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仕事が頭から離れず、休日を楽しめない
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仕事がないと休日が暇すぎてつらい
休日は、思いきり楽しんでリフレッシュしたり、しっかり休んで疲れをとったりするためには欠かせません。
しかし、仕事でストレスを溜めていたり、業務を抱え込みすぎていたりすると、常に仕事のことを考えてしまい、休日を楽しめなくなってしまいます。
本記事では、休日を楽しめない原因、休日を楽しめず仕事が頭から離れないときの対処法、仕事で溜まっているときのストレスを解消するコツなどを解説します。
休日にモヤモヤを残さず仕事を楽しめるようにする方法についてもご紹介するので、現状を変えたい社会人の方はぜひご覧ください。
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休日が楽しくないと思っている人は必見です!
仕事のせいで休日を楽しめない原因
社会人が休日を楽しめない主な原因は以下の3つです。
- 仕事が頭から離れないから
- 仕事で心身を消耗しすぎているから
- 仕事以外にやることがないから
真面目すぎる人やストイックに仕事に打ち込んでいる人ほど、オンとオフの境界線が曖昧になってしまい、休日を楽しめていない傾向にあります。
各原因をそれぞれ解説していくので、最近休日を楽しめていないという人は、自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。
仕事が頭から離れないから
休日を楽しめない人は、休み中も家や外出先で仕事のことを考えてしまい、オンオフの切り替えができていないケースが良く見られます。
休日も仕事が頭から離れない人は、メリハリをつけるのが苦手な傾向が強いですが、他にも以下が原因となっている可能性が高いです。
- 完璧主義すぎる
- 責任感が強すぎる
- 自分のミスを指摘されることを極端に恐れている
- 業務量が適正にコントロールされていない
完璧主義な人は、細部まで完璧さを追求するあまり、休日でも「どうやって仕事を進めると効率的か」を考え続けてしまったり、業務の進捗を少しでも進めるために休日も自宅で作業をしてしまったりと、仕事が頭に残り続けます。
さらに、完璧主義な人は責任感も強いので、休日に休んでいるだけで悪いことをしているような気持ちになったり、安易に他人の仕事を何でも引き受けてしまったりして、プライベートな時間に仕事を持ち込んでしまうケースも多いです。
また、完璧主義がゆえに小さな失敗をいつまでも引きずってしまったり、休み明けの仕事が不安であれこれ考えすぎてしまい、休日でもなかなかオフモードになれません。
くわえて、自分のミスを指摘されることを極端に恐れ、「今週提出した資料で何か批判されたりしないだろうか」「週明けのプレゼンで失敗してしまわないだろうか」など、休み中でも常にビクビクしてしまう傾向にあります。
最近ではリモートワークが普及しつつあり、自宅でパソコン・スマートフォンからメールチェックや資料作成、作業確認が簡単にできる環境の会社も増えました。
場所を問わず働けるのはメリットもある反面、その気になれば休日でも自宅で仕事ができるため、オンオフの切り替えをより難しくさせています。
そのため、業務量が多ければ「残りは休日中に自宅で片づけよう」という選択肢をとりやすく、結果として休日に休めていない人が出てきてしまうのです。
仕事で心身を消耗しすぎているから
仕事で心身を消耗しすぎていると、たとえやりたいことがあっても休日を楽しめない原因になります。
休日を楽しむためには、心身にある程度の余裕が必要です。
一切余裕がないほどに疲れ切っていると、休日中にひたすら寝る、やる気が起きずぼんやりしてしまうなど、何もせずに休日が終わってしまう可能性が高まります。
仕事によって心身が消耗してしまう主な原因は以下です。
- 業務量が多すぎる
- 期待された通りの成果が出せておらず焦っている
- 失敗を恐れすぎて精神的に弱っている
- 職場の人間関係に悩まされている
- 職場が悩みを相談しにくい環境で居心地が悪い
頼まれると何でも引き受けてしまう人や、自らにプレッシャーをかけて成果を出そうとする人は、こなすべきタスクの多さから休日まで仕事のことを考えてしまいます。
もちろん、単純に職場から課せられているタスクの量が多く、どんなに頑張っても終わらないというケースもあります。
また、求められた成果が出せていない場合、「ノルマをクリアするにはどうすればいいか」「またミスをして怒られたらどうしよう」といったように、仕事に対して強迫観念が生まれやすいです。
人間関係や職場環境に問題がある場合は、職場であった嫌なことが脳内でフラッシュバックしてしまったり、「どうすればこの状況が改善できるのか」と休日に悩んでしまったりすると、まったくリラックスができません。
このような原因により、ストレスが溜まってしまうと、疲れやすい、眠れない、イライラするといった体の不調にもつながります。
その結果、休日を楽しむどころではなくなってしまう可能性が出てくるのです。
参考:BESLI CLINIC「【休日無気力症候群】休日の朝起きれない、動けない」(参照 2024-12-07)
仕事以外にやることがないから
「これといった趣味がなく、仕事だけが生きがい」という人もいます。もちろん、何を生きがいにするかは個人の自由なので、仕事に重きを置くのは悪いことではありません。
しかし、やりがいを仕事のみに絞ってしまうと、休日はやることがなく、時間を持て余すようになります。休日の度に予定がないとなると、「暇すぎてつらい」と感じるようになり、暇を潰すために仕事についてさらに考える時間が増えていきます。
また、仮に仕事がうまくいかなかったときに逃げ道になる息抜き方法がないと、心身を病んでしまう原因にもなるでしょう。
そして、「今の職場しか自分が勤められるところはない」という考えを持つのも、休日を楽しめない原因になるので注意が必要です。
自分を追い込むような過度なプレッシャーとなる考え方をすると、無理をしてでも何とかして成果を出すことに執着してしまったり、職場環境や業務量に問題があっても我慢したりするようになります。
大きなストレスがあっても自分を労われなくなってしまうため、心身ともに消耗しやすく、休日に羽を伸ばす余力さえなくなるかもしれません。
休日を楽しめない現状から抜け出すには、仕事以外の物事に積極的に興味を示す、今の職場以外の選択肢もあると余裕がある考え方をするなど、広い視野を持つ必要があります。
休日を楽しめず仕事が頭から離れないときの対処法
休日を楽しめず仕事が頭から離れないときに試してほしい、6つの対処法を紹介します。
- 業務量をコントロールする
- 業務を一人で抱え込んでボールを持ちすぎないようにする
- 仕事で抱えている不安や悩みを言語化する
- 良い意味で仕事に対して適当さを持つ
- 仕事以外にやることを作る
- 今の仕事を辞めて転職する
働き方や仕事の進め方を見直したり、悩みへの向き合い方を変えたりすると、気持ちにメリハリがつき休日を楽しめるようになりやすいです。
それぞれの対処法を詳しく解説していきます。
1.業務量をコントロールする
仕事量の多さが原因で休日を楽しめない、休日でも持ち帰りの仕事をしているという人は、業務量を把握し、コントロールできるようにしましょう。
自分のキャパシティー以上の仕事を抱えている場合は、まず「やるべきこと」を一覧にして、優先順位をつけてみてください。
「今すぐやるべき仕事」「後回しでも良い仕事」を明確にすれば、仕事の効率が上がってプライベートの時間を確保しやすくなる上、不安が和らいで休日を楽しめるようになる可能性が高まります。
また、自分が抱えているタスクを整理すると、「自分がやる必要がない仕事」が出てくることもあります。その場合は、他の人に仕事を依頼するのも大切です。
それでも残業や休日出勤、持ち帰り作業が発生するなら、業務量を調整しなくてはいけません。仕事量について上司に相談し、負担が軽くなるように調整をお願いしましょう。
なお、相談する際は、仕事量や労働時間の記録を証拠として明示すると説得力が増し、サポートしてもらえる可能性が上がります。
2.業務を一人で抱え込んでボールを持ちすぎないようにする
大量の業務や責任を伴う問題を一人で抱えすぎると、後回しにせざるを得ない仕事も出てきてしまいます。
しかし、仕事は後回しにすればするほど、着手時に思い出す手間も発生し余分な負担が増えるので、自分だけで抱え込まずに、早めに周りに相談するのがおすすめです。
わからないことがあったときや業務量が多すぎて自分だけでは対処できないときは、上司や同僚にボールをパスしてください。
ボールを回せば、その業務の責任の所在が分散されて部署としてリスクヘッジになるほか、上司や同僚から積極的にサポートしてもらえる可能性が高いです。
「こんな内容を相談したら恥をかくかも」といったプライドを持ってしまったり、「みんな忙しそうだから迷惑かも」と気遣いをしすぎてしまったりすると、解決できないボールをいつまでも持ったままになってしまい、休日の時間を圧迫してしまいます。
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相談しないことで状況が悪化してしまうケースもあるので、自分だけで責任を抱え込まないようにしましょう!
3.仕事で抱えている不安や悩みを言語化する
仕事が頭から離れず休日を楽しめないときは「何がそんなに不安なのか」「仕事のどんなところに悩んでいるのか」を紙に書き出し、具体的に言語化してみるのも効果的な対処法です。
心の中のモヤモヤを言語化して気持ちが整理されると、自分を客観視できるようになり、新たな気付きを得られる場合が多いです。
書き出した不安や悩みを後から冷静に読み返してみると「こうすれば解決できる」と解決策が見つかるかもしれません。
「意外とたいしたことがなかった」と気づいて前向きな気持ちを取り戻せるケースもあれば、「思っていたよりも事態が深刻なので上司に相談しよう」と改善行動を起こすきっかけにもなります。
不安や悩みは、正体が漠然としているほど心をむしばみやすいので、言語化して具体的に内容を把握するのが大切です。
4.良い意味で仕事に対して適当さを持つ
休日も仕事について考えてしまう人は、完璧主義の傾向があり「もっと努力するべき」「自分がやらないと」といったように自ら責任を負ってしまいがちです。
個人のキャパシティーには限界があるため、過剰な「べき論」は自分を精神的・肉体的に追い込むことになりかねません。
また、仕事に関する不安や悩みに対して「どうしよう」と長々と考えても堂々巡りになるだけなので、捉え方を変えて「考えても仕方がない」と割り切るのも有効です。一人で休み中に考えても現状や課題は解決しない可能性が高く、たいていの心配事は実際には起こらず杞憂(きゆう)で終わるものです。
つまり、仕事に対して良い意味で「適当さ」を持ちましょう。良い意味での適当さを身につけるには、手を抜くところと気を引き締めるところのバランス感を養う必要があります。
全ての仕事に全力投球するのではなく、常に優先順位をつけて作業すると、次第に緩急のバランスが理解できるはずです。
起きてもいない失敗を不安視して悩んでもキリがないので、自分にできるリスクヘッジをした後は「これ以上は考えない」「失敗するときもある」と気持ちを切り替えることをおすすめします。
たとえ不安や悩みが現実になり失敗したとしても、失敗から多くのことを学べば成長に繋がります。
そして、仕事はチームで行うものであり、自分一人がしんどい思いをする必要はないため、手一杯なときや問題を抱えたときは周囲の人を頼ってください。
5.仕事以外にやることを作る
目の前に仕事以外のやることがあれば、必然的に仕事について考える時間が減ります。
休日は積極的に予定を立て、仕事以外に使う時間を無理やりでも作りましょう。仕事以外に目を向けると、気分転換やリフレッシュになる上に、視野も広がります。
休日を楽しめない人は「趣味がない」「やりたいことがない」という人も少なくありませんが、その場合は新たな趣味を見つけるためにさまざまな事柄にチャレンジしてみてください。
やってみた結果、自分の趣味にならなかったとしても、今まで知らなかった世界を知ることができ、それが仕事に活かせるケースもあります。
特に何も思いつかないなら、友人や恋人、家族との時間を大切にする、身体を動かす、ショッピングやアウトドアといった外出を楽しむなども、おすすめの休日の過ごし方です。
6.今の仕事を辞めて転職する
ここまでご紹介した方法を実践してみて、休日を楽しめない原因を解消できない場合は、現職を辞める検討もしてみてください。
原因が会社に依存するものだったり、問題が根深い可能性が高く、転職によりがらっと環境を変えてしまうのも手です。
また、転職には年収アップやキャリアアップといった、副次的なメリットを得られるケースもあります。金銭的に余裕が生まれたり、将来への不安がなくなったりすれば、より休日を楽しみやすくなるでしょう。
休日も頭から仕事が離れないのは、自分に適性がない職業や合わない職場を選んでいて必要以上に苦労してしまっているのも可能性として挙げられます。
自分に合った職業・職場に転職したら、苦労が減り不安や悩みが消えてメリハリをつけられるようになったというケースは多いです。
さらに、転職活動を通してさまざまな会社や人と出会うことで、「現職での価値観や業務の進め方が同業他社と比べてどうなのか」「自分と同性・同年齢・同職種の人たちがどのような考えをもって働いているか」といった点を知ることができます。
その結果、今まで培ってきたスキルを全く違う業界・職種で活かしたり、新しいスキルを身につけたりといった行動につながることもあります。
転職とは、ただ仕事を変えるだけでなく、自分の人生設計について再考できるチャンスでもあるので、「今の仕事やプライベートがつまらない」と感じている人は、ぜひ転職活動も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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どうしても現職ではストレスや不安を抱えてしまうのであれば、なるべく早く行動に移しましょう!
仕事で溜まったストレスをうまく解消する方法
ストレスの蓄積はやがて大きな疲労感に変わり、休日を楽しむ気力を奪っていきます。
休日を満喫するには、日ごろからこまめに仕事のストレスを発散させるのも重要です。
仕事で溜まったストレスは、以下の方法でうまく解消しましょう。
- 自分の気持ちを発信する場を作る
- モーニングノートを書く習慣を身につける
- 専門家のカウンセリングを受ける
手軽かつ短時間でできるストレス解消法もあるので、ぜひ挑戦しやすいものから実践してみてください。
もちろん、運動をする、美味しいものを食べる、趣味を満喫するなど、自分なりのストレス解消方法がすでにあるなら、そちらも積極的に実行していってください。
自分の気持ちを発信する場を作る
悩みや不安は一人で溜め込まず、外部に発信しましょう。不快な感情を排出すると気持ちがスッキリするので、高いストレス解消効果が得られます。
気持ちを吐き出す手段はさまざまですが、スキマ時間にSNSアカウントを作って投稿したり、信頼できる家族や友人に愚痴をこぼしたり、相談したりするのがおすすめです。
脳内でモヤモヤしていることを言語化して吐き出し、ストレスを昇華させる環境を整えられれば、心が軽くなりポジティブな視点を持つきっかけになります。
また、余裕があればSNSやブログなどで自分の悩みやつらい体験などを発信すると、他人から共感してもらえたり、ネガティブなときに強まりやすい孤独感も和らいだりする場合もあります。
同じような悩みを抱える人たちにとっての解決策や支えになる上、発信力・情報伝達スキルが身につくのもメリットです。
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自分の気持ちが前向きになるだけでなく、仕事でも活かせるスキルが身についたり、誰かの役に立てたりするため、まさに一石二鳥のストレス解消法と言えるでしょう。
モーニングノートを書く習慣を身につける
モーニングノートとは、朝起きてすぐにノートに自分の心の声を書き出して、気持ちを整理するストレス解消法です。
モーニングノートには「この内容を書かなくてはいけない」「最低〇〇文字書かなくてはいけない」といったような、堅苦しい決まりは一切ありません。書き方や内容は自由なので「眠い」「だるい」など些細な感情はもちろん、「お腹がすいた」「書くことがない」などその瞬間の本音をそのまま書いてOKです。
ただし、朝一番の開放的な気持ちや発想を縮めてしまわないように、A4サイズのノートを使う、思考を深めるために手書きにするのが推奨されています。また、夜は一日の疲労も相まってネガティブな気持ちになりやすいため、この習慣は朝に取り入れてみてください。
モーニングノートを習慣にすると、毎朝ありのままの感情を吐き出すことで心のデトックスになります。自分と向き合えるので、ストレス解消や悩みの早期解決に繋がりやすいです。
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モーニングノートは、自分自身としっかり向き合えるという効果があります!
専門家のカウンセリングを受ける
仕事でストレスが溜まるのは、自分が「ストレスになりやすい物事の捉え方」をしていることが原因かもしれません。
考え方を変えるなら、専門家によるカウンセリングを受けてみるのも手です。
カウンセリングとは、専門的な知識やスキルを持つカウンセラーとの対話を通して、抱えている悩みを解決する方法を指しますが、カウンセラーは相談者にただアドバイスをするためにいるのではありません。
相談者の話を傾聴することによって、相談者が自分の考え方や気持ちを整理して気づきを得るためにサポートを行うのが、カウンセリングの本来の目的です。
自分の周りで起きた出来事や自分が置かれている状況についてどのように受け止めるかは、人それぞれです。物事に対してネガティブな認知をしやすい人ほど、ポジティブな考え方ができる人よりストレスが溜まっていきます。
そのため、自力でのストレス解消に限界を感じたら、ぜひ一度カウンセリングを受けて、自分の考え方や価値観を認知してみてください。
カウンセリングを受けると、自分の考え方の悪いクセがわかり、物事の捉え方が変わる可能性があります。これまで「しんどい」と思っていた仕事や「楽しめない」と思っていた休日に対する考え方が変容すれば、ストレスを軽減できる可能性も出てくるでしょう。
また、継続的なカウンセリングを通じて自分の本音を深掘りすれば、強みや弱み、価値観がより明確になり自己理解が深まります。その結果、仕事へのアプローチ方法を変えたり、転職をして自分に合う環境に身を置いたりすることができるようになるのです。
近年は、従業員のメンタル不調を防ぐために社内にカウンセラーを置いたり、カウンセリング費用を負担してくれたりする会社も多いので、一度自社の福利厚生を確認してみてください。
「仕事が忙しい」「カウンセリングしても現状は変わらない」と思い込んでしまっている人も多いです。しかし、カウンセリングを受けて自分の考え方を見つめ直すことで、心の負担が軽くなったり、考え方を変えて別の行動に移そうと思ったりする第一歩になる場合があります。
仕事を楽しめるようにする方法
仕事に一切楽しさを見出せないと、働くのが苦痛になってしまいます。
少しでも仕事を楽しめるようになると、悩みやストレスが減って気持ちにメリハリがつき、休日も充実させやすくなります。
自分に合った働き方を見直したり、転職活動で視野を広げたりして、楽しみながら働ける環境の実現を目指しましょう。
ここでは、仕事を楽しめるようにする方法を3つ紹介するので、「休日も仕事も楽しめない」「毎日がつまらない」と感じている方は参考にしてください。
自分に合った働き方や職業を見直してみる
仕事を楽しめないのは、無理して自分に合わない働き方や仕事を続けてしまっているからかもしれません。自分にとっての優先順位を明確にし、理想の働き方について考えてみましょう。
優先事項や理想が思いつかない場合は「やりたくないこと」から考えてみるのがおすすめです。
苦手と感じる業務や合わないと感じる環境を避けられればストレスが軽減し、仕事を楽しめる可能性が高まります。自分に適性がない仕事、価値観の異なる職場、ライフスタイルに合わない労働条件などをヒントにして、「やりたいこと」が見つかるケースも多いです。
そして、自分に合う働き方がある程度定まったら、理想を実現できるよう行動してみてください。
近年はテレワークやフレックスタイム制を導入する企業も増えているので、このような制度を活用してワークライフバランスを改善させるのも一つの手です。
主体性を持って仕事ができる環境を整える
仕事を楽しむためには、少なからず仕事に対する達成感ややりがいが必要です。
「自分の特技やスキルを活かして周りから評価される」「成果を出すことで臨時収入を得られる」「相手から直接感謝される」「自分の提案が受け入れられて多くの人に影響を与えられる」など、仕事に対する達成感ややりがいは人によってさまざまです。
一つでも良いので、仕事に対して主体的に取り組むための目的・目標を作ってみましょう。
上からの指示を待つのではなく、積極的に仕事に取り組もうとする目的・目標があれば、目の前の業務に没頭できるようになり、仕事を楽しめるかもしれません。
現時点で特に目的や目標が思い浮かばない場合は、積極的に新しいプロジェクトに参加してみたり、部署や業務を変更してもらったりして、新しい環境に飛び込んでみるのもおすすめです。
休日を楽しめない人は仕事のやり方や環境を見直してみよう
仕事に対して必要以上に責任感や不安感を抱いてしまったり、仕事で心身を消耗しすぎたりすると、仕事が頭から離れず休日を楽しめません。
せっかくの休日を楽しめないのはもったいないですし、このまま問題を放置してしまうと、疲労が蓄積していつか本格的に心身に不調をきたしてしまう危険性もあります。
休日を楽しめない人は、仕事の考え方や進め方、職場環境などを見直し、「どうすればストレスなく働けるか」を考えてみましょう。
場合によっては、自分に合った働き方をするために転職するのも一つの選択肢と言えます。
また、どのような職場で働いてもストレスを完全になくすのは難しいため、普段からストレスを溜めない工夫をするのも大切です。
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今の自分にできることからコツコツ取り組み、仕事・プライベートともに充実させていきましょう。