販売員は、アパレル・家電・雑貨・食品など幅広い業界で活躍でき、未経験から挑戦しやすい職種です。しかし、「実際の年収はどれくらい?」「どうすればもっと稼げるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、販売員の平均年収、雇用形態・地域別の年収データなどを詳しく解説します。
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年収を上げる具体的な方法も紹介しますので、販売員として稼いでいきたい方はぜひ参考にしてください。
販売員の平均年収は約291万円

販売員の平均年収は約291万円です。
また、大学卒業後の22歳から定年の60歳まで、38年間同じ企業で働き続けた場合の販売員の生涯年収は約1億1,055万円です。
この金額は、「求人ボックス給料ナビ」に掲載されている統計データをもとに、「正社員」「派遣社員」「アルバイト・パート」の収入データを平均して算出しています。
なお、「派遣社員」「アルバイト・パート」の平均年収は、それぞれ「(時給×1日8時間)×240日」として計算しています。
国税庁の調査によると、日本の給与所得者の平均年収は478万円となっており、約187万円低い水準です。
参考:求人ボックス給料ナビ「販売スタッフの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(参照 2025-11-21)
参考:国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」(参照 2025-11-21)
販売員の収入内訳

販売員の収入は、一般的に「基本給+賞与+各種手当」で構成されます。
正社員は月給制が中心で、派遣社員・アルバイトは時給制が多く、非正規雇用の場合は賞与や手当の有無が企業によって大きく異なります。
手当は以下のようなものが代表的です。
- 通勤手当
- 残業手当
- 住宅手当
- 制服手当
- 繁忙期手当
- 役職手当
この他、アパレル業界では社員割引制度や購入補助が支給されるケースが多いようです。
また、資格取得によって給与アップが期待できる職種もあります。例えば、ドラッグストア業界でも活かせる登録販売者は、資格手当をもらえる代表的な資格の一つです。
さらに、多くの店舗では個人ノルマや目標達成に応じて支給される報奨金(インセンティブ)制度を導入しており、個人や店舗の販売実績に比例して収入を伸ばせる点が大きな魅力です。特に、店長やマネージャーなど責任ある役職になるほど支給額が高くなる傾向にあります。
【雇用形態別】販売員の平均年収
販売員の平均年収を雇用形態別でまとめました。
| 雇用形態 | 平均年収 |
|---|---|
| 正社員 | 約378万円 |
| 派遣社員 | 約276万円*1 |
| アルバイト・パート | 約218万円*2 |
(注釈)
*1 派遣社員の年収は、時給1,439円 x 8時間 x 240日で算出。
*2 アルバイト・パートの年収は、時給1,138円 x 8時間 x 240日で算出。
参考:求人ボックス給料ナビ「販売スタッフの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(参照 2025-11-21)
平均年収が最も高いのは正社員の約378万円で、月給制であることに加えて、賞与や各種手当が収入を押し上げています。次いで派遣社員は約276万円となり、時給制ではあるものの、フルタイム勤務が可能な場合は比較的高い水準を維持できるのが特徴です。
一方、アルバイトの平均年収は218万円と最も低く、勤務日数やシフトに左右されやすい働き方であることが影響しています。
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販売員は雇用形態によって年収が大きく異なるため、収入面を重視する場合は正社員やインセンティブ制度のある職場を選ぶことが重要です。
【地域別】販売員の平均年収
販売員の平均年収を地域別で比較しました。
各都道府県の平均年収は、「(時給×8時間)×240日」で算出しています。
| 都道府県 | 平均年収 |
|---|---|
| 北海道 | 約270.2万円 |
| 宮城県 | 約270.1万円 |
| 東京都 | 約313.7万円 |
| 埼玉県 | 約298.4万円 |
| 千葉県 | 約295.8万円 |
| 神奈川県 | 約299.0万円 |
| 新潟県 | 約268.4万円 |
| 静岡県 | 約279.8万円 |
| 愛知県 | 約287.6万円 |
| 京都府 | 約288.9万円 |
| 大阪府 | 約293.7万円 |
| 兵庫県 | 約286.0万円 |
| 岡山県 | 約263.2万円 |
| 広島県 | 約273.4万円 |
| 福岡県 | 約273.7万円 |
| 熊本県 | 約264.2万円 |
参考:求人ボックス給料ナビ「販売スタッフの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(参照 2025-11-21)
販売員の平均年収が最も高い地域は東京都の約313.7万円、次いで神奈川県の約299.0万円、埼玉県の約298.4万円でした。
首都圏は全体的に給与水準が高く、特に東京都は商業施設が多く販売員の需要が高いことから、年収が突出しやすい傾向があります。
一方、最も低い地域は岡山県の約263.2万円です。その他、北海道・東北・中国地方・九州も260万円〜270万円台が中心で、全体的にやや低めの水準です。
そのため、販売員として働く際は勤務地によって収入が変わる点を踏まえて、働く地域を検討すると良いでしょう。
販売員の平均年収が低いと言われる理由

「令和6年分民間給与実態統計調査」によると、日本全体の平均年収は478万円です。一方、販売員の平均年収は約291万円と全国平均を下回っています。
販売員の平均年収が低いと言われる主な理由は以下の3点です。
- 特別な資格や専門知識が問われにくいから
- 小売業のビジネスモデル上、一人当たりの利益貢献に限界があるから
- 非正規雇用で働く人の割合が多いから
ここでは、それぞれの理由を具体的に解説します。
①特別な資格や専門知識が問われにくいから
販売員の仕事は、特別な資格や高度な専門知識がなくても始められるケースが大半です。マニュアルが整備されているため、未経験からでも働きやすく、人が集まりやすい分、代替もしやすい職種と言えます。
その結果、企業側は高い給与を提示しなくても人材を確保でき、給与水準が上がりにくい傾向があります。また、セルフレジなどの無人化が進んでおり、機械で対応できる業務が増えていることも、年収が伸びにくい要因となっています。
②小売業のビジネスモデル上、一人当たりの利益貢献に限界があるから
小売業は扱う商品の単価が低いケースが多く、数を多く売ることで利益を確保する「薄利多売」になりやすい業界です。実店舗では、家賃・光熱費といった維持費がかかることに加え、来店客数や営業時間に制約があるため、一人の販売員が生み出せる利益にはどうしても限界があります。
さらに、実際の業務の多くを占めるのは、品出し・補充・陳列などのマテハン業務(マテリアルハンドリング)です。店内物流作業が総労働時間の3~4割を占め、接客によって直接売上に貢献できる時間はごく一部にとどまります。
こうした背景から、一人当たりの生産性が高まりにくく、給与水準も上がりにくいのが現状です。
③非正規雇用で働く人の割合が多いから
小売業では、店舗運営に多くの人手が必要なため、アルバイトやパートなどの非正規雇用を多く採用するビジネスモデルが一般的です。実際に、業界全体で約半数が非正規とされています。
非正規雇用は時給制が中心で、賞与や昇給の機会も限られるため、正社員と比べて年収が伸びにくい働き方です。その結果、販売員全体の給与水準が低くなりやすく、「年収が低い」というイメージにつながっています。
販売員で年収の高い企業ランキング

販売員の職種で平均年収が高い企業をランキング形式でまとめました。
| 順位 | 企業名 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 1位 | 株式会社ニトリ | 600万円 |
| 2位 | 株式会社サンドラッグ | 571万円 |
| 3位 | 株式会社ヤオコー | 555万円 |
| 4位 | コストコホールセールジャパン株式会社 | 548万円 |
| 5位 | 株式会社ユニクロ | 545万円 |
参考:OpenMoney給与版「販売・接客の年収が高い企業ランキングTOP20」(参照 2025-11-21)
これらの企業に共通しているのは、安定した収益基盤があり、生産性の高いビジネスモデルを構築していることです。
自社ブランド商品の強化、物流の効率化、店舗運営の標準化、会員制ビジネスなど、各社が独自の強みを活かした運営を実現しています。
また、従業員育成やキャリアパスが明確で、従業員への還元率が高い企業が多い点も特徴です。
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役職者への昇進機会が多く、評価制度が整っているため、販売員でも年収を上げやすい環境が整っていると考えられます。
販売員で稼げる人の特徴

販売員の平均年収は決して高いとは言えませんが、その中でも平均を大きく上回って稼いでいる人は確かに存在します。
販売員として年収アップを叶えている人には、以下のような共通点があります。
- 顧客のニーズを引き出すヒアリング能力が高い人
- 自社だけでなく競合の商品知識まで学べる人
- 状況に合わせて柔軟に対応できる人
あなた自身の強みや伸ばしたいスキルを考える際の参考にしてください。
①顧客のニーズを引き出すヒアリング能力が高い人
販売員として年収を伸ばすために欠かせないのが、まず顧客の悩みや要望を丁寧に引き出す「聞く力」です。顧客の言葉にとどまらず、その背景や潜在的なニーズまでくみ取り、最適な商品を提案できる人は成果を上げやすくなります。
また、会話を通じて信頼関係を築けるとリピーターが増え、売上や指名にもつながりやすくなります。ヒアリング力とコミュニケーション力の高さは、収入アップに直結する重要なスキルと言えるでしょう。
②自社だけでなく競合の商品知識まで学べる人
顧客に最適な提案を行い、売上につなげるためには、まず自社が取り扱う商品の特徴や使い方を深く理解しておくことが欠かせません。
さらに競合の商品の強みや価格帯、トレンドまで把握しておくと、提案の幅が大きく広がり、より説得力のある提案ができるようになります。
競合と比較したうえで最適な商品を提示できれば、購入率も向上し、結果として収入アップにもつながりやすいでしょう。
さらに、新商品や業界ニュースを積極的に学び、知識を常に更新できる人ほど顧客から信頼されやすく、購買率も高まりやすくなります。
③状況に合わせて柔軟に対応できる人
販売員として安定して成果を出すには、その場の状況に応じて臨機応変に対応できる柔軟さが欠かせません。顧客ごとに求める説明量や接客スタイルは異なるため、相手に合わせて提案方法を変えられる人ほど売上につながりやすくなります。
また、店舗では突発的な来客増や品切れ、クレーム対応などマニュアル通りにいかない場面も多く、状況判断と対応力が求められます。
さらに、急なシフト変更や売場の担当変更にも柔軟に対応できる人は職場から重宝され、結果として収入アップにつながるでしょう。
販売員で稼げない人の特徴

販売員で稼いでいる人がいる一方で、思うように稼げずに悩んでいる人も少なくありません。
ここでは、販売員として収入アップを妨げてしまう人の特徴を3つ紹介します。
- クレームを単なるトラブルと捉えてしまう人
- 個人の裁量で売上を伸ばす努力をしない人
- チームや店舗全体の目標達成にコミットできない人
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自分に当てはまる点がないか振り返り、改善のヒントとして活用してください。
①クレームを単なるトラブルと捉えてしまう人
販売員の仕事では、顧客からのクレーム対応は避けて通れません。しかし、これを「単なる面倒事」と捉え、感情的に対応してしまうと、顧客離れにつながる可能性があります。
その結果、自分の評価が下がることで、収入にも影響が出てしまうこともあります。
クレームは改善点を知るチャンスでもあります。まずは落ち着いて話を聞き、誠実に向き合うことが重要です。状況を冷静に整理し、再発防止策やフォローにつなげられる人ほど信頼を得やすく、長期的な収入アップにつながります。
②個人の裁量で売上を伸ばす努力をしない人
販売員として成果を上げるには、マニュアル通りに動くだけでなく、売上を伸ばす工夫が必要です。例えば、売場のディスプレイを工夫したり、トレンドを踏まえた提案をしたり、売れ筋商品の分析をして陳列を工夫するなど、、主体的な取り組みが求められます。
決められた業務だけをこなす人は実績が伸びにくく、結果として評価や収入アップにもつながりにくくなってしまいます。
③チームや店舗全体の目標達成にコミットできない人
販売の仕事は、個人プレーではなくチームで成果を出すことが前提です。店舗の評価や売上、リピート率を高めるには、周りのスタッフと協力し合い、情報共有やヘルプ対応を積極的に行う姿勢が求められます。
周囲の士気を高めたり、スタッフそれぞれの得意分野を踏まえて担当配置を調整したりといった工夫ができる人は評価されやすく、昇給や昇格にもつながります。
販売員で年収・給与を上げるポイント

平均年収を超えて稼いでいる販売員は、正しく戦略を立ててキャリアを積んでいるという特徴があります。
ここでは、販売員として収入を上げるためのポイントを3つ紹介します。
- 「商品単価」や「専門性」が高い業界へ転職する
- 販売実績を上げてインセンティブを増やす
- 店長やマネージャーへの昇格を目指す
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
①「商品単価」や「専門性」が高い業界へ転職する
販売員として年収を上げるには、商品単価が高いハイブランドや外資系、専門知識が求められる化粧品・ジュエリーなどの業界に転職することを検討しましょう。
これらの業界は平均年収が高い傾向にあります。販売スキルや実績がある人であれば、より待遇の良い企業への転職でも有利に働きます。
また、平均年収が高い業界やブランドでも、自分の得意分野や興味のある領域を選ぶのがおすすめです。商品知識に対して意欲的に学ぶことができるため、成果につながりやすく、結果として年収アップを実現しやすくなります。
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高単価・高専門性の業界へのキャリアシフトは、収入を伸ばしたい販売員にとって有力な選択肢です。
②販売実績を上げてインセンティブを増やす
販売員として収入を伸ばしたい場合、インセンティブ制度のある職場で実績を上げるのが効果的です。
【インセンティブとは】
売上や成績に応じて支給される報奨金のこと。成果がそのまま給与に反映される仕組み。
個人の販売スキルや努力が収入に直結するため、接客力・営業力を磨けば大きく稼ぐことが可能です。職場によっては個人インセンティブだけでなく、チーム実績に応じた報奨金が支給されるケースもあり、自分に合った評価制度の企業を選ぶことも重要です。
③店長やマネージャーへの昇格を目指す
販売員として経験を積んだ後、店長やマネージャーといった役職に昇格すると、大幅な年収アップが期待できます。管理職になると、スタッフ育成・シフト管理・売上管理などの責任は増えますが、その分、基本給や役職手当も高くなります。
また、店舗全体の売上向上に貢献したり、チームをまとめるマネジメント力が評価されたりすれば、さらに上位のエリアマネージャーや本部職へのキャリアパスも開けます。販売員として長く働きながら収入を伸ばすためには、役職を目指したキャリア形成が重要です。
販売員で年収アップを目指す際の注意点

販売員は工夫次第で年収アップを狙える職種ですが、販売・接客業ならではの注意点もあります。
- 立ち仕事のため体力が必要
- 土日祝に休みを取りづらい
- 販売ノルマを課される場合がある
ここでは、年収アップを目指す際に知っておきたい注意点を3つ解説します。
①立ち仕事のため体力が必要
販売員は一日中立ちっぱなしで接客することが多く、想像以上に体力を使う仕事です。商品補充や陳列、バックヤードでの荷運びなど動き回る業務も多いうえに、繁忙期には残業が続くことも多く、疲労が蓄積しやすい環境です。
疲労により体調を崩すとシフトに入れず、収入にも影響が出てしまうため、体力に自信がない人は注意が必要です。安定して働き続けるには、日ごろの体調管理や休息の取り方も重要になります。
②土日祝に休みを取りづらい
販売員はシフト制が一般的で、来客が集中する土日祝はほぼ出勤となります。年末年始や大型連休も休みの希望が通りにくく、家族や友人と予定を合わせにくい点は大きなデメリットです。
特に、繁忙期は業務量が増え、連勤が続いて休暇が確保しづらいこともあります。プライベートの計画が立てにくくなる場合が多く、安定した週末休みやカレンダー通りの働き方を望む人には注意が必要です。
③販売ノルマを課される場合がある
販売員の仕事では、企業によって個人や店舗ごとの販売ノルマが設定されており、精神的なプレッシャーにつながることがあります。スタッフ同士で売上を競わせたり、未達成時に振り返り面談が行われたりするケースも見られます。
特に、正社員はアルバイトより高い目標を課されることが多く、店舗全体の数字を上げる施策を考える役割も求められます。業界によっては複数の指標が評価対象となるので、数字管理にストレスを感じやすい人は注意が必要です。
販売員で求人を探すのにおすすめなエージェント

販売員としてより良い環境・条件で働くためには、販売職に強い転職エージェントを利用するのがおすすめです。
ここでは、販売・接客業に特化した求人が多く、サポート体制も手厚いエージェントを3つ紹介します。
| リクルートエージェント | 販売職・サービス業の求人が豊富な大手転職エージェントです。大手企業・有名店の募集も多く、未経験向けから店長候補まで幅広く紹介してもらえます。 |
| アズール&カンパニー | ラグジュアリーブランド求人に特化したエージェントです。ハイブランドの販売員やストアマネージャーなど、専門性の高いキャリアを目指したい人に最適です。 |
| iDA | アパレル・ファッション・美容業界に特化した転職エージェントです。国内外の人気ブランドの求人が多数あり、販売職としてキャリアアップを目指す人に向いています。 |
エージェントは求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書の添削や面接対策など、幅広くサポートしてくれます。
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転職に不安がある方は、気になるエージェントに登録して相談してみましょう。
販売員と似た稼げる仕事3選

「もっと年収を上げたい」という方は、販売員と共通点が多く、未経験からでも挑戦しやすい仕事を検討するのも一つの方法です。
- 営業職
- コールセンターのオペレーター
- ECサイト運営スタッフ
ここでは、販売員のスキルを活かせて、かつ収入アップも狙いやすい3つの職種を紹介します。
①営業職
営業職は、企業や個人に向けて商品・サービスを提案し、契約につなげる仕事です。新規顧客の開拓、ニーズのヒアリング、商談、契約後のフォローまで幅広い業務を担当します。
商材を「売る」という点で販売員と共通しており、接客で培ったコミュニケーション力や提案力がそのまま強みになります。
また、営業は売上実績が給与に反映されやすく、インセンティブ制度による収入アップも期待できる職種です。成果を出すほど評価されるため、自分の努力で高年収を目指したい人に向いています。
②コールセンターのオペレーター
コールセンターのオペレーターは、電話で顧客の問い合わせに対応したり、商品・サービスの案内や提案を行う仕事です。
販売員と同じく「会話で相手のニーズを掘り下げる力」や「商品・サービスの知識」が活かせるため、接客経験との相性が良い職種です。
また、事務所内で座って行う業務が中心のため、体力に自信がない方でも働きやすいのが特徴です。企業によっては対応件数や契約数に応じたインセンティブ制度がある場合もあり、成果次第で高収入も狙うことも可能です。
③ECサイト運営スタッフ
ECサイト運営スタッフは、オンライン店舗であるECサイトを通じて商品を販売する仕事です。業務内容は以下のように多岐にわたります。
- 商品ページの更新
- 在庫管理
- 受発注対応
- 問い合わせ対応
- キャンペーン企画
販売員と似た「商品知識」や「ユーザー視点」を活かせるうえ、店頭での接客や立ち仕事がないため体力面の負担は少ない点が特徴です。また、個人ノルマが課されるケースも少なく、落ち着いて仕事に集中したい人に向いています。
販売員で稼ぐには業界選びや販売実績が重要!

販売員の平均年収は約291万円と、日本全体の平均年収478万円に届いておらず、給与水準はやや低めです。
ただし、稼ぐためのポイントを押さえて働くことで、平均以上の収入を得ている販売員も多く存在します。
販売員で年収を上げるポイントは、以下の3つです。
- 給料の高い業界や企業を選ぶ
- 販売実績を上げてインセンティブを増やす
- 店長やマネージャーへの昇格を目指す
これらを意識してキャリアを積み重ね、稼げる販売員を目指しましょう。
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家電量販店の販売員について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。




