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隙間時間でできる副業は何があるの?
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空いた時間でできる副業を始めるときの注意点が知りたい
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隙間時間で副業をして収入を増やしたい
近年は副業を解禁する会社の増加やテレワークの普及などにより、隙間時間に副業を始めたいと考える方も多いのではないでしょうか?
この記事では、隙間時間でできるオススメの副業を18種類ご紹介します。
未経験からでも取り組みやすい副業の紹介はもちろん、副業のメリット・デメリットや副業を始める際に注意すべき点なども併せて解説しているので、副業を始めるきっかけになれれば嬉しいです。
未経験からでも取り組みやすい隙間時間で稼げる副業7選
隙間時間で稼げる副業のなかには、未経験からでも取り組みやすい副業も豊富なので、特別なスキルがなくても気軽にチャレンジしやすいのが特徴です。
ここでは、未経験でも稼げる簡単な副業を7つご紹介します。
ポスティング
ポスティングとは、チラシやパンフレットなどの広告物を特定のエリアの家のポストに投函する仕事です。マンションや一戸建てのポストに効率よく投函していくので、体力に自信がある人や身体を動かす仕事をしたいという人に向いています。
ポスティングは、「週1回の勤務OK」「1日数時間も可」の求人が多いので、隙間時間で働きやすいのが特徴です。「求人サイト」「情報誌」「チラシ」を中心にポスティングの募集を募っており、比較的求人が見つかりやすい副業と言えます。
ポスティングの収入は、配布するチラシの数量や配布エリアなどで変動するものの、チラシ1枚につき2~6円程度、時給にすると1,000円前後が目安です。
給与形態は、時給制・日給制・出来高制と企業によってバラつきがあるため、自分のライフスタイルに合った稼ぎ方ができる企業に応募するようにしましょう。
フードデリバリー
フードデリバリーの仕事は、レストランやファーストフード店などの料理を注文者の自宅やオフィスなどに配達する仕事です。時間内に特定の場所へ配達しなければいけないため、特に地図を読むのが得意な方に向いています。
個人委託のフードデリバリーであれば、配達エリアや勤務時間など自分で決められるので、本業に支障が出ない程度で働きやすく副業にぴったりです。またバイクや自転車を持っている方は、より効率的に配達できるため、さらなる収入アップが狙えるでしょう。
フードデリバリーの収入は、1件あたり500円〜が一般的で、ほとんどの企業は出来高制を採用しています。配達距離や時間帯によって別途インセンティブがもらえるケースもあるので、未経験からでも頑張り次第でより多く稼げるのが魅力です。
単発バイト
単発バイトとは、1日もしくは短期間で終了するアルバイトのことです。以下の職種のように、一時的に人手を補充したいときに求人サイトや派遣会社を通じて募集がかかります。
単発バイトを募集する職種例
- イベントスタッフ
- 引越アシスタント
- 試験監督
- 工場スタッフ
単発バイトは、1日の拘束時間が長くなる傾向があるものの、長くても数日程度で終わるものばかりなので、本業が休みの日に働きやすい副業です。
また、さまざまな職種や業界の仕事を経験できるので、幅広いスキルや知識を身に付けたい人にも向いています。
単発バイトの収入は仕事内容によって大きく異なるものの、日給は1万円前後、時給1,000円~が相場です。日払い制度を採用する企業も多いため、働いたその日にお給料が受け取れる点も単発バイトならではの魅力と言えるでしょう。
ミステリーショッパー
ミステリーショッパーは、スーパー・百貨店・飲食店など接客業務があるお店にお客さんを装って来店して、実際にサービスを利用しながらお店について調査する仕事です。
「覆面調査」とも呼ばれており、売り場づくりやスタッフのホスピタリティ、クリンリネス(店舗が衛生的で清潔な状態を保つための業務)など、調査内容に沿ってさまざまな観点からチェックしていきます。
最近はミステリーショッパーに特化した募集サイトも多数登場しており、会員登録さえできれば始められる副業です。また、事前に対象店舗・実施条件・実施期間・調査内容などを確認できるため、自分がやりたいときにできる自由度の高さも魅力!
ミステリーショッパーの収入は、1回の調査につき3,000~5,000円が相場です。利用したサービスや商品の代金を報酬として支払われる場合もあります。
写真販売
写真販売とは、自ら撮影した写真をオンライン上で販売することです。自然、風景、人物、食べ物など幅広いジャンルの写真素材がそろう「ストックフォトサイト」を介して販売する場合が多いです。
写真販売の仕事は、隙間時間に撮った写真がお金に変わる可能性があるため、写真撮影が好きな方や旅行先でよく写真を撮る方におすすめの副業と言えます。
写真販売は、販売金額の一部を報酬として受け取れる仕組みで、1枚につき1円程度が目安です。競合が多い副業ではあるものの、人物像や季節ものなど人気のテーマに絞って撮影すれば売れやすくなるでしょう。
シェアリングエコノミー
シェアリングエコノミーとは、個人間で資産やスキルを共有して報酬を得るビジネスを指します。
シェアリングエコノミーでよくある事例は以下の通りです。
シェアリングエコノミーでよくある事例
- 部屋・農地・駐車場など「空間」の貸し出し
- 車や自転車など「移動する乗り物」の貸し出し
- イラスト制作や通訳など「スキル」の貸し出し
基本的にシェアリングエコノミーサービスに登録すれば始められるので、シェアできそうな資産がある方におすすめの副業です。たとえば、普段使っていない物置を利用したい人がいれば、大きな収入につながる可能性があります。
シェアリングエコノミーの収入は、共有するモノや需要によって大きく異なります。物置を共有する場合、東京のような都会で1帖につき月額14,000円くらいが相場です。
価格帯も原則自分で決められるので、シェアしたい資産の相場を調査したうえで、適切価格に設定しておきましょう。
送迎ドライバー
送迎ドライバーは、お客さんを目的地まで車で送り届けるのが仕事です。運転する車種にもよりますが、一般的には普通運転免許さえあれば経歴を問わず採用されやすいのが特徴で、安全を第一に運転できる方が向いています。
送迎ドライバーは、以下のような内容で募集されていることが多いです。
送迎ドライバーの主な募集要項
- 自動車教習所の教習生の送迎
- デイサービス・訪問医療の利用者やスタッフの送迎
- ナイト系スタッフ・キャストの送迎
日勤の募集がメインである一方で、ナイト系の送迎ドライバーのような夜~深夜帯に働ける求人もあります。
平日・土日を問わず募集中の求人が豊富かつシフトの融通が利きやすい傾向があるので、本業終わりや休みの日に働きたい人にとって嬉しい待遇がそろっているのが特徴です。
送迎ドライバーの収入は、仕事内容や送迎エリアなどによって変動するものの、時給1,100円程度が相場です。
夜~深夜帯に働くナイト系の送迎ドライバーは、高時給になる傾向があり、時給1,500円で募集されている場合も珍しくありません。
自分が副業に割けられる時間帯や求めている収入を明確化したうえで、どの送迎ドライバーに応募すべきか決めるようにしましょう。
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ナイト系ドライバーの副業をやっていたときは、キャストさんと一緒にいる時間も長いので、コミュ力と空気を読む力がかなり鍛えられた気がします(笑)
在宅でパソコンを使った隙間時間で稼げる副業6選
パソコンを使った副業は、自宅にいながら働ける自由さも相まって、隙間時間で稼げる副業のなかでも人気です。
ここでは、パソコンを使った副業を6つご紹介していきます。
データ入力
データ入力とは、文字や数字の情報をパソコンを使ってエクセルやデータベースなどに入力する仕事を指します。
基本的にマニュアルに沿ってデータを打ち込んでいくだけの仕事で、副業初心者の方でも取り組みやすいのが特徴。また、締切に間に合えば自分でスケジュールを決められる傾向があるので、隙間時間の副業にぴったりでしょう。
データ入力の相場は1文字あたり0.1円程度で、たくさんのデータを打ち込むことでより高収入が狙えます。時給制を採用する企業も多く、時給1,000円前後が相場です。
まだデータ入力の仕事に慣れていないうちは、成果報酬制より時給制の求人に応募したほうが安定した収入を得やすいでしょう。
Webライティング
Webライティングとは、Webサイト・ブログ・SNS・ECサイトなど、Webメディアに掲載される記事やコンテンツの執筆をおこなう仕事です。仕事内容によっては、記事の構成作成や情報収集などを任される場合も多く、記事完成までの工程を一括で担うことも可能です。
そのため、執筆に必要な情報を細かく調査するスキルや、情報を分かりやすく伝えられる能力が求められます。とはいえ、締切までに納品できれば自由にスケジュールが組みやすいので、文章を書くのが好きな方におすすめできる副業です。
Webライティングの報酬は、文字単価で支払われる場合が多いです。文字単価の相場は1文字につき0.1円~10円以上と幅広く、執筆内容・文字数・クオリティなどによって左右されます。
過去の執筆実績が高ければ高いほど、高単価の案件を受注しやすい傾向があるため、隙間時間にコツコツと続けられた分だけ高収入を得られるチャンスがあるでしょう。
動画編集
動画編集は、クライアントから提供される映像素材を元に、編集ソフトを使って所定のフォーマットや要件に沿った動画を制作するのが仕事です。
動画編集に見合ったスペックのパソコンや動画編集ソフトを準備するのはもちろん、未経験から仕事を探す場合でも、カット・テロップ挿入・BGMや効果音の挿入・色調整といった基礎的なスキルは身につけておく必要があります。
始めるハードルが高いものの、動画広告の市場拡大に伴い動画編集の仕事も増えているため、副業として長く取り組みたい方におすすめです。また、感性が豊かな方であれば、自分のセンスが活かせる動画編集は向いています。
動画編集を副業としておこなう際、最初のうちはテロップを挿入したり効果音を付けたりする部分的な作業を依頼されるケースが多く、動画1本あたりの相場は5,000円程度です。さまざまな経験を積みつつスキルを伸ばしていけば、副業でもさらに高単価の動画編集に携われる可能性があります。
Webデザイン
Webデザイナーは、ウェブサイトやオンラインストア、ランディングページ(Web広告をクリックした時に表示される商品やサービスといった情報をまとめた単体のページ)などのデザイン制作が主な仕事です。
いかにクライアントのニーズやブランドイメージに合ったデザインを制作できるかどうかがカギになります。そのため、Webデザインに必要な専門知識やスキルの習得はもちろん、相手の要望を汲み取れるヒアリング力も求められます。
とはいえ、近年は業界の人材不足に伴い、隙間時間で働きやすい副業向けの仕事も増加傾向にあるため、スキルを習得さえできれば安定した収入を得やすい仕事です。
Webデザインの仕事は、主にプロジェクトが完了した段階で報酬として支払われます。初心者が副業として働く場合は、Webサイトの作成で1万円程度、ライティングページの作成で5,000円程度が相場です。
クライアントから豊富な実績と高いスキルが認められれば、1案件につき20~30万円の案件が依頼されるケースもあります。
プログラミング
プログラミングの仕事は、ソフトウェア・スマホアプリなどさまざまなシステムに対して、正常に作動できるようにプログラミング作業をおこないます。
プログラミング言語のスキルは必要不可欠で、携わるシステムの分野によってさらなる言語の習得が求められます。そのため、独学のみでスキルを身に付けるのは難しく、プログラミングの専門学校に通うのが一般的です。
副業として始めるには難易度が高めではあるものの、在宅勤務OKの求人も豊富で、隙間時間で働きやすい環境が整っています。また、基礎レベルの言語さえわかっていれば採用を検討する企業も多いので、未経験から副業で始めたい方でも働けるチャンスがあるのも特徴です。
プログラミングの副業は、基本的に時給制で、実務経験が1年未満の場合は1,000~2,000円程度が相場です。実務年数が高ければ高いほど時給が上がる傾向があり、なかには1時間に1万円以上もらえるケースもあります。
オンライン秘書
オンライン秘書は、オンライン上で企業や個人の日常業務をサポートする仕事です。スケジュール管理・メール対応・資料作成・SNS運用など、業務内容は多岐にわたります。
オンライン秘書は、依頼されたタスクを効率よくこなしつつ、クライアントとの良好な関係を築くためのコミュニケーション能力に長けている方におすすめです。
企業によっては、「1日1時間勤務も可」「週に5時間以上の稼働であればいつでも勤務してOK」といった空いた時間に働けるような条件を提示してもらえる場合もあるため、副業向きの仕事と言えるでしょう。
オンライン秘書の仕事は、主に時給制と月給制が採用されており、「時給1,000円~」「月給3~5万円程度」が相場です。
スマホやアプリを使った隙間時間で稼げる副業5選
スマホやアプリ一つで完結できる仕事は、場所や時間を問わず取り組めるので、隙間時間にできる副業としておすすめです。
ここでは、スマホやアプリを使った隙間時間で稼げる副業を5つご紹介します。
ライブ配信
ライブ配信は、専用アプリを使ってライブ配信をおこない、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取るのが仕事です。配信ジャンルは、趣味・特技・日常の話など幅広く、規約の範囲内であれば自分の好きなように発信できます。
このように、自分の特技や趣味などをライブ配信していく人のことをライバーと呼びます。
ライブ配信は、「自分を表現するのが好きな方」「コミュニケーションが得意な方」に向いています。
また、動画編集要らずでコンテンツが成り立つため、スマホ一台でクリエイティブな副業を始めたい方にもおすすめです。
ライブ配信の収入は、視聴者数やコメント数といった盛り上がり度や、視聴者が購入し配信者にプレゼントした投げ銭が主な収益になります。始めたばかりのライバーの場合、固定ファンの数が少ないので、月に数千円~数万円も稼げれば十分でしょう。
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人気ライバーの場合、月に1千万円以上の収入を得た事例もあります!
ポイ活(ポイント活動)
ポイ活とは「ポイント活動」の略語で、いろいろな方法で貯めたポイントを、現金や商品券、ギフトカードなどに換金する活動を指します。
ポイ活の方法はさまざまですが、なかでもポイントサイトを使って貯める方法が注目されています。ポイントサイトは、指定されたさまざまな条件をサイトを通じてクリアすればポイントが獲得できる仕組みです。
スマホ一台で完結できる条件ばかりなので、隙間時間に低リスクで副業したい方に向いています。ポイントサイトで得られる報酬は、参加するサービスやアプリ、活動の頻度によって変動します。
広告のクリックやアプリのインストールといった難易度の低い案件は、1案件につき5~10円程度が相場。クレジットカードの新規作成や口座の新規開設といったハードルが高い案件になれば、1案件につき数千円ほど獲得できる場合もあります。
1回で得られる報酬は高くないものの、毎日コツコツ続けられるのであれば、初心者の方でも月に2,000円程度の収入は期待できるでしょう。
アンケートモニター
アンケートモニターは、オンラインで提供されるアンケートに回答することで報酬が得られます。アンケートのテーマは、日常生活・商品レビュー・広告の印象など多岐にわたり、アンケートモニターのサイトやポイントサイトを中心に実施されています。
ほかにも、新製品の試用・試食といった自宅でできる商品モニター案件や、特定の会場まで足を運ぶ座談会や個別インタビューの案件など、アンケート以外の案件も豊富です。
特別なスキルや資格がなくとも答えられるものばかりなので、気軽に稼ぎたい方向けの副業と言えます。
アンケートモニターの報酬は、オンラインアンケートの場合は1回答につき1円~200円程度、商品モニターの場合は1件につき500~5,000円程度が相場です。
座談会や個別インタビューになれば3,000円~2万円程度稼げるケースもありますが、高単価案件は基本的に抽選制のため、必ずしも参加できるとは限りません。
オンラインアンケートを中心にコツコツ続けて月1,000円程度、運よく商品モニターや座談会・個別インタビューに参加できた場合は月2~3万円程度の収入が期待できます。
せどり
せどりとは、安く仕入れて高く売る価格差を利益として得るビジネスを指します。中古品やセール品、廃盤品などを安く購入し、オンラインオークションやフリーマーケットアプリなどで高値で販売します。本、CD、ファッションアイテム、家電製品など、せどりの対象はさまざまです。
仕入れ額と販売額の価格差が大きすぎると、転売ヤーだと疑われるため、安く仕入れる点と市場調査を徹底して許容範囲の価格で販売する点を意識できる方が向いています。
せどりの正しい知識が必要ではあるものの、仕入れや販売そのものは専用サイトやアプリなどを使うので、スマホのみで完結できます。初めての方は少額の商品を少なめの在庫から始めて、経験やノウハウが身に付く体制が整えられれば、徐々に収入も上がっていくでしょう。
せどりの収入は、購入した商品の種類、購入価格、転売価格、取引の頻度などによって変動します。たとえば古本の場合、初心者は月5~10万円程度が相場で、経験者やプロフェッショナルになれば月50万円以上の利益を出せる場合もあります。
レシート買取
レシート買取は、レシートをスマホで撮影して、アプリを介して企業へ提供することで報酬を得られる仕組みです。企業は、消費者から送られたレシートのデータをマーケティングリサーチや消費者の購買動向の分析に利用します。
「レシートをきれいに撮影するだけ」という簡単な作業なので、忙しい方や副業初心者の方におすすめです。また、日頃から買い物終わりにレシートを確認したり集めたりする習慣がある方であれば、そのついでに取り組みやすいでしょう。
レシート買取は、1枚あたり1円~100円程度の報酬が得られると言われているものの、実際は1枚につき1円程度になるケースがほとんどです。
買取額の基準も明確になっておらず、どんなレシートが高く売れるのかも検討がつかないため、半年続けて1,000円を超えられれば十分稼いだ方だと言えるでしょう。
隙間時間を活用した副業に注目が集まっている理由
年々、隙間時間にできる副業のニーズが高くなっている傾向にあります。
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なぜここまで隙間時間を活用した副業に注目が集まっているのか理由も併せてご紹介しますね!
会社で副業が解禁され始めてきているから
近年、会社で副業が解禁され始めているため、本業に支障が出ない程度で副収入を得ようと考える人も増加しています。
2021年のパーソル総合研究所による調査では、全体の55.0%の会社が副業を容認しており、前回調査した2018年より3.8%上昇した結果となりました。
副業を容認する会社が増えているのは、社員の収入を補えるのはもちろん、社員のスキルアップも期待できるからと言われています。
副業を通して習得した新たなスキルを使って会社に貢献できれば、本業のキャリアアップにもつながる可能性もあります。
最近は大企業の副業解禁も目立ち始めており、今後もこの傾向は続くと見られています。
今まで一つの会社のなかでしか働いてこなかったからこそ、副業解禁のタイミングで新たなビジネスに挑戦したくなる人も珍しくありません。
参考:パーソル総合研究所「第二回副業の実態・意識に関する定量調査」(参照 2023-10-30)
リモートワークで在宅時間が増えたから
コロナ禍によるリモートワークで在宅時間が増えたことにより、副業に興味を持つ人も多いです。
MMD研究所の調査によると、ビジネスパーソンの約67%が2020年に「在宅時間が増えた」と回答しています。
そのうち約25%は「自分の時間が増えた」という結果が出ており、この時間を有効に活用したくて副業を始め出す人が増えています。
また、コロナ禍による業績悪化により「収入が減った」と回答した人が約31%、「支出が増えた」と答えた人が約28%という結果も出ており、生活費を賄うために副収入を得たいと考えるケースも少なくありません。
リモートワークによって自分の時間が増えた結果、今の生活水準を維持するために在宅でおこなえる副業にチャレンジするという流れにつながります。
参考:MMD研究所「2020年 コロナ禍におけるビジネスパーソンの生活実態と副業に関する調査」(参考 2023-10-30)
ギグワークという働き方が広まりつつあるから
最近は、雇用関係を結ばない「ギグワーク」の働き方が広まりつつあるのも副業に注目が集まる理由の一つと言えます。
- ギグワークとは
- ギグ(Gig)とワーク(Work)を組み合わせた言葉。短期間もしくは単発でできる仕事をする働き方で、個人事業主の扱いとなる
ギグワークは、会社に従事する一般的な雇用スタイルとは異なり、拘束時間の決まりもなく自分の都合で働けます。また、時間単位で仕事を受けるため、働いた時間分の報酬が受け取れる仕組みです。
ギグワークのような働き方は、自分のライフスタイルを崩さず空いた時間に取り組みやすいので、隙間時間で副業したい方に向いています。さらに、さまざまなクライアントと一緒に働くことで、いろいろな経験を積めるのも魅力です。
ギグワーク市場は大きく伸びているとは言えない状況ではあるものの、NIRA総合研究開発機構の調査によると、「ギグワークを今後やってみたいと思う」と回答した人が全体の20%という結果が出ており、徐々にギグワークへの関心が高まっています。
副業を始める人が増えているのは、自由度の高い働き方ができるギグワークの存在を認知している点も影響しているでしょう。
参考:NIRA総合研究開発機構「副業としてのギグワークはなぜ広まらないのか」(参照 2023-10-30)
隙間時間で稼げる副業のメリット
隙間時間で稼げる副業には、収入の柱を増やせる以外にも複数のメリットがあります。
ここからは、副業に挑戦することで得られるさまざまなメリットについてご紹介していきます。
隙間時間を有効的に活用できる
コロナ渦によるライフスタイルの変化によって自分の時間を作れるようになったことで、「せっかくだから有効活用したい!」と考える人も珍しくありません。
趣味や自分磨きに割くのも素敵なことですが、実は隙間時間で副業もできます。
クラウドソーシングサイト「ランサーズ」が副業の月の稼働時間について調査したところ、「2,3時間」が37.3%と最も多く、「2,3時間以上10時間以下」が20.3%という結果が出ました。
「副業とは言え、働くからにはまとまった時間を作らなきゃ…」と考えがちですが、実際は1ヶ月に3時間程度で副業をおこなっている人が多いです。そのため、隙間時間でも無理なく副業にチャレンジしやすいでしょう。
参考:ランサーズ「副業の月間あたりの稼働時間」(参照 2023-10-30)
初心者でも気軽に始められる
副業の魅力の一つとして、初心者でも気軽に始められる作業が多い点も挙げられます。
たとえば、ポスティング・送迎ドライバー・データ入力など、経歴を問わず挑戦しやすい仕事が豊富です。なかには、ポイ活やレシート買取などスマホさえあればスキル要らずでできる副業もあります。
転職hubが「今の副業を選んだ理由」を調査したところ、全体の約半数が「自分のスキルでもできそうだったから」と回答しています。
これらを踏まえて、新しくスキルを習得しなくても始められる手軽さも副業のメリットと言えるでしょう。
参考:転職hub「副業中の600人に調査!副業人気ランキングと収入は?専門家の始め方解説も」(参照 2023-10-30)
新しいスキルの習得にも繋がる
副業に取り組めば、新しいスキルを習得できるのもメリットの一つです。
正社員では働くのが難しかった職業も、副業であれば始められる可能性があるため、新たな自分の才能に気づくきっかけになります。
ランサーズがおこなった調査によると、副業を始めた理由に対して約59%の人が「スキルアップや学び直しなど」と答えていることから、副業を通して新たなスキルもしくは現状のスキルを伸ばしたいと考えている人は多いです。
ちなみに、初心者歓迎の副業を始めたからと言って、まったくスキルが身に付かないわけではありません。たとえば、Webライティングであれば、文章を書くために必要な情報収集や記事を作るうえで大切な構成づくりなど、さまざまなスキルが身に付きます。
自分ができる範囲の副業をおこなった結果、大小を問わずさまざまなスキルを習得しやすいのが魅力です。
参考:ランサーズ「副業を始めた理由」(参照 2023-10-30)
隙間時間で稼げる副業のデメリット
隙間時間で稼げる副業はさまざまなメリットがある一方で、多少のデメリットもあります。
どのようなデメリットがあるのか把握したうえで始めれば、納得した形で副業をおこなえるでしょう。
大きな金額を稼ぐのは難しい
隙間時間で稼げる副業は、大きな金額を稼ぐのは難しいです。
隙間時間で行う副業は、ハードルが低ければ低いほど稼げる金額は少額になる傾向があります。
たとえば、オンラインでアンケートに答えるだけで稼げるアンケートモニターは、毎日取り組んでも月1,000円程度が限界です。
ランサーズの調査でも、全体の約70%が副業の月収が5万円未満という結果が出ており、いかにまとまったお金を得るのが難しいのかよくわかります。
「本業でやってるプログラミングを副業でもやりたい」といった特殊な事例ではない限り、隙間時間でできる副業でいきなり大金を稼ぐのは難しいと考えるのがベストです。
参考:ランサーズ「副業での月収」(参照 2023-10-30)
仕事とプライベートの境界が曖昧になる
副業を始めることで、仕事とプライベートの切り替えがしにくくなります。
転職hubがいつ副業をおこなっているのか調査したところ、「本業が休みの日」「本業が終わった後の夜の時間」というのが半数以上を占めており、プライベートタイムの一部を副業に当てている結果となりました。
たとえ隙間時間の副業であるとは言え、プライベートに仕事を持ち込めば休日でも仕事モードが抜け出せなくなり、ライフワークバランスが崩れてしまいます。
予め副業に充てる時間を決めて、プライベートの時間を確保できるように意識しましょう。
参考:転職hub「副業中の600人に調査!副業人気ランキングと収入は?専門家の始め方解説も」(参照 2023-10-30)
会社員の場合は自分で確定申告が必要になるケースも
副業で得た収入金額によっては、確定申告が必要になるケースもあります。
ここでは、正社員やアルバイトが給与としてもらう「給与所得」と、個人事業主が報酬としてもらう「事業所得・雑所得」に分けて、確定申告が必要な条件をご紹介します。
確定申告が必要になるケース | |
副業が給与所得の場合 (給与所得=給与‐給与所得控除) |
・本業以外の給与所得が20万円以上 ・本業と副業を合わせた年間収入金額が合計2,000万円以上 |
副業が事業所得・雑所得の場合 (事業所得・雑所得=収入-経費) |
・副業の事業所得・雑所得が20万円以上 |
2種類の所得に共通するのは、「副業の所得が年間で20万円以上になった場合確定申告が必要になる」という点です。
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ちなみに、確定申告が不要だったとしても住民税の申告は必要なので忘れずに手続きを済ませておきましょう。
ネットで副業を探す時に注意したいポイント
ネットで副業を探す際、気軽に副業を見つけられる反面、注意したいポイントもあります。
ここからは、ネットで副業を探す時に気を付けるべきポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
運用元が信頼できる会社かどうか確認する
インターネット上の副業は手軽に始められる一方で、詐欺まがいの悪質な副業も存在する可能性があるため、運用元やサービス提供者がはっきり公開されていない副業の受注は避けるのが無難です。
副業の運用元やサービス提供者が信頼できるかどうかを確認する際には、以下のような内容をチェックしましょう。
運用元をチェックするポイント
- 会社の公式ホームページやSNSアカウントが存在するかどうか
- 記載された所在地にその会社が存在するかどうか
- 記載された連絡先につながるかどうか
詐欺まがいの副業を提供する会社は、ホームページやSNSアカウントが存在せず、記載された住所や連絡先もデタラメの可能性が高いです。
詐欺に注意する
ネット上には、「月収 50 万円なんてコピペするだけで簡単に稼げます」といった広告を打ち出す副業募集もあります。
しかし、その多くは高額な初期費用を請求されたり、超高額な有料プランへの加入を促されたり、副業希望者へお金を巻き上げるための誘い文句に過ぎません。
このようなネット上の副業にまつわる詐欺被害は年々増加傾向にあり、消費者庁も注意喚起をおこなっています。
一般的に、あまりにも作業内容が簡単かつ高収入を謳った内容の副業には何か裏があると考えていいでしょう。
最近は、「高額」「即日現金」をアピールする闇バイトの募集も増えており、隙間時間で高収入が得られる副業をやるつもりが、知らないうちに犯罪行為をしていたケースも珍しくありません。
隙間時間でできる副業で、初めから何十万も稼げるのは難しいスキルを要求される仕事ばかりです。
「楽して大金を稼げる仕事なんて存在しない」と肝に銘じながら副業を探してくださいね。
隙間時間で副業を始めるときに気を付けるポイント
次に副業を始める際に気を付けるべき点もご紹介します。
長く副業を続けていくにあたって重要なことばかりなので、ぜひ知っておきましょう。
会社の就業規則を事前に確認しておく
副業を始める前は、勤め先の会社の就業規則や契約内容を確認しましょう。
就業規則には、副業に関するルールが記載されている場合が多く、主に「所定の届出をおこなう」「会社の機密情報を他言しない」といったルールが記載されています。
知らなかったとは言え規則や契約を破ってしまうと、処罰される可能性があるため、必ずチェックしておくことが大切です。
また、業界全体で副業を解禁する動きが強まっているものの、いまだに副業自体を認めていないケースも珍しくありません。
収入面でどうしても副業をやらないと生活できないほど切羽詰まっているのであれば、会社に事情を正直に話してみるのもアリです。
会社に黙って副業を始めてしまうと、バレたときの代償が大きすぎるので、せめて会社に伝えておくようにしましょう。
仕事とプライベートの境界をハッキリさせる
副業を始める際は、仕事とプライベートの切り替えができる体制を整えておくことが大切です。
隙間時間で稼げる副業の多くは、在宅で作業できるものばかりなので、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。
副業は、本業が終わった日の夜もしくは本業が休みの日におこなう傾向があり、その生活を続けていくうちに四六時中ビジネスのことばかり考えるようになります。
常に仕事に追われる日々に不安やストレスが溜まる前に、あらかじめ副業に割く時間を決めておいて、ライフワークバランスを整えておくのがおすすめです。
副業はあくまで本業の支障が出ない範囲で働くことが前提なので、プライベートを犠牲にしてまで情熱を注ぎすぎないようにしましょう。
副業を続けられる環境を整えておく
せっかく副業を始めるからには、長く続けられる環境を整えておくことも重要です。
副業を続けるために必要なことは以下の通りです。
副業を続けるために必要なこと
- 副業をする理由と目標を明確にしておく
- 副業をする時間や期限を決めておく
- 作業環境を確保しておく
最初に副業の理由と目標をはっきりしておけば、続けるモチベーションの維持につながります。また、案件ごとに自分の中での締切や作業時間をしっかり設けていたほうが集中して仕事に取り組めます。
パソコンを使って在宅でおこなう場合は、ネット環境はもちろんデスク周りも整理整頓をして集中しやすい環境に整えるのがおすすめです。
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ちなみに、所帯持ちの方であれば、あらかじめ家族に副業のことを伝えておきましょう。「副業の内容」「副業を始める理由」「副業に割く時間」などを細かく伝えて、家族仲に支障が出ない旨をしっかり伝えるのがポイント!
副業をするための隙間時間は自ら捻出する
隙間時間に副業をおこなうと言っても、忙しくなればなるほどその隙間時間すら確保できなくなる場合もあります。
副業に充てる隙間時間がないと感じたら、意識的に作ることを意識してみましょう。副業をするための隙間時間を捻出する方法は以下の通りです。
副業をする隙間時間を捻出する方法
- 早めの行動を心がける
- 副業をする時間をルーティン化する
- 一日全体のスケジュールを把握しておく
早めの行動を意識しておくだけで、余った時間は副業に集中できます。また、自分のライフスタイルに合わせて最初のうちにルーティン化させておいたほうが無理なく続けやすいです。
どうしても副業が習慣化できない場合は、一日全体の予定をぼんやり把握しておくだけでも、隙間時間が見つかるきっかけになります。
収入面に不満を感じているなら転職するのもおすすめ!
今回は、隙間時間で稼げる副業を18種類紹介しつつ、副業のメリット・デメリット、副業を始める際の注意点を中心に解説しました。
近年は、副業を許可する会社の増加やコロナ渦によるリモートワークの拡大に伴い、本格的に副業を始めたいと考えている人が多いです。
副業を真剣に検討する理由として、「今より収入を増やしたい」点が挙げられます。たしかに副業で稼いだ分は自分の懐に入るものの、隙間時間で稼げる報酬は微々たるものです。
もっと収入面で安定させたいのであれば、思い切って転職も視野に入れてみましょう。たとえば、ナイト系の送迎ドライバーの場合、副業でも十分高収入は狙えますが、本業に切り替えられればさらに稼ぎやすくなります。
今の生活水準や今後の将来設計などを踏まえたうえで、副業を始めるか転職をするかじっくり考えてみてくださいね!