柔道整復師は、骨折やねん挫、脱臼などの体の損傷に対し、柔道整復術を用いた治療を行うのが仕事です。
略して「柔整」(じゅうせい)とも呼ばれる柔道整復師は、果たして稼げる職業なのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では柔道整復師の平均年収を年齢・性別・地域ごとに詳しく解説します。
併せて、収入内訳や柔整になって稼げる人・稼げない人の違い、柔道整復師として収入を増やす具体的な方法についても説明していくので、ぜひご覧ください。
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柔道整復師としてキャリアアップしたい方はもちろん、これから柔道整復師を目指そうと考えている方にとっても役立つ情報が満載です!
柔道整復師の平均年収は459万円
柔道整復師の全国平均年収は約459万円です。
この数字は「令和5年賃金構造基本統計調査」のデータを参考に、月給31.9万円・年間賞与77.1万円で算出しました。
上記の平均年収を踏まえて柔道整復師の生涯年収を計算すると、約1億7,442万円になります。
なお、この生涯年収は、大学卒業後の22歳から定年の60歳までの38年間、柔道整復師として同一施設に勤務し続けると仮定して単純計算したものです。
また、柔道整復師の年収が最も高くなるのは50歳から54歳で、この年齢の平均年収は554.96万円です。
月給の統計データを見てみると、月収24.0~25.9万円の人が最も大きな割合を占めています。
ただし、平均年収は「その他の保健医療従事者」から算出しており、柔道整復師を含めた複数の保健医療従事者の平均値を算出している点にご留意ください。
ちなみに、柔道整復師と業務内容が似ている職業として、理学療法士が挙げられます。理学療法士の平均年収は、令和5年時点で約432万円です。
この2つの職業は、ケガや病気をした人のアフターケアをするという共通点がありますが、アプローチする手段や目的などが異なります。
- 【柔道整復師と理学療法士の違い】
- 柔道整復師:骨折、ねん挫、脱臼、打撲のようなケガをした人に対して、手術や投薬なしに治療を行う
理学療法士:身体能力が低下した人に対して、身体機能の維持や向上を目的としたリハビリテーションを行う
参考:
e-State政府統計の総合窓口「職種(小分類)性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2024-07-01)
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「柔道整復師」(参照 2024-07-01)
柔道整復師の収入内訳
柔道整復師の働き方は、主に整骨院や接骨院、整形外科がある病院・リハビリ施設などに就職する方法と、独立開業する方法の2種類あります。
今回は施術所や医療機関に就職した場合の収入内訳をご紹介します。
柔道整復師の収入内訳は、「基本給+歩合給+各種手当+賞与」で構成されるのが一般的です。
手当については、柔道整復師を目指すうえで国家資格の取得が必要なので、資格手当が支給される傾向にあります。この他、「鍼灸師」「あん摩マッサージ指圧師」といった施術に関する資格も一緒に取っておくことで、資格手当の支給額がさらに増えます。
施術技術や能力が評価されると「能力手当」もしくは「技能手当」と呼ばれる手当がつく場合も多いです。
さらに、施術所によっては施術数に応じて「歩合給」がつくケースや、基本給が支給される固定給制ではなく、完全に歩合給制のみの職場もあります。そのため、柔道整復師は実力や努力が収入に反映されやすい職業です。
また、一般企業でよくある「残業手当」「通勤手当」「住宅手当」も支給される職場が多い傾向にあります。
ただし、「手当の有無」「手当が出る条件」「歩合率」は、就業場所によって異なります。柔道整復師として働く際は、入社前に手当の内容や評価制度などをよく確認することが大切です。
【年齢別】柔道整復師の平均年収
柔道整復師の平均年収は年齢を重ねるごとに増える傾向があり、50歳〜54歳頃が最も収入が高くなります。
年齢 | 平均年収 |
20~24歳 |
313.25万円 |
25~29歳 | 390.72万円 |
30~34歳 | 426.46万円 |
35~39歳 | 466.49万円 |
40~44歳 | 493.89万円 |
45~49歳 | 533.3万円 |
50~54歳 | 554.96万円 |
55~59歳 | 554.29万円 |
20~24歳頃の柔道整復師はまだ実務経験が少ないことから、平均年収は313.25万円と全年代の中で最も低いです。
しかし、30〜34歳では年収426.46万円と100万円以上も上がっており、経験の積み重ねや資格取得によって着実に昇給しているのがわかります。
また、45〜49歳で年収500万円代に到達し、50歳から54歳で年収のピークを迎えたあとも収入が大幅に減ることはありません。
したがって、柔道整復師は長期的に年収アップが目指せて、なおかつ知識・スキルの習得によって収入を増やせる職業だと言えます。
【性別】柔道整復師の平均年収
柔道整復師は男性・女性問わず従事できる職業ですが、性別によって年収に違いがあるのかどうかが気になる方も多いです。
以下の表では「令和5年賃金構造基本統計調査」に掲載されたデータをもとに「(きまって支給する現金給与額×12カ月)+年間賞与その他特別給与額」の式で男女別の平均年収を比較しました。
性別 | 平均年収(千円) | きまって支給する現金給与額(千円) | 年間賞与その他特別給与額(千円) |
男女計 |
4,592.6 | 318.5 | 770.6 |
男 | 4,732.0 | 331.8 | 750.4 |
女 | 4,378.90 | 298.1 | 801.7 |
男性柔道整復師は平均年収473.2万円、女性柔道整復師は平均年収437.8万円であり、男性のほうが35.4万円多くなっています。
男女間で100万円以上の収入差がある職種も珍しくない点を踏まえると、柔道整復師の男女の賃金格差は少なめです。
なお、柔道整復師として働く人の男女比は「7:3」というデータがあり、業界全体で男性が大きく占めています。それでも男女間の賃金格差が少ない理由として、女性柔道整復師の需要の高さが考えられます。
近年、整骨院や接骨院において女性患者が増加傾向です。女性患者の中には、同性の柔道整復師に施術してもらいたいと考える人も多く、わざわざ女性施術者が多く在籍している施術所を探して来院するパターンも珍しくありません。
そのため、女性だからといって稼ぎにくい環境ではなく、むしろ施術スキルさえあれば性別を問わず高収入を得られる業界だと言えます。
【地域別】柔道整復師の平均年収
柔道整復師の収入水準は、地域の需要や経済状況の影響を受けて変動することがあるため、稼ぎたいなら地域別の年収差も把握しておきましょう。
下記の表は、柔道整復師の平均年収を東京都と政令指定都市のある道府県別にまとめています。
都道府県 | 平均年収 |
北海道 |
424.3万円 |
宮城県 | 386.8万円 |
東京都 | 543万円 |
埼玉県 | 418万円 |
千葉県 | 511.6万円 |
神奈川県 | 505.9万円 |
新潟県 | 378万円 |
静岡県 | 484.3万円 |
愛知県 | 451万円 |
京都府 | 391.8万円 |
大阪府 | 440.7万円 |
兵庫県 | 445.2万円 |
岡山県 | 529.3万円 |
広島県 | 437.1万円 |
福岡県 | 420.2万円 |
熊本県 | 458.4万円 |
柔道整復師の平均年収が最も高かったのは543万円の東京都、最も低かったのは378万円の新潟県で、その差は165万円です。
全国柔整進級協同組合の調査によると、日本国内で施術所数が多い地域は大阪府と東京都です。
施術所が多いエリアは競合となる施術所が豊富ということでもあるので、顧客を獲得するうえでより優秀な柔道整復師が必要になります。そのため、給与を高くする傾向にあるのです。
柔道整復師として年収アップを目指すなら、地域ごとの年収差を考慮したうえで働くエリアを選択するのもおすすめです。
柔道整復師の平均年収が低いと言われる理由
柔道整復師の平均年収は約459万円で、日本全体の平均年収である458万円とほぼ同額です。
そのため、著しく年収が低い職業ではないものの、以下のような理由で「柔道整復師は平均年収が低い」と言われることがあります。
- 学歴や国家資格が必要な割に他の医療系業種と比較して給料が安いから
- 勤務時間が長く給与が割に合わないと感じやすいから
- 競争が激しい業界のため廃業・倒産する整骨院・接骨院が多いから
柔道整復師になるためには、柔道整復学科のある4年制大学や3年生の短期大学・専門学校に通い、国家資格である柔道整復師免許を取得する必要があります。
なお、令和6年3月に実施された柔道整復師国家試験の合格率は66.4%となっており、はり師やきゅう師をはじめとする他の医療系国家資格と比較すると、柔道整復師の合格率は低めです。
難易度の高い国家資格を取得するために膨大な勉強時間が必要な割に、医療関係の職種の中で飛びぬけて高収入を得られるわけではないので、給料が安いと感じる人が多いです。
また、柔道整復師は患者さんへの施術以外にも、事務作業や予約状況の確認・処理などさまざまな業務をこなさなければいけません。そのため、長時間労働になりやすく、身体的な負担も大きい点も収入が見合っていないと感じる原因だと考えられます。
さらに、柔道整復師は独立開業しやすい職業です。日本国内の施術所の総数がコンビニの約2倍と言われているほど競争が激しい業界なので、廃業・倒産に追い込まれるパターンも少なくありません。
ライバルが多い業界において少しでも利益を確保する意味で、人件費を抑えざるを得ないのも柔道整復師の平均年収が低い原因と言えます。
参考:
厚生労働省「第32回柔道整復師国家試験の合格発表について」(参照 2024-07-01)
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」(参照 2024-07-01)
柔道整復師で稼げる人・稼げない人
柔道整復師で稼ぐためには、以下のようなスキルが求められます。
- 洞察力
- コミュニケーション能力
- 施術スキル
上記のスキルを参考に、稼げる人と稼げない人の特徴をまとめました。
柔道整復師で稼げる人 |
柔道整復師で稼げない人 |
研究熱心な人 |
体力に自信がない人 |
手先が器用な人 |
臨機応変な対応ができない人 |
自分で考えて行動できる人 |
責任感がない人 |
症状に対する最適な治療法は、時代に応じて常に変化しています。
新しい技術や治療法を積極的に取り入れられる研究熱心な人は、高度な知識やスキルの習得スピードが早いため、柔道整復師として稼げる可能性が高いです。
また、柔道整復師の仕事は、包帯で固定したりテーピングを巻いたり、細かい作業も多いのが特徴です。そのため、患者の症状や体格に応じて調整できる手先の器用な人も、重宝されやすい人材と言えます。
そして、柔道整復師は、患者さんの施術経過を把握したうえで、不調に対してどうアプローチすればいいのか、自分の力で考えなければいけません。
状況によっては、同じ症状でも異なる施術を行う場合もあることから、臨機応変な対応が苦手な人や、そもそも患者さんの不調を治そうとする責任感が足りない人にとって、高収入を得るのは難しい職業です。
くわえて、柔道整復師は基本的に立ち仕事で身体的負担が大きいので、体力に自信がない人には年収アップを目指しにくい環境です。
柔道整復師で年収・給与を上げるポイント
柔道整復師は、「年収が低い」「稼げない」と言われがちです。
しかし、自分の実績やスキルが収入に反映されやすい職業なので、キャリア次第で年収1,000万円を稼ぐことも不可能ではありません。
柔道整復師が年収・給与を上げるためには、以下のような方法があります。
- 介護福祉施設で機能訓練指導員として働く
- 資格を取得して業務の幅を広げる
- 待遇のいい職場に転職する
- 副業する
- 独立開業する
各ポイントを詳しく解説していくので、ぜひ実践してみてください。
介護福祉施設で機能訓練指導員として働く
柔道整復師の資格を取得したあとの働き方として、整骨院や接骨院、整形外科のある病院、リハビリ施設で働く以外に、介護福祉施設で機能訓練指導員になる方法もあります。
介護福祉施設で機能訓練指導員として働いた場合、整骨院・接骨院に勤務していた時と比べて、年収が50〜100万円ほど上がると言われています。
機能訓練指導員は、介護福祉施設の利用者が自力で身の回りのことができるようにサポートしていくのが主な役割です。
仕事内容は、機能低下を防止するストレッチの指導、痛みを軽減するためのマッサージの実施といった施術業務はもちろんのこと、利用者の生活環境や身体機能を確認・評価して機能訓練計画表の作成も行います。
機能訓練指導員になれるのは、特定の医療系資格を有する者のみで、その中に柔道整復師も含まれています。介護・福祉業界は、深刻な人手不足に陥っており、人材を確保するために高収入・好待遇の求人が増加傾向です。
機能訓練指導員の場合、高齢化社会が進む現代の日本において、デイサービス(通所介護施設)、ショートステイ(短期入所生活介護施設)、特別養護老人ホームなど、多くの介護福祉施設で特に需要が高まっています。
また、機能訓練指導員として5年以上の実務経験を積めば、ケアマネージャーの受験資格を得られるため、福祉業界で柔道整復師の資格を活かしたキャリアアップを目指したい人にもおすすめです。
資格を取得して業務の幅を広げる
柔道整復師以外で仕事に役立つ国家資格も取得することで、担当できる業務の幅が広がり、さらなる給与アップが可能です。
担当できる顧客が増えれば歩合給をよりもらえる可能性が高まるほか、手当の対象となる資格を取れば資格手当も支給されるため、安定して高い年収を維持できる可能性があります。
また、複数の資格を持つことで、より多くの症状に対して的確なアプローチができるようになるため、治療家としてのキャリアアップにもつながります。
施術に役立つ代表的な国家資格は以下の通りです。
- はり師・きゅう師(鍼灸師)
- 理学療法士
- あん摩マッサージ指圧師
ダブルライセンスを目指す際は、医療、介護、スポーツなど、自分が就業したい分野をあらかじめ決めておくと、取得すべき資格が明確になり効率よくスキルアップができます。
たとえば、スポーツ選手の身体的なサポート業務に携わりたい場合、鍼灸師の資格と合わせて「アスレティックトレーナー」「NSCA認定パーソナルトレーナー」といった民間資格も取得しておくと、顧客から必要とされる存在になりやすいです。
多くの患者さんや顧客から信頼される柔道整復師になれるように、業務に関連する資格を積極的に取っていきましょう。
待遇のいい職場に転職する
柔道整復師として年収アップを狙うなら、今より待遇のいい職場への転職も検討してみましょう。
就職先の業界や施設によって、基本給や手当、労働時間などの条件・待遇が変わってくるので、今の職場で大幅な昇給が難しいのであれば、思い切って転職するのもありです。
柔道整復師の求人を探す際は、「取得している資格を活かして働けるかどうか」「理想のキャリア像を目指せるかどうか」の2点を意識するのがポイントです。
たとえば、柔道整復師が活躍できる主な場所として整骨院・接骨院がありますが、「スポーツ外傷を得意分野としている」「美容分野の施術実績が高い」など、施術所によって特徴が異なります。
自分の得意なスキルを活かせる施術所に転職できれば、患者さんからもスタッフからも信頼されやすくなり、大幅な収入アップにつながります。
また、整骨院・接骨院以外にも、整形外科のある病院、リハビリ施設、フィットネスジム、プロスポーツチームなど就職先は多岐にわたるので、職探しの視野を広げてみるのもおすすめです。
職探しの視野を広げることで、自分のスキルや知識をいかんなく発揮できる転職先が見つかりやすくなります。
副業する
柔道整復師の場合、法律上は副業を禁止していないので、就業先から許可を得たうえで整体に関する副業を行う方法もあります。
柔道整復師の副業として、以下の選択肢が挙げられます。
- 訪問介護
- 他院のヘルプ
- 業務委託
- 柔道整復師学科の教員
- セミナー講師
上記の副業は、どれも本業が休みの時に行えるものばかりで、収入アップはもちろん、高度な知識やスキルを習得する目的で副業を行う人も少なくありません。
しかし、複数の施設や施術所と掛け持ちしても、年収1,000万円を目指すのは難しいです。
年収1,000万円を達成させたいのであれば、後ほど解説する独立開業を行うのがマストと言えます。
また、「本業+副業」で高収入を得たいのであれば、SNSや動画サイト、Webサイトなども活用してみましょう。
YouTubeをはじめとした動画投稿サイトやブログ運営を通して、柔道整復師として培ってきた知識やスキルを発信していくことで、自分のファンが増えて収益化を狙えるチャンスが生まれます。
すぐに結果が出る方法ではないので、最初のうちはお金のことはあまり考えず、市場のニーズに沿った発信をし続けるのがポイントです。
独立開業する
柔道整復師で年収1,000万円を目指したい方は、独立開業するのがおすすめです。
柔道整復師は、医療系の資格の中でも数少ない「個人で整骨院や接骨院を開業する権利が与えられる資格保有者」です。
資格取得後、3年間の実務経験と2日間の施術管理者研修の受講をクリアすれば、いつでも開業できます。
しかし、先述した通り、独立開業がしやすい分業界内の競争が激しく、倒産・廃業する施術所が相次いでいるのが現状です。
倒産・廃業する施術所が多い理由として、施術スキル以外にも独立開業に必要な下記のようなスキルがあることを理解できずに開業してしまう人が多い点が考えられます。
- マーケティング力
- 集客力
- 経済力(資金力)
開業後、すぐに経営が軌道に乗るとは限らないため、長期的な事業計画を立てたうえで開業資金の準備や継続的な宣伝、顧客のニーズに合わせた試行錯誤をしっかり行うのが大切です。
年収の高い柔道整復師の求人を探すなら?
年収の高い柔道整復師の求人を探すなら、業界に特化した以下の転職エージェントを利用するのがおすすめです。
20年以上のサービス実績を誇る、柔道整復師をはじめとする治療家専門の転職支援サイトです。希望就職先の雰囲気や面接官の傾向に合わせた面接対策などもしてくれます。 |
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転職エージェントは、求人紹介、面接の日程調整、条件交渉など、転職活動を一貫してサポートしてくれる利点があります。
また、業界知識を持ったエージェントがあなたの疑問や不安にも丁寧に向き合ってくれるため、安心して転職活動が行えるのもメリットです。
柔道整復師以外だと未経験でも年収1,000万円を目指せるナイト系もおすすめ!
柔道整復師の平均年収は決して低くはないものの、4年制の大学や専門学校で所定のカリキュラムを修了したあと、国家試験に合格しなければならず、なるための難易度は高めです。
また、努力して柔道整復師になれたとしても、スキルアップするために必要な資格を取得したうえで転職・独立を検討しない限り、高収入を目指すのは難しいと言えます。
特別な勉強や資格なしで手っ取り早く稼ぎたいなら、短期間で年収1,000万円を目指せるナイト系の求人に応募するのもおすすめです。
ナイト系の仕事の多くは、初任給が高めに設定されている傾向があります。
また、実力主義の業界のため、結果を出した人に対してスピード昇給・昇格させる企業が多いのも特徴です。
18歳以上(高校生不可)の方であれば、業界経験や学歴を問わず平等に稼げるチャンスがあるので、ぜひ一度ナイト系の仕事を検討してみてください。
柔道整復師で稼ぐには資格の取得や転職・独立が重要!
柔道整復師は、労力に対して収入が見合っていないと感じて「年収が低い」と言う人も多いです。
しかし、柔道整復師になったあとの行動次第で、年収1,000万円を狙えるほどの高収入を得られる可能性もあります。
柔道整復師として稼いでいくのに重要なポイントを、改めて確認しましょう。
- 資格を取得して業務の幅を広げる
- 待遇のいい職場に転職する
- 副業する
- 独立開業する
就業先や働き方の選択肢が豊富な柔道整復師は、転職・独立が年収アップのカギです。
転職・独立を成功させるためには、業務に役立つ資格の取得や実績が重要で、日頃の努力が欠かせません。
今回の記事を参考にしながらスキルアップに励み、柔道整復師として後悔のないキャリアを築いていきましょう!