり、顧客の予算や希望をヒアリングしてスタッフに共有したりする人と関わる業務であれば、ESFPの強みを活かして活躍できる可能性は高いです。
ESFPの自己PR例文をご紹介

ESFPが持つ高いコミュニケーション力や柔軟性は、あらゆる職業で求められます。ここでは、就職・転職活動時に使える、ESFPの自己PR例文を紹介します。
ESFPの長所をしっかり自己PRに盛り込んで選考を有利に進めていきましょう。
例文1:コミュニケーション能力をアピール
ESFPが持つコミュニケーション能力には、周囲の雰囲気を観察しながら職場の空気を明るくしたり人間関係を円滑にしたりする効果があります。傾聴力や観察力、伝達力の高さを証明できるような経験談を交えて、自己PR文を作成しましょう。
【例文】
お客様の信頼をいち早く得て、信頼関係を築けるコミュニケーション能力が私の強みです。
前職の営業では、顧客の新規開拓を担当していましたが、最初はなかなか信頼してもらえないこともありました。
そこで、とにかく継続的なコミュニケーションにつながるように、お客様の要望や疑問を丁寧にヒアリングして、営業トークの対策を立てるようにしたのです。
また、製品について説明する際には、難しい専門用語をできるだけ使わず、お客様に伝わる言葉に言い換える工夫をしました。
すると、お客様から「わかりやすい」「信頼できる」というお言葉をいただく機会が増え、昨年は社内でトップ3に入る売上を達成できました。
貴社でも、持ち前のコミュニケーション能力を活かして多くのお客様と信頼関係を築き、売上に貢献していきたいです。
例文2:柔軟性をアピール
ESFPの武器の一つである柔軟性をアピールして、突発的な状況にも臨機応変に対応できるとアピールするのもおすすめです。具体的なエピソードを紹介すると、魅力的な自己PRになるでしょう。
【例文】
私の強みは、新しい環境や突発的な問題にも臨機応変に対応できる柔軟性です。
現職ではWebデザイナーとして勤務しており、企業のHP作成やユーザビリティの改善などを主に担当しています。
以前、納品間近の段階でクライアントから「HPに新たな機能を追加してほしい」と急な仕様変更を依頼されたことがあります。
この依頼に応えるため、私はすぐにチーム内のメンバーにもヒアリングを行い、業務に協力してくれる人を調整しました。
さらに、プログラマーに掛け合って納期に間に合うように効率的な作業方法を考えてもらい、納期期限内にクライアントの要望通りのHPを納品することができました。
クライアントや会社からも柔軟な対応力を高く評価していただいています。
この強みを活かして、貴社でもあらゆる状況にフレキシブルに対応していきたいです。
ESFPの世間のイメージと周囲に与える印象

ESFPは周囲から「明るいムードメーカー」「対話力や行動力がある」と見られることが多いです。
しかし、人のイメージは、周囲との関係性や置かれる立場によっても変わるものです。
ここでは「チーム内」「リーダー」という2つのポジションにおける、ESFPの印象を解説します。
チーム内のESFPは場を明るくしてくれるムードメーカー
ESFPは「エンターテイナー」と言われるだけあり、人を楽しませるのが得意です。難しい課題や厳しい状況に直面しても、場を盛り上げて社内を明るくしてくれるため、ムードメーカーとして多くの人から慕われます。
また、チームを奮起させて一体感をもたらす能力に長けているESFPは、チーム全体のモチベーションや生産性を上げてくれる存在でもあります。
洞察力が高く、困っている人がいるとすぐに声をかけて積極的に助けるので、周囲から頼られたり感謝されたりする場面も多いです。
ただし、ESFPは社交的な一面から周囲に干渉しすぎて「お節介」だと思われてしまうケースもあります。気にかけすぎることが相手の重荷になる可能性もあるので、相手との距離感はよく見極めましょう。
リーダーとしてのESFPは面倒見が良く寄り添ってくれる理解者
ESFPは積極的に相手にコミュニケーションをとって相手の気持ちやモチベーションを察知し、手を差し伸べようとする面倒見の良さが特徴です。
そのため、リーダーになると、多くの部下や後輩から良き理解者だと思われ、信頼されます。
立場が異なる相手からも「話しやすい人」と認識されるので、上下関係で起こりやすいコミュニケーション不足に陥る可能性もほとんどありません。
さらに、新しいアイデアに対しても寛容的で、部下が出すあらゆる意見や考え方に柔軟に対応しながらチームをまとめられるでしょう。
しかし、ESFPのリーダーは、自分とよく似た社交的な人を高く評価する一方、大人しい人を過小評価する傾向があります。このような評価方法はチーム不和やメンバーからの不信感につながりやすいので、ESFPのリーダーは各メンバーの個性を認めた上で評価をするように意識する点が重要です。
ESFPと相性が良い相手の特徴

ESFPと相性が良い相手は以下のタイプです。
- ISTJ(管理者)
- ENTJ(指揮官)
- INFP(仲介者)
ESFPは基本的にフレンドリーで誰とでもすぐに打ち解けられますが、相性が良いタイプの人と一緒に働くとより力を発揮して活躍できます。
ESFPと相性の良い上司・同僚のタイプを詳しく解説していきます。
上司:結果にこだわる高い目標思考の「ISTJ」「ENTJ」
ESFPは細かい計画を立てることが苦手なので、ISTJ(管理者)やENTJ(指揮官)といった、目的や目標を重視して部下を適切に管理・フォローしてくれる上司であれば、安心して働けます。
ESFPは自分が興味を持っている仕事のみに全力を出す傾向があるため、ISTJやENTJの上司であれば、そういった思考や働き方を正してストッパーとなってくれる可能性が高いです。
特に、ISTJはひたむきな性格で人付き合いにおいても誠実なので、チームワークを大切にするESFPと相性が良いです。
さらに、ISTJ・ENTJは現実的であり、同じく現実主義的な考え方を持つESFPを深く理解できます。ISTJやENTJの上司はESFPの部下が出した結果を正当に評価し、モチベーションを上げてくれるでしょう。
同僚:協力的でサポート能力が高い「ISFJ」
ESFPは前向きな姿勢で周囲をサポートしてくれるISFJ(擁護者)の同僚がいると、ESFPはより能力を活かしてのびのび働けます。
ISFJは控えめな性格で自分が前に出るよりも誰かのサポートを得意とするため、目立つのが好きなESFPにとってバランスの良い相手と言えます。さらに、ISFJは思いやりの心を持ち協調性が高いので、ESFPが重視しているチームワークも大切にしてくれるはずです。
また、ISFJは細部まで細かく気を配り作業を完璧に仕上げる几帳面さや、ルールや秩序を大切にする点も特徴で、ESFPが苦手としている部分を補ってくれます。
逆にISFJは他人を尊重しすぎて自分の意見を飲み込みがちで、臨機応変な行動が苦手な面もあるので、ESFPがコミュニケーション力の高さを活かしてフォローできれば、2人で力を合わせて今以上の大きな成果を出すこともできるでしょう。
ESFPと相性が悪い相手の特徴

ESFPは綿密に中長期的な計画を立てて戦略的に仕事をしたいタイプや、理論的な考えを重視する下記のようなタイプとはあまり相性が良くありません。
- ENTP(討論者)
- INTJ(建築家)
- ESTJ(幹部)
相性が悪いタイプやその理由を把握しておくと、職場の人間関係の対策を立てやすく、悩みにくくなります。
ESFPと相性が悪いタイプを知り、人間関係の構築に役立ててください。
上司:問題意識を持って論理的に行動したい「ENTP」「INTJ」
ESFPはチームワークを大切にしていて相手の感情に敏感なので、身近な上司と仕事の進め方が合わず良好な関係が築けないと、仕事のモチベーションが落ちてしまいがちです。
たとえば、論理的な議論や討論を好み、自分の意見を貫こうとして相手を強く否定してしまう一面があるENTP(討論者)は、場合によってはESFPと衝突してしまう恐れがあります。
ESFPは自分のやりたいように行動できることに喜びを感じるため、論理的な行動を重視し、相手を否定してしまいがちなENTPの上司とは相性が悪いです。
また、中長期的な計画をしっかり立てて、目標に沿って戦略的な行動を重視するINTJ(建築家)も、状況に合わせてすぐに行動したいESFPと価値観が合わず衝突してしまいかねません。
ESFP、ENTP、INTJともに自分の考えに自信があり、意見をはっきり言うタイプだからこそ、一度衝突や亀裂が生じると関係修復は容易ではありません。
このようなタイプの上司と付き合う際は、行動する前に上司にその意図を説明し、了解を得ておくことが重要です。許可をとらずに突発的な行動に出てしまうと、反感を持たれてしまう可能性が高いでしょう。
同僚:どんな事にも細かくルールを決めたがる「ESTJ」
ESFPは臨機応変な対応が求められる状況を好むため、あらゆる仕事に細かくルールを決めたがるタイプとは相性が良くありません。
固定化されたルールやスケジュールに苦手意識を持ちやすいESFPは、規律的で融通が利きにくいESTJ(幹部)の同僚と一緒に働くと、息が詰まってしまう可能性が高いです。
ESFPとESTJは、働く上で重視しているポイントが異なるため、意見の食い違いが起こりやすく、場合によっては大きなトラブルに発展する恐れがあります。
ESTJの同僚と上手く付き合うには、明確な役割分担を設けましょう。たとえば、ESFPが現場に出る、ESTJがスケジュールや予算管理をするといったように担当業務をしっかり分ければ、役割が異なるためお互いを尊重しながら働けます。
ESFPがマッチする職場環境

ESFPは、強みである社交性やコミュニケーション力、柔軟性の高さを活かせる職場環境を選ぶのがおすすめです。
ESFPにマッチする職場環境の特徴は以下の通りです。
- 人との交流が多く活気のある職場
- 整理整頓が行き届いている職場
- 裁量権があり自分のアイデアを活かせる職場
自分に合う職場環境から、適職を見つけるという方法もおすすめです。
ESFPに合う職場環境を知り、適職探しの参考にしてみてください。
1:人との交流が多く活気のある職場
社交的で活発なコミュニケーションを好むESFPは、職場の仲間と積極的に話せるにぎやかな雰囲気の職場が合います。
ESFPは誰かを笑顔にしたり人の役に立てたりしたときに充実感を感じるので、雑談や話し合いが少ない職場や、一人での作業がメインのリモートワークの職場では思うように能力を発揮できません。
たとえば、風通しが良く先輩や上司ともフレンドリーに話せる職場や、社内イベントが多く交流機会が豊富な職場、一つの業務にチームで取り組んで密に連携する必要がある職場などはマッチしやすいと言えます。
また、ESFPには「飽きっぽい」という弱点がありますが、人との交流機会が多い職場であれば、毎日他人から刺激をもらえて仕事にも集中しやすいです。
たとえ同じ職種であったとしても、仕事中は一言もしゃべらずに黙々と業務に向き合うことが社風になっている職場もあれば、なごやかに意見交換をしながら業務に向き合うような職場もあります。
就職の際は、その職場でのコミュニケーションのとり方にも注目してみましょう。
2:整理整頓が行き届いている職場
ESFPは集中力に欠ける傾向があり、雑然とした職場環境で働くと、いろいろなものに意識が向いて気が散ってしまいます。
少しでも集中力が持続するように、整理整頓された洗練された雰囲気の職場を選ぶことも大切です。洗練された職場環境は快適度も高く、やる気や集中力が自然とアップします。
また、そもそもESFPは美的センスも持っているため、雑然とした雰囲気の環境で働くと、ストレスを感じてしまう可能性も高いです。
昨今は、求職者に職場の雰囲気を詳しく知ってもらおうと、入社前に職場見学の機会を設けている会社は少なくありません。機会が設けられていなくても、お願いすれば職場見学させてもらえる場合もあるので、前もって職場見学をして実際に働く環境を確認しておくと良いでしょう。
3:裁量権があり自分のアイデアを活かせる職場
ESFPは自分が出したアイデアに基づいて行動するのが得意なため、仕事の進め方を自分で決められる裁量権のある職場がマッチします。
厳しいルールに縛られたり、上司からの指示を淡々とこなしたりすることを強いられる職場だと、ESFPは自由にアイデアを出せず活躍できません。
社内でアイデアの公募をしている職場や、ボトムアップの雰囲気が強い職場が合っています。
また、裁量権のある職場で働けば、新たな挑戦もしやすく、成長できるチャンスも多いです。若手と呼ばれる段階からさまざまな仕事を任せてもらえるので、キャリアアップへの近道にもなります。
ただし、ESFPには計画性に欠けるという弱みがあるため、たとえ裁量権のある職場でも全てを自分一人で決めるのは危険かもしれません。チームワーク力を活かして積極的に周囲と相談し、第三者の視点を取り入れることで、より良い結果が得られるでしょう。
ESFPに向いてる仕事とその特徴

ESFPは高いコミュニケーション力と創造性を持ち、チームワークを大切にしながら仕事をするのが得意です。
このような強みを活かせる仕事の特徴は以下の通りです。
- 人との交流が多い仕事
- 変化や刺激が多い仕事
- 突発的な対応を求められる仕事
- クリエイティブな仕事
また、上記の特徴から、ESFPに向いてる仕事をピックアップしてご紹介します。
・営業職
・イベントプランナー
・ウェディングプランナー
・人事
・教師
・ツアーガイド
・司会者
・インテリアデザイナー
・料理人
・美容師
営業職、教師、人事のような、人との交流や刺激が多い仕事は、ESFPの強みを最大限に発揮しやすいです。さらに、これらの職種は、人の感情を察してその人に合った対応ができるESFPの長所も活かせる仕事と言えるでしょう。
また、臨機応変に動ける対応力を活かして成功する可能性が高い、司会者やツアーガイドといった仕事も向いています。
ESFPは人を喜ばせるのが好きなので、イベントプランナー、ウェディングプランナー、料理人、美容師などの顧客の反応を直接見られる仕事も、独自のセンスやクリエイティビティを駆使しながらやりがいを得られます。
ESFPの適職はジャンルが多岐に渡るため「自分が最も追求したい分野」を突き詰めて考えていきましょう。
ESFPが避けたほうが良い仕事とその特徴

ESFPは、中長期的な計画通りに行動したり、長時間集中したりすることが苦手で、数字に弱いという特徴があります。
このような弱点から考えられる、ESFPに向かない仕事の特徴は以下の通りです。
- ルーチンワークがメインの仕事
- 長期的な計画や戦略の立案・実行が必要な仕事
- 理論や抽象概念を扱う仕事
そして、ESFPが避けたほうが良い職業例は下記の通りです。
・システムエンジニア
・事務職
・品質管理
・工場作業員
・コンサルタント
・プロジェクトマネージャー
・会計士
・マーケター
・証券アナリスト
・研究職
ESFPは、人との交流や臨機応変に動くことがモチベーションにつながるので、一人で黙々と細かい作業をする仕事や、手順が細かく決まっている仕事は、苦手意識を持ってしまう傾向が強いです。
また、計画を立てて長期的な戦略をもとに行うシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーといった仕事は、ESFPの強みを活かしにくい上に、苦手分野を多く求められるため不向きと言えます。
数字を扱って分析をしたり、抽象的な物事を知覚したりするのも不得意なため、マーケター、証券アナリスト、研究職などの仕事も避けたほうが良いでしょう。
ESFPのあるある15選
ESFPの人が「あるある」と感じる特徴を以下にまとめました。
・人とのつながりを何よりも大切にしたい
・常にグループの中心にいたい
・将来よりもこの瞬間を大事にしたい
・新しいものにはすぐに手を出してしまう
・考えるよりまずは行動する
・理屈が通っていても自分が嫌なものは受け入れたくない
・大変なことが起きても何とかなるだろうと思ってしまう
・抽象的な概念よりも現実的な解決策を求める
・感情表現が豊かでリアクションが大きいと言われる
・衝動的に動いて怒られることがある
・流行りに敏感でおしゃれが好き
・人に喜んでもらうのが好きで尽くしてしまう
・ルールに縛られるのが嫌い
・人から低評価を受けることが何よりも怖い
・計画通りにコツコツ作業をするのが苦手
ESFPの成功者一覧
コミュニケーション力に長け、クリエイティブなセンスが光るESFPは、特に芸能界に成功者が多くいます。
ESTJの成功者・有名人には、以下のような人物が挙げられます。
・エルトン・ジョン(シンガーソングライター)
・マリリン・モンロー(女優・モデル・歌手)
・アデル(歌手)
・ジェイミー・フォックス(俳優)
・マイリー・サイラス(シンガーソングライター)
・アダム・レヴィーン(シンガーソングライター、ギタリスト)
・ジャック・ドーソン(タイタニックの登場人物)
・ヤスキエル(ウィッチャーシリーズ登場人物)
・イグリット(ゲーム・オブ・スローンズ登場人物)
ESFPに関するよくある質問
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ESFPはなぜ仕事ができないと言われるのですか?
ESFPは仕事ができないと言われる主な理由は、「計画性がない」「勢いで行動してしまう」といった点がよく挙げられます。
話しかけられるとそのままおしゃべりに夢中になってしまう、注意不足によるミスが多いといった集中力の欠如は、仕事ができないと評価されてしまう大きな一因です。
また、計画通りに仕事を進めるのが苦手なので、「納期までに作業が終わっていない」「決められた通りの優先順位で業務が進んでいない」となると、ルールを守れない人と思われてしまうことも多いでしょう。
しかし、このような特性を持つからと言って、「ESFPは仕事ができない」と断定するのは極端な考え方です。
職種によっては柔軟性が何よりも重要とされる仕事や、行動力を要する仕事、集中力よりも独創性が求められる仕事も多くあります。
自分の弱点を理解して対策を講じるのも大切ですが、ESFPにマッチした職業や職場を選べば、「仕事ができない」と言われることはなくなる可能性が高いです。
ESFPの適職と適性を知り転職に活かそう

最後にESFPの特性や適職のおさらいをしましょう。
- 社交性が高く人との信頼関係を築くのが得意
- 洞察力や創造性があり新しいことに挑戦するのが好き
- 集中力の維持や一人で黙々と行う作業が苦手
ESFPは、社交性の高さ、柔軟性、創造力などが強みです。
いくつかの弱点もありますが、人との交流が多い仕事、変化や刺激の多い仕事、突発的な対応を求められる仕事、クリエイティブな仕事に就けば、苦手分野を求められる機会は少なく、強みを活かして活躍できます。
このような特徴を踏まえた、ESFPに向いてる職業の例は以下の通りです。
・営業職
・イベントプランナー
・ウェディングプランナー
・人事
・教師
・ツアーガイド
・司会者
・インテリアデザイナー
・料理人
・美容師
今回紹介した適職以外にもESFPに合う仕事はあるので、特性を踏まえて自身でも合う職業を探してみてください。
ESFPの性格や強みを把握すれば、きっと就職・転職活動も有利に進められます。
\他のタイプもまとめてチェック!/