マッサージ師の年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

マッサージ師の年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ
  • マッサージ師の年収はいくらくらい?

  • マッサージ師になったけど、収入が全然伸びない…

マッサージ師の年収について、このような疑問や悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、マッサージ師の平均年収を年齢・性別・地域ごとに詳しく解説します。

さらにマッサージ師として年収を上げる方法や稼げる人の特徴もお伝えするので、これからマッサージ師を目指す方はもちろん、現状うまく稼げていないマッサージ師の方もぜひ参考にしてください。

マッサージ師の平均年収は443万円

マッサージ師の平均年収は約443万円です。
この数値は、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」掲載の月給31.3万円、年間賞与は67.6万円をもとに算出しています。

上記を踏まえて生涯年収を計算すると、単純計算で約1億6834万円になります。
(※大学卒業後の22歳から定年を迎える60歳まで、38年間同一企業で勤務し続けるという仮定のもとで計算した場合)

なお、マッサージ師の年収のピークは50~54歳の約576.71万円で、経験を積むごとに年収が高くなる傾向が強いです。
マッサージ師の年収は働き方や働く地域によっても大きく異なるので、紹介した数値はあくまで目安として見てください。

 

マッサージ師の収入内訳

マッサージ師の収入は、企業に雇用されている場合だと「基本給+諸手当+インセンティブ+賞与」が主な内訳です。
手当の種類は職場にもよりますが、通勤手当や時間外手当、家族手当、資格手当など、ほかの業界の企業とほとんど変わりません。社員を管理するマネジメント側の立場になると、役職手当も支払われます。

また、個人や店舗全体での売上、指名数に応じて、インセンティブ(歩合)を設けている企業も多いです。インセンティブがある職場を選べば、自分が成果を上げた分だけ歩合給が加算されるので、入社歴が浅くても収入アップを狙えます。

ただし、インセンティブ制度は、会社によってルールが異なります。
マッサージ師はインセンティブが大きく収入を左右するので、インセンティブ制度ありの企業で働く場合は、支払われる条件や支給金額を前もって確認しておきましょう。

【年齢別】マッサージ師の平均年収

マッサージ師の平均年収は、年齢によって異なります。

年齢

平均年収

20~24歳

約327.28万円

25~29歳

約340.82万円

30~34歳

約440万円

35~39歳

約500.31万円

40~44歳

約512.46万円

45~49歳

約522.69万円

50~54歳

約576.71万円

55~59歳

約548.08万円

参照元:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「あんまマッサージ指圧師」(参照 2024-04-01)

20代の年収が300万円台なのに対し、30~34歳の年収は約440万円になっており、キャリアアップして収入アップにつながった人が多いことがわかります。

その後、平均年収がピークの50歳から54歳まで年収が上がり続けており、実務経験を積みながら技術を磨くことが、マッサージ師の年収アップに大きく影響すると考えられます。

【性別】マッサージ師の平均年収

日本は先進国の中でも男女間賃金格差が大きい国であり、マッサージ師の平均年収も男女で開きがあります。

性別

平均年収
(千円)

きまって支給する現金給与額
(千円)

年間賞与その他特別給与額
(千円)

男女計

4,433

313.1

675.8

4,732.3

334.0

724.3

3,974.9

281.1

601.7

参照元:e-State政府統計の総合窓口「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2024-04-01)

男性マッサージ師の平均年収が約473万円である一方で、女性マッサージ師の平均年収は約397万円です。

マッサージ師に限った話ではありませんが、女性は出産・育児をきっかけに勤務時間が短くなったり、いったん仕事を辞めてキャリアが途絶えてしまったりする人も多い点が、この結果の一因と考えられます。
マッサージ師を目指す際は、このような性別による年収差についても理解しておきましょう。
 

【地域別】マッサージ師の平均年収

賃金は地域の物価状況やその仕事の需要などをもとに設定されるので、マッサージ師の平均年収も地域によっても異なります。
東京都と政令指定都市のある道府県におけるマッサージ師の平均年収は、下記の表の通りです。

都道府県

平均年収

北海道

519.1万円

宮城県

507.8万円

東京都

432.9万円

埼玉県

504万円

千葉県

448.4万円

神奈川県

510.2万円

新潟県

502.1万円

静岡県

467.2万円

愛知県

470.4万円

京都府

421万円

大阪府

438.1万円

兵庫県

478.2万円

岡山県

406.6万円

広島県

542.7万円

福岡県

450.6万円

熊本県

337万円

参照元:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「あんまマッサージ指圧師」(参照 2024-04-01)

マッサージ師の平均年収が最も高い傾向にあったのは広島県の542.7万円で、対して最も低い数値が出たのは熊本県の337万円でした。
広島県と熊本県の年収差は200万円以上と非常に大きく、マッサージ師としてキャリアを築くなら、地域格差も考慮したほうがいいでしょう。

 

マッサージ師の平均年収が低いと言われる理由

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は男性が563万円、女性が314万円、男女計で458万円です。
この数字と比較すると、443万円というマッサージ師の平均年収はやや低いと言えます。

マッサージ師の平均年収が低いと言われる主な理由は以下です。

  • 実力主義の世界で人によって年収が大きく違うから
  • 国家資格が必要にも関わらず収入を安定させるのが難しいから

お伝えしたとおり、マッサージ業界は実力主義の世界で、給与制度に歩合制が導入されている場合が少なくありません。
歩合制は、スキルや知識、お客さんからの信頼などを得て売上を上げない限り年収が上がりづらいため、「稼げる人」と「稼げない人」が二極化して全体の平均年収が低くなりやすいです。

また、マッサージは医療行為にあたるため、マッサージ師(正式名称はあん摩マッサージ指圧師)を名乗るには国家資格である「あん摩マッサージ指圧師免許」の資格を取得する必要があります。
つまり、マッサージ師になるためには資格取得のために勉強をしたり専門学校に通ったりしなくてはいけません。

しかし、勉強時間や学費を捻出して資格を取得する必要があるにもかかわらず、高収入が保証される仕事ではないため、割に合わないと感じて「年収が低い」と思う人が多いようです。

 

マッサージ師で稼げる人・稼げない人

マッサージ師として高年収を手にするためには、下記のようなマッサージ師に求められるさまざまな能力を磨く必要があります。

  • マッサージスキル
  • コミュニケーション能力
  • 向上心
  • 忍耐力

マッサージ師に求められる能力をもとに「稼げるマッサージ師」と「稼げないマッサージ師」の特徴をまとめました。

マッサージ師で稼げる人

マッサージ師で稼げない人

お客さんとコミュニケーションがとれる人

スキル向上のための勉強が嫌いな人

心身ともに健康で体力がある人

プレッシャーやストレスに弱い人

資格やスキルアップへの向上心がある人

接客業が苦手な人

マッサージ師はただ黙々とマッサージをするだけでは稼げません。
接客業でもあるので、お客さんが「またここにマッサージを受けに来たい」と思ってもらえるように適切なコミュニケーションをとる必要があります。

マッサージ師は施術中の会話などでお客さんにリラックスしてもらうのも仕事の一つで、接客が苦手な人は稼ぎづらいです。
コミュニケーションのとり方が上手いマッサージ師にはお客さんも心を開いてくれるので、自然とリピーターが集まります。

また、心を開いてくれれば、ささいな体の不調なども相談してもらえるようになり、より質の高いマッサージを施せる分、顧客満足度を高められてさらなる集客につながるのです。自分を指名してくれるお客さんが増えれば、お店の売上に貢献でき、インセンティブも多くもらえるようになるため、自然と稼げるようになります。

もちろん、信頼を得るためには確かな技術力も必須なので、マッサージ師は仕事に就いてからもスキルアップのための勉強が欠かせません。スキルの幅を広げようとする向上心がある人は稼げますが、勉強が嫌いな人はスキルが伸びず年収も上がりにくいです。

そして、マッサージ師はお客さんからのクレームや売上不振などが原因で、プレッシャーを感じることも多々あります。精神力も体力も使う仕事なので、厳しい環境に耐えられる忍耐力を備えた人のほうが稼げます。

 

マッサージ師で年収・給与を上げるポイント

マッサージ師の平均年収は日本全体の平均年収と比べると低い傾向にあるものの、正しくポイントを押さえて努力を継続すれば、全体平均以上の年収を得ることも可能です。

「マッサージ師になりたいけど稼げるか不安」「マッサージ師として働いているけどもっと収入を上げたい」という方は、年収を上げる以下のポイントを参考にしてください。

  • 関連する資格取得や技術力向上に努める
  • 給料の高い企業へ転職する
  • 独立開業を目指す

 

関連する資格取得や技術力向上に努める

マッサージ師としてマッサージを行う際は「あん摩マッサージ指圧師」の国家試験を受験して、資格を取る必要があります。

しかし、マッサージ師なら誰でも持っている「あん摩マッサージ指圧師」を所持しているだけでは、他のマッサージ師と差別化ができず年収は上がりにくいです。

年収を上げるためには、あん摩マッサージ指圧師以外の資格を取得したり、マッサージ技術のスキルアップを図ったりしなくてはいけません。

たとえば、下記のような資格を持っていると、業務や職場の幅が広がります。

icon参考

【国家資格】
鍼師(はりし)・灸師(きゅうし)・柔道整復師・理学療法士

【民間資格】
整体師系の資格・スポーツトレーナー系の資格・エステティシャン系の資格

また、マッサージと一言で言っても、あん摩や指圧、東洋式、西洋式、タイ古式など、たくさんの種類があります。さまざまなマッサージに関するセミナーや勉強会に積極的に参加して新たなスキルを習得することも、年収を上げるコツです。

マッサージ技術や知識が豊富だと、お客さんの体に合わせた施術を行うことができ、リピーターが増えて年収も上がりやすいです。 

  • スキルや資格を得て今の職場で業務を広げてもいいですし、転職の足がかりにするのもありです。

給料の高い職場へ転職する

マッサージ師が求められる職場は、病院や整骨院、治療院、訪問医療サービス、介護施設などさまざまです。就業先によって施設の規模や雇用形態、任される業務量なども変わり、当然給与も異なります。
年収アップを目指している方は、給与制度がより充実している職場へ転職するのも一つの手です。

また、さらなる年収アップを狙う場合は、働く地域を変えて転職するのも効果的です。
前述したように、マッサージ師の給与は地域によっても変わるので、同じ仕事内容であっても働く地域を変えるだけで年収が上がる可能性があります。
年収アップを見込んで転職活動をする際は「どんな職場で働くか」「どの地域で働くか」に着目してみましょう。

マッサージ師としてキャリアやスキルがある方は、転職時に給与交渉をするのもおすすめです。「交渉が苦手」という方は、後ほど交渉を代行してくれるエージェントサービスを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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転職の年収交渉・相場はいくら?給与を希望通りアップさせるコツと交渉タイミング

独立開業を目指す

企業所属のマッサージ師として経験を積んだ後は、独立開業をして収入アップを目指すという方法もあります。

負う責任は大きくなりますが、独立開業して成功すれば大きく年収アップできる可能性があります。事業が軌道に乗って2店舗目、3店舗目とお店を増やしていくことができれば、その分、高収入が見込めます。
マッサージ師が独立開業する際、店舗型・訪問型(出張型)でも準備内容は異なりますが、おおまかな手順は、以下のとおりです。

  • 事業計画を立てる
  • 開業資金を準備する
  • 物件を決め、内装工事を進める
  • 設備や備品を用意する
  • 開業届を提出する
  • 事業の宣伝をする

国家資格が必要なマッサージ店を開業する場合、税務署や保健所へ申請をする必要があります
国家資格がなくても開業可能なリラクゼーションサロンやもみほぐしサロンなどよりも開業へのステップが多いので、注意しましょう。

また、独立開業をするためには、マッサージ師としてのスキルだけでなく、会社経営の知識も身につけなくてはいけません。独立開業後にスムーズに集客できるとも限らず、安定した収入を得られるまではそれなりに時間がかかることもあります。

独立開業前より大幅に収入が下がってしまったり、事業が失敗して倒産したりといったリスクも忘れてはいけません。独立開業をする際は、このようなリスク対策も万全に行い、長期的な経営計画を練ることが大切です。
 

年収の高いマッサージ師の求人を探すなら?

マッサージ師が転職して年収アップを目指すなら、以下のエージェントを利用するのがおすすめです。

マイナビコメディカル 転職活動中のサポートから入職後のフォローまでしてもらえる、セラピストと医療技術職に特化した転職支援サービスです。
リジョブ 都市部はもちろん地方の求人も多く取り扱っている、美容・ヘルスケア業界専門の求人メディアです。
グッピー 自己分析や企業選びに役立つ適性診断が無料で受けられる、医療・介護・福祉の転職求人サイトです。
医道の日本JOBサーチ 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師などに特化した求人サイトです。

医療やヘルスケアに特化した転職サービスには「あん摩マッサージ指圧師」といったカテゴリーが設けられており、マッサージ師の求人を見つけやすいです。
業界知識のあるエージェントがサポートしてくれるサービスもあるため、転職活動がスムーズに進むほか年収交渉の難易度も下がります。

  • 気になったサービスを気軽に登録して、最終的に自分に合ったサービスを使って転職を目指しましょう。

 

マッサージ師以外だと、未経験でも年収1000万円を目指せるナイト系もおすすめ!

マッサージ師は専門学校に通って国家資格を取得しなければ名乗ることができない「業務独占」の職業です。しかし、努力してマッサージ師になったとしても、平均年収は日本全体の平均値よりも低く、割に合わないと感じる方も多いのではないでしょうか。

「努力した分だけ稼げる仕事をしたい」「スピーディーに高年収を手にしたい」と考えるなら、未経験から年収1,000万円を目指せるナイト系もおすすめです。

ナイト系の仕事は職歴や所持資格ではなく「仕事に就いてからの頑張り」を重視しており、能力や努力次第でスピード昇格・昇給が可能です。ナイト系は接客業なので、マッサージ師で培った接客スキルを応用して稼ぐこともできます。

「18歳以上(高校生不可)」という条件さえ満たせば基本的に誰でも応募できるので、今すぐ稼ぎたい方はナイト系の仕事も選択肢の一つに含めてみてください。

 

マッサージ師で稼ぐにはスキルアップや転職などが重要!

マッサージ師の平均年収は、全職種の平均年収と比べて低い傾向にあります。
しかし、年収を上げる方法がないわけではありません。

マッサージ師としてバリバリ稼ぎたい方は、本記事で紹介した以下のポイントを押さえて、スキルとキャリアを向上させましょう。

  • 関連する資格取得や技術力向上に努める
  • 給料の高い職場へ転職する
  • 独立開業を目指す

マッサージ師として稼ぐためにはマッサージスキルがあることは大前提で、さらにお客さんに信頼してもらって指名をもらえるコミュニケーションスキルなども重要になってきます。

また、開業をする場合は店舗の運営・経営スキルも必須なので、常に向上心をもつことが求められます。学ぶべきことは多いものの、成功すればしっかり収入アップを実現できますので、ぜひワンランク上のマッサージ師を目指してください。

著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。