システムエンジニアの年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

システムエンジニアの年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ
  • システムエンジニアを目指したいけど、年収はだいたいどのぐらい?

  • システムエンジニアになったけど年収が低い…どうしたら給料が上がる?

この記事では、システムエンジニア(SE)の平均年収をはじめ、年齢別、性別、地域別の年収差を紹介しています。さらに、収入を左右する要因となるシステムエンジニアとして稼げる人と稼げない人の特徴を比較し、どのようにすれば年収をアップさせることができるかといったポイントをまとめています。

くわえて、年収をアップさせるためのおすすめの求人サイトや、未経験からでも年収1000万円を目指せる可能性についても紹介しています。

システムエンジニアとしてスキルアップ・キャリアアップを目指す方はぜひ参考にしてみてください!

システムエンジニアの平均年収は660万円

厚労省の統計によると、システムエンジニア全体の平均年収は約660万円です。この金額は平均月給45.2万円、平均年間賞与117.8万円として計算した場合の金額です。

大学卒業後、22歳から60歳の定年まで同一企業に勤め続けると仮定した場合の単純計算では、システムエンジニアの生涯年収は約2億5,095万円です。

ちなみに、システムエンジニアの年収は45~49歳でピークを迎え、その時期の平均年収は約759.89万円となります。

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、全給与所得者の平均年収が458万円(男性563万円、女性314万円)なので、システムエンジニアの年収は高い水準にあると言えるでしょう。

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「システムエンジニア(基盤システム)」(参照 2024-1-31)

システムエンジニアの収入内訳

システムエンジニアの収入の内訳は、基本給、賞与、そして各種手当などです。

諸手当には、通勤手当や時間外手当、さらに家族手当や住宅手当などが含まれます。

システムエンジニアは専門的な知識・技術がかなり重視される職業なので、専門性を高めるための資格が豊富です。そのため、企業で指定されている資格を取得した場合、資格手当が別途支給されることもあります。資格は国家資格や、ベンダー資格(ハードウェアやソフトウェアなどを販売しているベンダーが実施する試験で得られる資格)を含む民間資格があり、その種類はかなり豊富です。

また、管理職への昇進は収入アップの大きなチャンスとなり、基本給アップのほか役職手当がつけば、さらに年収を高めることが可能です。

システムエンジニアが働く環境は、大手企業や革新的なベンチャー企業などを中心に、財形貯蓄制度や各種社会保険、こまめな給与改定があるなど、福利厚生や待遇が良い企業が多いというのも注目したいポイントです。

【年齢別】システムエンジニアの平均年収

システムエンジニアの年収は年齢を重ねるにつれ増加し、45~49歳でピークを迎える傾向にあります。その後も年収が大きく下がりにくく、定年を迎えるまで700万円近い年収をキープしていることは大きな魅力です。

年齢

平均年収

20~24歳

376.71万円

25~29歳

514.15万円

30~34歳

647.26万円

35~39歳

730.18万円

40~44歳

738.9万円

45~49歳

759.89万円

50~54歳

735.27万円

55~59歳

690.65万円

参照元:参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「システムエンジニア(基盤システム)」(参照 2024-1-31)

システムエンジニアは最新の知識だけでなく、案件によっては過去のシステムを維持し続けるために現在はあまり主流ではないプログラム言語の知識が求められる現場もあります。

そのため、しっかり知識やスキルを身に付けられていれば、常に需要がある仕事です。

【性別】システムエンジニアの平均年収

システムエンジニアの平均年収は、男女でおよそ100万円の差があります。

全職種の給与所得者の平均年収が男性563万円、女性314万円であることから考えると、システムエンジニアの年収の男女差はそこまでなく、比較的女性でも活躍しやすい職業であると言えるでしょう。

平均年収は「きまって支給する現金給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額」で算出しています。

性別

平均年収

(千円)

きまって支給する現金給与額

(千円)

年間賞与その他特別給与額

(千円)

男女計

6604

452.1

1178.8

6809.7

465.2

1227.3

5930.3

409.2

1019.9

参照元:参考:e-State政府統計の総合窓口「職種(小分類)性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2024-1-31)

【地域別】システムエンジニアの平均年収

システムエンジニアの収入水準は、地域それぞれの経済状況(物価)や市場の需要などに応じて異なります。

東京都と政令指定都市のある道府県の平均年収を比べてみると、以下の通りです。

都道府県

平均年収

北海道

544万円

宮城県

660.8万円

東京都

679.5万円

埼玉県

697.7万円

千葉県

651.4万円

神奈川県

680.5万円

新潟県

623.1万円

静岡県

730.2万円

愛知県

664.4万円

京都府

679.5万円

大阪府

668.8万円

兵庫県

794.1万円

岡山県

460.2万円

広島県

765.1万円

福岡県

581.2万円

熊本県

591.1万円

参照元:参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「システムエンジニア(基盤システム)」(参照 2024-1-31)

大都市圏の東京都や大阪府が最も平均年収が高いかと言えば、意外にもそんなことはありません。最も平均年収が高いのは兵庫県で、最も低い県である岡山県とは約330万円とかなりの差が出ています。

年収アップを目指す場合は給与水準が高めのエリアを狙ってみるというのも手です。

システムエンジニアの平均年収が高いと言われる理由

システムエンジニアの平均年収が高いと言われる背景には、複数の理由があります。

  • 高度な技術スキルと専門知識が必要な職種だから
  • 残業や休日出勤が発生する頻度が高いから
  • IT業界全体の需要が高く人手が不足しているから

まず、システムエンジニアは業務をスムーズに進行させるために、専門的な技術スキルと知識が必要です。専門性を身に付けるための勉強が常に必要な職種なので、誰にでもすぐ挑戦できる仕事と比べて給与が高くなる傾向にあります。

また、システムエンジニアはプロジェクトの納期に間に合わせるため、残業や休日出勤が発生することが多く、残業代や休日出勤手当も収入を押し上げています。

さらに、システムエンジニアの人手不足から需要が常に高い状態にある点も、平均年収が高い一因です。能力の高いシステムエンジニアは特に需要が高く、あらゆる企業がほしがる人材です。スキルを活かして高度なプロジェクトを成功に導ければ、収入をどんどん上げていけるとも言えます。

IT業界の発展はまだまだ続くことが予想されるので、この先もシステムエンジニアの需要がなくなる恐れはないでしょう。

  • この先もしっかり技術・知識を身に付けていければ、高収入を目指せるチャンスは豊富にあります!

システムエンジニアで稼げる人・稼げない人

システムエンジニアは以下のようなスキルが求められます。

  • プロジェクトを円滑に進めるためのコミュニケーション力
  • 常に新しい技術を学ぼうとする向上心
  • 複数のタスクを効率的に管理するスケジュール管理能力
  • 予期せぬ問題に対応する柔軟性
  • 論理的に物事を考える思考力

これらのスキルを持つシステムエンジニアは、チーム内外での調整役として活躍し、プロジェクトを成功に導くことで収入アップに繋げていけるのです。

さらに踏み込んで、システムエンジニアとして稼げる人、そして反対に稼げない人の特徴をまとめると以下になります。

システムエンジニアで稼げる人

システムエンジニアで稼げない人

・向上心を持っている人

・一人で仕事をするのが好きな人

・計画性がある人

・論理的な思考が得意でない人

・物事の変化に対して柔軟に対応できる人

・自分で問題を解決するのが苦手な人

・論理的な思考や説明ができる人

・継続して勉強ができない人

・コミュニケーションが得意な人

・説明や提案をするのが苦手な人

最新のプログラミング言語やツールなどの知識をアップデートする必要があるのは、同じIT系の職種であるプログラマーと共通です。

さらに、システムエンジニアはクライアントとの打ち合わせや仕様書の資料作成、プログラマーへの指示出しなども担当するので、コミュニケーション力や情報をわかりやすく伝える力も重視されます。

  • IT系の職種ですが、パソコンの前で黙々と仕事をするだけはないのが、システムエンジニアの特徴と言えます!

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システムエンジニアで年収・給与を上げるポイント

ここからはシステムエンジニアで年収を上げるためのポイントを解説していきます。システムエンジニアで給与を上げるためには、下記のような方法があります。

  • 上流から下流まで一通りこなせるようにスキルアップする
  • 最新の技術を身に付けて転職市場での価値を高める
  • フリーランスとして独立する

それぞれについて詳しく解説していきますので、システムエンジニアで年収・給与を上げたい方はぜひ参考にご覧ください。

上流から下流まで一通りこなせるようにスキルアップする

システムエンジニアリングの業界では、システム構築の上流工程から下流工程まで一通りこなせる人材が非常に重宝されます。システムエンジニアとして年収アップを目指すなら、幅広い工程を任せられるスキルを身に付けることが必要不可欠です。

特に、要件定義やシステム設計、スケジュール管理などの上流工程に携われるエンジニアは、プロジェクトの初期段階で重要な役割を担います。これらの工程では、顧客のニーズを的確に捉え、最適なシステムを設計するために高度な技術知識と優れたコミュニケーション能力が求められます。

一方で、プログラムのコーディングやシステムテストなどの下流工程に関わる能力も必要です。この段階での作業はシステムの品質に直結するため、プログラマーだけでなくシステムエンジニアが担当することも多いです。

上流工程から下流工程まで幅広い知識とスキルを持ち、それらを一通りこなせるシステムエンジニアは、プロジェクト全体を見渡して各段階で最適な判断を下せるため、企業から高い評価を受けられるようになります。

上流工程から下流工程までを幅広くこなせるようになれば、プロジェクトリーダーなどの役割に就くこともできるようになり、年収アップのチャンスになります!

最新の技術を身に付けて転職市場での価値を高める

システムエンジニアリングの分野では、技術の進化が非常に速く、新しい技術が絶えず生まれています。

常に最新の技術や知識を常に身に付けていくことは、システムエンジニアとしての市場価値を高める上で極めて重要です。

新技術を用いたプロジェクトや革新的なソリューションの開発に貢献できるエンジニアは、業界内で高い需要があり、その結果として収入も上昇します。希少価値のある技術を身に付けられれば、入れるプロジェクトの幅が広がり社内で評価されやすくなりますし、大手企業や外資系企業といった年収の高い企業へ転職できる可能性も高まるのです。

日頃から業界に関するニュースや有識者の発信する情報をチェックすることはもちろん、資格試験があるものは資格を取得する、最新の技術が必要な案件があれば積極的に参加するなどしておくと、転職時にアピールしやすくなります。

  • 最新のトレンド技術に対する知識を維持するためには、継続的な学習と自己投資が不可欠ですが、システムエンジニアとして稼ぐためには避けては通れない道と言えます。

フリーランスとして独立する

高度な技術力を持つフリーランスのシステムエンジニアは、フリーランスで年収1000万円以上を目指すことも十分可能です。フリーランスが稼げる理由は、企業に所属している場合とは異なり、クライアントからの報酬を原則として全て自分が受け取れる点や自身で仕事を選べるため高単価の案件を選べる点などが挙げられます。

しかし、フリーランスとして成功するためには、技術力だけでなく、営業力や自己管理能力、財務管理など、一人で仕事を進める上で必要となるさまざまなスキルが求められます。

自分自身で仕事を探してからクライアントと交渉を行い、案件の納期を守るといった責任を一手に担う必要があるのです。また、受けられる案件次第では収入が不安定になる可能性もあるため、リスク管理も行わなくてはなりません。

独立は企業に依存しない働き方で自由度が高まる一方で、自身の責任も大きくなるので、充分にフリーランスとしてやっていける準備が整ってからフリーランスに踏み切るのが無難です。

  • 高いスキルと専門知識を持っているならフリーランスとして独立して年収アップを目指してみるのもありです!

年収の高いシステムエンジニアの求人を探すなら?

システムエンジニアとしてのキャリアをさらに高め、より良い条件で働きたいと考えるなら、適切な求人探しが重要です。年収の高いシステムエンジニアのポジションを見つけるには、どの求人サイトを利用すべきでしょうか?

ここからは、あなたのキャリアアップに役立つエンジニアに特化した求人サービスを紹介します。

レバテックキャリア

IT業界の転職に特化した専門エージェントです。開発系・インフラ系求人への転職サポートの実績が豊富なほか、年収600万円以上のハイクラス求人が豊富です。在宅勤務・テレワーク・リモートワークの求人が半分以上を占めるという点も特徴です。

Geekly(ギークリー)

IT・WEB・ゲーム業界の転職に特化したエージェントです。100名以上の専門アドバイザーが在籍しており、内定まで平均30日かつ年収アップ率が80%を超えているという実績があり、スピーディーさとマッチング力が特徴です。

TechStars Agent

IT・WEB・ゲーム業界のエンジニア特化のエージェントです。「入社後3ヶ月以内での短期離職率が0.45%」を実現しており、自分にマッチした企業を進めてくれる丁寧なカウンセリングがウリです。独立まで含めたキャリアサポートがあるのも特徴と言えます。

WILLOF TECH

IT・WEB業界に特化したシステムエンジニア専門のエージェントで、スキルを活かして年収をアップさせたい方に向いています。コーディングテストで技術力をアピールできるほか、専属アドバイザー2名つく体制で支援も手厚いです。

また、リクナビやマイナビ、dodaといった大手転職エージェント・求人サイトも、それぞれITエンジニアに特化したサービスを展開しています。

取り扱っている求人や支援サービスの内容はそれぞれ異なるので、できるだけ自分の希望に合う求人を探すのであれば、一つではなくいくつかの転職サービスに登録するのがおすすめです。

システムエンジニア以外だと、未経験でも年収1000万円を目指せるナイト系もおすすめ!

システムエンジニアの仕事は年収が高めですが、その反面、高度な専門スキルが求められます。未経験から稼げるエンジニアになれる人は限られていますし、技術や知識を磨いて大幅に年収アップを目指すのは並々ならぬ努力が必要です。

しかし、特別なスキルや知識がなくても、短期間で高収入を目指す道は存在します。

その選択肢の一つが、いわゆるナイト系の職種です。

いち早く年収アップを目指したい方にナイト系がおすすめの理由は以下です。

  • 学歴・職歴・資格などは不問で入社可能
  • 未経験からでも初任給や賞与が高い傾向にある
  • 業界全体で実力次第でスピード昇給、店長・幹部などへの昇格がしやすい
  • 独立支援サポートがある店舗も多く、ノウハウを学んで独立しやすい

高度な技術スキルを必要としない代わりに、接客業なのでコミュニケーション能力やサービス精神、業界で成功するための情報収集能力やアイディア力などは重視されますが、未経験からでも始めやすく、比較的短期間で高収入を得ることが可能です。

「システムエンジニアの道に進むかどうか迷っている」「このままシステムエンジニアを続けて年収アップできるビジョンが見えない」という方は、ご自身の適性や目指す生活スタイルなどに合わせて、ナイト系の職種を検討するのも良いでしょう。

システムエンジニアで稼ぐにはスキルとキャリアアップが重要!

システムエンジニアの平均年収は660万円で、全給与所得者の平均年収である458万円と比べて明らかに高い水準にあります。コツコツとキャリアを積んでいくだけでも充分な収入を得られる可能性が高いですが、さらに年収アップを望む場合、下記のポイントを押さえてみてください。

  • 「上流工程から下流工程までをこなせるようにする」「常に最新の技術を身に付ける」など、業界で求められているスキルや知識を磨き、できる仕事の幅を広げる
  • 身に付けたスキルを武器に年収アップできる企業に転職やフリーランスになる道を検討する

システムエンジニアとしてより高収入を実現するためには、キャリアアップへの意識とスキルアップの努力を怠らずに仕事の幅を広げることが必要不可欠です。

今すぐ大幅に年収をアップさせるのは難しくても、需要が高い仕事なので年収アップのチャンスをつかむことは不可能ではありません。

著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。