体を動かす仕事をしたい男性にぴったりな仕事をご紹介

体を動かす仕事をしたい男性にぴったりな仕事をご紹介
  • 体力に自信があるから体を動かす仕事に興味がある

  • 体を動かす仕事って何があるんだろう

  • 体を動かす職業は長く働き続けることができるのか気になる

このように、体力に自信がある人や運動が好きな人は、体を動かす仕事に興味を持つケースも珍しくありません。

体を動かす仕事はたくさんあり、仕事内容によって求められる身体能力や知識が異なるので、それぞれどんな特徴があるのか知っておくようにしましょう。

今回は、体を動かす仕事に就きたいと考えている人にとってためになる情報をまとめてご紹介します。

この記事で分かること
・体を動かす仕事が向いている人の特徴
・おすすめの体を動かす仕事20選
・体を動かす仕事をするメリット・デメリット
・体を動かす仕事を選ぶ際に考慮すべきポイント
  • この記事を参考にしながら、自分が体を動かす仕事に向いているかどうか確認していきましょう!

体を動かす仕事に向いている人はどんな人?

体を動かす仕事に向いている人はどんな人?

体を動かす仕事に向いている人の特徴は、以下の3つです。

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【体を動かす仕事に向いている人の特徴】
・体を動かすこと自体が好きな人
・体力に自信がある人
・デスクワークに苦手意識がある人

なぜ体を動かす仕事に適しているのか、それぞれ詳しく解説していきます。

体を動かすこと自体が好きな人

単純に体を動かすことが苦にならず、休日も積極的に外に出たり筋トレをしたりしているという方は、体を動かす仕事に向いています。

スポーツをしたりイベントに遊びに行ったりとアクティブな休日を過ごす機会が多い人は、体を動かすことへの抵抗がほとんどなく、仕事でもそこまで苦労せず働けると言えます。

特別な身体能力がなくても、常に動き回ることに苦に感じなければやってみる価値はありです。

体力に自信がある人

体を動かす仕事を続けるには、ある程度の体力が求められます。

体を動かす仕事は、暑い夏に外を動き回ったり、長時間立ちっぱなしで接客したり、重い荷物を運んだりと、人の労働力がカギになる仕事も多いので、体力に自信がある人が優遇されます。

日頃から筋トレやジョギングなどトレーニングをしている人や、昔からスポーツをやっていて体力に自信がある人は、体を動かす仕事で活躍しやすいです。

デスクワークに苦手意識がある人

デスクワークが苦手な人は、体を動かす仕事を始めてみるのがおすすめです。

基本的にデスクワークは、1日中座りっぱなしでパソコンと向き合う時間が多く、他の職種と比べて体を動かす機会が少ない傾向にあります。

また、職種によっては社内の人やお客さんと話す機会もほとんどなく、黙々と業務に向き合うため、人とコミュニケーションをとるのが好きな人にとってストレスが溜まりやすい環境かもしれません。

デスクワークは人によって合う合わないの差がはっきりしている仕事なので、デスクワークが苦痛という人は、逆に体を動かす仕事が向いている可能性が高いです。

体を動かすおすすめの仕事20選

ここからは、体を動かす仕事を20種類ご紹介します!体を動かす仕事とは言ってもたくさんあるので、以下のように分類して解説していきます。

体を動かす仕事

  • 適度な体力を必要とする仕事
  • 屋内で体を動かす仕事
  • 屋外で体を動かす仕事
  • 高収入も狙える体を動かす仕事

業務内容や体を動かす仕事としておすすめする理由などを職種ごとに深堀しているので、ぜひ参考にしてください。

適度な体力を必要とする仕事4選

まずは、適度な体力が求められる仕事を4つご紹介します。

あくまで「適度な」体力があれば活躍しやすい仕事ばかりなので、人より少しスタミナに自信があるという方におすすめです。

適度な体力を必要とする仕事4選

  • ルート営業
  • ルート配送
  • 接客・サービス業
  • 体育教師

①ルート営業

ルート営業とは、企業を中心にすでに取引している顧客を相手に営業を行うのがメインの仕事です。

過去に自社の商品やサービスを購入したことがある既存顧客に対して、感想を聞いたり、新商品のおすすめをしたりするのが主な仕事なので、気配り力やヒアリング力が求められます。

また、社内での事務作業もあり常に動きっぱなしの状態ではないので、適度に体を動かしつつ人と話すのが好きな方に向いている仕事です。

②ルート配送

ルート配送は、指定された品物をトラックに積んで、決められた目的地まで品物を届ける仕事です。配送するエリアやルートがあらかじめ決められており、基本的に宅配業者のように毎回届け先が変わることはありません。

また、小型車や軽ワゴン車を使って小さめの品物を配送する場合もあるため、たとえ力に自信がなくても体を動かすのが好きな方であれば働きやすいのも特徴です。

さらに、一般的な長距離トラック運転手より一日のスケジュールや勤務時間が固定化されている傾向があり、ライフワークバランスが整った働き方を求めている方にもおすすめです。

③接客・サービス業

飲食店スタッフや店舗の販売員といった接客・サービス業は、基本的に立ち仕事です。職種によっては、土日や繁忙期など忙しい時期になると1日中店内を動き回ることもあるため、適度な体力が求められる傾向があります。

また、他のスタッフと協力しながらお店を運営したり、接客業務を行ったりするケースも多く、コミュニケーション能力が求められる場面が多いのも特徴です。

そのため、体を動かしたり人と話したりするのが好きな方に向いています

④体育教師

体育教師は、学校の生徒にさまざまなスポーツの実技指導を行うのが主な仕事です。ある程度の身体能力が求められるものの、あくまで生徒への指導がメインなので、適度な体力があれば活躍できるチャンスがあります。

体育教師になるためには、大学や専門学校などで必須単位を取得した後、教員採用試験への合格が必要です。今すぐ就ける仕事ではありませんが、今もスポーツに取り組んでいる方や人に教えるのが好きな方にとって適職と言えます。

屋内で体を動かす仕事6選

屋内で体を動かす仕事は、季節や天候に左右されにくいので、できれば屋内で完結できる仕事を希望する方も多いのではないでしょうか。

屋内で体を動かす仕事6選

  • 期間工
  • 施設警備員
  • ビルメンテナンススタッフ
  • 介護士
  • 整体師
  • スポーツトレーナー

①期間工

数ヶ月〜1年を目途に工場の製造現場で部品の組立や検査を中心に行う期間工は、基本的に長時間立ちっぱなしの仕事です。体力が求められるものの、屋内で作業できる場合が多く、集中して働ける環境が整っています。

また、メーカーから直接雇用された期間工の仕事であれば、福利厚生が充実しており、基本給以外にもさまざまな手当が付くケースがほとんどなので、短期間で効率よくお金を稼ぎたい方にもぴったりです。

ただし、期間工はルーティンワークを長時間こなし続けなければならず、業務内容によっては飽きてしまう場合もあるかもしれません。自分の性格的に単純作業が続けられそうかどうか判断したうえでチャレンジしてみてください。

②施設警備員

ビルやショッピングモールといった建物内の巡回や点検などを行う施設警備員は、勤務時間のほとんどを屋内で過ごす傾向があります。

不審者がいるかどうか施設内を巡回したり、建物の入り口で人や車の出入りを管理したり、程よく体を動かす業務が多いのが特徴です。深夜〜早朝の警備業務は、日中と比べて人と接する機会が少なくなり、その分自分のペースで働きやすいメリットもあります。

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さらに、冷暖房の空調設備が整った建物であれば、季節や天候に左右されない環境下で働けるのも魅力です。

警備員は特別な資格や経験がなくても積極的に採用する企業が豊富なので、今すぐ体を動かす仕事へ転職したい方は応募してみてください。

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③ビルメンテナンススタッフ

ビルメンテナンススタッフは、主にオフィスビルや商業施設、学校やホテルといった建物の設備全般の管理や点検を行います。建物の種類や大きさによって仕事内容が異なるものの、そのほとんどは屋内で体を動かす業務です。

仕事内容は、設備の清掃やトラブルへの対応など多岐にわたり、業務によっては資格取得が義務付けられるものもあります。さらなるキャリアアップや収入アップを目指すために、興味がある分野から資格を取得する人もいます。

とは言え、ビルメンテナンススタッフはアルバイトでの採用を行う企業も豊富なので、室内で体を動かす仕事に興味がある方であれば始めやすい仕事です。

④介護士

介護士は、主に身体が不自由な高齢者や要介護者を対象に日常生活をサポートする役割を担う専門スタッフを指します。

仕事内容は、洗濯・調理・掃除や食事・入浴・排せつの介助など多岐にわたり、常に体を動かす仕事です。特に入浴や排せつのサポートは、介護者が姿勢を崩さないように支えなくてはいけないため、腕力も求められます。

勤務場所は老人ホーム・介護者の自宅・デイサービスセンターなど求人によって異なるものの、屋内で作業を行うのが基本です。

生活援助(日常生活のサポート)や介護助手の求人であれば、未経験・資格なしでも採用を検討する企業が多いので、人のサポートをするのが好きで、体を動かす仕事に就きたい方であれば挑戦しやすい仕事と言えます。

⑤整体師

整体師は、手技で骨格の歪みを調整して患者の体の不調にアプローチするのが主な役割です。長時間立ちっぱなしであることに加えて、施術によっては全身を使って力強く整えなければならず、ある程度の体力が求められます。

また、整体師は整体院やリラクゼーションサロン、温泉やスポーツクラブなど、勤務先が幅広いのも特徴です。

ちなみに国家資格が不要な整体師は、資格なしの未経験からでも働けるものの、独学のみで整体師になれるケースは稀で、多くの人は民間資格を取ったり、専門学校で勉強したりした後に就職先を探します。

今すぐ就ける仕事ではありませんが、一度知識やスキルが身に付けば長く働ける傾向があるので、スキルを磨いて手に職をつけたい方や体力に自信がある方は検討してみてください

⑥スポーツトレーナー

スポーツトレーナーは、スポーツ選手やジムの会員などが最大限のパフォーマンスを発揮できるようにコンディションを整えたり、トレーニングなどの技術指導をするのが主な役割です。

普段の食事や睡眠といった体調管理、試合や練習中に起きたケガの応急処置、リハビリのサポートなど業務内容は多岐にわたります。

技術指導がメインのスポーツインストラクターとは違い、スポーツ選手のトータルサポートをするのが仕事なので、必ずしも自分のスポーツ技術が問われるわけではありません。

また、サポートする相手によって主な活動場所は異なるものの、トレーニング施設やリハビリルームなど室内での業務が多いのも特徴です。

スポーツトレーナーになるために必須な資格はありませんが、スポーツ選手の体のメンテナンスを担うため、以下の資格の取得を求められる場合が多いです。

  • 柔道整復師
  • あん摩マッサージ指圧師
  • はり師・きゅう師
  • 理学療法士など医療系の国家資格

体力だけでなく専門知識も必要な職業ですが、「サポート役としてアスリートの力になりたい」「スポーツトレーナー以外でも活かせる知識を身に付けたい」という方に向いています。

屋外で体を動かす仕事6選

次は、屋外で体を動かす仕事を6つご紹介します。屋外で体を動かす仕事は、屋内に比べてよりスタミナが求められる場合が多いのが特徴です。

「外で健康的に働きたい」「開放的な環境で仕事をしたい」という方にぴったりな仕事をそろえてみました。

屋外で体を動かす仕事6選

  • 引越し作業員
  • 警察官
  • 消防士
  • 施工管理
  • 農業
  • Uber Eatsの配達パートナー

①引越し作業員

引っ越し作業員は、依頼人の家具や荷物をすべて運び出し、引っ越し先まで運搬するのが主な仕事です。大型家具や電化製品など大小問わずすべての荷物を梱包してトラックに積まなければならず、さらに届け先の家の中まで運び込む作業もあります。

引っ越し作業を迅速かつ丁寧に行うチームワークも必要なので、体を動かすのが好きな方はもちろん、協調性のある方にも向いている仕事と言えます。

正社員やアルバイトを問わず未経験からでも始めやすい仕事で、自慢の体力を思う存分活かしたい方にぴったりです。

②警察官

各都道府県の警察官のほとんどは、配属先や役職の有無にもよるものの、基本的に屋外での勤務が多いです。警察官の主な業務内容は以下の通りです。

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【警察官の屋外での業務例】
・地域のパトロール
・事件や災害現場での捜査
・交通事故の処理
・交通ルール違反の取り締まり
・不審者の確保

警察官になるためには公務員試験を受ける必要があります。各自治体によって受験資格が異なるものの、都道府県警察の採用試験は「高卒程度の学力」があれば受験することが可能です。合格後は、全寮制の警察学校で最大10ヶ月間に及ぶカリキュラムを受ける必要があります。

警察官になるまで時間も努力も必要ですが、国民の安全を守る立場としてやりがいを持って働けるのが魅力です。

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③消防士

消防士は、火災現場の消火活動や傷病者の救護・救出、事故や災害現場での救助活動などをする職業で、緊急時にいち早く現場に駆けつけて市民の人命や財産を守るのが主な役割です。

消防士が火災現場で装着する防火服・防火手袋・ヘルメットなどは合わせて約9キロ、背中に担ぐ空気呼吸器は約11キロあります。約20キロに及ぶ装備に加え、約18キロのホースを持ちながら消火活動を行うため、かなりの体力が必要です。

また、危険な状況を目の前にしても冷静な判断ができる精神力も求められるので、心身ともにタフでなければいけません。

消防士になるためには、消防士の採用試験に合格し、消防学校で教育・訓練を受ける必要があります。また、消防士になった後も、安全に救出活動をするために日々のトレーニングは欠かせません。

「体を鍛えるのが好き」「世の中の役に立つやりがいのある仕事をしたい」といった体力に自信があって正義感あふれる方にぴったりの仕事です。

④施工管理

施工管理の主な仕事内容は、建設現場で工事全体の進捗管理や作業員の安全面の確保をする現場監督などです。施行計画書や発注書類の作成などの事務所でのデスクワークもありますが、基本的に現場で過ごす時間がほとんどです。

現場で状況に応じて冷静な判断をしながら建設関係の業者や職人に指示出しを行うため、作業を円滑に進めるための行動力とコミュニケーション能力が求められます。

施工管理は未経験・資格なしでも始められるものの、入社後に「施工管理技士」の国家資格を取ってキャリアアップを目指す人も多いです。

施工管理は、今後もニーズが減る心配が少ない仕事の一つなので、安定した業界で長く働きたい方にも向いています。

⑤農業スタッフ・農家

作物を育てて収穫や出荷まで担う農業スタッフ・農家は、まさに体力仕事と呼ぶべき職業です。大型機械を動かしたり、肥料の散布や雑草の除去といった日々の手入れを行ったり、体を動かす作業がたくさんあります。

農業は、行政機関の援助を受けたり、農業業界の企業に就職して知識やスキルを学んだりして、未経験からでも始めやすいのが特徴です。

日本では農家で働く人の高齢化が問題になっており、若者が農業に携わることに関して国が補助金・助成金制度を導入したり、初期費用を負担してくれたりと、さまざまな取り組みが行われています。

また、農業の技術指導をしてくれる施設も充実しており、農業を始める覚悟さえあればチャレンジしやすい環境が整っているのも魅力です。

育てる作物によってはほぼ毎日作業が発生する時期もあり、かなりの体力が求められるものの、自然と向き合うのが好きな方や自分の力で納得のいく作物を育ててみたい方に向いています。

⑥配達パートナー

配達パートナーは、顧客が注文した商品を飲食店まで受け取りに行き、自転車やバイクなどで目的地まで運ぶのが主な仕事内容です。

業務委託の配達パートナーを募集する企業が増えてきているため、自由度が高く自分の好きなペースで体が動かせるのが魅力と言えます。また、自分の頑張り次第で収入アップが狙える仕組みができあがっている企業が多いのも特徴です。

ここでは、Uber Eatsの報酬の仕組みを例に挙げてご紹介します。

Uber Eatsの報酬の仕組み
[配送料(基本料金+配達調整金額)]+[インセンティブ]+[チップ]

配達調整金額は、道が混雑していたり、待ち時間が長かったりすると加算される仕組みになっています。インセンティブは、配達した件数やエリアに応じて発生し、チップは対応が良い配達員に対してUber Eatsの利用者からもらえる報酬のことです。

Uber Eatsの配達パートナーの場合、雨の日で配達員が不足している時や、注文の多いお昼のピークタイムといった配達の需要が高い時間に稼働できれば、より多くの収入が得られます。

バイクや自転車を持ってさえいれば、自分の好きなタイミングで働けるため、副業として隙間時間に働く人も多いです。

高収入も狙える体を動かす仕事4選

ここでは、高収入を狙える体を動かす仕事を4つご紹介します。

できれば収入面も妥協したくない方は、ぜひ以下の仕事をチェックしてみてください。

高収入も狙える体を動かす仕事4選

  • 新規開拓営業
  • 探偵
  • 漁師
  • ナイト系スタッフ・ドライバー

①新規開拓営業

新規顧客を獲得する新規開拓営業は、既存顧客へのヒアリング力が重視されるルート営業とは異なり、基本的に売上や契約数といった成績が重視されるのが特徴です。ほとんどの企業ではノルマを設けており、クリアするためにさまざまな営業活動を行います。

既存のお客さんへの営業はもちろん、テレアポや飛び込み訪問などで日々新規顧客を獲得するために動き続けなければいけないため、体力的にも精神的にも強い人に向いている仕事です。

成績面のプレッシャーが強い分、ノルマを達成できれば別途報酬が発生したり、社内で売上上位になると臨時ボーナスをもらえたり、収入アップのチャンスがあふれているのが魅力です。

自分の頑張り次第で高収入が得やすい環境下で働きたい方であれば、新規開拓営業が向いています。

②探偵

探偵は、主に不倫や浮気といった身内調査、結婚相手や仕事相手の経歴調査など、調査業務を中心に行う仕事です。時には街中へ出向いたり、調査対象者を尾行して張り込んだり、屋外で過ごすこともあります。

探偵の報酬体系は「固定給+成果報酬」の場合が多く、調査が成功したり証拠を押さえたりできれば、成果報酬が発生する探偵事務所が一般的です。会社の規模が大きく、かつ実力がある人は年収1,000万円を超えるケースもあります。

また、特別な資格や経験がなくても働ける探偵事務所も珍しくなく、働きながら知識や技術を学べる環境が整っているのも特徴です。

依頼人の期待に応えるべく、冷静な判断力と行動力が求められますが、経験を問わず体を動かす仕事をしながら高収入を狙いたい人にぴったりの仕事と言えます。

③漁師

主に海で魚介類を獲って生計を立てる漁師は、水揚げした魚介類を選別して出荷したり、船の掃除や道具の手入れしたりなど、意外と業務内容は幅広いです。また、イチから魚を育てて出荷する養殖業を営む漁師もいます。

どちらにせよ、魚の水揚げや漁具の運搬など力仕事が多く、寒さや暑さに耐えながら作業に取り組める体力が求められるのが特徴です。

ちなみに年収は、漁業の種類によって異なり、数ヶ月~1年程度に船の上で漁を続ける遠洋漁業であれば、年収1,000万円も夢ではありません。

また、船の操縦資格が得られる「小型船舶免許」をはじめ漁業に必要な資格を取得して、独立する人もいます

収穫量によって収入が左右されやすい仕事ではあるものの、体力に自信がある方であれば高収入も狙える仕事と言えます。

④ナイト系スタッフ・ドライバー

ナイト系のスタッフやドライバーは、どちらも程よく体を動かしつつ高収入を狙える仕事です。

ナイト系スタッフは、ナイト系のお店での接客や事務作業、キャスト管理が主な業務です。一方ナイト系のドライバーは在籍キャストの送迎業務がメインで、普通運転免許さえあれば働けます。

どちらの仕事も、学歴や経験を問わず昇給・昇進できるチャンスが多いのが特徴で、店長や幹部に昇進すれば年収1,000万円も夢ではありません。

  • 副業としてナイト系のドライバーをやっていた時、送迎指示があるまでは、車のなかでスマホを触ったり漫画を読んだりして思いきりくつろいでました!

体を動かす仕事をするメリット

ここからは、体を動かす仕事に共通するメリットを3つご紹介します。

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【体を動かす仕事をするメリット】
・学歴・スキル・経験が不要であることが多い
・仕事を通して運動不足が解消できる
・仕事内容によっては、資格取得も目指せる

学歴・スキル・経験が不要であることが多い

体を動かす仕事の多くは「労働集約型産業」で、学歴・スキル・経験がそこまで求められない傾向にあります。

労働集約型産業とは
人間の労働力に頼る業務の割合が多い産業を指す

たとえば、重たい荷物を運んだり部品を使って組み立てたり、自身の労働力のみで完結できる業務は、特別な経験やスキルがなくてもできるケースがほとんどです。

体を動かす仕事は、健康体であれば、経歴や学歴を問わない企業が豊富なのがメリットと言えます。

仕事を通して運動不足が解消できる

体を動かす仕事のメリットの一つとして、運動不足が解消できる点も挙げられます。

スポーツ庁が「令和4年度スポーツの実施状況等に関する世論調査」を実施したところ、週1日以上の運動やスポーツを行う20歳以上の人の割合は52.3%で、前年より4.1ポイントほど減少している結果が出ています。

およそ2人に1人が運動に積極的ではない点を踏まえると、体を動かす仕事を通じて運動不足の解消や健康維持に取り組む方法は合理的でしょう。

また、デスクワークや受付業務といった座りっぱなしが続く仕事は、体を動かす機会が少ないので、筋肉が凝り固まってしまい肩こりの原因につながります。

営業職や引っ越し作業員など、日頃から体を動かす機会が多ければ多いほど、筋肉がほぐされて肩こりが気にならなくなる可能性が高いです。

参考:スポーツ庁「令和4年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」(参照 2023-12-25)

仕事内容によっては、資格取得も目指せる

体を動かす仕事のなかには、資格取得を求められる職種もあります。資格を取得できればスキルが身に付くのはもちろん、昇給・昇進が期待できたりより多くの業務に携われたり、さらなるキャリアアップや収入アップを狙えるのが特徴です。

また、企業によっては、資格試験の受験費用や、資格に関わるセミナーへの参加費用を負担してくれる、資格取得へのサポート制度が整っています。

学歴・スキル・経験が不問の求人を出していたとしても、入社後に資格を取得できた従業員に対してしっかり評価する企業が多い点も、体を動かす仕事ならではのメリットと言えます。

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体を動かす仕事をするデメリット

次は、体を動かす仕事に共通するデメリットを6つご紹介します。

本当に自分に合う仕事を選ぶには、メリットだけでなくデメリットにも目を向けなければなりません。

これから紹介するデメリットを踏まえたうえで、働けるかどうかをチェックしていきましょう。

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【体を動かす仕事をするデメリット】
・体力が必要なため年齢による限界がきやすい
・体を壊すと職を失いかねない
・危険な場面に遭遇するかもしれない
・ルーティンワークが多いため、スキル習得につながりにくい
・労働集約型は給料が上がりにくい
・AIなどに代替されるかもしれない

体力が必要なため年齢による限界がきやすい

体を動かす仕事を続けるうえで避けられないデメリットは、年齢による限界がきやすいことです。

人間の体力は20歳を超えると徐々に低下していくものの、筋肉量は40代頃までキープされます。しかし、50〜60代になると体力・筋肉量ともに一気に低下して、体が衰えを感じやすくなると言われています。

もちろん日頃の運動量によって個人差もありますが、加齢による衰えは誰しも避けられません。

また、年を重ねると体力だけでなく集中力・瞬発力も衰えがちです。ケガや事故を防ぐために、ある程度の年齢になった時点でデスクワークや管理職に異動する企業もあります。

体を動かす仕事は、年齢による限界がきやすく、いつまでも若い頃と同じ感覚で働くのは難しい点を理解しておきましょう。

体を壊すと職を失いかねない

体が資本である肉体労働は、少しの体の不調によって業務に支障をきたしてしまいます。また、体を動かす職場環境に慣れてしまうと、気付かないうちに疲労が蓄積しケアを怠ってしまいがちです。

「つい頑張りすぎて腰を壊してしまった」「集中力が途切れて足元に重たい荷物を落としてしまった」など、さまざまなトラブルがきっかけで体を壊しかねません。

場合によっては、働き続けることができなくなり職を失ってしまう可能性もあります。

健康な体で長く働き続けるためには、毎日自分の体をしっかりケアする時間を作るようにしましょう。

危険な場面に遭遇するかもしれない

体を動かす仕事は、重労働であるがゆえに危険な場所や危険をともなう作業があります。

たとえば、高所で作業する建設現場で、クレーンで持ち上げた鉄骨が落下して作業員が怪我する事故も起こりうるのです。

また、現場によっては自分の体重より重い資材を運んだり、足場が不安定な場所で作業をしたり、危険な場面ばかりが続くケースもあります。

想定外のトラブルに巻き込まれないように、常に危険がともなう仕事であることを意識するのが大切です。

ルーティンワークが多いため、スキル習得につながりにくい

体を動かす仕事はルーティンワークが多く、選んだ仕事によってはスキルの習得につながりにくいデメリットがあります。

頭を使って新しいアイデアを考えたり、想像力を活かして何かを開発したりといったクリエイティブな業務はほとんどなく、マニュアル通りに動く仕事が多いです。そのため、働きながらスキルアップを目指したい方は、やや物足りなさを感じてしまうかもしれません。

また、40〜50代で転職する場合、マネジメント能力といった即戦力に近いスキルを求められる傾向があります。ルーティンワーク中心の仕事ばかり取り組んでいた場合、いきなり管理職を目指そうとするとやや苦戦するかもしれません。

とは言え、体を動かす仕事のなかにも、働きながら手に職をつけられたり資格を取得できたりする職種もあるので、キャリアアップを見据えた仕事選びと仕事への姿勢を意識するのがポイントです。

労働集約型の働き方は給料が上がりにくい

体を動かす仕事のほとんどは「労働集約型産業」であり、肉体労働や働いた時間を対価に報酬を受け取る仕組みができあがっています。労働集約型産業では、多くの人員を確保しなけれならないので、一人あたりの給料も低くなりがちです。

また、体を動かす仕事は、資格や経験を問わずチャレンジしやすい業務が多い分、自分の成長につながらない可能性があります。

スキルが身に付かずキャリアも築けないとなれば、昇給が期待できないのはもちろん、今後の転職活動も不利になり、収入アップのチャンスが掴めなくなるかもしれません。

しかし、体を動かす仕事のなかにも高収入が狙える職種はあります。その多くは、固定給とは別に成果報酬が発生したり、資格取得や成果次第で昇給・昇進をさせてもらえたりするのが特徴です。

体を動かす仕事をしながら収入アップを目指したい方は、自分の実力が評価されやすい傾向にある仕事を選ぶようにしましょう。

AIなどに代替されかもしれない

体を動かす仕事が多い労働集約型産業は、売上に対して人件費が高くなるのが課題の一つとなっており、その課題を解決するためにAIの導入を進める企業が増えています。

たとえば、「荷物を運ぶ・積み下ろす」「設備の清掃・点検」といったルーティンワークに近い業務は、AI機能付きの機器でまかなえる可能性があります。

今後AIの導入が進めば、「AIのせいで仕事を失った」なんて事態も起こりかねません。

そうは言っても、AIは人の心を汲み取ったりマニュアル化できない作業を行うのが難しいとされているため、まだまだ人間の労働力に頼る仕事は多いです。

また、今後AIに仕事を奪われないように、将来を見据えてスキルを磨いたり将来的に管理職を目指したりと、できる業務の幅を増やすことを目標とするのもおすすめです。

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体を動かす仕事を選ぶ際に考慮すべきポイント

体を動かす仕事を選ぶ際に考慮すべきポイント

体を動かす仕事を探す際に、考慮すべきポイントがいくつかあります。なんとなく仕事を選んで後悔しないためにも確認しておきましょう。

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【体を動かす仕事を選ぶ際に考慮すべきポイント】
・自分の体力と相談しながら無理のない仕事か
・長期的に続けられる仕事か
・仕事内容が好きかどうかだけでなく、給料・職場環境なども合っているか

自分の体力と相談しながら無理のない仕事か

体を動かす仕事は、職種によって求められる体力が異なります。

業務内容に興味があったとしても、自分のキャパシティーを超えるほどの肉体労働だった場合、仕事についていけなかったり、体を壊してしまったりする可能性があります。

体を壊して仕事を辞める結果にならないためにも、体を動かす仕事を選ぶ際は以下のポイントを確認しておくことが重要です。

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【体力が必要な仕事で確認すべきポイント】
・業務のうち力仕事はどれくらいの割合を占めるのか
・どれくらいの体力を求められているのか
・体を動かす時間はどれくらいなのか

自分の体力がどの程度なのか踏まえたうえで、無理のない範囲で取り組めそうな仕事を選択してください。

長期的に続けられる仕事かどうか

体を動かす仕事を選ぶ際は、年齢を重ねるにつれて心身ともに衰えが出てくることを踏まえたうえで、長く続けられるかどうか考えましょう。

今は元気に働けていたとしても、将来体力や判断力などが衰えてきた時、その世代への配慮がない企業であれば、仕事を辞めざるを得なくなる可能性があります。

一方で、年齢的に現場仕事が難しくなってきた段階で、経理やマネジメントといったデスクワークがメインの部署に異動できる企業も存在します。

今後転職を視野に入れないのであれば、年齢に左右されず長期的に働ける仕事や企業を選ぶことが重要です。

仕事内容が好きかどうかだけでなく、給料・職場環境なども合っているか

仕事を選ぶ時は業務内容だけではなく、給与・福利厚生・職場環境が自分に合っているかどうかも考慮したうえで判断するのがポイントです。

たとえ仕事内容が好きだったとしても、「給料が見合っていない」「休みが全くとれない」「何年経っても昇進できない」といった不満が多ければ多いほど、仕事のモチベーションを保つのは難しいです。

自分にとって理想の働き方はどんなものなのかを明確にして、その条件に合った仕事を探すようにしましょう。

自分の力だけでは自分に合った仕事が見つけられない場合は、転職エージェントを利用して一緒に探してもらうのもおすすめです。

転職エージェントは、一人ひとりの希望に合った求人を紹介してくれるのはもちろん、企業の内部情報や業界の動向など求人だけでは分からないことも教えてくれます。

体力に自信がある人は若いうちに体を動かす仕事への転職を検討しよう!

今回は、おすすめの体を動かす仕事を20種類紹介しつつ、体を動かす仕事を行うメリットやデメリットも併せてご紹介しました。

最後に、この記事でお伝えしたポイントをまとめます。

icon参考

【体を動かす仕事をするメリット】
■学歴・スキル・経験が不要であることが多い
■仕事を通して運動不足が解消できる
■仕事内容によっては資格取得を目指せる

【体を動かす仕事をするデメリット】
■体力が必要なため年齢による限界がきやすい
■体を壊すと職を失いかねない
■危険な場面に遭遇するかもしれないリスクもある
■ルーティンワークが多いため、スキル習得につながりにくい
■労働集約型の働き方は給料が上がりにくい
■AIなどに代替されるかもしれない

【体を動かす仕事を選ぶ際に考慮すべきポイント】
■自分の体力と相談しながら無理のない仕事か
■長期的に続けられる仕事か
■仕事内容が好きかどうかだけでなく、給料・職場環境なども合っているか

体を使う仕事は、体力があることが前提になってくるため、転職するなら若いうちに検討するのがおすすめです。

また、仕事内容だけで判断するのではなく、求められる体力・給料・職場環境などが自分に合っているかどうかも考えたうえで仕事を選ぶのも長く働ける仕事を選ぶコツです。

自分に合った体を動かす仕事を見つけて、より人生を充実させていきましょう!

著者情報

シュウジ
シュウジ twitter

兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。