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INTPと診断されたけど、どんな強みがあるタイプ?
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INTPに向いてる仕事や職場環境が知りたい!
本記事では「16Personalities test」の特性論に則って、INTP(論理学者)の性格の特徴や強み・弱み、向いてる職業・避けたほうが良い職業を具体的に解説します。
INTPの性格を理解し、自分らしく働ける適職や職場を探してみましょう。
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強みを最大限にアピールできる自己PR例文も紹介するので、就職・転職活動にぜひ役立ててください!
\他のタイプもまとめてチェック!/
INTP(論理学者)の基本的な性格と特徴

INTP(論理学者)は「内向型(I)」「直観型(N)」「論理型(T)」「知覚型(P)」の4つの特性を併せ持つ性格タイプです。
知的好奇心が旺盛で、複雑な物事も丁寧に分析して論理的に考えられるので、日本語では「論理学者」と呼ばれています。
ここでは、INTPが持つ基本的な性格と特徴を解説します。
INTPは論理的思考や分析が得意な研究者肌
INTPはさまざまな物事に疑問を持ち、特に自分が好きなこと・興味があることを徹底的に追求するタイプです。知的好奇心が非常に強い性格と言えます。
頭の中では常に何かしらを考えており、朝起きてから眠るまでの間、INTPの思考が止まる時間はほとんどありません。論理的思考力が高く、分析しながら自分なりに答えを導き出そうとするので、仕事でも効率性を考えて作業できるタイプです。
理論立てながら独自のアイデアを出すのも得意なため、斬新な提案をして周囲を驚かせることもあります。
納得いくまで突き詰めて考えたうえで結論を出すINTPは、自分の考えに自信を持っている人が多いです。その一方で、自信があるからこそ、自分と異なる意見や考え方を持つ他者に対して、批判的な態度をとってしまう傾向も強いです。
なお、日本の全人口のうちINTPが占める割合は7.19%と言われており、国内で3番目に多い性格タイプと言われています。
INTP-A(自己主張型)とINTP-T(慎重型)の違い
「16Personalities test」の診断結果は16タイプに加えて、自己主張型(Aタイプ)と慎重型(Tタイプ)があります。
INTP-Aは神経性が低く、細かいことに動じたり小さな失敗に慌てたりしない傾向が強いタイプです。
プレッシャーに強く周囲の評価に左右されにくいINTP-Aは、厳しい状況下でも自分の意思を貫き通せます。自分の行動や考えに強い自信を持っていて、それを原動力に積極的に行動できるので、頼りになるリーダーとして周囲から慕われやすいです。
対して、INTP-Tは、物事の細部にまで注意を払えるタイプで、他者のサポートにも向いています。
他者の感情に敏感で共感力も高いので、職場の人間関係を円滑にできる場合も多いでしょう。一度やり始めたら最後までやり遂げる真面目な性格でもあるため、上司から信頼されて重要な仕事を任されるケースも少なくありません。
適職を探す際は、このようなタイプごとの特徴も考慮してみると良いでしょう。
仕事におけるINTPの強み

仕事におけるINTPの強みは、以下の4つです。
- 知的好奇心が強く自己研鑽力が高い
- 論理的な思考が得意で問題解決力がある
- 想像力があり変化に柔軟に対応できる
- 数字に強くデータに基づいた判断が得意
知的好奇心や想像力が強く、論理的に物事に向き合えるのがINTPの強みです。
INTPの強みを一つずつ解説していきます。
INTPの強み1:知的好奇心が強く自己研鑽力が高い
知的好奇心が強く、新しいことや自分が興味を持った分野に対してとことん突き詰められるのが、INTPの強みです。
特に興味のある物事に対しては人並外れた集中力と探求力を発揮します。自分の知的好奇心に従ってどんどん知識や経験を吸収しようとするため、周囲も驚くほどのスピードで急成長を遂げるケースも多いです。
また、学んだことはすぐに仕事に活かしたいと考えるタイプなので、INTPは意識せずとも自発的に自己研鑽を重ねられます。
高度な専門知識やスキルが必要なプロフェッショナルな職種を選ぶと、INTPが持つこの強みを活かしやすいです。
INTPの強み2:論理的な思考が得意で問題解決力がある
INTPは物事を論理的に考えるのが得意で、複雑な問題を解決する力に優れています。
課題を本質から捉えてデータや事実をもとに分析する能力に長けているので、トラブルに直面しても原因をすばやく特定して根本から問題解決できるでしょう。
そのため、仕事においてINTPは「困ったときの相談役」のような存在になりやすいです。表面化していない課題を自ら見つける力にも秀でているので、戦略を考えたり業務改善を図ったりするポジションを任される場合もよくあります。
大きな問題はもちろん、日常の小さな課題にも積極的に取り組み、強みを有効活用していきましょう。
INTPの強み3:想像力があり変化に柔軟に対応できる
INTPは「あらゆる視点から考察して物事を解決したい」という意欲が強く、非常に豊かな想像力を持っています。新しいアイデアを生み出す発想力も有しているので、問題が発生した際には既存の考え方にこだわらず、革新的な方法を編み出して解決に導けるでしょう。
また、論理的でどのような状況でも自分の方向性を見失わないため、変化への適応力も高く、ガラッと環境が変わっても自ら新しい提案をして柔軟に対応できます。
特に変化の激しいIT業界や事業拡大中の会社で働くと、INTPは強みを発揮して高く評価される可能性が高いです。
INTPの強み4:数字に強くデータに基づいた判断が得意
INTPは計数能力が高く、数字やデータを扱うのが得意です。計数能力とは簡単に言うと、「これまでの数字の傾向から関連性を推測し、将来どういった状況になるのか」を推測する力を指します。
この強みにより、INTPは単に数字に強いだけでなく、データに基づいた説得力のある判断能力にも長けているのです。
数字に対する深い理解とデータ分析力は、現在の状況を把握して今後の方針を打ち出す際に欠かせません。社内での議論や顧客との商談など、仕事におけるさまざまなシーンで役立ちます。
また、管理職が行う組織運営と数字は切っても切り離せないため、この強みは管理職にキャリアアップした際にも発揮されるはずです。
仕事におけるINTPの弱点

仕事におけるINTPの弱点は、以下の4つです。
- 注意散漫になりがち
- 神経質で批判的な傾向がある
- 共感が苦手で考えが偏ってしまいがち
- ルーチンワークが苦手
集中力や論理的思考力が高いという長所の裏返しで、INTPにはいくつか働くうえで足かせになりやすい弱点があります。
自らの弱点を知り、どうすればうまく対処できるかを考えてみましょう。
INTPの弱点1:注意散漫になりがち
INTPは高い集中力を持っていますが、一つの仕事に集中しすぎるあまり、その他のことに関して注意力が散漫になりやすいです。
特に、興味・関心が強い作業に深く没頭すると、それ以外の事柄に気が回りにくくなり、細かいミスが増えたり、大事な情報を見落としたりする可能性があります。
仕事をスムーズに進めるには、目の前の作業だけでなく全体を見る必要があるほか、時にはいくつかの作業を並行して進めなくてはいけません。
一つのタスクに熱中しすぎていないかと定期的に自分を客観視して、意識して全体を見渡す工夫をする必要があります。
INTPの弱点2:神経質で批判的な傾向がある
INTPは、納得いくまで徹底的にやり抜くタイプです。仕事でも自分が気になった部分に関してとことんこだわるため、周囲からは神経質だと思われる傾向にあります。
また、INTPの厳しさは、自分だけでなく他者にも向けられるのが特徴です。INTPからすれば、より良い成果や相手の成長を目指して指導したつもりでも、指摘が細かすぎて相手には批判や否定と捉えられてしまうケースがあります。
仕事において成果を求めるのは当然であるものの、周囲と協力しながら仕事をするためには、柔軟性を持って他者の長所にも目を向けることが大切です。
INTPの弱点3:共感が苦手で考えが偏ってしまいがち
INTPは優れた思考力を持っていますが、論理的思考で導き出した自分の考えを重視し、他者の感情的な考えに寄り添うのは苦手です。
たとえ満場一致で決まった内容でも、自分が納得できなければ周りの意見を聞かなかったり、自分の考えを優先した行動をとったりする場合もあります。
仕事において論理的思考が役立つ場面は多いものの、何事も論理的に考えて進めればうまくいくというわけではありません。
自分の思考に偏った考え方ばかり主張すると、職場の雰囲気が悪くなり、成果を出しにくくなってしまうケースもあります。相手の立場や考えも思いやるように意識しましょう。
INTPの弱点4:ルーチンワークが苦手
INTPは、ルールがしっかり決まっていたり、同じ手順を何度も繰り返したりするようなルーチンワークが苦手です。強みである独自の思考や課題解決能力を発揮しづらいため、すぐにルーチン作業に飽きて集中できなくなってしまいます。
INTPがルーチンワークの多い仕事に就くと、モチベーションを上げられずに早期退職につながるケースも珍しくありません。
自分の強みを発揮できるように、なるべくルーチンワークの少ない仕事を選ぶのがおすすめです。しかし、どうしても避けられない場面では、仕事へのモチベーションが下がらないように、可能な限り効率を上げて早く作業を終わらせるようにすると良いでしょう。
INTPの自己PR例文をご紹介

ここでは、INTPの「分析力」「変化に対する適応能力」という2つの強みをアピールする自己PR例文を紹介します。
INTPが持つこのような強みは、正しく伝えれば就職・転職活動において大きなアピールポイントになります。
アピールポイントの印象を強めるため具体的なエピソードを盛り込み、魅力的な自己PR文に仕上げましょう。
例文1:分析力の高さをアピール
INTPが持つ分析力や論理的思考力をアピールする際は、これらの強みによって問題解決したエピソードの内容を具体的にすることをおすすめします。
参考
【例文】
論理的思考を持ち、状況に応じて冷静に分析できるのが私の強みです。
現職の広告代理店では、広告出稿の結果をさまざまな角度からデータ分析し、広告効果の改善に注力しています。
あるとき、Webサイトへの流入はあるものの、コンバージョン率が伸び悩んでいるというお客様を担当することになりました。
そこで私は、過去3年分の広告データを分析し、潜在的な課題は〇〇であるという仮説を立てたのです。
仮説をもとに内容を変更して広告を掲載し直したところ、コンバージョン率が〇%改善し、お客様の売上も増加しました。
分析力を駆使してデータや事実に基づいた問題解決策を導き出せるところや、想定されるミスなどを未然に防げるよう対応できるところが私の長所です。
貴社においても、課題に対して徹底した分析を行い、解決に貢献したいと考えています。
例文2:変化に対する適応能力の高さをアピール
INTPの自己PRでは、急な変化にも迅速かつ効果的に対応できる適応能力の高さをアピールするのもおすすめです。
参考
【例文】
私は、新しい状況や環境に遭遇した際でも、自分なりに考えて行動できる適応能力があります。
前職ではITエンジニアとして勤めていたのですが、参加していたプロジェクトのリリースが近づいた段階でクライアントから急な仕様変更の依頼がありました。
リリースが延期になったので、私はすぐにスケジュールやタスク、人員の配置を見直しました。
結果、これらの対応により予定していた時期より1週間前倒しで商品をリリースでき、クライアントからもお褒めの言葉をいただきました。
このように、新しい変化にもすぐに適応し、好奇心を持って前向きに行動できるのが私の強みです。
貴社でも、武器である柔軟性と適応力を活かし、どのような状況においても常に自分にできることを考えて事業展開に役立ちたいと考えています。
INTPの世間のイメージと周囲に与える印象

INTPは世間から「論理的思考や分析を好む学者気質」といったイメージをよく持たれます。
しかし仕事では、置かれる立場によって、INTPの印象が変わる場合も少なくありません。
ここでは、「チーム内」「リーダー」という2つのポジションから、INTPが周囲にどのような印象を与えるのかを解説します。
チーム内のINTPは問題解決能力が高いと評価されている
INTPは論理的かつ知的で、既存のやり方にとらわれない柔軟なアイデアで難問を解決へと導きます。
そのため、職場では「問題解決能力が高い人」と見られることが多く、チームにいるだけで周囲に安心感を与えるでしょう。
ただし、INTPは他人の感情や考えに寄り添うのが苦手なので、時には「無情な人」「独断専行な人」という印象を与える場合もあります。
チーム内で良好な人間関係を築くには、チーム全体を見ながら相手の気持ちを考えたコミュニケーションをとるのがカギです。
リーダーとしてのINTPはチームに挑戦する勇気を与えてくれる先駆者
INTPには、新しい方法や問題解決手段を自分で考えて、積極的に進めていく対応力・行動力があります。
リーダーになった場合も、自らの行動で部下に挑戦する勇気を与えるので、INTPのリーダーは常に一歩前を行く「先駆者のような人」という印象を持たれやすいです。
しかし、INTPは部下に共感したり、自分の考えを示したりといった行動をあまりとらないことから、コミュニケーション不足により部下から「独りよがりな人」だと思われる可能性があります。
そのため、こまめに自分のビジョンを共有して部下の意見にも耳を傾けることが大切です。
INTPと相性が良い相手の特徴

INTPと相性が良い相手は、以下のタイプです。
- ENTP(討論者)
- ENTJ(指揮官)
INTPは、自分と似た論理的思考を持つタイプの人と相性が良い傾向があります。似たタイプの人と一緒に働くと、自分の考えを理解してもらいやすく、より強みを発揮できるでしょう。
ここでは、INTPと相性の良い上司・同僚の特徴を解説します。
上司:意見に偏見がなく長所を伸ばしてくれる「ENTP」
ENTP(討論者)は知的好奇心が強く、異なる意見を持つ人とも対話を通じて自分の考えを深められるタイプです。
相手の意見を積極的に尊重しようとするので、コミュニケーションに苦手意識があるINTPも話しやすく、ENTPの上司に安心して相談や報告ができるでしょう。
また、ENTPとINTPには「物事を論理的に捉える」という共通点があります。INTPは他者の意見に共感したり寄り添ったりするのがあまり得意ではありませんが、論理的なENTPが相手であれば、素直に仕事の進め方や考え方に共感しやすいです。
ENTPは他者との議論をヒントに新しいアイデアをひらめくのが得意なので、INTPが考えたアイデアをもとにENTPが内容をブラッシュアップして、より良い企画が生まれるケースも少なくありません。
ENTPはINTPの長所を認めながらさらに高めてくれる上司になりやすく、2人の強みを合わせれば大きな成果も上げられるはずです。
同僚:議論し合えて刺激を与えてくれる「ENTJ」
ENTJ(指揮官)は、INTPと同様に論理的思考力に優れたタイプです。しかしINTPが一点に対して深い分析を得意とする一方で、ENTJは全体を見ながら論理的に考え、より戦略的なアプローチをすることを得意としています。
ENTJとINTPは、似たような性格的特徴を持ちながらも得意分野が微妙に異なるため、お互いを理解しながら自然と助け合う良きビジネスパートナーになれるでしょう。
どちらも知的好奇心が旺盛で、未知の分野を追及したり新しい挑戦をしたりすることを好むので、ENTJの同僚がいるとINTPは良い刺激やモチベーションをもらえます。
また、内向的で自分の意見を他者に共有するのが得意ではないINTPとは対照的に、ENTJはコミュニケーション力が高く、相手の感情や意図を察知するのが得意です。
言葉足らずや説明不足な傾向があるINTPにもENTJは理解を示してくれるので、2人でなら積極的に議論し合って新しいアイデアも生まれやすくなります。
INTPと相性が悪い相手の特徴

INTPと相性が悪い相手は、以下のタイプです。
- ESFJ(領事)
- ESTP(起業家)
INTPは独立性や論理的な考え方を重視しているため、真逆の特徴・考え方を持つタイプの人とは合わない傾向が強いです。
INTPと相性が悪い上司・同僚の特徴を詳しく解説するので、適切な接し方を考えていきましょう。
上司:周囲との調和を好み世話を焼きたがる「ESFJ」
INTPは論理的・分析的な思考を好み、独立性を重んじる傾向があります。一方、ESFJ(領事)は社交的かつ面倒見の良い性格で、他者との調和を重視するタイプです。
ESFJとINTPは、基本的な性格やコミュニケーションスタイルが大きく異なるので、仕事の進め方でも意見がぶつかりやすく相性はあまり良くありません。
主体的に行動したいINTPからすると、他者をサポートしたがるESFJの上司は「おせっかい」「干渉しすぎ」に思えて、一緒にいるとストレスを感じます。INTPはESFJの上司の感情的な反応を過剰だと感じやすく、束縛が強くてやりづらいと思ってしまう可能性が高いのです。
また、せっかくサポートしてもあまり喜ばれないため、ESFJにとってもINTPはやりづらい相手と言えるでしょう。
ESFJの上司とINTPの部下は、無理に相互理解を深めようとするのではなく、お互いの違いを認めてビジネスライクな関係を維持したほうがうまくいくケースが多いでしょう。
同僚:考えるより前に行動する「ESTP」
ESTP(起業家)は基本的に、INTPと同じ論理的思考の持ち主です。知的好奇心やチャレンジ精神の高さも共通しており、一見相性が良いように思うかもしれません。
しかし、INTPに比べるとESTPは直感的かつ感覚的で、実践に基づいた問題解決方法を重視するため、時にはリスクも承知でとりあえず行動しようとします。
判断に迷った際、INTPは「結論が出るまで考えるタイプ」なのに対し、ESTPは「考えてわからないなら先に行動してみるタイプ」なので、途中から物事へのアプローチの違いで意見の対立が起きる可能性が高いです。
深い分析が得意で常に合理的でいたいINTPからすると、ESTPの同僚は「感情を優先しすぎ」「考えなし」のように見えてしまい、すれ違いを生むことがあるのです。
ESTPの同僚と信頼関係を築くには、一緒に過ごす時間を通じて論理的な対話を重ねながら、お互いの考え方や行動原理をより理解するようにしましょう。お互いにストレスを感じにくくなり、働きやすさが向上するかもしれません。
INTPがマッチする職場環境

INTPは論理的思考力や分析力が求められる環境を選ぶと、強みを活かして活躍できます。
INTPにマッチする職場環境の特徴は以下の通りです。
- 裁量が大きくアイデアを積極的に出せる職場
- 論理的な議論ができる職場
- 研究開発に集中できる職場
自分に合う職場環境を理解して、ぜひ職場探しに活かしてください。
1:裁量が大きくアイデアを積極的に出せる職場
既存のルールに縛られずに新しいアイデアを生み出すのが得意なINTPは、思いついたアイデアを実現させやすい、個人の裁量が大きい職場で働くのがおすすめです。
与えられる裁量権が大きいと、INTPが持つ主体性や独立性を活かしやすく、自分のスタイルを守りながら働けます。
たとえば、規模が小さいベンチャー企業の職場や事業拡大フェーズにある職場は、新たなアイデアが尊重されやすい傾向にあり、自分の意見が通りやすいです。そのような職場なら、INTPは居心地の良さを感じやすいでしょう。
2:論理的な議論ができる職場
INTPは論理的な思考をもとに出される意見や議論を好むため、論理的議論が活発な職場が合います。
意見の根拠や合理性が大切にされる傾向にある職場なら、INTPが持つ論理的思考力を最大限に活かせるでしょう。
反対に、感情的に物事を進める上司が多かったり、議論と言いつつも特定の人物が一方的に意見を言ったりするような職場環境だと、INTPは強いストレスを感じます。
就職活動で面接を受ける際は、面接官の言動から論理的な議論ができそうな職場か推察してみるのもおすすめです。
3:研究開発に集中できる職場
研究者気質のINTPは、突き詰めて考えてから答えを出します。そのため、新しいアイデアや革新的な提案が求められる、研究開発を重視している職場で能力を発揮しやすいです。
ただし、研究開発には莫大なコストがかかるため、中にはコスト削減のために研究開発の分野を縮小させようと考える会社もあります。
このような会社を選んでしまうと、思うように研究開発ができずINTPの強みを活かしにくいので、新商品の開発に熱心で研究開発費用をしっかり確保している職場を選ぶようにしましょう。
INTPに向いてる仕事とその特徴

INTPは、知的好奇心が強く、理論的思考力が高く分析が得意です。また、柔軟な発想力も強みなので、こういった長所を活かせる仕事に就くのがおすすめです。
以下のような特徴の仕事を選ぶと、能力を活かしやすいでしょう。
- 論理的思考や分析力を活かして問題解決をする仕事
- 専門的な知識やスキルが必要な仕事
- 想像力を活かせる仕事
上記の特徴を踏まえて、INTPに向いてる適職例をご紹介します。
- データサイエンティスト
- 経営コンサルタント
- アナリスト
- 経営企画
- 経理
- 建築士
- システムエンジニア
- 研究職
- プログラマー
- デザイナー
データサイエンティスト、経営コンサルタント、アナリスト、経営企画といった職業は、問題解決する際に論理的思考力やデータを使った分析力を求められるので、INTPの強みを発揮しやすいです。
また、知的好奇心と自己研鑽力が高いINTPは、専門的な知識・スキルを要する経理、建築士、システムエンジニア、研究職などの仕事にも向いています。
想像力豊かで新しいアイデアを生むのが得意なため、プログラマー、デザイナーのような、自身の発想を活かして活躍できる仕事も適職でしょう。
INTPが避けたほうが良い仕事とその特徴

INTPはルーチンワークにストレスを感じやすく、対人コミュニケーションが不得意なタイプです。
さらに、ルールやしきたりに厳しい環境も苦手なので、下記のような特徴の仕事は能力を発揮しづらい傾向にあります。
- ルーチンワークがメインの仕事
- 不特定多数の人と接する仕事
- 決まりやルールが厳しい仕事
上記の特徴から考えられる、INTPが避けたほうが良い仕事をいくつかご紹介します。
- 事務職
- 配送員
- 工場のライン作業員
- 営業職
- 接客業
- コールセンターのオペレーター
- 受付、窓口担当
- 教師
- 保育士
- 公務員
事務職や配送員、工場のライン作業員などは、INTPが苦手とするルーチンワークが多い仕事です。自由な発想を活かして働くのが得意なINTPはストレスを感じやすいので、避けたほうが良いでしょう。
また、人とのコミュニケーションが苦手な傾向にあるINTPは、営業職、販売職、コールセンター、受付、窓口担当、教師、保育士といった人と接する機会が多い仕事も合わない可能性が高いです。
そして、ルールを厳密に守らなくてはいけない公務員をはじめとする仕事も、自分で考えて柔軟に解決策を見つけることを好むINTPには不向きと言えます。
INTPのあるある10選
INTPの人によく見られる特徴や思わずとってしまう行動はいくつか存在します。「あるある」を把握すれば、さらに深い自己理解につながるでしょう。
仕事・人間関係・性質面における「INTPあるある」をまとめたので、自分に当てはまる気質や言動はないかチェックしてみてください。
- 気になったものはとことん調べないと気が済まない
- 論理的な意見でないと賛成できない
- 対人スキルが弱いという自覚がある
- 感情に流される人が理解できない
- 物事の全てを理解したいと思ってしまう
- 常に何か新しいことに挑戦したい
- 孤独は気にならない
- 周りから理屈っぽいと言われる
- 事前に相談してほしかったと言われる場合がよくある
- ルーチン作業や細かい仕事は苦手
ENTPの成功者一覧
INTPは持ち前の論理的思考や高い集中力を活かして、さまざまな分野で成功を収めています。中でも、理論物理学、経済学、哲学といった学問の分野で大きな成果を上げる人が多いです。
ISTPの成功者や著名人として、以下のような人物が挙げられます。
- ビル・ゲイツ(実業家)
- アルバート・アインシュタイン(理論物理学者)
- クリステン・スチュワート(女優)
- アヴィーチー(音楽プロデューサー)
- アイザック・ニュートン(哲学者)
- ルネ・デカルト(哲学者)
- ブレーズ・パスカル(哲学者)
- エリオット・ペイジ(舞台俳優)
- ネオ(「マトリックス」登場人物)
- ブルース・バナー(「アベンジャーズ」登場人物)
- ヴァリス卿(「ゲーム・オブ・スローンズ」登場人物)
INTPに関するよくある質問

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INTPは頭が良いと言われるのはなぜ?
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INTPが社会不適合者と呼ばれる原因は?
INTPには「頭が良い」というプラス寄りの評価と、「社会不適合者」というマイナス寄りの評価があります。
なぜこのように評価が分かれるのか、ここではINTPによくある質問と回答をご紹介します。
Q:INTPは頭が良いと言われるのはなぜですか?
INTPは理論的な思考をするタイプで、さらに高い推論能力も有しています。未知の事柄に対しても筋道を立てて考え、論理に基づいて本質を明らかにできるので、よく「頭が良すぎる」と言われます。
また、INTPは頭の回転が速いため、周囲の人よりも早く課題の本質に気づけたり、問題の答えにたどり着いたりするケースが少なくありません。
質問されたら考える間を置かずにすぐに答えを話し始めることが多いのも、INTPが「頭が良い」と言われる理由です。
Q:INTPが社会不適合者と言われるのはなぜですか?
常に論理的であろうとするINTPには、合理性を重視するあまり独断で行動してしまう一面があります。
また、INTPは社交性が低めで、周りの人に合わせて行動したり自分の気持ちを伝えたりするのが得意ではありません。こういった理由から、協調性がないと判断されて「社会不適合者」と言われてしまうケースがあるのです。
しかし、独自の価値観や能力を持つINTPは、自分に合う環境に身を置くことができれば貴重な存在として重宝されます。適合できる場所は必ずあるので、根気強く自分に合う職場環境を探すのが大切です。
INTP(論理学者)の適職と適性を知り転職に活かそう

INTPは知的好奇心や想像力が強く、論理的な思考で問題を解決するのが得意です。
思考力や分析力が必要な仕事、専門性が重視される仕事、想像力を活かせる仕事などを選べば、強みを発揮して活躍できる可能性が高いです。
INTPに向いてる職業の例は以下の通りです。
- データサイエンティスト
- 経営コンサルタント
- アナリスト
- 経営企画
- 経理
- 建築士
- システムエンジニア
- 研究職
- プログラマー
- デザイナー
一方で、INTPはルーチンワークや対人コミュニケーションが苦手という弱点もあるため、そのような苦手分野を多く求められる仕事は避けたほうが無難です。
今回ご紹介した適職や避けたほうが良い仕事は一例に過ぎないので、本記事を参考にさらに自己理解を深め、INTPの自分にぴったりの職業を見つけてください。
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