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16Personalities testを受けたらESFJって診断されたけど、自分の適職が知りたい!
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ビジネス上でESFJと相性が良い人はどんなタイプなんだろう……?
自分がESFJ(領事)であることがわかった時、このような疑問を抱いた人もいるのではないでしょうか。
ESFJは、社交的で思いやりがあり、周囲との調和を大切にする性格です。そのため、仕事上では組織の中で周りと協力しながら責任を持って働くことを得意としています。
本記事では、「16Personalities test」の特性論に基づき、ESFJの適職について詳しくご紹介します。ESFJの基本的な性格や強み・弱み、相性の良い相手と悪い相手の特徴、特性が活かせる職場環境なども解説するので、自分に合った職業を探している人は必見です。
ESFJ(領事)の基本的な性格と特徴
ESFJ(領事)は、特性論ベースの性格診断テスト「16Personalities test」で設けている16の性格タイプの一つです。
自分の性格や特徴を深く理解することは、自己理解を深め、ビジネスのキャリア形成において重要な判断材料となります。
まずは、ESFJの性格や特徴をご紹介します。
ESFJは社交的で温厚な性格をしている
ESFJは、周囲との調和を重視し、思いやりのある性格の持ち主です。
新たな人間関係の構築を好み、初対面の人にも積極的に交流したいと考えます。また、他人の感情やその場の雰囲気に敏感で、チーム全員が気持ちよく過ごせるように常に配慮を欠かせません。そのため、周囲からは「優しい」「話しやすい」という印象を持たれます。
さらに、ESFJは責任感が強く、決められたルールや約束事はしっかりと守ろうとします。人付き合いの上手さも相まって、チーム一丸で取り組むイベントでは、高いサポート力を発揮します。周囲からの信頼も厚いため、グループ内でリーダーポジションを担う場合が多いです。
社交的かつ規則を重んじる一方で、他人からどう思われているのか気にしすぎてしまう一面もあり、自分にマイナスな意見が来た時、自己肯定感が著しく下がってしまう可能性があります。
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日本人全体でESFJが占める割合は約6.75%で、16タイプのうち6番目に多いタイプとなっています。
ESFJ-A(自己主張型)とESFJ-T(神経質型)の違い
16Personalitiesでは、A(自己主張型)とT(神経質型)に分類しています。
ESFJ-A(自己主張型)は、自信を持って行動し、ストレスに強い傾向があります。決断力があり、リーダーシップを発揮しやすい性格です。
一方ESFJ-T(神経質型)は、慎重で配慮深い性格をしています。周囲の感情に敏感で、相手の立場に立って考えることに長けているものの、場合によっては心配性になってしまいがちです。
ESFJ-AとESFJ-Tの主な違いは以下の通りです。
特徴 | ESFJ-A(自己主張型) | ESFJ-T(神経質型) |
---|---|---|
意思決定 | 自信を持って即断即決 | 慎重に検討して判断 |
ストレス耐性 | 強い | やや弱い |
他者への配慮 | バランスが取れている | 非常に気遣いができる |
リーダーシップ | 積極的に発揮する | 状況を見ながら発揮する |
感情面 | 安定している | 繊細で感受性が強い |
仕事におけるESFJの強み
ESFJの特性を仕事で活かすためには、自身の性格特性を理解することが重要です。
ここでは、ESFJが仕事でどのような強みを発揮できるのか、5つのポイントをご紹介します。
- 社交性に長けている
- チームプレイができる
- 計画性を持って仕事に取り組める
- 責任感がある
- 出世しやすい
ESFJの強み1:社交性に長けている
ESFJは、周囲と積極的にコミュニケーションを取りたいと考えているため、初対面の人とも打ち解けやすいのが強みです。
また、社交性に長けている人は相手の気持ちを察する能力も高く、誰とでも良好な関係を築くのが得意と言われています。
仕事で社交性の高さを活かすためには、日頃から社内外の人々と積極的に交流を持ち、ネットワークを広げていくのが効果的です。部署を超えた横のつながりを作ることで、業務をよりスムーズに進められたり、仕事で困った時にフォローしてもらえたりします。
さらに、人間関係の構築が上手な人は、さまざまな立場や価値観を持つ人から新たな知識を得られるので、新たなビジネスチャンスを掴んだり、自己成長につながったりするメリットもあります。
なお、営業職や販売職といった顧客とコミュニケーションを取る機会が多い仕事や、チームで一つのプロジェクトを行う仕事に就けば、よりESFJの強みを発揮できるでしょう。
ESFJの強み2:チームプレイができる
思いやりのある行動ができるESFJは、チームプレイを得意としています。
主に、メンバー間の意見の相違を上手く調整したり、チーム全体のモチベーションを高めたりする役割を担う場合が多いです。ビジネスでは、プロジェクトの進行をサポートし、目標達成に大きく貢献します。
チームワーク力の高さを仕事で活かすためには、チーム内での自分の役割を意識し、積極的にコミュニケーションを取るのが大切です。定期的に業務ミーティングを実施して情報共有の機会を設ければ、メンバーの意見を知ることができます。
また、メンバーとの信頼関係を築くうえで、業務外でのコミュニケーションも欠かせません。自身の社交性を活かして信頼関係を築き上げることで、より高いチームプレイが実現できるでしょう。
ESFJの強み3:計画性を持って仕事に取り組める
ESFJは、目標達成に向けて効率よく取り組もうとする意識が強いため、物事を計画的に進められるのが強みです。
また、先を見据えて事前準備を怠らないESFJは、想定できる範囲のリスクやトラブルであれば、的確な対策を練ることができます。
ビジネスにおいて計画性を求められる場面はさまざまですが、特にプロジェクトのマネジメントや進捗管理を行う時に必要です。メンバーの役割や能力を見極めたうえで、必要に応じてスケジュール調整や業務の割り振りなどを行います。
ESFJの場合、元々チームプレイが得意なのも相まって、人を動かす能力に長けています。そのため、マネジメント業務やプロジェクトの進捗管理を担当できれば、自分の強みを発揮できるでしょう。
ESFJの強み4:責任感がある
ESFJは、何かを任されたことに対して、強い責任感を感じやすいので、最後まで確実にやり遂げようとします。
責任感は、どの仕事においても常に持っておくべき気持ちの一つです。責任感の強さをアピールできれば、社内外を問わず多くの人からの信頼を得やすくなります。
責任感の強さをアピールするためには、任された業務を確実にこなすことが大切です。業務スキルを伸ばし実績を積んでいければ、社内で高く評価されるため、プロジェクトのリーダーに抜擢されたり管理職に昇進できたりする可能性があります。
仕事を計画的に取り組める一面を持つESFJであれば、上のポジションに立っても、強い責任感を持って業務を行えるでしょう。
ESFJの強み5:出世しやすい
ESFJは、組織への適応力が高く、管理職としての素質を持っているのが強みです。承認欲求も強いため、積極的にキャリアアップを目指す傾向があります。
実務面では、組織の方針や目標を理解し、どんな業務でも熱心に取り組もうとします。このように仕事に対する責任感が強いESFJは、上司や同僚からの信頼が厚く、昇進のチャンスも得やすいです。
とはいえ、すでに上のポジションが埋まっていたり、年功序列を重視して実力のある若手を優遇しなかったりする会社も存在します。出世がしやすいESFJの特性を活かすためには、成果次第で年齢や勤続年数を問わず昇進できる実力主義の会社で働くことがおすすめです。
仕事におけるESFJの弱点
自分の理想のキャリアを築くためには、自分の弱点を理解し、適切な対処法を知っておくことが重要です。
ここでは、ESFJが職場で直面しやすい4つの課題とその対処法について、具体的に解説していきます。
- 臨機応変に対応するのが苦手
- 他者の評価を気にしやすい
- お節介になりがち
- 融通が効かない
ESFJの弱点1:臨機応変に対応するのが苦手
ESFJは、計画的に物事を進めるのは得意ですが、突発的な事態への対応に苦手意識を感じます。元々ルールや秩序を重んじる安定志向のため、状況の変化に弱いです。
たとえば、予定外の業務が入ったり、クライアントからの急な要望変更があったりして、自分の思うようなスケジュールに沿って取り組めない事態が続くと、大きなストレスを感じます。
仕事において臨機応変に対応できるようにするためには、突発的な事態を想定して準備しておくことが有効です。予期せぬ事態が起きる度に、その時の状況と対応策をデータベース化しておけば、今後似たような状況に遭遇しても柔軟に対応しやすくなります。
ESFJの弱点2:他者の評価を気にしやすい
ESFJは、周囲からの評価に敏感な性格だと言われています。他人からどう思われているのか気になって仕方がなく、否定的な意見をもらうと大きなストレスを感じます。
ビジネスにおいては、上司や同僚からの心無い一言がきっかけで、パフォーマンスに影響が出るケースも珍しくありません。
また、失敗を恐れるあまり新しいチャレンジを避けたり、自分の意見を主張できなかったりすることもあります。さらに、周囲の期待に応えようとして無茶な仕事の取り組み方をする傾向にあるのも特徴です。
このように、チャレンジ精神が低かったり、一人では難しい仕事を抱え込んでしまったりするのは、「他人に良く見られたい」という承認欲求の強さが根底にあると考えられます。
過度に他人の顔色を伺う癖を直すためには、自己肯定感を高められるかどうかが重要です。仕事に対して誠実に取り組みつつ小さな成功体験を積み重ねていけば、自分に自信がついてくるでしょう。
ESFJの弱点3:お節介になりがち
ESFJは、相手を思いやる心を人一倍持っているがゆえに、時にはお節介だと思われるような行動を取ってしまう場合があります。自分にとっては良かれと思った対応も、知らず知らずのうちに自分の価値観を押し付けてしまい、周囲の人から敬遠される事態に陥る場合も珍しくありません。
仕事においては、求められていないのに業務に関するアドバイスを送ったり、自分には無関係の問題に深入りしようとしたり、社交的な性格が裏目に出てしまうパターンが見受けられます。
お節介な行動を取らないようにするためには、自分を客観視するのが大切です。過度なお節介をする原因のほとんどは、自身の承認欲求を満たすことを優先するあまり、相手の状況や立場を理解しきれていない点が挙げられます。
誰かのために行動する前には、本当に相手の為になるのかどうか客観的に判断するのを意識してみてください。
ESFJの弱点4:融通が効かない
ESFJは、ルールや秩序を重んじるあまり、柔軟な対応が求められる場面に適応しきれない弱みがあります。
物事をスムーズに進めていくうえで、定めたルールに従うのは必要不可欠と考えているため、そのルールの範疇(はんちゅう)を超えるような出来事が起きてしまうと、どうすればいいのかわからなくなってしまうのです。
また、新たなアイデアを取り入れることに抵抗があり、今までのやり方に固執する一面もあります。たとえ同僚や部下などから良い施策を提案されたとしても消極的な反応をしがちなので、対応次第では相手のモチベーションを下げてしまう原因になりかねません。
周囲の人から「融通が効かない人」と思われないためにも、状況に応じて変化を受け入れる姿勢を心がけるようにしましょう。新しい取り組みに対して前向きにトライできれば、業績アップや自身のスキルアップにもつながります。
ESFJの自己PR例文をご紹介!
自己PRは、就職・転職活動の時に自身の価値を企業に伝えられる重要な手段の一つです。
ESFJは、ビジネスで活躍するうえで魅力的な特徴がいくつかあるものの、それらをよりわかりやすく伝えるためには戦略的なアプローチが必要です。
ここでは、ESFJの自己PRの例文を2つご紹介します。
例文1:チームワークや協調性があることをアピール
チームプレイが得意なESFJは、協調性の高さを上手くアピールできれば、採用担当の目を引く自己PRを作成できます。
【例文】
私の強みは、目標達成に向けて周囲と協力しながら取り組めるところです。
前職のマーケティング職では、新商品の広告・宣伝業務を5名ほどで行っていました。
上司部下を問わずメンバー間で活発に話し合いが行えるように、定例ミーティングでは一人1回必ず意見を言える機会を設けました。
また、ビジネスチャット上で専用スレを立ち上げ、メンバー同士で些細な相談や情報共有がし合えるように環境を整えたこともあります。
チーム力の向上を重視した体制を作り上げた結果、売上の目標達成率が150%を超える結果となりました。
この強みを活かして、貴社に貢献していきたいと考えています。
例文2:他人を思いやれる・サポートできることをアピール
思いやりが深いESFJの高いサポート力を推し出した自己PRを作成してみるのもおすすめです。
【例文】
私は、相手の要望を汲み取って適切にサポートができるのが強みです。
前職で家電量販店の販売業務に携わっていた際には、主に高齢のお客様の接客をする機会が多くありました。
家電の商品説明を行う時には、専門用語を使わず嚙み砕いて説明し、さらには購入後のアフターフォローとして、手書きで操作方法やサポートセンターの連絡先などを記したメモをお渡しすることを心がけました。
その結果、多くのお客様からお褒めの言葉をいただき、店舗の月間販売目標の達成にも貢献できたことが、私にとって大きな自信につながっていると思います。
貴社で採用された場合、前職で培ったサポート力を活かして顧客の新規獲得を行います。
ESFJの世間のイメージと周囲に与える印象
ESFJは優れた対人能力を持ち、協調性もあることから、ビジネスや私生活で多くの人と良好な関係を築きやすいのが特徴です。
とはいえ、実際のところ、他人はESFJにどんな印象を受けているのか気になる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、ESFJの世間のイメージと周囲に与える印象をご紹介します。
周囲からは面倒見がよく社交的な印象がある
ESFJは、誰に対しても親身になって接する姿勢を取ることから、周囲の人は 「面倒見の良い人」「頼りになる人」という印象を抱いています。困っている人がいれば自ずと手を差し伸べようとするため、気軽に相談に乗ってもらえる存在として認識されています。
また、人付き合いが上手で社交的な一面を持つESFJは、新しい人間関係の構築が得意です。相手の気持ちに寄り添い、場の空気を読む力も備えているため、グループの潤滑油のような役割を担います。そんなESFJのことを「チームで仕事をするうえで欠かせない存在」というイメージを持つ人が多いです。
ただし、面倒見が良すぎると「お節介」という印象を与える場合もあります。相手との距離感を見極めながら、適度な関わり方を心がけるようにしましょう。
責任感が強く思いやりと協調性を重視するリーダー
ESFJがリーダーになった場合、人間関係を重視しつつ、目標達成に向かってチームをまとめていく指導者になります。
「全員がやりがいを持って働ける環境を作りたい」という考えが強いため、何よりもまずメンバー一人ひとりの個性や得意分野を把握し、適材適所の配置を心がけます。自分に関わるすべての人を大事にしようと、常に思いやりを持って接しています。
また、責任感が強く、計画性もあるESFJは、まさにリーダー向きの性格です。業務を中途半端にしたまま投げ出すのを嫌がり、一度やると決めたことは最後までやり遂げようとします。
このように、メンバーに配慮することと仕事の成果を出すことを両立するESFJは、多くの部下から尊敬されやすいと言えます。
ESFJと相性が良い相手の特徴
「16Personalities test」にある16のタイプの中で、相性の良し悪しが存在します。
ESFJと相性の良い相手のタイプは以下の通りです。
- ISFP(冒険家)
- ISFJ(擁護者)
ここでは、上司・同僚の観点から、それぞれ相性が良い人の特徴をご紹介するので、職場で良い人間関係を築きたい人は必見です。
上司:気配りができてアイデアマンな「ISFP」
ESFJにとって理想的な上司は、細やかな気配りと独創的なアイデアを併せ持つ人物です。
承認欲求をが強いESFJは、誰かから褒められたり目に見えた成果を出せたりすると、より仕事へのモチベーションが高まります。
部下の様子をこまめにチェックできて、仕事をしやすいように配慮できる上司は、ISFP(冒険家)です。ISFPの性格は、話すよりも聞くほうが得意な気配り上手だと言われています。ESFJと同様に調和のとれた人間関係を望む傾向にあるので、上司と部下としての相性は良いです。
また、ISFPは直感的な問題解決能力に長け、新しい視点からの提案を行えるのが特徴です。ESFJの弱点である柔軟性のなさを、ISFPの創造的なアプローチで補完できるので、お互いの強みと弱みを補えるような関係を築けるでしょう。
同僚:同じ熱量で語り合える「ISFJ」
ESFJと相性の良い同僚は、同じ熱量で議論し合える人です。ESFJは、誰とでも積極的にコミュニケーションを取りたがるものの、自分と会話のスタイルや価値観などが異なる相手だとわかった時点で、自分より相手の考えを優先する傾向があります。
そのため、特性が似ていて気兼ねなく話し合える人との相性が良いと言われています。
ESFJと近い特性を持つタイプは、ISFJ(擁護者)です。ISFJは、協調性が高く、良好な人間関係を築くのが得意です。また、誰かのために動くことに喜びを感じる一面もあるため、同じく人の役に立ちたいと考えているESFJとの相性は良いでしょう。
なお、ISFJはESFJと比べて物事を慎重に進める一面があり、プロジェクトへの取り組み方で多少価値観が異なる可能性もあります。しかし、根本的な考えはほとんど一緒なので、きちんと話し合えば、お互いが納得した形で仕事に取り組めるでしょう。
ESFJと相性が悪い相手の特徴
いくら人付き合いが上手なESFJであっても、価値観の違いから、どうしてもそりが合わない人もいます。
ESFJと相性の悪いタイプは以下の通りです。
- INTJ(建築家)
- INTP(論理学者)
ESFJが人間関係において苦手だと感じやすい相手のタイプについて、上司、同僚それぞれの観点から詳しく見ていきましょう。
上司:周囲に過度なプレッシャーを与える「INTJ」
ESFJは責任感が強く、チームのために尽力する性格です。しかし、上司から過度なプレッシャーを受け続けると、やりがいより強迫観念のほうが上回ってしまい、パフォーマンス力が下がってしまう傾向にあります。
部下に過度のプレッシャーを与えがちなタイプは、INTJ(建築家)です。INTJは、完璧主義な一面を持っており、高い理想を掲げながら仕事をします。自分にも周りにも高いレベルを求めてしまうため、結果的にお互いの首を絞める結果になってしまうのです。
しかし、ESFJにとって苦手だと感じることをスムーズに行えてしまうのがINTJの魅力でもあります。ESFJは、INTJの特性を理解したうえで社交性を発揮できれば、たとえ上司相手でも良好な関係を築ける可能性が高いです。
同僚:論理的思考をする「INTP」
ESFJは感情や人間関係を重視する一方、論理的思考を重視する同僚とは考え方の違いから衝突しやすい傾向にあります。
論理的思考を重視する同僚は、感情よりも事実やデータに基づいて判断を下します。ESFJは人の気持ちや調和を重視して行動しますが、論理的な同僚からは非効率的だと思われがちです。
強い論理的思考を持つタイプは、INTP(論理学者)です。INTPは、論理的思考に基づいて複雑な問題を解決します。また、自立心も強く、他人からの影響を受けにくいため、周囲からやや浮きやすいです。
他人との調和を大切にしたいESFJにとって、INTPはまさに対極な存在と言えます。ESFJは、まずINTPの問題解決力を評価しつつ、周りから孤立しないようにサポートすることを心がけてみてください。
ESFJがマッチする職場環境
ESFJの強みを最大限に発揮するためには、適切な職場環境に身を置けるかどうかが重要です。
次に、ESFJの性格や特性に合った職場環境の特徴を詳しく解説していきます。自分にマッチした仕事を探しているESFJは、ぜひ参考にしてください。
1:複数人でプロジェクトを進められる職場
チームプレイを得意とするESFJは、複数人で協力しながら仕事を進められる職場環境で働くのがおすすめです。一人で黙々と作業を進めるよりも、メンバーと意見を出し合いながらプロジェクトを進めたほうが、ESFJの強みを発揮できます。
また、多くの人と関われる職業に就けば、さまざまな観点からたくさんの刺激を受けるため、仕事に対するモチベーションアップにもつながります。
社交的かつ責任感もあるESFJであれば、自分の努力次第でプロジェクトのリーダーに抜擢される可能性があります。元々指導者向きの性格をしているので、複数人でプロジェクトを進めていく職場でリーダーポジションを目指してみてください。
2:イレギュラー対応が少ない職場
ESFJは計画的に物事を進めることを好む傾向があり、突発的な業務が少ない職場環境であれば、より安定した仕事ぶりを発揮します。
突発的な業務が少ない職場は、主にルーティンワークが中心の仕事や年間スケジュールが決められている仕事が挙げられます。ある程度やるべき業務が決まっていたり、スケジュールの見通しが立っていたりすれば、万が一トラブルが発生したとしても、今まで培った経験をもとに最小限の被害に抑えることが可能です。
また、就職先の企業の種類によってもイレギュラー対応の頻度が変わってくる場合があります。たとえば、行政機関や大手企業は、業務フローやルールが細かく決められているケースが多く、職業によってはイレギュラーな業務が発生しにくいです。
一方で、スタートアップ企業やベンチャー企業は、社内体制が整っていないため、場合によっては臨機応変な対応を求められることも珍しくありません。業務内容以外にも、企業の特性にも注目すれば、ESFJの強みを活かせる職場が見つかりやすくなります。
3:目標や指示が明確な職場
ESFJは、明確な目標が設定されていて、なおかつ具体的に指示される職場環境であれば、よりモチベーション高く業務に取り組めます。計画通りに業務を進めたがる傾向があり、事前にゴール設定をしておくことで、目標達成に向かって迷いなく仕事が行えるでしょう。
また、臨機応変な対応に苦手意識を持つESFJは、あらかじめ上司から具体的な指示や方向性を提示してもらえる環境であれば、責任を持ってその指示に従おうとします。自分から意見を出すのが苦手な反面、指示を受けたことに対しては期待に応えたいと考えているのです。
4:実力主義の職場
ESFJは承認欲求が高い傾向にあるため、自分の成果が正当に評価される職場環境とマッチしています。成果重視の職場は、実績や能力が高い人であれば、年齢や勤続年数を問わず昇給・昇進の機会が与えられます。
ESFJは、他者の評価を気にしがちです。そのため、自分の評価を下げないように、多少無茶をしてでも成果を出そうとします。
ESFJの特性を活かしたキャリアアップを目指す場合、実力主義の評価体系を取る職場に身を置くのが効果的です。営業職や企画職など、成果が数値化される仕事であれば、自分の頑張りが正当に評価されやすいでしょう。
ESFJに向いてる仕事とその特徴
ESFJは、「規則や秩序を重視する」「チームワーク力が高い」「社交性に優れている」といった特性を持っています。
ESFJの特性に向いている仕事の特徴は以下の通りです。
- すでに明確なルールが決められている仕事
- チームプレイが求められる仕事
- 人と深く関わる仕事
上記の特徴から、ESFJに向いている仕事をいくつかピックアップしてみました。
・市役所職員
・銀行員
・事務職
・プロジェクトマネージャー
・広報
・看護師
・ルート営業
・カウンセラー
・保育士
「市役所職員」「銀行員」といったお堅い仕事や、事務職のようなルーティンワークが多い仕事は、厳格なルールが定められている場合がほとんどです。強い責任感もあることから、ESFJの強みを最大限に発揮できるでしょう。
広報や看護師は、複数人で業務に取り組む仕事の一つです。元々リーダーシップがあるESFJは、プロジェクトマネージャーとしても活躍できる可能性があります、
「ルート営業」「カウンセラー」「保育士」は、どれも人と人とのつながりが重要視される仕事です。そのため、高いコミュニケーション能力を持つESFJであれば、モチベーション高く働けるでしょう。
ESFJが避けたほうが良い仕事とその特徴
ESFJは、臨機応変な対応が苦手で、柔軟性に欠けている一面があります。また、周囲からの評価を気にしすぎるあまり、少しでも良く思われようとお節介な行動をとってしまいがちです。
ESFJが避けたほうが良い仕事の特徴は以下の通りです。
- 個人作業が中心の仕事
- 自由度の高い仕事
- 創造性が求められる仕事
上記の特徴を踏まえて、ESFJに向いてない仕事をいくつかご紹介します。
・データアナリスト
・プログラマー
・システムエンジニア
・フリーランス
・起業家
・トレーダー
・作家
・デザイナー
・商品開発
一人で黙々と作業を進める「データアナリスト」「プログラマー」「システムエンジニア」は、チームプレイが得意なESFJの強みを活かすのが難しいです。さらに、人と直接関わる機会が限られてしまうため、周囲からどう評価されているのかわからず、不安になる可能性があります。
「フリーランス」「起業家」「トレーダー」といったルールに縛られず自分の裁量で取り組める仕事も、ESFJにとって負担が大きいです。
高い発想力が必要な「作家」「デザイナー」「商品開発」は、アイデア力が乏しいESFJに向いていないでしょう。
ESFJのあるある9選
ここでは、ESFJのあるあるをご紹介します。
・同僚や部下からよく相談を受ける
・プロジェクトの方向性を決める時、参加メンバー全員が納得できるように考える
・場の空気が悪くならないように、積極的にポジティブな発言をする
・自分の意見より人の意見を優先してしまう
・期限や納期を必ず守り、遅刻も皆無
・チームの和を乱すことを極端に避けようとする
・嫌われたくないがゆえに、つい八方美人な態度を取ってしまう
・イレギュラー対応が起きると、仕事が上手く回るかどうか不安になる
・職場の人の体調変化にいち早く気づく
・自分に対してマイナスな評価が付くと、しばらく引きずってしまう
ESFJの成功者一覧
歴史上の人物から現代の著名人まで、ESFJタイプの特徴を活かして成功を収めた人々を紹介します。
・ビル・クリントン(元アメリカ大統領)
・テイラー・スウィフト(歌手)
・スティーヴ・ハーヴェイ(コメディアン)
・アン・ハサウェイ(女優)
・ダニー・グローヴァー(俳優)
・ジェニファー・ロペス(歌手)
・サリー・フィールド(女優)
・タイラ・バンクス(ファッションモデル)
・サンサ・スターク(ゲーム・オブ・スローンズ登場人物)
・ディーン・ウィンチェスター(スーパーナチュラル登場人物)
・ジャック・シェパード(ロスト登場人物)
・サーセイ・バラシオン(ゲームオブスローンズ登場人物)
ESFJに関するよくある質問
性格診断でESFJについて多く寄せられる質問の中から、いくつかピックアップしてお答えします。
-
ESFJはリーダーシップがありますか?
-
ESFJは純粋な人が多いですか?
リーダーシップや性格的な特徴など、気になる疑問点をわかりやすく説明します。
Q:ESFJはリーダーシップがありますか?
ESFJは、強いリーダーシップを持っています。周囲への気配りと高いコミュニケーション能力を活かし、チームをまとめる力に長けているのが特徴です。
とくに、メンバーの状態を把握しながら、適切にサポートする力に優れており、チーム全員をまとめながら組織の目標達成に向かって前進していきます。
ただし、自分より他人を優先させてしまうがゆえに、ついキャパ以上のタスクを抱え込んでしまったり、なかなか悩みを打ち明けられなかったりして、精神的に疲れてしまう場合があります。全員が仕事をしやすい職場環境を作ることも大切ですが、自己犠牲の精神が強くなりすぎないように注意しましょう。
Q:ESFJは純粋な人が多いですか?
ESFJは、一般的に純粋で誠実な性格の持ち主が多いです。周囲への思いやりが強く、相手の立場に立って考えられる特徴があります。
他者からの期待に応えようとする姿勢が強く、約束事は必ず守ります。また、嘘をつくのを極端に嫌う傾向があり、正直な態度で人間関係を築きます。
一方で、純粋すぎるがゆえに他者に利用されやすい面もあります。時には適度な距離感を保つことも大切です。
ESFJ(領事)の適職と適性を知り転職に活かそう
最後に、ESFJの特徴をまとめてみました。
- 社交性に長けている
- チームプレイができる
- 計画性を持って仕事に取り組める
- 責任感がある
- 出世しやすい
上記の特徴を活かせるESFJの適職は以下の通りです。
- ルート営業
- 保育士
- 広報
- 市役所職員
- カウンセラー
人付き合いが良いESFJは、チームで取り組む仕事や人と深く関わる仕事に向いています。また、責任を持って計画的に業務を行えるため、ルールが細かく決められている仕事もおすすめです。
なお、今回ご紹介したESFJの適職はごく一部です。自分の強みを理解できれば、自分に合った仕事が見つかりやすくなります。
-
ぜひこの記事を参考に、転職・就職活動を有利に進めていきましょう!