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ENTJの適職って何だろう?
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ENTJと相性がいい上司や同僚の性格を知りたい!
本記事では、特性論ベースの性格診断「16Personalities test」でENTJ(指揮官)と診断された方に向けて、基本的な性格やマッチする職場環境、向いてる仕事の特徴などを解説します。
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「自分の強みを活かせる適職に就きたい!」と考える方は、ぜひ最後までご覧ください。
ENTJ(指揮官)の基本的な性格と特徴

ここでは以下2つのポイントから、ENTJの性格と特徴について解説します。
ENTJ(指揮官)は「外交型(E)」「直観型(N)」「思考型(T)」「判断型(J)」の性格特性を併せ持ち、リーダー気質が強いのが特徴です。
ENTJの性格や特徴を深堀して、仕事探しのヒントを見つけていきましょう。
ENTJは自信に満ち溢れるリーダー気質な性格
ENTJは、高いカリスマ性で無意識に周囲の人を惹きつける「生まれながらのリーダータイプ」です。チームをまとめて率いる力に秀でていることから、リーダーを任されると強みを存分に発揮して活躍できる傾向にあります。
また、ENTJは自分の考えや決断に自信があるため、困難に直面しても決してくじけません。何があっても乗り越えようとする性格で、正面から課題と向き合い努力や工夫を重ねる粘り強さもあります。エネルギッシュに行動し続けた結果、成果を残せる場合が多いです。
さらに、ENTJは物事を分析する力や長期戦略を立てて継続的にアプローチする力に長けているのも特徴です。
このように、カリスマ性を発揮して周囲の人とコミュニケーションを取っていく一方で、自分と同じモチベーションで仕事をしない相手や自分と異なる意見を持つ相手には、冷たく支配的な態度を取るケースもあります。
なお、ENTJの日本人の人口割合は約2.57%だと言われており、全タイプの中で最も割合が低いです。
ENTJ-A(自己主張型)とENTJ-T(慎重型)の違い
16Personalitiesには、それぞれにAタイプ(自己主張型)とTタイプ(神経質型)があります。
「自己主張型」のENTJ-Aは、積極性があり主体的に行動できるのが特徴です。プレッシャーに強いうえ、大きな決断をするのも得意なので、リーダーシップをとってチームを引っ張る存在になる傾向があります。
一方で、自信過剰により自己主張が強くなりすぎて、周囲と衝突する場合も少なくありません。また、目標達成に向けて先のことばかりに目を向けてしまうあまり、業務工程の中で細かい部分まで見切れない場合も多いです。
「慎重型」のENTJ-Tは、人の感情に敏感で相手に寄り添えるのが特徴です。慎重な性格ですが目標達成のための努力を惜しまないので、仕事では着実にスキルを積んで成長できる一面も持っています。
ただし、ストレス耐性が弱く批判に過剰反応を示しやすいです。そのため、何かやろうとする度に「誰かに批判されたらどうしよう」という不安を抱えてしまい、行動が遅くなってしまう傾向にあります。
ENTJの適職を探す際は、自分がAタイプ(自己主張型)とTタイプ(神経質型)のどちらなのかを把握しておけば、自分の強みを活かせる仕事を選びやすくなります。
仕事におけるENTJの強み

仕事におけるENTJの強みは、次の3つです。
- 統率力が高い
- 自信を持って決断できる
- 長期的な戦略を立てられる
自信に満ち溢れたリーダー気質な性格のENTJには、ビジネスでも活かせる強みがたくさんあります。
それぞれの強みを詳しく解説していくので、今一度自分の長所を理解していきましょう。
ENTJの強み1:統率力が高い
ENTJは、生まれつきカリスマ性を持っており、無意識のうちにリーダーシップを発揮できるため、統率力が高いのが強みです。
複数のメンバーが協力しながら仕事を進めていくうえで、高い統率力を持つリーダーの存在は欠かせません。
ENTJのリーダータイプは、目標やビジョンを明確にしてスタッフたちを引き連れていく「ビジョン型」の傾向にあります。ENTJの高い統率力を発揮して多くのメンバーをまとめ上げた結果、大きな事業を成し遂げる可能性が高まるのです。
また、ENTJはチームを牽引しながら、自らも積極的に仕事に取り組みます。指示出しのみにとどまらず、他のメンバーと一緒に困難に立ち向かおうとするため、周囲から厚い信頼を得やすいのも強みです。
ENTJの強み2:自信を持って決断できる
ENTJは、自分に自信があり、決断力に優れているのが強みです。
自信を持っている人は、大きなプレッシャーに強く、たとえ重要な選択を迫られても迷わず決断できる傾向にあります。ENTJは、強い自信を持っているので、「迷っててもしょうがない」という考えが強く、思い切った決断も躊躇なくできるのが特徴です。
決断力の高さは、仕事においてリーダーシップを発揮する場面や課題に取り組む場面などで大いに役立ちます。ENTJが情熱的な性格なのも相まって、周囲から一目を置かれる存在になれるケースが多いです。
ENTJの強み3:長期的な戦略を立てられる
長期的な戦略を立てるのが得意な点も、ENTJの長所です。
ENTJは、目標達成に向かって取り組む過程を楽しむ特性を持っています。そのため、効率的に仕事を進められるよう、必要な事実やデータをもとに客観的かつ長期的に分析できる能力に長けている傾向です。
長期的な戦略思考力は、プロジェクトを進めていくうちに起こりうるトラブルを事前に察知したり、その対策を打ったりするときに役立ちます。このようなリスクヘッジ能力があるかどうかも、仕事で結果を出すうえで重要なポイントです。
ENTJは、自ら計画を立てて率先して行動できるため、長期的な戦略思考力を活かして仕事で大きな成果が出せるでしょう。
仕事におけるENTJの弱点

仕事におけるENTJの弱点は、次の3つです。
- 過剰な成果主義
- プライドが高すぎる一面がある
- 支配的に物事を進める可能性がある
自分のマイナス面を理解すれば、自分に合わない仕事の特徴を把握しやすくなります。
ENTJの弱みを克服する方法も併せて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
ENTJの弱点1:過剰な成果主義
ENTJは、目的達成意欲が強いため、過剰に成果を求めすぎるところがあります。
結果にこだわりすぎる人は、時に手段を選ばず行動することも珍しくなく、周りが見えなくなりがちです。また、自分と同じ熱量を周囲にも求めてしまう場合もあることから、せっかく優れたリーダーシップを持っていても、チーム内で浮いた存在になりかねません。
目標達成に向けて仕事に取り組めるのは、ENTJにとって大きな強みです。その強みを悪い方向に発揮しないためにも、日頃から周囲への配慮を忘れないように意識しましょう。
ENTJの弱点2:プライドが高すぎる一面がある
ENTJは、揺るがない自信を持っているがゆえに、周囲からプライドが高いと思われる傾向にあります。
自分の行動一つひとつに対して確固たる自信を持って決断しているため、他人からの意見を素直に受け入れることが苦手です。
つい自分を貫き通してしまう癖がある人は、周囲に「頑固な人」「プライドが高すぎて話しづらい」という印象を与え、チームの雰囲気まで悪くなってしまう可能性があります。その結果、コミュニケーションを取る機会が少なくなってしまい、視野が広がらなくなったり思考が凝り固まりやすくなったりするリスクがあります。
ほとんどの仕事は、自分一人だけで完結できるものではないため、柔軟な態度を心掛けて周囲の意見も積極的に取り入れていきましょう。
ENTJの弱点3:支配的に物事を進める可能性がある
ENTJは、他者に対して支配的になってしまう一面があります。
強いリーダーシップを持つENTJは、目的達成のために合理性を重視する傾向にあり、「自分がこのチームを引っ張っていく」という使命感も強いです。しかし、目的達成の意欲が強すぎると、他人への当たりが強くなったり、自分の意見に反する人に対して冷たい態度を取ったりします。
その結果、周囲から「冷たい人」「怖い人」と思われてしまい、独裁者のような扱いを受けかねません。独裁的な行動を取る人は、チーム全体のモチベーションが下がる原因になるため、仕事で成果を出すのも難しくなります。
ENTJのリーダーシップを良い方向に活かす際は、周囲への感情的配慮を疎かにしないことを忘れずに、目標達成を目指すことが重要です。
ENTJの自己PR例文をご紹介

ここでは、就職・転職活動で使えるENTJの強みを活かした自己PR例文をご紹介します。
自己PRでアピールする強みは、次の3つです。
- リーダーシップの高さをアピール
- 論理的思考で問題解決できることをアピール
- 目標達成意欲をアピール
自己PRでは、アピールポイントを具体的に伝えるのがコツです。自分がどんな強みを持っているかを正確に伝えましょう。
例文1:リーダーシップの高さをアピール
ENTJが持つリーダーシップの高さは、転職活動において大きなアピールポイントになります。
リーダーシップの高さをアピールする際は、前職でメンバー一人ひとりの強みを活かせるように業務の割り振りを行った点や、メンバーのモチベーションを下げないように工夫した点など、マネジメント力の高さが分かる具体的なエピソードを盛り込むのがコツです。
リーダーシップの高さに関する自己PRの例文は以下の通りです。
- 【例文】
- 私の強みはリーダーシップがあるところです。
前職は、ベンチャー企業のマーケティング部門で、プロジェクトリーダーを務めていました。
プロジェクトリーダーとして、常に進捗管理を行うのはもちろん、チームメンバー一人ひとりの強みが発揮できるように業務の割り振りを行うことを意識しました。
その結果、チームメンバーの業務に対するモチベーションの維持につながり、プロジェクトも無事に成功しています。
これまでに培ったリーダーシップを活かして、貴社の事業に貢献できればと考えています。
例文2:論理的思考で問題解決できることをアピール
論理的思考が得意というENTJの特性をもとに、問題解決力がある人材だとアピールするのもおすすめです。
論理的思考を活かして問題解決できることの自己PR文は以下の通りです。
- 【例文】
- 私は、論理的思考で問題を解決することを得意としています。
前職で社員数500名の会社の人事部に配属された際、私含め3名しかおらず、膨大な業務量に対応しきれていない状況でした。
そこで、すべての業務を洗い出したうえで、ペーパーレス化の推進やビジネスツールの導入など、業務フローの大幅な見直しを行いました。
その結果、業務効率化とコスト削減に成功し、残業時間の減少につながっています。
貴社の業務においても、抱える問題に対してさまざまな角度から分析し、解決したいと考えております。
例文3:目標達成意欲をアピール
ENTJの目標達成意欲を活かしたエピソードを交えると、採用担当者が目を引く自己PRを作りやすくなります。
- 【例文】
- 私は、目標達成意欲が高いのが強みです。
独自に会社が設定した数字以上の目標を掲げ、その目標に向かって試行錯誤を行うことに注力しています。
前職の営業では、部署の売上目標をクリアするのは大前提として、「顧客満足度の向上」も意識しながら業務に取り組みました。
顧客との密なヒアリングと柔軟な対応を心掛けた結果、契約数が大幅にアップし、部署の年間営業成績1位を取りました。
今後も自ら掲げた高い目標を達成していき、貴社に貢献していきます。
ENTJの世間のイメージと周囲に与える印象

ENTJは、「自信に満ち溢れるリーダータイプ」という特性を持っています。実際に一緒に働く人からは、以下のような印象を持たれる場合が多いです。
- 周囲からはエネルギッシュな人物と評価される
- 何事も真剣に取り組むリーダーとして見られる
ここでは、ENTJの世間のイメージと周囲に与える印象を解説します。
周囲からはエネルギッシュな人物と評価される
ENTJは周囲を巻き込む力が強く、積極的に人を引っ張っていくため、「エネルギッシュな人」というイメージを持たれます。
エネルギッシュな人は自分以外の人や物に関心が向きやすく、何事にも熱中しやすいです。また、急な環境の変化にも柔軟に対応して、自然とチーム全体のモチベーションを高めていく傾向にあり、職場では「チーム全体の士気を高めるのに欠かせない存在」だと思われやすいです。
ENTJは、生まれつきのカリスマ性とリーダー気質な性格を活かしてエネルギッシュに行動していくため、上司からも部下からも頼られる存在だと言えます。
何事も真剣に取り組むリーダーとして見られる
ENTJがリーダーになった場合、周囲から「目標を設定して真剣に取り組む姿勢が印象的」だと思われる可能性が高いです。
ENTJは、仕事への目標達成意欲が強く、一つひとつの業務に真摯に向き合います。強い正義感と責任感を持ち、物事にも一切妥協しない姿勢を貫くので、多くの部下から憧れの存在として認識されやすいです。
「自分で決めたことは最後までやり抜く人」「一貫性のあるリーダー」として見られることから、部下からの信頼も厚く、団結力のあるチームを作れる傾向にあります。
ENTJと相性が良い相手の特徴

ENTJと相性が良い相手のタイプは以下の3つです。
- ESTP(起業家)
- ISTP(巨匠)
- INFJ(提唱者)
ENTJは自分と似た論理的思考を持つESTP・ISTPや、もしくは自分にない要素を補えるINFJと相性が良いです。
ここでは、ENTJと相性の良い上司・同僚の特徴を解説するので、良好な人間関係の構築に活かしていきましょう。
上司:的確な指導で成長を促す「ESTP」「ISTP」
「ESTP(起業家)」「ISTP(巨匠)」とENTJは、生徒と先生のような関係を築きやすく、仕事でも相性が良いです。
この3タイプは理論型の特性を持っているという共通点があります。ESTPとISTPは、論理的な説明で的確に指導してくれるので、自分の意見を曲げるのが苦手なENTJも納得して受け入れられる場合が多いです。
コミュニケーションに無駄がなく深く干渉しないのも相まって、合理性を求めるENTJにとってスムーズに意思疎通できる存在と言えます。
また、ESTPとISTPの上司は部下の自主性を尊重して見守るタイプなので、ENTJは自分のペースで仕事が進めやすく、働くモチベーションも上がりやすいです。
同僚:お互いにないものを補い合える「INFJ」
INFJ(提唱者)とENTJは、お互いにないものを補って助け合える関係を築けるため、同僚としての相性が良いです。
INFJはサポート力が高い特性を持っており、綿密な計画と準備をしてENTJのやりたいことを後押ししてくれます。細やかな気配りと的確なフォローを入れてくれるため、ENTJはINFJの同僚と一緒に業務に取り組むとより自分の実力を発揮しやすくなるでしょう。
さらに、INFJは人の気持ちに敏感で、他人に対して感情的配慮に優れている傾向があります。相手を思いやる気持ちが強いため、自分に関わる人全員が気持ちよく仕事を進められるように献身的な態度で接します。
目標達成を重んじるあまり独裁的な行動をしがちなENTJは、INFJの同僚が近くにいることで、人間関係がこじれるリスクが減り、チーム全体の雰囲気も良くなる場合が多いです。
ENTJと相性が悪い相手の特徴

ENTJと相性が悪い相手のタイプは以下2つです。
- ESTJ(幹部)
- ISFP(冒険家)
ENTJは、自分とかけ離れた価値観を持つ相手とは、あまり親しくなれない傾向にあります。
ここでは、ENTJと相性が悪い上司・同僚の特徴をご紹介します。自分と相性の悪いタイプを把握して、関係の築き方を考えていきましょう。
上司:変化を嫌う安定志向の「ESTJ」
「ESTJ(幹部)」は安定志向で変化を嫌う傾向があります。対してENTJは、目的達成のためなら常に変化させていきたいタイプなので、両者の相性はあまり良くありません。
ESTJとENTJは、高いリーダーシップを持つという共通点がありますが、物事の捉え方や感じ方が真逆です。ESTJの上司のもとで働くと、ENTJは仕事への取り組み方に対する方向性の違いに苦労する可能性が高いです。
ESTJとENTJは、一見似ているようで全く異なる特性を持っているので、お互いの価値観の違いを把握し、理解し合うことが大切です。
同僚:自分のやり方にこだわる「ISFP」
「ISFP(冒険家)」とENTJは、仕事に対する取り組み方が大きく異なるため、あまり相性は良くありません。
ISFPはクリエイティブかつ自由奔放な一面があり、自分のやり方で仕事を進めたいタイプです。束縛を好まない特性を持っているため、リーダーとしてチームをまとめたいENTJにとって、ISFPにやや苦手意識を感じる傾向にあります。
同僚ともなれば、お互いの意見を躊躇なく言い合うことから、度々衝突してしまうでしょう。
ISFPの同僚と一緒に仕事をする際は、お互いの価値観や意見を理解し合う意味で積極的にコミュニケーションを取り、落としどころを見つけるのが大切です。
ENTJがマッチする職場環境

ENTJの強みである高い統率力や決断力、戦略的思考を活かせる職場環境を選べば、仕事において大いに活躍できる可能性が高いです。
ENTJにマッチする職場環境の特徴は、以下の通りです。
- 裁量権が与えられる職場
- 実績を評価されやすい職場
- 新規事業を始める職場
転職先を決める際は、企業の社風・評価制度についても調べ、自分に合う職場かをよく検討しましょう。
1:裁量権が与えられる職場
ENTJは、自ら課題を見つけて改善策を導き出すのが得意です。そのため、課題を発見したらすぐに自分の意思で問題解決に向けて取り組める、裁量が大きい職場が向いています。
特にベンチャー企業や実力主義を重んじる企業は、若手の内から多くの裁量権が与えられる傾向にあるので、ENTJの強みを活かせる可能性が高いです。
他にも「年齢や学歴に縛られない」「20代から管理職になれる」「細かいマニュアルなどがない」といった特徴を持つ会社も、裁量が大きい傾向にあります。
2:実績を評価されやすい職場
目標達成意欲が強いENTJは、人事評価として成果や実績を重視する職場とマッチしています。
たとえば、成果さえ出せば年功序列を問わず昇進できる仕組みが整った職場や、売上目標を達成すればインセンティブが付く職場などは、ENTJと目標達成意欲を刺激して、自分にとっても会社にとっても良い結果をもたらす可能性が高いです。
また、ENTJは長期的な戦略を立てることを得意とするため、プロジェクトを実施する際のトラブルを予測して、事前に対策を打てる傾向にあります。これらの論理的思考に基づいた問題解決力も高く評価する職場であれば、より活躍できるでしょう。
転職活動をする際には、高いモチベーションで働くためにも、評価制度の仕組みや基準を明確化しているかどうか確認しましょう。
3:新規事業を始める職場
戦略を立てることが得意なリーダー気質のENTJは、設立して間もないベンチャー企業をはじめとした新規事業の立ち上げが多い職場もおすすめです。
このような職場は、チャレンジ意欲が高い人材を重宝する傾向にあるため、若手の内からさまざまな仕事を任されやすいです。たとえ失敗しても過度に責められにくいので、ENTJはこの失敗を活かしてさらなる高みを目指そうとします。
また、新規事業の立ち上げる際、事業全体を俯瞰してより良い仕組みに構築できるリーダー役が必要です。ENTJは、リーダーシップを発揮しながら自信を持って取り組めるため、新しいチームを率いる役割を担いやすい職場に向いています。
ENTJに向いてる仕事とその特徴

ENTJは高いリーダーシップを持ち、複雑な課題であっても諦めず、長期的な戦略を立てて行動できるのが強みです。
このようなENTJの性質は、以下のような特徴を持つ仕事に活かせます。
- リーダーとして人を動かす仕事
- 戦略を求められる仕事
- 長期的な目標を掲げる仕事
上記の特徴から、ENTJに向いてる仕事をピックアップしてご紹介します。
- クリエイティブディレクター
- 起業家
- 政治家
- 経営コンサルタント
- 経営企画
- アナリスト
- 広告代理店
- 弁護士
- マーケター
- 営業職
- 人事
クリエイティブディレクターや起業家、政治家などは、自らがリーダーとなって人を動かす必要があるため、ENTJが持つ強いリーダーシップを存分に活かせるでしょう。
また、経営に関する仕事、知識と分析力を武器に働くアナリスト、広告代理店、弁護士、マーケターなどは、最初に戦略を立てることが求められるため、ENTJの強みを発揮できる可能性が高いです。
さらに、ENTJは長期的な目標にも粘り強く取り組める一面を持っています。そのため、長期目標を掲げる営業職や人事の仕事も適職と言えます。
ENTJが避けたほうが良い仕事とその特徴

ENTJは、ルーティンワークや一人きりで完結する作業、第三者を献身的にサポートすることが苦手です。
そのため、苦手分野を多く求められやすい以下のような特徴の仕事は向いていない傾向にあります。
- ルーティンワークが多い仕事
- 一人で完結する仕事
- 誰かをサポートする仕事
上記の特徴から考えられる、ENTJが避けたほうが良い職業例は以下の通りです。
- 事務員
- オペレーター
- データ入力
- 工場のライン作業
- 清掃員
- 検針員
- 配送ドライバー
- 秘書
- 介護士
- 看護師
事務員やオペレーター、データ入力といった仕事は、同じ作業の繰り返しが多く、ルーティンワークが苦手なENTJには不向きです。
また、基本的に一人で業務を行う清掃員、配送ドライバー、検針員なども、ENTJの強みである統率力を活かしにくいため、避けるべき仕事と言えます。
また、ENTJはチーム全体を率いるカリスマ性を持っているものの、特定の人を付きっきりでサポートするのはあまり得意ではありません。そのため、秘書や介護士、看護師なども、ENTJに適していない可能性が高いです。
ENTJのあるある10選
ここでは、仕事や人間関係、性質面における「ENTJあるある」をご紹介します。
- エネルギッシュで「この人に付いていきたい」と思えるオーラを放っている
- 信念がはっきりしているからこそ、話の中身に説得力がある
- 突然アイディアが浮かび、ゲーム感覚で物事を解決していく
- 話しながら相手の本質を見抜ける
- 新しい挑戦を始められることにワクワクする
- 目標のために遊びたい気持ちを我慢できる
- 提出期限を守れる
- 計画性を具体的に伝えられる
- 自分に自信があるからこそ、なかなか意見を曲げられない
- やる気を感じられない人を見るとイライラしてしまう
ENTJの成功者一覧
ENTJの成功者・有名人には、以下のような人物が挙げられます。
- スティーブ・ジョブス(起業家)
- ゴードン・ラムゼイ(シェフ)
- マーガレット・サッチャー(政治家)
- フランクリン・ルーズヴェルト(政治家)
- ジム・キャリー(俳優)
- ウーピー・ゴールドバーグ(女優)
- ハリソン・フォード(俳優)
- マルコム・X(指導者)
- ドクター・ストレンジ(映画「ドクター・ストレンジ」キャラクター)
- トニー・ソプラノ(テレビドラマ「ザ・ソプラノズ」キャラクター)
ENTJに関するよくある質問

ENTJに関するよくある質問は以下の通りです。
- ENTJは「冷酷な人」って本当ですか?
- ENTJは生きづらいですか?
リーダー気質で目標達成意欲が強いENTJは、周囲から「冷酷な人」だと見られることもあるようです。
また、ENTJは生きづらいタイプだと認識されている傾向もあることから、なぜそんな風に思われるのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、ENTJのよくある質問に対して回答していきます。
Q:ENTJは「冷酷な人」って本当ですか?
ENTJは、目標を達成しようとするあまり、自分の考えを最優先に行動を取ってしまうため、周囲から「冷酷な人」だと思われる場合があります。
これは、最善の結果を求めて合理的に行動したいがゆえの対応であり、ENTJ本人は冷酷だという認識がほとんどありません。だからといって、周囲から冷酷だと思われてもかまわないと考える人は少ないでしょう。
周囲と良好な関係を保つためにも、常に他者への気配りを忘れず、思いやりのある言動を意識することが大切です。
Q:ENTJは生きづらいですか?
ENTJは、誰かに頼ることに対して苦手意識があり、仕事に関するすべての業務やトラブルを一人で抱え込んでしまうため、生きづらさを感じる場合があります。
また、完璧主義者のENTJは、自分が考える仕事への価値観やクオリティなどを周囲にも求める傾向にあります。もし周囲に自分と同等のレベルもしくは共感してくれる人がいなかった場合、誰かに頼ろうとしなくなるため、より自分一人で背負ってしまいがちです。
ENTJの生きづらさを解消するためには、日頃から周囲とのコミュニケーションを心がけ、いつでも誰かに頼める状況を作っておくのが大切です。そして、自分の価値観ばかり主張せず、異なる考え方や価値観を持つ他者に対しても理解を示しましょう。
ENTJ(指揮官)の適職と適性を知り転職に活かそう

ENTJは「指揮官」と言われるだけあって、高いリーダーシップと優れた決断力を兼ね備えているのが特徴です。仕事においては、戦略的思考を用いてチームを良い方向に導き、掲げていた目標以上の成果を出すケースも少なくありません。
しかし、成果主義を重んじるあまり、物事を支配的に進めてしまう一面も持っています。また、自分に自信を持っているため、相手のアドバイスを受け入れることが苦手です。
これらの強み・弱みをしっかり理解したうえで、ENTJの適職を探すのが重要です。
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この記事を参考に自己理解を深め、適職探しや就職活動に活かしましょう!