家庭教師は生徒の自宅を訪問し、「学校の成績アップ」「志望校合格」など目標に応じた学習のサポートを行います。
生徒の進路に関わる責任ある仕事であり、生徒のテストの点数や受験の合否で達成感も得られるため、やりがいは十分といえるしょう。
あとはしっかり稼げるなら家庭教師をやってみたいという方は多いのではないでしょうか。
本記事では、家庭教師の平均年収や雇用形態・地域別の年収差、高収入を実現するポイントなどを詳しく解説します。
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     年収が高い企業ランキングもご紹介します。家庭教師で収入を上げたい方はぜひご覧ください。 
家庭教師の平均年収は約336万円

家庭教師の平均年収は、約336万円です。
この数値は、「求人ボックス給料ナビ」の統計データをもとに、「正社員」「派遣社員」「アルバイト・パート」の収入データを平均化して算出しています。
なお、「派遣社員」「アルバイト・パート」の平均年収については、「(時給×1日8時間)×240日」で計算しています。
仮に22歳で大学を卒業し、定年の60歳までの38年間を、同一企業で家庭教師として勤務し続けると、家庭教師の生涯年収は約1億2,768万円です。
また、家庭教師の平均年収は、日本の給与所得者の平均年収460万円よりも124万円低い結果となっています。
理由として、家庭教師は季節によって収入に波がある点が挙げられます。
たとえば、夏期講習のある7月頃は依頼が集中しますが、夏休み明けの9月〜11月は需要が減少する傾向にあります。そのため、年間を通じて平均すると、安定的な稼働が難しく年収も低めに見えるのです。
とはいえ、アルバイト・パートの平均時給は2025年10月時点で1,500円以上と高水準です。そのため繁忙期に多くの生徒を担当することで、年収を大きく伸ばすことも可能です。
このように、家庭教師は平均年収だけを見ると低く感じられるかもしれませんが、働き方次第で高収入も十分狙える職業といえるでしょう。
参考:求人ボックス給料ナビ「家庭教師の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(参照 2025-09-30)
家庭教師の収入内訳
家庭教師として働く場合、雇用契約を結んでいる人の収入は、基本給や賞与にくわえ、通勤手当をはじめとする各種手当で構成されるのが一般的です。
ただし、家庭教師は業務委託で働く人が多く、賞与や手当の有無は雇用形態によって大きく異なります。月給制の求人は少なく、時給制やコマ給制(1コマ=1授業あたりの固定給)が中心です。
【コマ給とは】
1つの授業につき給料が設定される賃金形態を指します。
時給は指導内容や実績によって差があり、「時給1,600円〜8,000円」と幅広いのが特徴です。特に医学部受験など専門性の高い指導を行える家庭教師は、時給1万円前後になるケースもあります。
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     つまり、家庭教師は実力次第で年収アップが狙える職業だと言えるでしょう。 
【雇用形態別】家庭教師の平均年収
家庭教師の平均年収は、雇用形態によって大きく異なります。
以下は、「正社員」「派遣社員」「アルバイト・パート」ごとの平均年収です。
| 雇用形態 | 年収 | 
|---|---|
| 正社員 | 約416万円 | 
| 派遣社員 | 約286.4万円*1 | 
| アルバイト・パート | 約304.8万円*2 | 
(注釈)
*1 派遣社員の年収は、時給1,492円 x 8時間 x 240日で算出。
*2 アルバイト・パートの年収は、時給1,588円 x 8時間 x 240日で算出。
参考:求人ボックス給料ナビ「家庭教師の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(参照 2025-09-30)
正社員と派遣社員の年収差は約129.6万円、正社員とアルバイトの年収差は約111.2万円となります。
雇用形態によって年収に開きがあるため、安定して稼ぎたいなら正社員を目指すのが理想です。
ただし、家庭教師は非正規雇用であっても、担当する生徒数を増やしたり、専門分野を伸ばして時給を上げたりすることで、年収アップを狙うことができます。
【地域別】家庭教師の平均年収
家庭教師の平均年収は、地域によっても異なります。
ここでは、東京都と政令指定都市がある道府県における家庭教師の平均年収を比較しました。
各都道府県の平均年収は、「(時給×8時間)×240日」で計算しています。
| 都道府県 | 平均年収 | 
|---|---|
| 北海道 | 約335.6万円 | 
| 宮城県 | 約287.2万円 | 
| 東京都 | 約370.8万円 | 
| 埼玉県 | 約306.2万円 | 
| 千葉県 | 約330.6万円 | 
| 神奈川県 | 約365.1万円 | 
| 新潟県 | 約322.1万円 | 
| 静岡県 | 約326万円 | 
| 愛知県 | 約330.7万円 | 
| 京都府 | 約267.6万円 | 
| 大阪府 | 約358.3万円 | 
| 兵庫県 | 約306.6万円 | 
| 岡山県 | 約345.4万円 | 
| 広島県 | 約239.4万円 | 
| 福岡県 | 約239.2万円 | 
| 熊本県 | 約233.8万円 | 
参考:求人ボックス給料ナビ「家庭教師の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(参照 2025-09-30)
最も平均年収が高いのは東京都の約370.8万円で、次いで神奈川県(約365.1万円)、大阪府(約358.3万円)と、都市部が上位に並びました。
一方で、熊本県の約233.8万円が最も低く、地域による差は約137万円と大きめです。
この傾向から、都市部ほど教育需要が高く、家庭教師の単価も上がることがわかります。
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     高収入を目指すなら、勤務地選びも重要なポイントになるでしょう。 
家庭教師の平均年収が高いと言われる理由

家庭教師の平均年収は、働き方や労働時間を考慮しても「意外と高い」と感じる人が多い職業です。実際、専門性や責任の重さ、そして時給水準の高さがその背景にあります。
ここでは、家庭教師の平均年収が高いと言われる主な3つの理由を紹介します。
- 知識やスキルを必要とするから
- 責任のある仕事だから
- 時給が高いから
①知識やスキルを必要とするから
家庭教師は、単に教科書に沿って授業を進めるだけの仕事ではありません。 生徒一人ひとりの学習レベルや性格を見極め、どうすれば成績が上がるかを考え抜く力が求められます。
そのためには、指導する教科の知識を十分に備えているだけでなく、難しい内容を誰にでも分かりやすく伝えるスキルも必要です。
また、家庭教師はマンツーマン指導が基本のため、生徒との信頼関係づくりも重要です。勉強の悩みやモチベーションの波に寄り添うコミュニケーション力が欠かせません。
このように、家庭教師は知識・指導力・コミュニケーション力のすべてが求められる仕事になり、専門性の高い職業といえます。誰にでもできる仕事ではないため、自然と時給・年収も高く設定される傾向にあります。
②責任のある仕事だから
家庭教師として働くうえで「生徒の成績アップ」「受験合格」は絶対的な目標です。
仕事の成果はテスト結果や受験の合否など目に見える形で現れます。
特に受験期の生徒を担当する場合、その子の将来を左右する可能性もあり、家庭教師には大きな責任が伴います。
しかし、このような責任を背負う分、それに見合った給与が設定され、家庭教師の年収は高くなる傾向があります。
③時給が高いから
家庭教師の時給は、他の教育関連職と比べても高めです。知識やスキルに加え、責任も伴う仕事であるため、高時給が設定されやすいのです。
そのため、1日8時間・週5日といったフルタイムに近い働き方ができれば、高い年収を目指すことも可能です。
ただし、注意したいのは、家庭教師の時給は「授業をしている時間」にのみ発生する点です。授業準備や移動時間には給与が出ないことが多く、実際の稼働時間と時給のギャップが生じやすいのが現実です。
また、季節によって依頼数が増減するため、年間を通して安定した収入を得るのは簡単ではありません。
そのため「家庭教師は年収が高い」と言われつつも、実際は日本の平均年収を下回りやすいのが実情です。
家庭教師で平均時給が高い企業ランキング

ここでは家庭教師の平均時給が高い企業をランキング形式でご紹介します。
| 順位 | 企業名 | 平均時給 | 
|---|---|---|
| 1位 | イスト(代々木進学会) | 3,000〜10,000円 | 
| 2位 | リーダーズブレイン | 4,000〜8,000円 | 
| 3位 | エムズグラント(家庭教師ファースト) | 2,100〜8,000円 | 
参考:塾講師ステーション情報局「【社会人】家庭教師の年収は?稼げる会社20社を厳選して比較!」(参照 2025-09-30)
各社、時給上限が8,000円~10,000円と非常に高く、医学部受験や最難関校対策など専門特化型案件が中心と考えられます。
また、3社とも時給の下限と上限の幅が非常に広く、家庭教師の学歴や指導実績によって報酬が大きく変動する「完全実力主義」であることが伺えます。
企業のニーズに合った学力と指導力を持つ家庭教師であれば、時給8,000円~10,000円も不可能ではなく、十分高収入が狙えるでしょう。
家庭教師で稼げる人の特徴

家庭教師として稼ぐには、「勉強が得意」以外にもさまざまなスキルが求められます。
家庭教師で稼げる人は、以下のような特徴に当てはまる場合が多いです。
- 複数案件を請け負える体力のある人
- 生徒ごとに合った教え方ができる人
- コミュニケーション力が高い人
それぞれのポイントを詳しく解説します。
①複数案件を請け負える体力のある人
体力のある人は複数案件を請け負えるので稼ぎやすいです。
指導は、生徒一人につき週1〜2回、1コマ45分・60分・90分が一般的です。
家庭教師としてたくさん稼ぐためには、多くの生徒を受け持って授業時間を増やす方法が確実と言えます。
しかし、請け負う生徒数が増えれば増えるほど授業準備が大変になり、移動時間も長くなるという懸念点もあります。
家庭教師で稼ぐには、これらに対応できる体力が必要です。
②生徒ごとに合った教え方ができる人
生徒一人一人に合わせて教えられるのも稼げる家庭教師の特徴です。
自分が受け持つ生徒は定期的に変わります。
新しい生徒を受け持つたびに、その学力を正確に把握し、一人ひとりに合った指導を行う力が求められます。
家庭教師は生徒の成績アップや受験合格のために雇われます。
生徒に合った教え方ができなければ目標達成に貢献するのは難しいでしょう。
反対に、テスト結果や受験の合否で成果を出すと自分の実績や評判につながり、高収入を得られる可能性があります。
③コミュニケーション力が高い人
コミュニケーション力が高い人は、生徒のやる気を引き出せるほか、親御さんからの信頼を得やすいので、家庭教師として稼げる可能性があります。
実際に、家庭教師を雇うかどうか判断するのは親御さんです。親御さんと上手く関係性を築けない場合、契約が打ち切られてしまう可能性も考えられます。
また、多くの生徒は、勉強が苦手で消極的な対応をとる傾向にあります。そんな生徒に根気強くヒアリングしてやる気を起こさせることも、家庭教師の役目です。
このように、生徒や親御さんと良好な関係を築くコミュニケーション能力を持っておくことが稼ぐうえで重要です。
家庭教師で稼げない人の特徴

稼げる家庭教師がいる一方で、思うように稼げず悩む家庭教師も少なくありません。
以下のような特徴を持つ家庭教師は、生徒やその親御さんからの信頼や評価を得にくく稼げない傾向にあります。
- 学習意欲が低い人
- 学歴が低い人
- ストレス耐性が低い人
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
①学習意欲が低い人
家庭教師は、「専門性の高い指導ができるか」が稼ぐうえで重要になります。
学習意欲が低く、指導範囲を自ら広げていけない人は、家庭教師として稼ぎづらいです。
実際、稼ぐ家庭教師ほど知識の習得に余念がありません。
また、文部科学省検定済教科書は通常、4年ごとに改訂の機会があります。
改訂される度に、変更された学習内容や試験範囲の内容をインプットしなければなりません。
このような背景から、家庭教師になったあとも知識をアップデートし続けられるかどうかが、稼ぐうえで重要なポイントになります。
②学歴が低い人
自身の学力を示すうえで、学歴は一つの目安になります。
ほとんどの親御さんは、家庭教師を選ぶ際に講師の学歴も判断材料にしている場合が多いため、高学歴の人は時給が高めに設定される傾向です。
学歴が低くても活躍している家庭教師はいますが、それは指導実績の積み重ねに裏打ちされた実力があってこそです。
十分な実績を積み重ねるには時間がかかるため、どうしても学歴による差はできてしまいます。
もちろん学歴が全てではないものの、家庭教師の世界では学歴の低さが稼げない原因の一要素として考えられます。
③ストレス耐性が低い人
生徒の成績が上がらず成果を出せないと、家庭教師の精神的負担は大きくなります。
また、家庭教師は親御さんと直接話をする機会も多く、親御さんから期待の言葉をかけられるのがプレッシャーになるケースも少なくありません。
ストレス耐性が低い人は、結果を出さなければいけないプレッシャーに耐えられなくなり、収入が上がらない以前に家庭教師を続けること自体が難しくなってしまいます。
家庭教師で年収・給与を上げるポイント

家庭教師は、本人の努力や工夫次第で年収アップが目指せる職業です。
「稼げる家庭教師になりたい」と考える方は、年収・給与を上げるのに欠かせない以下のポイントを意識してみてください。
- 家庭教師会社に複数登録する
- 指導経験と実績を積む
- 専門性を高める
給与を上げる方法をそれぞれ解説します。
①家庭教師会社に複数登録する
家庭教師を始める際は、家庭教師会社に登録して求人を探すのが一般的です。一社から複数の案件を見つけるのは困難なので、複数の会社に登録するのをおすすめします。
複数の家庭教師会社に登録することで、自分の知識やスキルを活かせる案件を探しやすくなります。
また、各会社の案件を比較でき、条件を見比べてより好条件の案件を選べるのも複数登録するメリットです。
自分に合った案件を数多く見つけるためにも、複数の家庭教師会社への登録が必須と言えます。
②指導経験と実績を積む
家庭教師として収入をアップさせるには、指導経験と実績を積んでプロ家庭教師を目指す方法もあります。
プロとして信頼を得るためには、次のような実績を明確に示せることが大切です。
- 成績向上実績:生徒のテストの点数を平均何点上昇させたのか
- 合格実績:どの大学・学部に生徒を何人合格させているのか
家庭教師の収入は、指導年数の長さや実績の質によって大きく変わります。経験を積み、成果を数値で示せるようになるほど、依頼数も単価も上がっていく傾向があります。
収入アップを狙うなら、まずは実績づくりにしっかり取り組むことをおすすめします。
③専門性を高める
専門性に優れた家庭教師は希少価値があるとともに需要が高く、プロ家庭教師のなかでもトップクラスの人材として高単価案件を受注しやすくなります。
特に、次のようなスキルを持っている人は「専門性の高い家庭教師」として評価されやすいでしょう。
- 医学部合格へ向けた指導スキル
- 難関校合格に特化した指導スキル
こうした専門性を磨くには、生徒一人ひとりに合わせたカリキュラム作成や、過去問の分析、自分自身の知識アップデートなど、時間と労力が必要です。
しかし、それらに見合う大幅な給与アップに期待でき、時給1万円以上になるケースも珍しくありません。
稼げる家庭教師を目指すなら、高い専門性を身につけて自身の市場価値を高めることも一つの手です。
家庭教師で年収アップを目指す際の注意点

家庭教師が年収アップを目指すうえで注意したいポイントは以下の3つです。
- 悪質な家庭教師会社に登録しない
- 責任感が収入に直結することを意識する
- 通勤時間にも考慮が必要
トラブルを招いたり思うように稼げなかったりすることを防ぐためにも、心に留めておきたい注意点を紹介します。
①悪質な家庭教師会社に登録しない
家庭教師会社のなかには、以下のように悪質な会社も存在します。
- 登録者(講師側)に高額な教材を売りつける
- 登録者の個人情報を悪用する
- 登録者に不利な契約を結ばせる
- 営業実績や依頼案件がほとんどない
家庭教師を始めるには家庭教師会社への登録がマストと言えますが、登録先をよく確認しないと思わぬトラブルを引き起こす恐れがあるので注意しましょう。
また、複数の家庭教師会社にまとめて登録できる「一括登録サイト」のなかには、悪質な会社が含まれているケースもあります。
やみくもな登録はせず、営業実績が認められた会社かどうかをよく見極めるのが重要です。
②責任感が収入に直結することを意識する
親御さんは「子どもの成績を上げたい」という目的で、家庭教師を雇います。
家庭教師として働くからには、自身が雇われている目的を理解し、責任を果たす努力が必要です。
成績を上げる意欲が低い家庭教師は責任感がないと見なされ、生徒や親御さんから不信感を持たれます。
一度マイナスな印象を与えてしまうと挽回は難しく、場合によっては「家庭教師の変更」を依頼されることもあります。家庭教師として年収アップを目指すなら、常に責任感を持った行動と意識を心がけましょう。
③通勤時間にも考慮が必要
生徒の自宅までの移動距離が遠いと、その分拘束時間が長くなります。
給与が発生するのは指導時間のみなので、長距離移動をすると時給換算した数字が低くなりやすいです。
案件を選ぶ際は、時給の数字だけに注目せず、通勤時間を含めた「実際の時給」までよく考えましょう。
とはいえ、生徒の自宅までの移動距離が近すぎると自分の生活圏と被り、プライベートで生徒に遭遇する可能性があります。
仕事とプライベートを分けたい人は、自分の生活圏より少し外れたエリアを中心に案件を受注するのがおすすめです。
家庭教師で求人を探すのにおすすめなエージェント

家庭教師の求人を探すなら、教育業界に特化したエージェントや、取り扱い求人数の多いエージェントを利用するのがおすすめです。
ここでは、高年収の家庭教師求人が見つかりやすい転職エージェントを3つご紹介します。
| Education Career | 教育業界に特化し、独自の求人提案や専門性を活かした選考対策などを強みとする転職エージェントです。 | 
| リクルートエージェント | 教育業界の求人情報も豊富に取り扱い、非公開求人数も多い、大手の転職エージェントです。 | 
| マイナビエージェント | キャリアアドバイザーの専門性が高く、応募書類の添削から面接対策まで、幅広いサポートが受けられる転職エージェントです。 | 
転職エージェントでは、好条件の非公開求人を紹介してもらえます。
採用担当者とのやり取りや面接の日程調整などもサポートしてもらえるので、転職活動を効率的に進められるでしょう。
自分に合った職場を見つけられれば評価も上がりやすく、年収アップを実現できる可能性が高まります。
家庭教師と似た稼げる仕事3選

家庭教師以外にも、指導力やコミュニケーション力を活かせる仕事はあります。
家庭教師と似た部分があり、なおかつ高収入にも期待できる仕事は、以下の3つです。
- 塾講師
- 児童指導員
- インストラクター
各職業の仕事内容や収入について解説します。
①塾講師
塾講師は、学習塾や予備校で生徒の学習をサポートする仕事です。
教育業界で生徒を指導できるところが家庭教師との共通点で、個別指導であれば家庭教師と同様に生徒一人一人と向き合えます。
また、授業時間のみ給与が発生する家庭教師とは異なり、塾講師は事務作業をする時間も給与が発生する場合が多いです。
曜日固定で働ける塾が大半なので、安定した働き方や収入を求める人に特に向いている職業と言えるでしょう。
②児童指導員
児童指導員は、児童福祉施設・児童養護施設などで、子どもたちの育成や生活指導を行う仕事です。
学校から帰ってきた子どもの勉強をサポートすることもあり、家庭教師の仕事と一部似ています。
勉強だけでなく生活全般の指導を行うので、より近い距離で子どもの成長を見守れるでしょう。
ただし、児童指導員になるには、指導員任用資格の取得が必要です。
資格取得までに時間がかかりますが、平均年収は家庭教師よりも高い傾向にあり、より専門的な資格を取得すればさらなる年収アップも目指せます。
③インストラクター
インストラクターは、日本語で「指導員」という意味を持ち、その名の通り人に専門的なスキルや知識を教える仕事です。
インストラクターには、スポーツやパソコン、食育、マナーなど、さまざまな種類があります。
知識や技術を誰かに教えるのは家庭教師と似ており、指導力を活かせるでしょう。
なお、インストラクターで稼げるかどうかは業種によって異なります。
たとえばスポーツインストラクターの場合、家庭教師よりも年収が高くなる傾向です。実力次第では独立も可能で、さらに稼げる可能性があります。
家庭教師で稼ぐには豊富な経験と実績が重要!

約336万円という家庭教師の平均年収は、日本全体の平均年収に届いていませんが、一般的な仕事よりも時給が高いため「家庭教師は年収が高い」と言われています。
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     ただし、家庭教師になれば誰でも高時給を得られるわけではなく、しっかり稼ぐには戦略的な行動が必要です。 
家庭教師で稼ぐための以下のポイントを押さえ、意識的に取り組んでいきましょう。
- 指導経験と実績を積む
- プロ家庭教師として活躍する
- 医学部受験や難関校受験などへ向けた指導ができる
また、悪質な家庭教師会社に登録しないように注意することも重要です。
これらの点を理解して、稼げる家庭教師を目指してください!
 
				
 
				 
         
        