テレアポの年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

テレアポの年収まとめ!稼げる人と稼げない人の特徴と年収アップのコツ

「テレフォンアポインター」の略称であるテレアポは、個人や法人に電話をかけて商談につながるアポイントを取る仕事です。

見込み客に商品・サービスの魅力を伝え、次の営業活動につなげる重要な役割を担っていますが、実際にテレアポの年収はどれくらいなのでしょうか。

本記事では、テレアポの平均年収や稼げる人と稼げない人の特徴、年収の高い企業ランキングまで詳しく解説します。

  • 年収を上げるポイントやテレアポを目指す際の注意点も紹介するので、テレアポとして稼ぎたい方はぜひご覧ください。

目次 open

テレアポの平均年収は約393.6万円

テレアポの平均年収は、約393.6万円です。

この金額は「令和6年賃金構造基本統計調査」の「電話応接事務員」に基づき、月給29万5,200円と年間賞与39万3,700円から算出しています。

日本の給与所得者の平均年収は460万円であるため、テレアポの年収は全国平均よりやや低い傾向にあります。

なお、テレアポとして新卒入社して、22歳から定年の60歳まで同一企業で38年間勤めた場合の生涯年収は、単純計算で約1億4,957万円になります。

また、テレアポの年収が最も高くなるのは55~59歳頃で、この年代の平均年収は435.75万円です。

参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2025-11-10)

職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「コールセンターオペレーター」(参照 2025-11-17)

テレアポの収入内訳

テレアポの収入は、一般的に「基本給+賞与+各種手当」で構成されます。

代表的な手当は、以下の通りです。

  • 役職手当
  • 資格手当
  • 通勤手当
  • 家族手当
  • 住宅手当
  • 時間外手当
  • 夜勤手当
  • 休日手当

さらに、アポイント獲得件数や契約・販売件数などの成果に応じて支払われるインセンティブにより、テレアポの給与は大きく変わります。

テレアポとしてしっかり稼ぐには、インセンティブ制度の有無やインセンティブの金額を重視して職場を選ぶことがポイントです。

また、テレアポには正社員、派遣社員、パート・アルバイトなど、とさまざまな雇用形態があります。
正社員の場合、クライアントとの予算交渉やクレーム対応なども任され、幅広い業務を担当する分、より安定した収入を得やすい傾向があります。

【年齢別】テレアポの平均年収

テレアポの平均年収を年齢別でまとめると、以下の通りです。

年齢平均年収
20~24歳308.62万円
25~29歳356.38万円
30~34歳375.56万円
35~39歳389.63万円
40~44歳408.28万円
45~49歳432.6万円
50~54歳418.48万円
55~59歳435.75万円

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「コールセンターオペレーター」(参照 2025-11-17)

実務経験やスキルがまだ少ない20~24歳の平均年収は308.62万円と、全年代の中で最も低いです。

ただ、年齢が上がるにつれてスキルや経験が増えるので、年収も少しずつ伸びていきます。特に40代で400万円を超え、45~49歳でピークに達します。

50~54歳で一時的に年収が下がるものの、55~59歳では盛り返して年収のピークを迎えます。

このことから、テレアポはキャリア後期まで基本的に年収アップが見込める仕事だと言えるでしょう。

【性別】テレアポの平均年収

テレアポの平均年収は、女性よりも男性のほうが高い傾向にあります。

以下の表では「(きまって支給する現金給与額×12カ月)+年間賞与その他特別給与額」で男女別の平均年収を算出しています。

性別平均年収(千円)きまって支給する現金給与額(千円)年間賞与その他特別給与額(千円)
男女計3,936.1295.2393.7
4,635.7342.4526.9
3,584.6271.5326.6

参考:e-Stat 政府統計の総合窓口「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」(参照 2025-11-17)

テレアポの平均年収を男女別で見ると、男性は約463.5万円、女性は約358.4万円となっており、収入差は約105.1万円です。

男性は正社員として勤務する人が多い一方で、女性は家事や育児と両立するために非正規雇用で勤務するケースが多く、この雇用形態の違いが男女間の収入格差を生む要因の一つとして考えられます。

【地域別】テレアポの平均年収

テレアポの平均年収は、地域によっても大きく異なります。

以下の表では、東京都と政令指定都市がある道府県でのテレアポの平均年収を比較しました。

都道府県平均年収
北海道305.2万円
宮城県336.8万円
東京都437.1万円
埼玉県413.5万円
千葉県391.5万円
神奈川県379.1万円
新潟県425.9万円
静岡県367.6万円
愛知県364.7万円
京都府377万円
大阪府422.4万円
兵庫県426.2万円
岡山県306.2万円
広島県394.2万円
福岡県360.4万円
熊本県332.8万円

参考:職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「コールセンターオペレーター」(参照 2025-11-17)

平均年収が最も高い地域は東京都の437.1万円、最も低い地域は北海道の305.2万円で、両者には131.9万円もの収入差があります。

東京都や大阪府などの大都市は、大企業のコールセンターが多く、給与水準の高い求人が集まりやすいのが特徴です。
そのため、自然と平均年収も高くなる傾向があります。

  • テレアポとして年収を増やすなら、平均年収が比較的高いエリアでの就職も検討してみましょう。

テレアポの平均年収が高いと言われる理由

テレアポの平均年収は日本全体の平均年収である460万円より低いものの、実際に働いている人からは「年収が高い」と言われることの多い職業です。

ここでは、テレアポの平均年収が比較的高いと感じられる主な3つの理由を紹介します。

  • 成果報酬型の給与体系だから
  • 専門知識やスキルが求められるから
  • 案件の業種や業界によって給与が異なるから

①成果報酬型の給与体系だから

テレアポは、多くの企業で成果報酬型の給与体系を採用しています。

基本給に加えて、顧客に電話をかけた件数(架電件数)や契約獲得件数に応じてインセンティブが支払われるため、個人の成果次第で年収が大きく上がりやすいのが特徴です。

インセンティブの金額は企業によって異なりますが、難易度の高い商材では1件獲得ごとに数万円といった高額な報酬が支払われるケースも珍しくありません。

  • 成約をたくさん取れば高収入が目指せる給与体系は、テレアポの年収が高いと言われる要因として挙げられるでしょう。

②専門知識やスキルが求められるから

テレアポの仕事は、「ただ電話をかけて話すだけ」ではありません。

成約につなげるためには、商品・サービスに関する専門知識や顧客対応スキルなどが求められ、習得すべきことがたくさんあります。

こうした専門スキルを備える人材は企業にとって貴重であり、このような人材の確保と定着を目的に高時給を提示する企業が多いです。

専門的な知識・スキルが求められ、さらに時給やインセンティブが高額になりやすいことから、テレアポの年収は高いと言われています。

③案件の業種や業界によって給与が異なるから

テレアポの中でも、金融や不動産、IT・通信といった高額な商品を扱う業種・業界は、時給が高くなる傾向です。

業種・業界によって給与水準は大きく異なり、一部業界では高時給がスタンダードとなっている点も、テレアポの年収が高いと言われる要因でしょう。

ただし、給与水準が高い業種・業界がある一方で、低い業種・業界もあります。

一部の給与水準が低い業種・業界が平均を引き下げるため、テレアポ全体の平均年収は相対的に低く見える傾向にあります。

テレアポで年収の高い企業ランキング

ここでは、テレアポの平均時給が高い企業をランキング形式で紹介します。

順位企業名平均年収
1位AIGビジネス・パートナーズ株式会社979万円
2位パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社867万円
3位ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社795万円

参考:OpenWork「【2025年11月最新】平均年収ランキング|コールセンター、業務請負業界で年収が高い企業TOP20」(参照 2025-11-17)

テレアポ全体の平均年収は全国平均以下ですが、ランキング上位の3社の平均年収は全国平均を大幅に上回っています。

企業規模が大きく売上高も高いのが、上位3社の共通点です。
企業の収益性が高ければ従業員に還元される報酬も増えるため、平均年収も高くなると考えられます。

  • テレアポとして専門スキルを磨き、給与水準の高い企業に転職すれば、高収入実現も不可能ではありません。

テレアポで稼げる人の特徴

テレアポとして稼ぐためには、さまざまなスキルが求められます。

以下のようなスキル・特徴を持つ人はテレアポの仕事に適性があり、稼げる可能性が高いです。

  • コミュニケーション能力が高く聞き上手な人
  • 事前準備をもとに相手のニーズに合わせてトークができる人
  • ストレス耐性があり粘り強い人

上記3つの特徴について、詳しく解説します。

①コミュニケーション能力が高く聞き上手な人

「正しい敬語を使える」「説得力のある話し方ができる」といったコミュニケーションスキルは、テレアポで成約を取るために欠かせない重要な要素です。

電話では相手の表情が見えないため、声のトーンや話し方、言葉遣いで印象が決まります。
声で相手の様子をうかがい、機械的な対応にならないようコミュニケーションを図らなくてはいけません。

この他、課題点や要望を適切にヒアリングするスキルも必要です。
顧客の話をよく聞き、相手の気持ちを理解したうえで営業トークをすると、アポ取りに成功する確率が上がるでしょう。

②事前準備をもとに相手のニーズに合わせてトークができる人

テレアポで一日に複数のアポイントを獲得する人は、事前準備と分析力に優れています。

いきなり電話をかけるのではなく、相手の事情や課題をリサーチしたうえで、ニーズに響くトークを準備してから架電しているのです。

相手の属性に応じたトークスクリプトを事前に用意しておくことで、万が一断られても適切に切り返したり、別の選択肢を提示したりできます。

このように事前準備を念入りにすることで、相手の興味を引きやすくなり、成約率が向上して、高収入につながる可能性が高まります。

③ストレス耐性があり粘り強い人

相手に突然営業の電話をかけるテレアポは、ある程度断られるのが前提の業務であり、成果が出るまでに何度も断られるものです。

断られるたびに落ち込んでしまうと精神的負担が大きくなるため、断られても気にしすぎず、気持ちを切り替える力が必要です。

また、時には相手から理不尽なクレームや暴言を受けたり、話の途中で突然電話を切られたりする場合もあります。

このような出来事に遭遇した際にも「仕事として対応しているだけで、自分が悪いわけではない」と割り切ってすぐ次の電話をかけられる人は、テレアポの仕事で稼ぎやすいと言えるでしょう。

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テレアポで稼げない人の特徴

テレアポは、向き不向きが顕著に表れやすい職業です。

以下のような特徴を持つ人は、テレアポに不向きで、思うように稼げない可能性があります。

  • 相手目線を意識したテレアポができない人
  • 商品に関する知識が不足している人
  • 仕事内容の振り返りや分析ができない人

テレアポで稼げない人の特徴を知り、自分の適性を見極めましょう。

①相手目線を意識したテレアポができない人

テレアポは、相手目線になれない人は成約が取りづらい傾向があります。

電話を受けた人の立場で考えると、テレアポは「突然かかってくる電話」であり、そこからいきなり商材の話をされれば「無理やり売り込まれた」と悪い印象につながりやすいです。

そのため、この前提を踏まえたうえで相手がどう感じているか・何を求めているかを常に考えながら、丁寧に会話を進めなくてはいけません。

相手目線に立った会話が苦手な人は商談の話に入る前の段階でつまづきやすく、上手く稼げない可能性が高いです。

②商品に関する知識が不足している人

自分が売り込む商品に関する知識が不足していると、顧客からの質問に適切な回答をすることができず、成約に結びつきにくくなります。

マニュアルやトークスクリプトを準備したとしても、それらに商品情報を全て記憶するのは不可能なので、商品に関する知識を日々勉強して、理解を深めていく必要があります。

また、知識不足だと説明が曖昧になりやすく、営業トークの説得力にも影響しやすいです。
自分でも商品を利用してみたり、他社商品と自社商品を比較してみたりして、自社の商品を深く理解する努力も重要です。

③仕事内容の振り返りや分析ができない人

テレアポでは、自分のトーク内容の振り返りや分析を行うことが大切です。

成功したトークはなぜ成功したのか、失敗したトークは何に問題があったのかを明確にし、改善に向けた動きを取ることで、徐々にテレアポのスキルが上がって稼げるようになります。

一方、振り返りや分析が苦手だと改善点に気づけず、効果の出ない方法を続けてしまいます。
そのまま何件電話をかけても成果につながりにくいため、高収入を得ることは難しいでしょう。

テレアポで年収・給与を上げるポイント

テレアポは個人の成果が収入に直結しやすく、努力次第で年収アップを目指せる職業です。

特に以下の3つのポイントを押さえると、高い確率で年収・給与を引き上げられるでしょう。

  • スキルを磨いて契約数を伸ばす
  • 社内で昇進を目指す
  • 経験を積んで高単価案件を担当する

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

①スキルを磨いて契約数を伸ばす

テレアポは商品知識だけでなく、話し方・聞き方・相手の反応を読む力など、幅広いスキルが求められる仕事です。これらをコツコツ磨くことで、契約につながります。

相手の興味を引き出せるように、顧客の反応に合わせて話し方や商品のアピールの仕方を柔軟に変えられるトーク術を身につけると、成約率が上がるでしょう。

また、テレアポに欠かせないトークスクリプトは、「一度作ったら終わり」ではなく、商品の改良や市場トレンドの変化などに応じて、こまめな見直しが必要です。

  • 過去の成果や失敗を分析する、スクリプトをブラッシュアップするなどの行動が、スキル向上、そして契約数アップに結びつきます。

②社内で昇進を目指す

成績や社内評価を高めて昇進し、社内でキャリアアップを目指していくのも、テレアポで年収を上げる方法です。

テレアポの仕事は、まずは電話をかけるオペレーターからスタートします。
その後のキャリアパスは企業によって異なりますが、大まかには以下のような流れです。

  1. リーダー
  2. スーパーバイザー(SV)
  3. マネージャー
  4. グループリーダー

これらの役職につくと、管理業務やクレーム対応などの仕事も増えていきますが、役職手当や特別インセンティブが支給されるため、大幅な年収アップが見込めます。

③経験を積んで高単価案件を担当する

経験を積んでスキルを伸ばせば、より高単価な案件を任せてもらえるようになります。

特に、以下のような案件は、インセンティブ単価が高い傾向です。

  • 法人向けの高額サービス
  • 専門知識が必要な商材を扱う案件

このような案件にアサインされると、1件あたりの報酬が増え、高収入を得られる可能性が高まります。

また、より収入を伸ばしたい場合、高単価案件を扱う仕事の掛け持ちや転職をするのも選択肢と言えます。

ただし、掛け持ちは企業によっては禁止されている場合もあるので、事前に規定をよく確認してください。

テレアポで年収アップを目指す際の注意点

テレアポで年収アップを目指す際は、以下のポイントに気をつけましょう。

これらの注意点を事前に把握しておくことで、仕事選びのミスマッチや予期せぬトラブルを回避しやすいです。

  • 高いノルマを課す負担の大きい案件が存在する
  • 仕事先によって労働条件や契約内容が大きく異なる
  • モチベーションの維持が難しい

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

①高いノルマを課す負担の大きい案件が存在する

案件によっては「週〇件のアポ獲得」といった明確なノルマが設定されています。特に、在宅テレアポでは、アポイント件数だけでなく架電(発信)件数のノルマも課されるケースが多いです。

成績不振だと報酬の減額や契約の打ち切りなどで、収入が伸び悩んでしまう場合もあります。

また、ノルマ達成を常に意識することで精神的な負担が増え、強いプレッシャーから疲弊してしまう人も少なくありません。

  • 成果次第で収入が大幅に上がる反面、ノルマ未達成だと収入が伸び悩むリスクがある点には注意が必要です。

②仕事先によって労働条件や契約内容が大きく異なる

テレアポは職場や案件によって、時給制か歩合制かといった報酬形態やシフトの自由度、ノルマの有無などが大きく異なります。

そのため、面接や選考の段階で、気になる点を全て確認しておくのが大切です。

なお、テレアポの報酬体系は大きく分けて以下の3パターンあります。

  • 成果報酬型
  • 固定報酬型
  • コール課金型

自分が請け負う業務の報酬体系を把握しておかないと効率的に稼げないため、労働条件や契約内容をよく理解したうえで業務に臨みましょう。

③モチベーションの維持が難しい

テレアポの仕事は、毎日営業リストから架電先を選び、電話をかける業務を繰り返します。

基本的に毎日この業務が続くので、同じことの繰り返しのように思えてモチベーションが下がってしまう人もいます。

特に在宅テレアポの場合は、気軽に雑談したり相談したりといった他者との交流がより希薄になる傾向が強いです。

一人で戦っているような孤独感を覚えやすいため、一人作業が苦手だと辛くなってしまうかもしれません。

テレアポで求人を探すのにおすすめなエージェント

テレアポの求人を探すなら、営業職特化型やコールセンターの求人を豊富に取り扱っている転職サービスを活用するのがおすすめです。

ここでは、テレアポの転職に利用しやすい転職エージェントを3つ紹介します。

hapeAgent専門チームによるマッチングで未経験者から経験者まで幅広くサポートしている、営業職に強い転職エージェントです。
リクルートエージェント全国に拠点があるためネットワークの幅が広く、営業・テレアポの求人を豊富に取り扱う大手転職エージェントです。
dodaセールスコールセンター業界の企業情報を多数保有しており、職場環境や評価制度まで教えてもらえる、営業職に特化した転職エージェントです。

転職エージェントは、求職者の希望や適性に合った求人を紹介してくれます。
企業とのミスマッチが起きにくいため選考を通過できる可能性が高く、自分らしく活躍できる職場が見つかりやすいです。

  • 能力を発揮できる環境では評価も上がりやすいので、年収アップにも期待できます。

テレアポと似た稼げる仕事3選

「テレアポに興味はあるけれど、ほかの選択肢も見ておきたい」という人は、テレアポと近い働き方ができる以下のような仕事を検討するのもおすすめです。

  • テレフォンオペレーター
  • メール・チャットオペレーター
  • 法人営業(フィールドセールス)

それぞれの仕事内容について解説します。

①テレフォンオペレーター

テレフォンオペレーターは顧客からの問い合わせに応じ、商品の説明やサービス案内を電話で行うのが主な仕事です。

企業の窓口として顧客をサポートする役割を担っており、常に的確な判断が求められます。

電話でのトークスキルや顧客対応力が求められる点はテレアポと共通で、コミュニケーション能力を活かして活躍できるでしょう。

テレフォンオペレーターは応答率や初回完結率に関する目標はありますが、テレアポのようなノルマはない職場がほとんどです。

そのため、ノルマがあるとプレッシャーを感じてしまう人にもおすすめです。

②メール・チャットオペレーター

メール・チャットオペレーターはメールやチャットツールを使って、商品説明やトラブル解決といった顧客対応を行う仕事です。

テレアポと同様に、顧客への適切な提案力、円滑なコミュニケーションスキルが求められます。

しかし、電話で直接話すテレアポとは異なり文章ベースでの接客が中心なので、電話越しの会話に苦手意識がある人でも取り組みやすいでしょう。

在宅案件や夜間勤務案件などもあり、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働き方が選べるところも魅力です。

③法人営業(フィールドセールス)

法人向けのフィールドセールスは、顧客や見込み顧客である企業を訪問して、商談から契約までを担当する営業職です。新規開拓だけでなく既存顧客のフォローも業務に含まれます。

顧客開拓力やトーク力、粘り強さが求められる点は、テレアポと共通しています。

また、どちらも成果に応じてインセンティブが支給されることが多く、頑張りが収入に反映されやすいという点もテレアポとの共通点です。

ただし、インセンティブの金額はテレアポより高い傾向にあり、大型案件を複数獲得できれば年収1,000万円以上も不可能ではありません。

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テレアポで稼ぐには契約数やインセンティブのアップが重要!

テレアポの平均年収は約393.6万円で、日本全体の平均年収と比較するとやや低めの水準となっています。

しかし、テレアポはほとんどの企業が成果報酬型の給与体系を採用しているので、本人の頑張り次第で高年収を狙うことも可能です。

テレアポで稼ぐためのポイントを、あらためて振り返っておきましょう。

  • スキルを磨いて契約数を伸ばす
  • 社内で昇進を目指す
  • 経験を積んで高単価案件を担当する

テレアポは、積極的な行動と工夫が収入アップのカギです。

連続で断られる日もあるかもしれませんが、トライアンドエラーの繰り返しによりスキルと経験が蓄積され、稼げる人材へと成長できます。

  • 本記事で紹介した内容を参考に、さっそく今日からできる行動に取り組みましょう。

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著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。