面接1回の小さい会社って大丈夫?面接が少ない理由とブラックの判断基準

面接1回の小さい会社って大丈夫?面接が少ない理由とブラックの判断基準
  • 気になる求人の面接が1回だけなことに不安を感じている

  • 面接が少ない企業はブラックなのかな…?

確かに、多くの企業では2回以上の面接を行うのが一般的です。

だからこそ、「合否が早く決まる会社は大丈夫なのか?」と不安になるのも自然なことです。

そこで本記事では、小さい会社が面接1回のみの理由や、ブラック企業なのか見抜くための判断基準などを解説します。

面接が少ない企業の特徴や背景を理解することで、安心して応募・選考に進めるようになります。

  • なるべく早く新しい職場環境で再スタートを切りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次 open

面接1回の小さい会社が必ずしもブラックなわけではない!

企業の採用選考では、2回以上面接を行うのが一般的です。
そのため、面接1回のみだと「誰でも良いから早く採用したいだけのブラック企業なのでは?」と不安になる方もいるでしょう。

しかし、実際には「面接1回=ブラック企業」とは限りません。

たとえば、スタートアップ企業や小規模企業では、次のような合理的な理由から面接回数を少なくすることがあります。

  • 面接を担当できる社員が少ない
  • 優秀な人材をいち早く見極めて採用したい
  • 採用のスピードを重視している

さらに、面接が1回だけの場合、社長や経営層が直接面接を行うケースも珍しくありません。

経営層が直接面接することで、会社の方針やビジョンを自ら伝えられ、採用のミスマッチを防げるというメリットもあります。

このように、戦略的な理由で面接1回のみ実施する企業も多いため、面接の回数だけでブラック企業かどうかを判断するのは早計です。

安心して応募・選考に進む判断材料の一つとして、次のパートでは、小さな会社が面接を1回にする主な理由を具体的に見ていきます。

小さな会社が面接を1回にする5つの理由

小さな会社が面接を1回にするのには、次のような理由があります。

  • 他社より早く優秀な人材を確保するため
  • 即戦力として活躍できる専門職や経験者を確保するため
  • 採用活動にかかる時間とコストを効率化するため
  • 迅速な意思決定ができる社長直轄の面接のため
  • 面接から入社までを1日でも短縮するため

安心して応募・選考に進むためにも、理解しておきましょう。

1. 他社より早く優秀な人材を確保するため

採用の競争が激しい業界や職種では、内定までのスピード感が重視されます。
特に人気の高い分野では、求職者が複数の企業に同時応募していることが多く、内定のタイミングが遅れると他社に先を越されてしまうこともあります。

せっかく優秀な人材を見つけても、他社の内定が先に出てしまえば、選考を辞退されてしまうリスクがあります。

そこで、面接の回数を減らして早く内定を出すことで、応募者に「この会社は決断が早くて信頼できる」と感じてもらい、選ばれやすくしているのです。

  • 面接回数が少ない企業のなかには、内定受諾の回答期限を早めに設定して、他社の結果を待たずに採用を促すケースもあります。

2. 即戦力として活躍できる専門職や経験者を確保するため

企業が即戦力となる人材を求めている場合、面接回数を減らし、スキルや経験を重視した選考を行うケースがあります。

たとえば、営業職ならコミュニケーション力や提案力、技術職なら専門知識や実務スキルが明確な評価基準になります。

このように判断軸がはっきりしている場合、1回の面接でも十分に適性を見極められることが多いのです。

また、専門職だけでなく、人柄やチームとの相性を重視する会社でも、基本的なコミュニケーション力が確認できれば面接が1回で完結することもあります。

つまり、面接回数が少ないからといって「手抜きな採用」というわけではなく、必要なポイントを効率的に判断できる体制を整えているとも言えます。

3. 採用活動にかかる時間とコストを効率化するため

スタートアップ企業や小規模企業の場合、採用にかけられるコストや人的リソースが限られています。面接の回数が増えれば、その分だけ社員の時間が取られ、日常業務に支障をきたすこともあります。

また、採用活動が長引くことで、スケジュール調整や採用試験の準備、検討といった採用コストが増え、採用担当者にとって大きな負担につながっていきます。

特に少人数の会社では、一人の採用担当者が他の業務を兼務していることも珍しくなく、採用が長期化すると現場の負担が大きくなってしまうのです。

そのため、面接回数を最小限に抑え、採用担当者の負担を削減したいという考えから、効率的かつスピーディーに採用選考を進める狙いがあります。

4. 迅速な意思決定ができる社長直轄の面接のため

多くの企業では、一次・二次面接を経て、最終面接で社長同席するケースが一般的です。しかし、面接が1回の会社では、最初から経営層が直接面接を担当することがよくあります。

トップ自らが面接を行うことで、現場の判断を待たずにその場で意思決定が可能となるため、複数回に分けて面接を実施する必要性が低くなります。
これは特に、スタートアップや小規模組織のように、トップダウン型で意思決定が早い企業に多い傾向です。

このように面接が1回のみの背景として、迅速な意思決定のもと、スピーディーな選考を実現させる狙いがあるのです。

5. 面接から入社までを1日でも短縮するため

面接の回数を減らすことは、入社までのスケジュールを大幅に短縮できるという大きなメリットにつながります。

選考に時間をかけすぎると、その分だけ入社時期も遅れ、人手不足の状態が続いてしまいます。

特に、繁忙期や新規事業の立ち上げ、欠員補充など「今すぐ人が必要」な場面では、スピード採用が欠かせません。

面接を1回で完結させ、すぐに内定を出すことで、必要な人材を早く現場に送り出せます。

転職する際に面接が1回のメリット

「面接が1回だけ」というと、企業側の都合のように感じるかもしれません。

しかし、実は応募者にもさまざまなメリットがあります。

ここでは、転職する際に面接が1回のメリットを3つ解説します。

スケジュール調整や交通費の負担が軽減される

面接が複数回にわたって行われる場合、複数の企業を同時に応募している応募者にとってはスケジュール調整の負担が大きくなります。さらに面接会場までの交通費が面接の度にかかるため、金銭的な負担も少なくありません。

一方、面接が1回で完結する企業なら、何度も足を運ぶ必要がなく、時間的・金銭的な負担を大きく減らせます。

1回の面接に集中して準備ができる

面接が複数回にわたる場合、それぞれの面接で目的や質問内容が異なるため、その都度しっかりとした対策が必要になります。
一方で、面接が1回だけの場合は、その1回の対策に集中できるのが大きなメリットです。

面接の機会が1回しかないので、「今回の面接ではここまで答えれば良いだろう」と次の面接のことまで考える必要もなく、最初から全力でアピールが可能です。事前に企業研究や自己PRをしっかり仕上げて臨めば、面接官に強い印象を残せる可能性も高まります。上手くアピールできれば、採用の確率をグッと高められるでしょう。

内定後の入社時期を早められる

面接が複数回ある場合、日程調整や結果通知の待機時間などが発生し、内定まで1〜1.5ヶ月ほどかかるのが一般的です。

現職での退職交渉や引き継ぎなどを踏まえると、新しい職場へ入社できるのは2ヶ月~2ヶ月半後になるケースが多いでしょう。

一方、面接1回の場合は、選考結果を待つ時間や次回の面接までのタイムロスがないので、1~2週間程度で内定が決まることもあります。その分早く転職活動を終わらせられるため、入社時期を早められる点は大きなメリットです。

「できるだけ早く環境を変えたい」「次の職場で早く成長したい」という方にとって、面接1回の会社は大きなチャンスといえるでしょう。

転職する際に面接が1回のデメリット

面接回数が少ないことはスピード感や負担軽減といったメリットがありますが、面接が1回しかない分、デメリットも発生します。

ここでは、転職する際に面接が1回のデメリットを3つ解説します。

企業の情報を知る機会が限られる

面接は自分をアピールするだけでなく、企業を見極める重要な機会でもあります。実際に社員と話すことで職場の雰囲気を感じ取り、質問をしてその職場で働くイメージを明確にできる数少ないチャンスです。

しかし、面接が1回しかない場合、その機会が限られてしまい、企業理解が浅いまま内定を受けるリスクがあります。

特に、条件面のすり合わせが不十分なまま内定を承諾してしまうと、入社後にトラブルやミスマッチにつながるリスクも高まります。そのため、1回の面接で不安や疑問を解消できるように、事前に確認事項をまとめておき、しっかり認識を擦り合わせることが大切です。

自分をアピールする機会が限られる

面接が1回しかないということは、自己PRのチャンスも1回きりということです。

もし準備不足のまま本番を迎えると、伝えたいことを十分に話せずに選考が終わってしまう可能性があります。

面接回数が少ない企業では、その1回でスキル・経験・人柄のすべてを見極められるケースが多いため、準備の質が合否を左右するといっても過言ではありません。

限られた時間で最大限に魅力を伝えるためには、入念な対策が欠かせません。

  • 「面接1回=チャンスは1度きり」と意識して、しっかりと準備を整えて臨みましょう。

併願先と選考スピードが合わなくなる可能性がある

面接1回の企業は、選考スピードが速いのが特徴です。

そのため、複数の企業に応募している場合、他社の選考が終わる前に面接1回の企業から内定が出ることもあります。

内定をもらえるのは嬉しいことですが、回答期限が早いと、まだ他社の結果が出ていない状態で判断を迫られることも少なくありません。

十分に比較検討できないまま入社を決めてしまうと、「やっぱり他社のほうが合っていたかも」と後悔する可能性もあります。

  • 早期内定はメリットでもある一方、入社後のミスマッチにつながるリスクもあるため、判断材料が限定される点には注意が必要です。

複数社を併願している場合は、スケジュールをあらかじめ整理し、選考の進み具合を把握しておくことが大切です。

【重要】ブラック企業を見抜くためのチェックポイント5選

面接1回の理由は、企業によってさまざまです。必ずしも「面接1回=ブラック企業」ではありませんが、なかにはブラック企業が存在するのも事実です。

ここでは、ブラック企業を見抜くためのチェックポイントを5つ解説します。

  • 求人情報が不明瞭だったり魅力的な言葉が多すぎたりしないか
  • SNSや口コミサイトでの企業の評判はどうか
  • 面接時の質問内容や面接官の態度に問題はないか
  • 選考プロセスと内定までのスピードは適正か
  • 労働条件や給与体系は認識していた通りか

求人情報が不明瞭だったり魅力的な言葉が多すぎたりしないか

ブラック企業の求人情報には、抽象的で耳ざわりの良い言葉が多く並ぶ傾向があります。

「夢を追える」「成長できる」「やりがいのある仕事」などの表現が中心で、実際にどんな業務を行うのか、どんな商材を扱うのかが具体的に書かれていない場合は注意が必要です。

また、給与面にも注目しましょう。

給料が同業他社よりも不自然に高い場合、残業代が固定給に含まれていたり、達成が難しいノルマが課されていたりするケースがあります。

そのため、求人情報を見る際は、企業が発信するポジティブな情報だけを鵜のみにせず第三者の視点からの情報もチェックすることが大切です。オウンドメディア業界ニュースやレポートなど、公式サイト以外の情報源を併せて確認することで、より客観的に企業を判断できます。

SNSや口コミサイトでの企業の評判はどうか

ブラック企業を見極める方法として、SNSや口コミサイトを活用するのも有効な手段です。

たとえば、現役社員や退職者の声が掲載されている「Open Work」や「エン カイシャ」などの口コミサイトを参照してみましょう。

匿名投稿であるため、表に出にくい情報が集まりやすく、職場環境・残業の実態・人間関係などを把握する手がかりになります。

また、SNSでは現職者だけでなく、応募経験者の体験談も見られるため、面接や選考の雰囲気を知るうえで参考になるでしょう。

ただし、すべて正しい情報とは限りません。

悪意のある投稿や、誤った内容を投稿しているユーザー、企業側が悪い情報を削除申請したり、ダミーアカウントを作って偽の口コミを投稿したり印象操作を行っている可能性もあります。

複数のサイトを比較して情報の信ぴょう性を見極めることが重要です。

面接時の質問内容や面接官の態度に問題はないか

面接は企業側があなたを見極める場であると同時に、あなたが企業を見極める場でもあります。

面接中に「仕事内容」「労働条件」「評価制度」などを具体的に説明してくれるかどうかを確認しましょう。

もし企業側にとって都合の良い質問ばかりをしてきたり、逆に質問しても回答が曖昧だったり、「詳しいことは入社してから」といった言葉で濁される場合は注意が必要です。

一方で、面接官が応募者を見下すような態度を取る場合は、その時点で避けたほうがよい企業と考えられます。

必ずしもすべてのケースがブラック企業というわけではありませんが、違和感を感じたら直感を大切にし、慎重に判断することでリスクを避けやすくなります。

選考プロセスと内定までのスピードは適正か

ブラック企業は人手不足の傾向が強く、応募者の適性や能力よりも、とにかく人材を確保することを優先するケースが多いです。そのため、選考プロセスが簡略化されており、内定までのスピードが異常に早い場合は注意が必要です。

特に選考が終了したその日のうちに内定が出る場合、社内で十分な検討や話し合いが行われず、吟味することなく内定を出している可能性があります。また、人材確保を優先するあまり、人材育成に十分な投資を行っておらず、入社後に必要な研修や教育を受けられないケースもあります。

このような特徴が見られる場合はブラック企業の可能性があるため、内定が出た場合は受諾するかどうかを慎重に判断しましょう。

労働条件や給与体系は認識していた通りか 

ブラック企業では、求人票に記載されている内容と実際の労働条件や給与体系が異なるケースが少なくありません。たとえば、「残業なし」と記載されていたのに実際は長時間労働が常態化していたり、給与に見込み残業代が含まれていて思ったより手取りが少なかったりすることがあります。

また、応募した職種とは別の職種を提案されるケースにも注意が必要です。
たとえば、事務職を希望して応募したにも関わらず、営業職や他の職種への配属を勧められることがあります。求職者の希望を無視して企業側の都合を押し付けてくるような職場では、入社後も会社の方針に振り回され、心身が疲弊する可能性があるので注意しましょう。

そのため、内定を受諾する際は、内定通知書や労働条件通知書の内容が自分の認識と一致しているかを必ず確認することが重要です。

  • 企業は労働条件を書面で明示する義務があるので、疑問点があれば入社前に確認しておきましょう。

面接1回の小さい会社で内定を確実にするための5つのポイント

面接が1回の場合、少ないチャンスで確実に内定を勝ち取るためには、ポイントを意識して面接対策を行う必要があります。

ここでは、面接1回の小さい会社で内定を確実にするためのポイントを5つ解説します。

  • 面接回数が少なくても徹底した事前準備をする
  • よく聞かれる質問への回答はあらかじめ用意しておく
  • 限られた時間で自分を最大限に伝えられる自己PRを用意する
  • 面接後に感謝と熱意を伝えるお礼メールを送る
  • 転職エージェントの活用も検討する

面接回数が少なくても徹底した事前準備をする

面接が1回だけだからこそ、事前準備の質が合否を左右します。

内定を勝ち取るには、「この会社で働きたい」という意欲や熱意をアピールする必要があります。

そのためにも、企業研究を念入りに行いましょう。企業理念や事業内容を深く理解することで、志望動機や自己PRの説得力が増します。

同時に、自己分析を通じて自分の強みや弱みを整理し、企業が求める人物像と自分の特性を結びつけて「自分がどのように貢献できるか」を伝えられるようにしておきましょう。

また、当日落ち着いて面接に臨めるように、面接会場までのルートや持ち物などの基本的な準備も怠らずに確認しておくことも大切です。

よく聞かれる質問への回答はあらかじめ用意しておく

面接では、どの企業でもよく聞かれる定番の質問があります。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 自分の長所・短所

これらはほぼ必ず聞かれるため、具体的なエピソードを交えて話せるように準備しておきましょう。

緊張しやすい場合は、回答を暗記しておくと安心です。ただし、機械的な受け答えにならないように、要点だけを覚えて自然に話せるように練習しておくのが理想といえます。

また、一般的な質問だけでなく、業界や職種に特化した質問も想定しておきましょう。こちらも事前に回答例を用意しておけば、本番でも落ち着いて答えられます。入念な準備は自信にもつながるので、限られた面接で最大限に実力を発揮できるでしょう。

限られた時間で自分を最大限に伝えられる自己PRを用意する

1回しか面接の機会がない場合、短い時間で自分の強みや魅力を伝えることが必須です。そのため、企業の求める人物像に合わせて自己PRの内容を調整し、具体的なエピソードを交えて簡潔に話せるように準備しておきましょう。

また、面接官から「30秒以内」「1分以内」など、自己PRの時間を指定されるケースもあります。臨機応変に対応できるように、指定時間ごとの自己PRを練習しておくのもポイントです。

さらに、自分の強みが企業へどのように貢献できるかを具体的に伝えることで、より説得力のある自己PRになります。

  • 面接官の印象に残る自己PRを目指して準備を進めましょう。

面接後に感謝と熱意を伝えるお礼メールを送る

面接後にお礼のメールを送る方もいますが、必ずしも送らなければいけないという決まりはありません。また、お礼メールを送ったとしても、合否に影響を与える可能性も低いでしょう。

しかし、面接の機会に対する感謝と入社意欲を簡潔に記載したお礼メールを送ることで、誠実さや熱意をアピールでき、企業側に「礼儀正しく、ビジネスマナーが身についている人」と印象づけられるメリットがあります。

お礼メールを送信するタイミングは、面接当日の営業時間内が望ましいです。あまりにも遅い時間帯に送ると、かえって企業からの印象を下げる要因になりかねないので、その場合は翌日の午前中までに送信しましょう。

転職エージェントの活用も検討する

自分だけで転職活動を進めることに不安がある場合、転職エージェントの活用を検討するのもおすすめです。

転職エージェントを活用すれば、企業の内部情報や職場環境などを教えてもらえることもあるので、面接が1回のみの企業の実態を把握しやすくなります。また、非公開求人を含む幅広い求人を紹介してもらえるため、自分に合った企業とマッチングできる可能性も高まるでしょう。

ほかにも、業界に関する情報の提供、履歴書や職務経歴書の添削、面接の対策、キャリア相談などのサポートを受けられるので、効率的かつスムーズに転職活動を進められます。

複数の転職エージェントを併用すれば、より多くの求人情報を得ることができるため、より納得感のある転職先選びができるでしょう。

面接1回の小さな会社に関するよくある質問

最後に、面接1回の小さな会社に関するよくある質問をまとめました。安心して応募・選考に進むためにも、よくある質問をチェックして今のうちに不安や疑問を解消しておきましょう。

Q1. 採用面接が1回だけなのに内定をもらうのは「やばい」ですか?

面接1回で内定が出る企業は決して珍しくはありません。特に社員数が少ない小規模企業や社長・役員が直接面接をする企業ではよくあることなので、「面接1回で内定が出る=やばい」とは限りません。

面接回数が少ない企業は、意思決定が早く、即戦力を求めている傾向が強いです。また、採用活動にかかる時間やコストを効率化したいという狙いもあります。

ただし、人事担当者が1回の面接で即内定を出す場合はブラック企業の可能性もあるため、注意が必要です。

Q2. 面接1回でもホワイト企業に入りたい場合、どうすればいいですか?

企業のホームページや求人票だけでなく、口コミサイトやSNSなどで企業の実態や評判を事前にしっかり確認することで、ブラック企業を避けられる可能性が高まります。

また、面接時に労働条件や職場環境について具体的に質問し、納得できる回答を得ることも重要です。転職エージェントを活用して、客観的な情報や企業の内情を把握するのも有効な手段といえるでしょう。

先述した「【重要】ブラック企業を見抜くためのチェックポイント5選」で詳しくまとめているので、そちらも参考にしてみてください。

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面接1回の小さい会社でも大丈夫!転職で新しいキャリアをスタートさせよう

小さい会社が面接回数を1回にしている場合、多くは合理的な理由があります。よって、必ずしも「面接1回=ブラック企業」というわけではありません。

たとえば、面接回数が少ない分、スケジュール調整や交通費の負担を軽減できるうえ、選考から内定・入社までのスピードが早くなるというメリットがあります。

ただし、面接が少ないことで、企業の情報を知る機会や自分をアピールできる機会は限られてしまいます。事前準備を徹底し、面接時には条件や仕事内容についてしっかり認識を擦り合わせて不安を解消することが大切です。

今回ご紹介したブラック企業を見抜くためのチェックポイントを押さえれば、面接1回でも安心して働ける企業と出会える可能性が高まります。

  • 自分に合った企業を見極め、新しいキャリアをスタートさせましょう。

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著者情報

シュウジ
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兵庫県生まれ。都内の私立大学卒業後、パチンコにハマって単位を落とすも、一浪して大学を卒業。派遣社員として工場で働きながら、副業としてナイト系ドライバーやせどりを始める。
本業に嫌気がさし、転職を決意し資格取得に励む。奇跡的に大手人材会社に入社し、給料が倍になり人生が変わる。人材業界でさまざまな職業や経歴を持つ人々との交流を通じて知識を蓄え、2023年にブログ「仕事図鑑」を開設。