農家とは、野菜、果物、米、牛、豚といった農産物や畜産物を育てて、商品として出荷して利益を得る農業を行う世帯を指します。
人々の食生活を支え、国の食料自給率の向上にも貢献しているやりがいの大きい仕事ですが、農家の収入事情はかなりシビアなものとなっています。
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農家の年収はどれくらい?
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農家として稼げるのはどんな人?
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農家が年収を上げる方法は?
このような疑問を持つ方に向けて、本記事では農家の平均年収や収入アップのポイントを中心に解説します。
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これから農家になりたい方、今よりもっと農業で稼ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。
農家の平均年収は361万円
農家の平均年収は約361万円です。
この数値は、国税庁の「令和4年賃金構造基本統計調査」のデータを参考に、月給26.4万円、年間賞与43.6万円として算出したものです。
算出した平均年収をもとに農家の生涯年収を計算すると、約1億3,718万円になります。
(※大学卒業後の22歳から定年の60歳まで同一の農業を続け、勤続年数38年間と仮定して単純計算をした場合)
なお、農家の年収がピークを迎えるのは45〜49歳で、この年代の年収は458.86万円というデータが出ています。
ただし農家は、法人に雇用されて働く人もいれば独立して個人事業主として働く人もおり、働き方によって年収が異なるので、紹介した数値はあくまで目安としてご覧ください。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「稲作農業者」(参照 2024-04-04)
e-State政府統計の総合窓口「職種(小分類)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2024-04-04)
農家の収入内訳
農業法人といった会社の従業員として働く「雇用就農者」の場合、収入内訳はメインの収入となる「基本給」、業績に応じた「賞与」、通勤手当・時間外手当・引越し手当・家族手当といった「諸手当」の3つで構成されるのが一般的です。
農家になるために必要なスキルはないものの、資格を取得しておくことでできる仕事の幅が広がり、会社から別途手当が支給される可能性があります。
農家で手当が支給される可能性がある資格一覧
- 大型特殊自動車運転免許(農耕車限定)
- けん引免許(農耕車限定)
- 危険物取扱者(乙種第4類)
- 毒物劇物取扱者
ちなみに、「普通自動車運転免許」の取得に関しては、広大な農地へ移動したり農作物や機器などを運んだりする際に軽トラックを使用するため、必須と考えていいでしょう。
また、農家の職場にあたる農園や農地は、アクセスが悪い場所に位置している傾向があります。就職をきっかけに遠方から引っ越してきたり、通勤面で負担がかかったりする従業員のために、寮を完備している会社も少なくありません。
寮費が無料もしくは格安で提供している会社も多いので、生活コストを抑えられるのも雇用就農者の福利厚生の特徴です。
ただし、これらの収入内訳や福利厚生は、あくまで正社員として会社に属している場合に限ります。独立して就農する「自営農家」になると、資格手当や寮の入居といった福利厚生は発生しないので、収入内訳が大きく変わってきます。
【年齢別】農家の平均年収
農家の平均年収は、年齢によって異なります。
年齢 |
平均年収 |
20~24歳 |
約259.86万円 |
25~29歳 |
約320.29万円 |
30~34歳 |
約367.27万円 |
35~39歳 |
約393.59万円 |
40~44歳 |
約405.26万円 |
45~49歳 |
約458.86万円 |
50~54歳 |
約446.27万円 |
55~59歳 |
約408.26万円 |
20歳から24歳の農家は、まだキャリアが短いため平均年収が約259.86万円と最も低いです。しかし、10年後の30歳から34歳になると、平均年収が約367.27万円と約107万円も増加しています。
雇用就農者の場合、勤続年数や実績の積み重ねによって年収も上がる傾向があります。一方で、自営農家の場合、生産量を増やしたり農作物の流通ルートを変更・拡大したりするなど、地道な努力を年単位で続けることで収入アップにつながるケースが多いです。
ちなみに、50歳以降から年収が右肩下がりになっている理由は、年齢による体力低下で農地を縮小したり、下の世代に事業を継承したりしているためだと考えられます。
【性別】農家の平均年収
農家の平均年収は、男女間で差があります。
以下の表では「(きまって支給する現金給与額×12カ月)+年間賞与その他特別給与額」で、性別ごとの平均年収を算出しました。
性別 |
平均年収 |
きまって支給する現金給与額 |
年間賞与その他特別給与額 |
男女計 |
3,606.7 |
264.2 |
436.3 |
男 |
3,771.6 |
274.4 |
478.8 |
女 |
2,691.3 |
207.6 |
200.1 |
男性農家の平均年収が約377.1万円なのに対し、女性農家の年収は約269.1万円で、約108万円の収入差が発生しています。男女で賃金格差がある職種はそこまで珍しくないものの、農家も決して例外ではありません。
農業収入で生計を立てて行きたいと考えるなら、このような性別による年収差についても理解しておきましょう。
【地域別】農家の平均年収
同じ農産物でも生産する地域が違えば、年収にも変化が出てくるのかどうか気になるところです。
今回は、農林水産省「令和4年営農類型別経営統計」を参考に、農家の平均年収を地域別でご紹介します。
※「令和4年農業経営体の経営収支」より、「粗利益-経営費」の農業所得額を平均年収として算出
地域 |
平均年収(千円) |
北海道 |
4,589 |
東北 |
549 |
北陸 |
600 |
関東・東山 |
895 |
東海 |
1,388 |
近畿 |
574 |
中国 |
428 |
四国 |
1,166 |
九州 |
1,232 |
沖縄 |
705 |
ご覧の通り、北海道で農業を営んでいる人の平均年収は約459万円と圧倒的に高い数字が出ています。一方で、中国地方の平均年収は約43万円とかなり低いです。
今回の参考データは、「個人経営」「法人経営」の農家の所得額を合算した平均値を算出しています。兼業農家なども含まれる個人経営より法人経営のほうが収益は高く、法人経営の農家数が多い地域は必然的に平均年収も高くなっていくと考えられます。
特に、北海道の耕地面積は日本の約4分の1を占めており、地域によって気候や土地の状態が異なるため、生乳、ばれいしょ、小麦、玉ねぎ、米など、多数の農作物を生産しているのが特徴です。
このように、ただ土地が広いだけではなく、さまざまな農作物を育てやすい環境がそろった北海道だからこそ法人化する農家が多く、平均年収も高くなりやすい背景があります。
とは言え、農作物によっては北海道以外の地域でも農業が可能ですし、工夫次第で高収入を得られます。
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後ほど、農家として年収・収入を上げるポイントを解説していくので、土地に左右されず農業で稼ぎたい方はぜひ参考にしてください!
農家の平均年収が低いと言われる理由
農家の平均年収は約361万円ですが、国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均年収は458万円という結果が出ています。
日本全体の平均年収に到達できていない点から考えても、農家の平均年収は低いです。
農家の平均年収が低くなる理由は、以下の3つです。
- その年の天候によって農産物の収穫量が左右されるから
- 経費がかかるから
- 需給バランスで価格が落ち、収入が減るから
農産物の収穫量は、農地の天候によって大きく変わります。たとえ今年はたくさん収穫できたとしても、翌年は不作になる可能性も十分考えられるため、決して安定した収入を得られる職業とは言えません。
また、農業をする際には、農具費、肥料費、種苗費などの経費がかかります。農産物にもよるものの、初期費用だけで少なくとも500~600万円程度、運営費用は年間で約160万円程度必要です。
ほとんどの費用は経費として確定申告の時に計上できたり、対象者は国や自治体から補助金・助成金がもらえたりするとは言え、多額の運営費用が農業の経営を圧迫していることには変わりないでしょう。
また、収穫した農作物の価格は需給バランスによって変動するので、豊作だったとしても価格が落ちて収入ダウンを招く恐れがあります。
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」(参照 2024-04-04)
農家で稼げる人・稼げない人
年収アップを目指すなら、農家に求められる能力を伸ばす必要があります。
稼げる農家になるのに欠かせない能力は、以下の通りです。
- 忍耐力
- コミュニケーションスキル
- 判断力
- 経営能力
これらの能力を参考に、農家で稼げる人・稼げない人の特徴をまとめました。
農家で稼げる人 |
農家で稼げない人 |
植物や動物が好きな人 |
作業が大雑把な人 |
節約意識が高い人 |
地味な作業を嫌う人 |
効率的に物事を進められる人 |
ものづくりに興味がない人 |
マネジメント力がある人 |
新しいものが嫌いな人 |
農業には、米・野菜・果物・花といった作物を栽培する「耕種農業」と、牛・鶏・豚など動物を肥育・繁殖・酪農を行う「畜産農業」の2種類があります。どちらも、商品として出荷できるように大切に育てていかなければいけないので、植物や動物などが好きな人は活躍できるでしょう。
農作物や動物を大切に育てるためには、一つひとつの作業を丁寧かつ効率的に進められるかどうかが重要です。物事に対して大雑把な考え方になりがちな人や、そもそもものづくりに興味がない人は難しいです。
また、高収入を得ている農家の多くは、法人化して人材の確保・育成に力を入れる傾向にあります。
もちろん自営農家で生計を立てることもできますが、人材を雇用して労働力を確保しつつ、利益を出すための施策出しや販売経路の拡大に向けた営業活動などに注力できれば、さらなる収入アップにつながります。
このように今まで自分が行ってきた作業を他人に任せられるようにするためには、マネジメント力が必要不可欠です。
さらに、農家の仕事はいかに作業を効率化できるかどうかで収入に対する労働時間も大きく変わってきます。最近は、国がドローンやAI技術などを活用した「スマート農業」を推奨しているので、農業業界全体が最新技術の導入に積極的です。
そのため、新しいものが嫌いな人や昔ながらの手法にこだわってしまう人は、農家として稼げない可能性があります。
農家で年収・給与を上げるポイント
農家が年収を上げるポイントは、以下の通りです。
- 利益率が高い作物を栽培する
- 農業用ロボットやドローンなどを活用する
- 農作物の生産から販売サービスまで一貫して行う
主に、「生産する農作物」「作業の効率化」「販売方法」の3つに高収入を得るポイントがあります。
ここからは、上記のポイントについて詳しく解説していきます。給与・年収アップを目指している農家の方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント1:利益率が高い作物を栽培する
農作物の種類によって、育て方や必要経費などが異なります。農家の年収を上げるためには、利益率が高い作物を育てることが重要です。
まずは、稼ぎやすい作物の特徴を挙げていきます。
- 希少価値があり単価が高い
- 経費が安い
- 収穫までの労働時間が少ない
上記の3つの中で特に重視すべきポイントは、経費の安さです。いくら単価が高い作物を栽培したところで、肥料費や光熱費といった経費がかさんでしまうと、利益は少なくなってしまいます。高単価でありながら経費を抑えられて、なおかつ手間をかけなくても育ってくれる作物を選ぶようにしましょう。
今回は、農業初心者でも挑戦しやすい作物が多い野菜に絞って、農林水産省のデータをもとに所得が高い野菜をいくつかご紹介します。
名称(作型) |
所得(千円) |
単価(円) |
1時間当たりの所得(円) |
労働時間(時間) |
イチゴ(促成・土耕) |
3,171 |
1,239 |
2,002 |
1,584 |
トマト(促成・長期どり) |
2,284 |
315 |
1,475 |
1,849 |
イチゴ(促成・高設) |
2,086 |
1,245 |
1,122 |
2,221 |
チンゲンサイ(ハウス周年) |
1,966 |
264 |
1,252 |
1,571 |
ミニトマト(促成・長期どり) |
1,807 |
621 |
1,178 |
2,293 |
所得や単価の高さ、労働時間の少なさを踏まえると、「イチゴ(促成・土耕)」が稼ぎやすいのが分かります。また、単価自体は低いものの、高所得かつ手間がかかりにくいという観点から、「トマト(促成・長期どり)」「チンゲンサイ(ハウス周年)」も狙い目でしょう。
上記以外にも、日本ではあまり出回っていない珍しい農作物も、希少性の高さから単価が上がる傾向にあります。ちなみに、作物収入は耕種農業より畜産農業のほうが多いです。「令和4年営農類型別経営統計」によると、野菜の収入は11,953千円に対し、畜産の収入は83,368千円という結果が出ています。
しかし、畜産農業の初期費用は2,000万円を超えるケースも珍しくなく、耕種農業よりコストがかなりかかります。さらに、生き物を取り扱う仕事になるので、安定して生産していくうえで多額の維持費や十分な労働力も必要です。
実際に、酪農家は生産コストの高騰が原因で、年々減少していると言われています。これから農業を始める方は、比較的リスクが少ない耕種農業の中から多くの利益を得やすい作物を選んで育てていくのがおすすめです。
参考:農林水産省「令和4年営農類型別経営統計」(参照 2024-04-19)
ポイント2:農業用ロボットやドローンなどを活用する
農業において年収アップを実現させるためには、作業効率を上げることも意識する必要があります。
余計な労力を使わず農作業を行える人は、農業用ロボットやドローンなどを積極的に導入しているのが特徴です。
近年はロボット技術の進歩により、力仕事を受け持ったりトラクターを自動運転したりする農業用ロボットがたくさん登場しています。特に、農業用ドローンが注目されており、主に短時間で広範囲に薬剤や肥料を散布できるメリットがあります。
今まで人間の手で行ってきた作業を農業用ロボットで代用することで、労働時間や人件費の削減につながる点が魅力です。
とは言え、農業用ロボットを導入するためには、それなりのコストがかかります。先ほど紹介した農業用ドローンの場合、機体自体が約80~300万円、維持費は約20~30万円と言われています。
機種によってはレンタルできるケースもありますが、レンタルする頻度が高いと結果的に購入するより割高になる可能性が高いです。
「初期費用を抑えつつ農業用ロボットやドローンを使ってみたい」という方は、長期間使用できるリースプランを用意している販売店を利用してみるのもありです。
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年収アップを目指すなら、IT技術をうまく取り入れてスマート農業を進めていきましょう。
ポイント3:農作物の生産から販売サービスまで一貫して行う
単に農作物を生産するだけでなく、加工や販売サービスまで一貫して行うことも、年収アップのポイントです。
自分で収穫した農産物を加工・販売する場合、加工専門の業者に依頼したり地元の出荷団体を通じて卸売市場で販売したりする形が一般的です。しかし、加工業者や出荷団体への委託費用が必要な点や、農家自身で販売価格を決められないといったデメリットが発生します。
そこで、生産・加工・販売をすべて生産者が行うことで、余分なコストが削減できて自分で販売価格や出荷量などをコントロールしやすくなります。「生産」「加工」「販売」を生産者が一任する取り組みを「6次産業化」と呼び、稼いでいる農家はこの取り組みに積極的です。
たとえば、収穫した果物でジャムを自作して、瓶詰め作業・商品パッケージの作成・ラベル貼り付けなどを行った後、道の駅や直売所などで販売をおこなう方法があります。
また、レストランを開業して、収穫した農作物を使った料理を提供するのもありです。
しかし、6次産業化は収益化するまで年単位の時間を費やすため、初期費用はもちろん、十分な資金を用意しておかなければいけません。
さらに、食品加工を行う際は、徹底した衛生管理も求められます。自作ジャムを加工・販売する場合、「食品衛生責任者」「密封包装食品製造業許可」の取得、食品表示法に基づいて原材料名・内容量・賞味期限などを記載したラベルの作成が必須です。
やるべきことが多く苦労する点も多いものの、「生産から加工まで一貫して行ったこだわりの品」を消費者にアピールできれば、商品に付加価値をつけられるメリットがあります。
商品や会社のブランディングが上手くいけば、さらなる収益増加が期待できます。
年収の高い農家の求人を探すなら?
雇用就農者として年収アップを目指すなら、農業に精通している以下のサービスを使うのがおすすめです。
効率的に年収を上げるためにも、業界に特化した転職サービスを利用して、農家の転職事情を熟知しているプロのサポートを受けましょう。
農家以外だと、未経験でも年収1000万円を目指せるナイト系もおすすめ!
これまでお伝えしてきた通り、農家の平均年収は日本全体の平均年収よりも低めです。さらに農家の年収は天候にも左右されやすく、台風や干ばつなどが起きれば収穫量が大幅に減ってしまい、収入ダウンにつながる可能性もあります。
500~2,000万円以上の初期費用や100万円以上の維持費が毎年かかることを踏まえると、稼げる農家になれるのはほんの一握りと言わざるを得ません。収入を安定させたい方やお金をかけずに働ける仕事を探している方は、ぜひナイト系も検討しましょう。
ナイト系の仕事は学歴や資格不問で、未経験からでも頑張り次第で高年収を得られるのが特徴です。早い段階で店長や幹部に抜擢される事例も多く、実際に他業種から転職して年収1,000万円を達成したスタッフもいます。
ちなみに、ナイト系の仕事は業務を円滑に進めるための判断力やコミュニケーション力、店長や幹部に昇進すればお店の売上やスタッフなどを管理するためのマネジメント力などが必要です。これらの能力は、稼げる農家に求められる能力と通ずる部分があり、農業に向いている人はナイト系でも活躍できる可能性があります。
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農家で稼ぐには高単価の農作物栽培やサービスの拡大などが重要!
農家の平均年収は361万円で、給与所得者の平均年収である458万円と比較しても低いです。
しかし、入念に戦略を練ったうえで根気強く続けていけば、他職種以上の年収を得るのも不可能ではありません。
おさらいとして、農家が稼ぐポイントをまとめました。
農家として稼ぐポイントのおさらい
- 利益率が高い作物を栽培する
- 農業用ロボットやドローンなどを活用する
- 農作物の生産から販売サービスまで一貫して行う
高単価かつ経費や労働時間を削減できる作物を選んで栽培して、農業用ロボットやドローンなどを駆使したスマート農業を意識することが大切です。そして、今後事業を大きくしていきたいなら、生産・加工・販売を生産者自身で行う6次産業化を目指しましょう。
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一度ですべてのポイントをやろうとはせず、自分ができそうなところから取り組んで、稼げる農家になってください。