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鳶職は稼げるって聞いたけど本当?
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鳶職としてもっと年収を上げるにはどうしたらいい?
鳶職(とびしょく)とは、建設現場をはじめとした現場で、外壁や屋根、高い塔などの高所作業を中心に行う専門職です。
日本の建設業界で重要な役割を果たしている職業ですが、実際どれほど稼げるのでしょうか?
この記事では、鳶職の平均年収を年齢別、性別、地域別も含めて詳しく解説し、鳶職の収入をさまざまな角度から明らかにしていきます。
また、鳶職として高収入を得るための具体的な方法や、稼げる人・稼げない人の特徴についても紹介します。
さらに、より収入を上げたい方におすすめの転職サイトも解説をしていますので、鳶職としてキャリアアップ・年収アップを目指す方はぜひ参考にしてみてください。
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ちなみに鳶職(とびしょく)という職種名の由来は下記の2つが有力と言われています。
- 鳶職の由来
- 鳶(トビ)という鳥に由来:
鳶職が高所で作業する姿が、空高く飛ぶ鳶という鳥の姿に似ていることから名付けられたと言われています。鳶職は、建物の高い場所で足場を組み立てたり、鉄骨を設置したりするため、空中で自在に動く鳶のような身軽さとバランス感覚が求められます。
鳶口(とびぐち)という道具に由来:
鳶口とは、鳶職が使用する伝統的な工具の一つで、長い柄の先に鉤(かぎ)や刃が付いている道具です。この道具を使って木材を引っ掛けたり、移動させたりするため、「鳶職」という名称が定着したという説もあります。
鳶職の平均年収は460万円
鳶職の平均年収は約460万円です。
この金額は月給34.5万円、年間賞与46.2万円というデータをもとに計算されています。
大学を卒業した22歳から定年の60歳までの38年間、同一の企業で鳶職として勤務し続けた際の単純計算だと、生涯年収は約1億7,480万円となります。
また、鳶職の年収は経験や年齢によって変動しますが、一般的には50~54歳で年収のピークを迎え、この時期の平均年収は584.98万円です。
これまでに培った技術や経験が評価されると、50代に入っても収入が増える傾向があります。
鳶職は、専門性の高い作業を高所で行い危険を伴う場合もあるため、高めの年収が設定されていることが多いです。
また、資格を取得したり昇進したりすれば、さらなる収入アップも期待できます。
50代に入っても収入を上げるには、安全管理に意識を配りつつ、高度な技術を身につけて業界内での希少性を高めておくのがおすすめです。
参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「とび」(参照 2024-6-25)
鳶職の収入内訳
鳶職の収入内訳は月給制の場合だと、「基本給、賞与、諸手当」で構成されています。
諸手当は職場や労働条件、持っている資格などによって変動しますが、残業手当、通勤手当、家族手当、皆勤手当、出張手当、職長手当(いわゆる役職手当)、資格手当などが一般的です。
- 職長手当とは
- 建設現場での作業員への指導・指揮を行い、労働災害を防ぐ役割を担う職長に支給される手当。「優良技能者手当」「優良職長手当」といった名称の職場もある。
しかし、鳶職の給料は日給月給制であるケースが多いです。
日給月給制は、月の基本給から労働していない日数分の給料を差し引くというもので、仕事量の影響を受けやすく、収入が不安定になりやすいです。
特に鳶職の作業現場は屋外が大半なため、悪天候時には作業が中止されてしまい、その日の給料が支払われないなんて事態も十分にありえます。
また、日給制だと賞与が支払われない場合も多いです。
このように、鳶職の収入は個人のスキルだけでなく、給与システムや勤務日数、現場の状況などでも大きく左右されます。
安定した収入を得るために、月給制の働き方や天候に左右されないような現場を選んだり、資格を取得したりして手当を増やすといった選択肢を検討していくのも手です。
【年齢別】鳶職の平均年収
鳶職の平均年収を年齢別で比較してみると、経験を重ねるにつれて年収が上がっていくことがわかります。
年齢 |
平均年収 |
20~24歳 | 329.94万円 |
25~29歳 | 360.8万円 |
30~34歳 | 398.71万円 |
35~39歳 | 486.3万円 |
40~44歳 | 493.53万円 |
45~49歳 | 527.65万円 |
50~54歳 | 584.98万円 |
55~59歳 | 529.65万円 |
継続して勤務する中で技術を身につけていけば、対応できる仕事の幅が広がり昇給しやすくなります。
鳶職の仕事は「足場とび」「重量とび」「鉄骨とび」「橋梁とび」「送電とび」などのほか、車両系建設機械を用いて行う「機械とび」など、専門分化しています。
実務経験を積みながら専門性のある資格を取得していくと、資格手当の支給も見込めるでしょう。
工事の大型化・多様化に伴って、鳶職の重要性は増しており、近年も需要が伸びています。
スキルがあれば年齢を重ねていくごとに収入が上がっていくことも期待できます。
ただし、鳶職はかなり体力を使う仕事なため、高年齢になるにつれて肉体的につらくなっていく側面もあり、55~59歳の平均年収はピーク時よりもやや低くなってしまっているのが現状です。
この年代に差し掛かる前に管理職への転向などを検討するのも選択肢です。
【性別】鳶職の平均年収
鳶職の平均年収を男女別で比較すると、男性の年収が女性の年収を大きく上回っていることがわかります。
※平均年収は「きまって支給する現金給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額」で算出しています。
性別 |
平均年収(千円) | きまって支給する現金給与額(千円) | 年間賞与その他特別給与額(千円) |
男女計 |
4,600.5 | 344.9 | 461.7 |
男 | 4,636.9 | 347.1 | 471.7 |
女 | 3,322.10 | 267.9 | 107.3 |
鳶職は肉体労働がメインの職種で、重い物を扱う場面や体力が必要な場面が多く、必然的に男性が有利になりやすいです。
就業者数も圧倒的に男性の割合が大きいですが、現在は建設業界全体で女性の技術者の育成や雇用拡大に向けた取り組みを行っています。
そのため、長期的に見て女性が働きやすい職場も徐々に増えていくと考えられます。
女性が鳶職として年収を上げるには、自分自身で重量物を持ち上げる必要のない建設機械を用いて行う「機械とび」といった技術を高めるのが方法のひとつです。
【地域別】鳶職の平均年収
鳶職の平均年収を地域別で比較してみると、都市部の方が地方よりもやや高収入になりやすい傾向があります。
東京都と政令指定都市のある道府県の平均年収を比べてみると、以下の通りです。
都道府県 | 平均年収 |
北海道 | 435.4万円 |
宮城県 | 384.5万円 |
東京都 | 572.2万円 |
埼玉県 | 635万円 |
千葉県 | 406万円 |
神奈川県 | 410.6万円 |
新潟県 | 434.2万円 |
静岡県 | 517.6万円 |
愛知県 | 439.4万円 |
京都府 | 536.7万円 |
大阪府 | 619.8万円 |
兵庫県 | 656.4万円 |
岡山県 | 463.2万円 |
広島県 | 612.3万円 |
福岡県 | 443.5万円 |
熊本県 | 366万円 |
東日本では東京都や埼玉県、西日本では大阪府、兵庫県、広島県などの大都市圏が突出して平均年収が高いです。
大規模案件が集まりやすい大都市圏の企業は、鳶職の平均年収も高くなる傾向にあります。
また、平均年収と併せて確認したいのが、労働者の平均年齢と労働時間です。
労働者の平均年齢が高い地域は平均年収が高くなりやすく、平均労働時間が長い地域も平均年収が高い傾向にあります。
住むエリアにこだわりがないなら、給与水準が高い地域の職場に転職をするのも選択肢です。
しかし、上記の県と比べて、首都圏であるにもかかわらず千葉県や神奈川県などは平均年収に大きな差が出ており、「都市部の職場であれば高収入」とは一概には言い切れません。
鳶職の平均年収が低いと言われる理由
鳶職の平均年収が低いと言われる理由はいくつか考えられます。
- 日給制や日給月給制の場合、天候や季節、景気などの影響を受けやすいから
- 見習い期間の鳶職が年収を下げているから
- 経験やスキル、現場の規模などが給与額を大きく左右するから
まず挙げられるのは日給制や日給月給制の影響です。
これらの給与システムで働いている場合、季節や天候、景気などの外部要因によって労働日数が減ってしまうと、安定した収入を得ることが難しくなります。
特にあらかじめ予測が難しい天候は要注意で、作業ができない日が続いてしまうと、収入が大きく減少してしまう恐れがあります。
次に、見習い期間の鳶職が全体の平均年収を下げているという点も一因です。
職人である鳶職は一人前になるまでにある程度の時間がかかりますが、見習い期間中は給与が低めに設定されているため、この期間が長引くと平均年収が低くなります。
さらに、鳶職の給与は経験やスキル、現場の規模などに依存してしまう点も理由のひとつです。
経験豊富で高度な技能を持つ人や、報酬の高い大規模な現場で働く人は高収入を得られますが、経験が浅く小規模な現場で働いている人はどうしても給与が低めになってしまう傾向があります。
鳶職の仕事は高所での作業となるため、上記のような要因があると過酷な労働の割りに年収が低いと感じやすくなってしまいます。
鳶職として年収を上げるには、「技術・資格を取得して専門性を高めること」や、「天候に左右されにくい完全月給制の職場・作業現場を選ぶこと」が重要です。
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長期的な視野で今後のキャリアを考え、工夫を凝らして収入を向上させていきましょう!
鳶職で稼げる人・稼げない人
鳶職として活躍するために必要なスキルや能力は以下です。
- 専門的な作業スキル
- 安全管理能力
- コミュニケーション能力
- マネジメントスキル
- 体力
これらを踏まえたうえで鳶職として稼げる人・稼げない人の特徴をそれぞれまとめてみました。
鳶職で稼げる人 |
鳶職で稼げない人 |
業務の幅を広げる努力ができる人 |
自己管理能力が低い人 |
周りと信頼関係を築ける人 |
注意力が散漫な人 |
主体的に行動できる人 |
チームワークが苦手な人 |
体力がある人 |
受け身な人 |
まず鳶職としてキャリアを積むには、技術と屋外の鳶職の仕事には「建築とび」「組立とび」「鉄骨とび」「機械とび」など複数の分野があるので、体力維持やケガに気を付けながら、現場で学んだり自主的に資格をとったりして、少しずつできることを増やしていきましょう。
また、建築現場は大勢の作業員での共同作業のため、チームワークがかなり重要です。
コミュニケーション能力があり、周りと信頼関係を築ける人は信頼を得やすく、指名されて大きな案件に関われる機会が増えます。その結果、昇給・昇格にもつながりやすくなるのです。
上のポジションを目指す際や独立する場合は、率先して現場をまとめたり、顧客対応に細やかであったりする必要もあるので、主体的に行動できる・リーダー気質があるといった点も重要と言えます。
一方で、稼げない人は自己管理能力が低い人や、注意力が散漫な人、チームワークが苦手な人、受け身な人などです。
これらに当てはまってしまうと、現場での評価を下げてしまい、収入の増加を妨げる要因となります。
鳶職の職場環境では、一人で黙々と作業をするのではなく、チームメンバーと連携して事故やミスを防ぎながら仕事を進めることが求められます。
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作業技術や対人スキル、管理能力などを磨き、現場リーダーや作業監督者レベルを狙えるようになれれば、稼げる鳶職になれるでしょう!
鳶職で年収・給与を上げるポイント
ここからは、鳶職で年収・給与を上げるポイントを解説していきます。
鳶職で年収をアップさせるには、下記の4つのポイントを押さえることをおすすめします。
- 資格を取得して受けられる案件・業務を広げる
- 経験を重ねて責任者(職長・親方)になる
- 条件の良い会社に転職する
- 独立する
仕事の幅を広げたり、責任者として収入をアップさせたりする以外にも、思い切って転職や独立するといった方法も、年収アップには効果的です。
それぞれの項目についてくわしく解説をしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
資格を取得して受けられる案件・業務を広げる
鳶職としての幅広いスキル・知識があれば、受けられる案件が増えます。
鳶職は建設現場の規模や現場での担当分野などで収入は大きく変わるので、受けられる案件を増やすためにスキルを磨いて資格を取得していきましょう。
また、資格を取得すると資格手当が支給されたり、責任のあるポジションに就いたりすることができる場合もあり、さまざまな観点から収入アップが期待できます。
以下で、鳶職として役立つ資格を紹介します。
資格名 |
資格の特徴 |
とび技能士(1〜3級) |
鳶職の技能を証明する国家資格で、1級から3級まであります。 |
玉掛け技能講習 |
荷物をクレーンにかける玉掛け作業者としての技能を証明できる国家資格で、クレーンを使用して荷物を掛け外しする作業を安全に行うための技術を習得できます。 |
足場の組立て等作業主任者 |
鳶職が行う足場の組立や解体を行う現場の作業主任者になれる国家資格です。 |
建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者 |
鉄骨の組立作業に関する国家資格で、高さ5メートル以上の大規模な鉄骨建築物の現場では、少なくとも1名の有資格者が必要です。 |
鋼橋架設等作業主任者 |
一定以上の高さにある鉄道や道路などの鋼橋の架設や・補修といった作業を行う際に、安全管理や技術指導を行う現場の作業主任者になれる国家資格です。 |
型枠支保工の組立て等作業主任者 |
コンクリートを設計した通りの形にするために型枠を組んで支えて保持する「型枠支保工」(かたわくしほこう)の組立現場の作業主任者になれる国家資格です。 |
鳶職の業務に関連する資格は上記以外にもまだまだあります。
また、特定の現場での実務経験が受験資格に含まれているパターンも多く、鳶職になってすぐには取得できないものも多いです。
現場で実務作業の経験を重ねながら少しずつ資格を取得していきましょう。
資格取得は転職活動の際にも有利になる可能性が高いので、鳶職としてキャリアを築いていくなら、積極的に取得することをおすすめします。
経験を重ねて責任者(職長・親方)になる
鳶職の年収は経験やスキルによって大きく変化します。
鳶職は一般的に「見習い期間」「中堅」「責任者(親方・職長など)」と3段階のポジションがあり、キャリアが進むほどに年収も上がります。
それぞれの段階で求められるスキルや役割を理解し、積極的に学び続けることが鳶職としての成功の近道です。
見習い期間 |
鳶職の基礎を学ぶ段階。工具の使い方や簡易な組み立て作業を学びながら、荷物運びや道具をそろえて準備するといった先輩のサポートを行います。 |
中堅 |
一定の経験を積んで一人前として作業を行えるようになり、給与も見習い期間に比べて大幅にアップします。 |
責任者(職長・親方) |
現場のリーダー役である職長・親方は作業現場全体の管理や指導を行います。 |
鳶職としてのキャリアを積むなら、最終的に現場の指揮をしながら安全管理や工程管理などを手がける職長や親方といったポジションに就くことになります。
- 職長と親方
- 親方は、建設現場においての専門職人組織で「子」と呼ばれる職人を指導・監督する立場です。
近年では多くの職人の事業所が組織化され、親方を「職長」、子を「作業員」と呼ぶのが一般的になってきています。
名前こそ違うものの、職長と親方はほぼ同じ役割を担っているポジションです。
こういったポジションに就くためには、現場責任者としての知識を学ぶ「職長・安全衛生責任者教育」の受講と、先ほどご紹介した職種ごとの「作業主任者」などの資格を取得する必要があります。
鳶職として現場をまとめるポジションになれば、現場での仕事ではなくなってしまうものの、さらに上を目指すことも可能です。
職長の指揮や育成、作業員の管理を担う「工場長」、企業運営や複数の現場の統括を行う「管理職」といった組織運営・経営側の道も見えてきます。
条件の良い会社に転職する
今働いている会社の給与や待遇よりも条件の良い会社に転職すれば、収入が上がる可能性が高いです。
鳶職は、悪天候や季節の変動などで作業ができないと収入の不安定さがネックになる職業なので、「完全月給制」の会社を選べば、かなり安定した収入を期待できます。
また、福利厚生が充実している会社なら、各種手当の支給に加えて、年2回の賞与が支給される場合もあります。
手当や賞与で総収入が増加すれば、精神的にも安定感が得られる可能性が高く、スキル向上にも集中しやすくなるのもメリットです。
キャリアアップを目指している場合は、「大手企業と取引がある(大規模な案件を請け負っている)」「資格取得の支援制度がある」といった、腰を据えて働ける環境やスキルアップをしやすい環境が整っている会社を選ぶことが重要です。
人気が高い条件の良い会社に転職するなら、鳶職の業務に直結する資格を取得したり、現場をまとめる経験を積極的にしたりして、アピールポイントを増やしておくと選考の際に有利になります。
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即戦力として判断してもらえるようにあらかじめスキルを磨いておきましょう!
独立する
鳶職の独立は、個人事業主の「一人親方」として働く方法と、法人化として「起業する」という方法があります。
独立すると、自力で仕事を得られなければ収入がゼロになってしまったり、事業の責任をすべて自分が負わなければならなかったりとリスクを伴います。
しかし、これらの要件をクリアして案件を安定的に確保できれば、年収を倍以上にすることも可能で、成功すれば年収1000万円以上も目指せるのです。
鳶職として独立するためには、いずれの場合でも下記のような準備が必要となります。
- 資金確保
- 工具や車両の確保
- 営業活動
- 建設業許可の取得
まずは鳶職の仕事に欠かせない工具や足場資材、車両、そして資材を保管する土場などをそろえる必要があります。
そして、安定した収入を得るために、継続的に仕事を受注できるように積極的に「営業活動」をするのも必要不可欠です。
フリーランス向けの仕事を紹介してくれるサービスに登録して仕事を得ることも可能ですが、安定して顧客を得るには、業界関係者から信頼を得られるように丁寧に仕事をしながら、人脈を作っていくのが有効です。
また、起業をして独立する際には「建設業許可の取得」が必要です。
これは、税込500万円以上の大規模案件を請け負う際には、必ず取得しておかなければいけません。
取得する際には、建設業に関する経営者としての経験、建設業に関する資格や十分な実績、500万円以上の資本金(または500万円以上を調達する能力)などが求められます。
資金の確保を含めてかなりハードルが高いので、まずは一人親方として500万円以下の案件を請け負いながら、少しずつ準備をしていきましょう。
ちなみに、起業の場合はさらに「優秀な人材の確保」も重要です。高品質な仕事を提供して顧客に満足してもらうためには、信頼できるスタッフを揃えなければなりません。
いずれにせよ現場での実績がない人や、現場メンバーや顧客からの人望がない人は、独立しても成功が難しいのが鳶職の世界です。
焦らずスキルを磨きながら業界関係者に一目置かれるような鳶職を目指せば、独立の夢も近づきます。
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どの職種にも共通しますが、独立後は自分の努力次第で収入が大きく変わるため、自己管理能力や経営スキルも問われます。その代わり収入は青天井です!
年収の高い鳶職の求人を探すなら?
鳶職で年収アップをするためのポイントについて解説をしてきました。
なかでも、転職は比較的低リスクで大きく年収を上げられる可能性のある選択肢です。
ここでは、年収の高い鳶職の求人を探せるサイトをご紹介します。
建設業界・土木・ガテン系の求人が全国で5000件以上登録されている転職サイトです。登録をすると企業からオファーも来るため、スムーズに転職をしやすいです。 |
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施工管理・設備管理・設計の正社員求人が見つかる転職サイトです。資格を取得し仕事の幅を広げていきたい方におすすめです。 |
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建設業界に特化した求人サイトです。これまでの職務経験に合わせた求人を探しやすいサイトです。 |
上記のような建設業界に特化した求人サイトを利用すると、希望の条件に合った求人が豊富なだけでなく、業界ならではの条件で求人を絞り込めるので、転職後のミスマッチも抑えられる傾向にあります。
なかなか理想の求人が見つからないという方は、ぜひ建設業に特化した転職支援サービスを活用してみてはいかがでしょうか。
鳶職以外だと未経験でも年収1,000万円を目指せるナイト系もおすすめ!
鳶職が収入を上げるためには、長く働いて経験を積んだり、資格を取得したり、独立を目指したりと、時間をかけて努力しなければなりません。
短期間でスキルを積んで一人前になれる世界ではないので、すぐに稼ぎたいという方はもどかしく思ってしまうかもしれません。
また、鳶職の収入は天候や季節、自身の体調などにも左右されやすく、安定して稼ぐのが難しい場合もあります。
もし手っ取り早くお金を稼ぎたいと考えるなら、ナイト系の求人に応募するのも一つの方法です。
ナイト系の仕事は、未経験でも年収1,000万円を目指せるチャンスがあります。
実力があればスピード昇給や昇格も可能で、実際に建設業界からナイト系に入って成功している人もたくさんいます。
ナイト系は高校生を除く18歳以上であれば、学歴や職歴、資格不問で採用され、比較的短期間で高収入を得られる可能性がある業界です。
早急に収入を増やしたい方はぜひ一度求人をチェックしてみてください。
鳶職で稼ぐには実績と資格取得が重要!
鳶職として稼ぐためには、下記のポイントを押さえるのが重要です。
- 資格を取得して受けられる案件・業務を広げる
- 経験を重ねて責任者(職長・親方)になる
- 条件の良い会社に転職する
- 独立する
まずは資格を取得して受けられる案件・業務を広げることが重要です。
資格取得により専門性があるとアピールできれば、報酬の高い案件に入れる機会が増えます。
さらに、経験を重ねて現場の責任者(職長・親方)といった現場を管理する立場になると、収入は大幅にアップします。
また、条件の良い会社に転職するのも有効です。月給制の会社や各種手当や福利厚生が充実している会社を選べれば、安定した収入を得やすいです。
安定した顧客を確保できるなら、独立して年収を倍以上にするという選択肢もとれるようになります。
いずれの場合も、現場での実務で実績を積み、資格取得をすることがカギです。
これらの方法を駆使して、鳶職としての収入を最大限に引き上げましょう。