データ入力の年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

データ入力の年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

データ入力は手書きの書類や音声データの情報を、パソコンで指定されたフォーマットに入力する仕事です。

正確さや集中力が求められるデータ入力の年収は、一体どれくらいなのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、データ入力の平均年収や収入内訳、給与を上げるポイントを詳しく解説します。

  • 稼げる人と稼げない人の特徴、年収の高い企業ランキング、年収アップを目指す際の注意点などもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください!

目次 open

データ入力の平均年収は約356.2万円

データ入力の平均年収は、約356.2万円です。

この金額は「令和6年賃金構造基本統計調査」の「事務用機器操作員」に記載されている、月給26万6,700円、年間賞与36万1,700円をもとに算出しています。

日本の平均年収は約478万円とされており、それと比べると、データ入力の年収はやや低めの水準です。

なお、22歳で新卒入社してから60歳で定年を迎えるまで、38年間を同一企業で勤務し続けると仮定すると、データ入力の生涯年収は約1億3,536万円になります。

45~49歳で収入のピークを迎え、その年代の平均年収は412.45万円です。

参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2025-11-30)

職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「データ入力」(参照 2025-11-30)

データ入力の収入内訳

データ入力の収入は、主に「基本給+賞与+各種手当」で構成されています。

手当は主に以下のようなものが代表的です。

  • 通勤手当
  • 残業手当
  • 住宅手当
  • 住居手当
  • 役職手当
  • 資格手当

データ入力の雇用形態は、正社員、契約社員、アルバイト、業務請負など多岐に渡ります。手当や福利厚生は、正規雇用と非正規雇用で異なるケースが多いので、就職・転職前によく確認しましょう。

正社員はデータチェックやスタッフ指導など、データ入力業務以外の仕事も任されるため、非正規雇用より年収が高くなりやすいです。

正社員以外の雇用形態の場合はデータ入力業務だけに集中することが多く、時給制や文字数単価制、1件あたりの固定報酬制などで収入が決まる傾向にあります。

【年齢別】データ入力の平均年収

データ入力の平均年収を年齢別でまとめると、以下の通りです。

年齢平均年収
20~24歳269.83万円
25~29歳301.74万円
30~34歳317.7万円
35~39歳359.39万円
40~44歳389.36万円
45~49歳412.45万円
50~54歳383.62万円
55~59歳384.73万円

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「データ入力」(参照 2025-11-30)

20~24歳の平均年収が全年代の中で最も低くなっていますが、これはキャリアが浅く入力速度や正確性がまだ磨かれていないのが理由でしょう。

そこから年齢と勤続年数を重ねるごとに、年収は少しずつ上がっていきます。特に30代後半から40代にかけて伸びが大きく、45~49歳でピークを迎えています。

しかし、50代以降の年収はやや下がっているため、若いうちにスキルアップや昇進を目指すのが重要となります。

【性別】データ入力の平均年収

データ入力の平均年収は、女性よりも男性のほうが高くなる傾向にあります。

以下の表は「きまって支給される現金給与額×12か月+年間賞与など」をもとに算出したものです。

性別平均年収(千円)きまって支給する現金給与額(千円)年間賞与その他特別給与額(千円)
男女計3,562.1266.7361.7
3,903.1286.8461.5
3,365.5255.1304.3

参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2025-11-30)

男性の平均年収は約390.3万円、女性の平均年収は約336.5万円であり、男女の年収差は約53.8万円です。

他の職種では、男女の年収差が100万円以上、場合によっては200万円以上開くことも珍しくありません。

それと比べると、データ入力は男女の賃金差が比較的小さい仕事だと言えます。

【地域別】データ入力の平均年収

データ入力の平均年収は、地域によっても異なります。

以下の表では、東京都と政令指定都市がある道府県における、データ入力の平均年収をまとめたものです。

都道府県平均年収
北海道342.3万円
宮城県418.8万円
東京都380万円
埼玉県338.6万円
千葉県450.3万円
神奈川県368.5万円
新潟県360.9万円
静岡県277.9万円
愛知県397.8万円
京都府310万円
大阪府335万円
兵庫県385.7万円
岡山県341.3万円
広島県265.2万円
福岡県303万円
熊本県280.6万円

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「データ入力」(参照 2025-11-30)

データ入力の平均年収が最も高い地域は千葉県で450.3万円、最も低い地域は広島県で265.2万円でした。

2県の間には約185万円もの差が開いており、データ入力の年収は地域によって大きなばらつきがあるのがわかります。そのため、データ入力の仕事を探す際は、勤務エリアもよく考慮しましょう。

データ入力の平均年収が高いと言われる理由

データ入力の平均年収は日本の平均年収を下回っていますが、実際には「年収が高い」と言われています。

その理由は、正社員の年収水準ではなく、アルバイトや派遣社員の時給が他の軽作業と比べて高めに設定される傾向があるためです。

特に短期間で集中して働いた場合、時給の高さから「稼げる仕事」という印象を持たれやすく、それが「平均年収が高い」というイメージにつながっています。

では、なぜデータ入力は時給が高くなりやすいのでしょうか。

その背景には、以下のような理由があります。

  • 正確さやスピードが求められるため
  • データ入力以外の事務作業を兼任するケースが多いため
  • 短期・大量採用の需要が高く、時給が上がりやすいため

①正確さやスピードが求められるため

データ入力はタイピングのスピードと正確性が求められる仕事で、納期遅れやケアレスミスは基本的に許されません。

正確かつ素早く入力する難易度は高く、かかるプレッシャーも大きいため、それらに見合った高めの給与・時給が設定されている傾向です。

また、データ入力には、基本的なタイピングスキルやパソコン操作スキルに加えて、集中力と根気強さも求められます。

  • 必要とされるスキルが多く、労働負荷が高い仕事であることも、給与・時給が高くなりやすい一因と言えるでしょう。

②データ入力以外の事務作業を兼任するケースが多いため

就業先によってはデータ入力業務だけでなく、その他の事務作業も任されるケースがあります。

具体的な事務作業は以下のようなものが一般的です。

  • データの数値の集計・一覧化
  • 請求書・明細書・申込書などの書類作成
  • 一般事務
  • 電話応対

業務内容が多岐に渡るほど、覚えることは増えます。また、あらゆる事務作業の兼任により業務量も多くなるので、効率的にタスクをこなす能力が必要です。

このように、データ入力以外の業務も多いことから、給与・時給は高くなる傾向にあります。

③短期・大量採用の需要が高く、時給が上がりやすいため

会社によっては常勤のデータ入力専任者を雇わず、繁忙期限定で大量に募集するケースも少なくありません。特に、特定の時期だけに業務が集中する会社は、一時的に何百人単位の人手が必要になる場合があります。

仕事を円滑に進めるには、決められた時期までに大量の人員を確保する必要があり、会社は「即戦力となる人材を多く確保したい」という考えから時給を高く設定する傾向にあります。

雇用は短期的になりやすいですが、繁忙期は会社ごとに異なるため、年に何社かを渡り歩けば高収入が得られます。

データ入力で年収の高い企業ランキング

ここでは、転職サイトに掲載された求人情報をもとに、データ入力で平均年収が高い企業をランキング形式で紹介します。

順位企業名年収
1位株式会社渡辺組650万円~
2位東京海上日動火災保険株式会社640万円~
3位NNT株式会社500万円~

参考:マイナビ「データ入力業務の転職・求人情報」(参照 2025-11-30)

株式会社渡辺組は総合建設業を、東京海上日動火災保険株式会社は損害保険業を、NNT株式会社はインバウンド事業や国際物流業を営む企業です。

それぞれ業種は異なりますが、3社には「国内外で高い収益を上げて安定した経営をしている」という共通点があり、データ入力に対しても、報酬が高めに設定されています。

このことから、データ入力で稼ぎたければ業種にこだわるのではなく企業の「経営の安定性」や「従業員への還元率」などにも注目すべきだとわかるでしょう。

データ入力で稼げる人の特徴

データ入力でより稼ぐには、以下のような3つの特徴を持っている人が挙げられます。

  • パソコンの操作が得意な人
  • 集中力が高い人
  • 効率化し、業務改善に貢献できる人

それぞれの特徴について詳しく解説するので、自分が当てはまるかチェックしましょう。

①パソコンの操作が得意な人

データ入力で安定して稼ぐには、一定の速度を保ってタイピングできる、ショートカットキーを活用できるなど、パソコン操作に慣れているのが重要になります。

操作に迷わず作業を進められる人は、作業量が増えても効率よくこなせるので、収入を上げやすいです。

なお、Excel・Googleスプレッドシートの基本的な操作や関数を理解していると、文字入力だけでなく表作成やデータ整備など幅広い案件に対応でき、さらなる収入アップにつながる可能性があります。

②集中力が高い人

データ入力の仕事は、長時間座って同じ作業を繰り返すことが多く、ミスなく作業を進めるためには高い集中力が必須です。

ミスが少なければ戻しや修正もその分おさえられるため、効率よく稼ぐことができます。

途中で飽きて手が止まったり、注意力が散漫になったりすることがなく、正確でスムーズに業務をこなせるため、社内やクライアントから高く評価される傾向にあります。

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③効率化し、業務改善に貢献できる人

データ入力は、スピードと正確さがそのまま収入に直結しやすい仕事です。

そのため作業効率がよく業務改善策を積極的に取り入れられる人は、短時間で大量のデータ入力をこなせるようになり、収入アップに期待できるでしょう。

パソコンのショートカットキーやタッチタイピングを習得する、頻出単語を辞書登録しておく、よく使う機能をカスタマイズする、VBAやGAS、プログラムの活用など、さまざまな工夫をこらして実践するのがデータ入力で稼ぐうえで大切です。

データ入力で稼げない人の特徴

データ入力は、コツコツ続けることで収入を伸ばしやすい仕事です。

ただし、仕事の性質上、次のような傾向があると評価されにくく思うように稼げない場合があります。

  • 単調な作業に集中するのが苦手
  • 大雑把で細かいことが気にならない
  • スケジュール管理が苦手

あくまで「向き・不向き」の話なので、当てはまったからといってダメというわけではありません。

稼ぐうえで自分の課題を把握する参考として見ていきましょう。

①単調な作業に集中するのが苦手

データ入力の仕事は、基本的に同じ作業の繰り返しです。

コツコツ続けることで収入を伸ばしやすい仕事なので、一つの作業に専念することが苦手な人は、作業中に集中が途切れてしまい、思うように稼げないと感じる傾向にあります。

特に、出来高制の給与形態だと、作業スピードが落ちるとこなせる案件数も減り、収入が大幅に落ちてしまうでしょう。

  • 集中できないことで作業へのモチベーションが下がれば、作業スピードが落ちるだけでなく入力ミスや納期遅れも増えやすくなり、信頼を失う可能性もあります。

②大雑把で細かいことが気にならない

データ入力で何より大事なのは、正確さです。

そのため、大雑把な性格でミスが多くなりがちな人は、どうしても評価が上がりにくくなります。

細かい部分まで目が行き届かないと、入力ミスや確認漏れが起こりやすくなります。さらに、わからない点も深く気に留めず、何となくで作業を進めがちになり、後々あとから大幅な修正が必要になるケースも少なくありません。

修正が増えると作業効率は下がり、周囲の手間も増えてしまいます。

そうなると信頼を得にくくなり、活躍のチャンスも減ってしまいます。

③スケジュール管理が苦手

データ入力の仕事は案件ごとに納期が決められており、納期遅れは厳禁です。

そのため、スケジュール管理が苦手な人には向かない職業と言えます。スケジュール管理ができないと、スケジュールの見積もりが甘く、計画通りに進められず、与えられた仕事を期限内に終えられない可能性が高まります。

納期遅れが続くと信頼を失い、仕事を任せてもらいにくくなり、安定して稼ぐのが難しくなってしまいます。スケジュール管理が苦手な人は稼ぐ以前に、データ入力として働き続けること自体が難しくなりやすい点にも注意が必要です。

データ入力で年収・給与を上げるポイント

データ入力は、自身の努力や案件の選び方などによって収入アップが見込める職業です。以下のポイントを押さえると、年収・給与を上げやすくなります。

  • タイピングの速度や作業効率を高める
  • 報酬の高い求人を受注する
  • 作業品質を保って継続的に働く

それぞれのポイントについて詳しく解説するので、稼げるデータ入力を目指しましょう。

①タイピングの速度や作業効率を高める

データ入力で収入を上げるには、タイピング速度を高めてこなせる作業量を増やすことが重要です。

作業効率が上がると、今までと同じ所要時間でこなせる案件数が増えるため、収入アップにつながります。

タイピングスキルを上げるには、タイピング練習ソフトの活用や、ショートカットキーの習得などがおすすめです。

この他、自動化ツールを用いたり、よく使う機能をパソコンのデスクトップに配置したりするのも作業効率を高めるのに効果的で、仕事のスピードアップが期待できます。

②報酬の高い求人を受注する

年収を上げるには、作業単価の高い案件や時給が高い求人を選んで受注することも重要です。

例えば、納期がタイトな案件や専門性の高いデータ処理を含む案件などは、報酬が高くなりやすいので狙い目です。特に、医療や金融、法律などの分野では、一般的な案件よりも難易度が高い分、収入も高めに設定される傾向があります。

  • 複数の求人サイトで条件を比較し、自分のスキルに見合う高単価の案件を選ぶのが、年収アップのコツです。

③作業品質を保って継続的に働く

データ入力で安定して稼ぐには、作業品質を一定して保つ必要があります。

「ミスがない」「納期に遅れない」など、一見当たり前のように思えることでも、継続するのは簡単ではありません。だからこそ、安定した作業ができる人ほど、企業からの信頼が得られ、長期契約を獲得しやすくなります。

積み重ねた信頼は、継続的な仕事の依頼や単価アップ、より条件の良い案件などにつながる可能性が高く、長期的に活躍できるでしょう。

データ入力で年収アップを目指す際の注意点

データ入力で年収アップを目指す際に、注意したいポイントは以下の3つです。

  • キャリアアップや昇給の機会が少ない
  • 健康管理を意識して働くことが大切
  • 信頼できる企業の求人を見極める必要がある

これらの注意点を心に留め、活躍できるデータ入力を目指しましょう。それぞれの注意点について詳しく解説します。

①キャリアアップや昇給の機会が少ない

一般的なデータ入力の仕事では、速さや正確さは求められるものの、定型的な作業が中心となるので、高い専門知識が必要とされるケースは多くありません。

長く働いても仕事内容に大きな変化がない場合が多く、スキルの差も見えにくいため、昇進・昇格による給与アップのチャンスがあまり多くないのが実情です。

将来の収入を考えるなら、他の事務スキルや資格を習得し、対応できる業務の幅を広げていく努力が重要になります。

②健康管理を意識して働くことが大切

データ入力は長時間パソコンに向かって細かいデータを見る作業が続くため、目の疲れや肩こり、手首の痛みなど体への負担が生じる場合があります。
また、同じ作業の繰り返しは、集中力の低下や精神的な疲れにつながることもあります。

健康と収入アップを両立させるためには、こまめに心身のケアを意識しながら働くのが重要になります。

定期的な休憩や作業中の姿勢の見直し、ストレッチを行うなどして、仕事中も心身のリフレッシュを図りましょう。

③信頼できる企業の求人を見極める必要がある

データ入力の求人には、怪しい案件や詐欺求人など残念ながら注意が必要な案件も紛れています。たとえば下記のような特徴を持つ求人には注意しましょう。

  • 企業の実態が不明確
  • 業務内容が曖昧
  • 報酬が極端に低すぎる、または高すぎる

案件探しをする際は、仕事内容や報酬形態、支払い条件、企業情報などを確認し、信頼できる求人かどうかを事前によく見極めましょう。

  • 口コミや実績のある企業の求人を選ぶことで、トラブルや未払いなどのリスクを避けやすくなります。

データ入力で求人を探すのにおすすめなエージェント

稼げるデータ入力の求人を探すなら、優良求人を多く掲載している転職エージェントを活用するのが効果的です。

ここでは、実績が豊富で信頼性の高いエージェントを3つ紹介します。

リクルートエージェント業界トップクラスの求人件数と豊富なデータに基づくマッチング、業界知識に精通したキャリアアドバイザーからのアドバイスを強みとする転職エージェントです。
マイナビAGENTテレワークや残業が少ない求人など、柔軟な働き方の事務職求人を豊富に扱っています。キャリアアドバイザーによるサポートが充実している転職エージェントです。
ミラキャリ未経験から事務職に転職したい20代向けの、デスクワークに特化した転職エージェントです。

事務職求人に強いサービスや掲載求人数が多いサービスを利用することで、希望条件に合う仕事が見つかりやすくなります。

非公開求人の紹介により高収入案件と出合える可能性も高く、仕事探しの効率がアップするでしょう。

データ入力と似た稼げる仕事3選

「データ入力の仕事に興味はあるけど、自分には難しいかも」と考えるなら、データ入力と似た別の仕事を検討してみても良いでしょう。

データ入力と似つつ、稼げる仕事は以下の3つです。

  • 一般事務
  • ECサイト運営事務
  • 経理アシスタント

それぞれの仕事内容や特徴を解説します。

①一般事務

一般事務は、データ入力や書類作成、電話・メール対応など、会社の事務作業を幅広くサポートする仕事です。

自分で考えて書類を作成したり、電話対応や顧客対応など対人業務を任されたりと業務の幅が広いため、データ入力より昇給や昇進の機会も得やすくなります。また、多数の正社員求人もあり、安定した雇用にも期待できます。

事務全体の仕事に関わりたい人や、将来を見据えてしっかりキャリア形成したい人におすすめです。

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②ECサイト運営事務

ECサイト運営事務は、ネットショップの運営を支える仕事です。具体的な業務内容としては、商品データの登録・編集や在庫管理、注文処理などを担当します。

データ入力と同様にパソコン作業が中心の職種ですが、商品情報の管理や売上データの処理など企業の利益に直結する業務を担うため、高めの給与が設定されやすいです。

コツコツした入力作業が得意な人や、ネットショップ運営・EC業界に興味がある人にはぴったりだと言えるでしょう。

③経理アシスタント

経理アシスタントは、経理事務のサポート業務や請求書・領収書の整理、会計ソフトへのデータ入力などが主な仕事内容です。

パソコンを使ってのデータ入力作業の他、サポート役として経理事務業務に幅広く携われます。さらに、ゆくゆくは専門職として経理にキャリアチェンジすることも可能で、将来の選択肢が豊富です。

数字の管理が得意な人や企業運営の裏方として現場を支えたい人は、経理アシスタントとして活躍しやすいでしょう。

データ入力で稼ぐにはスキルアップと求人選びが重要!

データ入力の平均年収は、日本の給与所得者の平均年収と比べると低めです。しかし、平均年収には短期や短時間勤務の人も含まれており、実際のデータ入力の時給は高い傾向にあります。

データ入力で稼ぎたいなら、以下のポイントを押さえておくのが重要です。

  • パソコン操作やタイピングスピード、作業効率化のスキルを身に付ける
  • 専門性の高いデータを扱う仕事など、給与の高い求人を選ぶ
  • 作業品質を保って企業からの信頼を獲得する

「速さ」と「正確性」がデータ入力で稼ぐカギです。さらに、そこに「専門性」を加えられると、スキルの差別化ができて高報酬な案件を受注しやすくなり、年収を大きく伸ばせます。

  • スキル向上を意識しながらコツコツ実績を積み上げれば、長期的な活躍に期待でき、稼げるデータ入力になれるでしょう。

著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。